サハリン州郷土博物館(2019年03月27日)

朝は「シーズンで最も強い?」という程度の吹雪で、昼前から好天で、夕刻には早春のような趣で積雪が急速に融けていたという、何か妙な感じがした1日でした。

そういう夕刻、コムニスチーチェスキー通を少し歩き、サハリン州郷土博物館の辺りを通り掛りました。

↓「少し前に門が閉まった?」というような時間帯でした。夕刻の光線が好い感じです。
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↑雪が少ない傾向が続いた冬だった訳ですが、不意に雪が少し多くなりました。

↓雪が多目なシーズンであれば、噴水になっている箇所や周辺は雪に埋まっているのですが、俄かに多くの雪が降っても埋まっている感じでもないというのが、今シーズンの状態を物語っている感です。
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↑低めな位置の屋根には、日当たりの関係なのか雪がほんの少し多めに残っている感です。

↓西寄りなフェンス越しという、少し気に入っている眺めです。
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↑屋外展示の大砲周辺の地面に雪が見当たらないことさえ在りましたが、朝の吹雪が積もったモノが確り在ります。

「或いは建物そのものが重要な"展示物"」という感も抱いてしまう博物館ですが、時季毎に様々な表情を見せてくれる建物です。勿論、中の見学はなかなかに面白いと思うのですが、ユジノサハリンスクに立寄ったのであれば、この建物は「是非観たい!」というように思います。ユジノサハリンスクに滞在していても、偶然通り掛る以外に、敢えてこれを眺めようと多少遠回りして歩くことさえ在ります。

この記事へのコメント

  • 56

    こんにちは!この時期、サハリンはまだまだ冬が厳しそうですね。
    今年の夏にサハリン旅行の予定ですが、全然現地の情報が見当たらず、困ってました。こういうブログがあって大変ありがたいです。
    ところでユジノサハリンスクの郷土博物館ですが、じっくり見るとしたらどのくらい時間がかかりそうでしょうか?
    2019年03月29日 19:07
  • 稚内市サハリン事務所

    >56さん

    コメントありがとうございます。

    郷土博物館の館内は、生物等の自然科学系統、民俗関係、歴史関係の展示が見受けられ、見学に要する時間は「興味に応じて」色々と幅が出て来るのではないかと思います。1時間半や2時間も確保すれば、それなりにゆっくり観られるとは思えますが、人によっては「もう一寸!」となるかもしれません。逆に「2時間は一寸...」というような方も在るかもしれません。駆け足で一寸視ようという場合は1時間以内位でしょうか。

    民俗関係は少数民族関係の色々な面白いモノが在るので、じっくり視ると時間を要するような気がします。そしてサハリンの様子を紹介することになった航海者関係のコーナーは、日本の間宮林蔵に言及が在るなど、細かく視れば時間を要するかもしれません。更に比較的新しい時代のことを扱った箇所も、幾つも面白いモノが在ります。

    また建物の周囲、敷地内に色々と在る屋外展示も一寸面白いと思います。訪ねた時に天候が悪いのでもなければ、庭園の散策という気分でゆっくり楽しめると思います。

    ここは「独特な建物が佇む感じ」が酷く画になるので、随時写真を撮って御紹介していました。

    ↓こちらのカテゴリに色々と画が在ります。最初の方の記事は、展示の状況等も取り上げています。
    http://65rus.seesaa.net/category/26560467-1.html

    愉しいサハリン旅行の実現をお祈りします。
    2019年03月29日 20:46
  • 56

    大変ご丁寧に教えてくださり、ありがとうございます。見学時間の参考になりました。自分は2時間ちょっと時間が必要になりそうです。
    資料館の記事をまとめたリンクも拝見しました。恐竜の骨も置いてるんですね!ワクワクしました。
    今回は親戚の樺太出身者の代わりにサハリンを訪ねる予定なので、ウィルタや樺太アイヌ、ニブフの方々の展示や歴史の展示を見る時間が多くなりそうです。
    民族や歴史の事は大雑把な知識しかないため、日本語ガイドさんの説明任せではなく、事前に調べて事前知識を蓄えた上で博物館に行こうと思います。
    親戚はレオニードヴォ出身なので列車でポロナイスクまで行く予定ですが、そこの民族に特化した博物館も見てくる予定です。
    旅行、楽しんで行ってきます!
    2019年03月29日 21:41