チャーター貨物船<サフアイランド>:稚内港で出港準備を整えてコルサコフ港へ...(2018年12月11日)

現在、稚内港からサハリンへの輸出等を拡大することを目指し、貨物船をチャーターする取り組みが進められています。今般、その一環として貨物船<サフアイランド>が稚内港にやって来ました。今年度4回目となりました。

週末は「荒天への注意喚起」という状況で、風雪が強めで、海上も波が高めという状況が見受けられました。コルサコフ港から稚内へ向かう準備の際に強風で荷役機械が使用し悪いというようなことや、出航してみれば風浪が少し強過ぎて待機と色々なことが在ったようで、<サフアイランド>は週末の予定を週の初めに変更して稚内港に入ったのでした。

↓朝の稚内港は穏やかな様子で、陽射しが眩しい空の下で、コルサコフ港へ送り出す貨物を積み込む作業を始めました。
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海辺の空は、上空を勢いよく雲が流れている感じで、時折短時間の降雪も見受けられました。

↓空の様子が酷く変わることに驚きました。始めた作業は、強風でもなければ、多少の視界の悪さに注意は要るモノの、普通に進められます。
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↑比較的風が弱く、雪は「風に舞って右往左往」ではなく、「普通に天から地へ」という具合の降り方でした。

今回は来る12月15・16日にユジノサハリンスクで開催予定の物産展に出る商品、ユジノサハリンスク市内のスーパーで販売に供する道内の商品等を積み込むということでした。

荷役作業を終えた<サフアイランド>は、夜に稚内港を発ち、翌朝にはコルサコフ港に着いて荷を下ろします。通関手続等を経て、「ロシアに輸入」ということになった商品が、関係業者の手を経て店頭に並ぶようになる訳です。

「物流を盛んに」ということが目指されていますが、「輸送需要は?」という問いに対して「在る!」ということになっても「輸送手段は?」という具合になる感で、素早く状況が動くというのでもないのかもしれません。しかし、「チャーター貨物船の運航を順次広げている」という地道な情報発信を続けるなどしており、少しずつ輸送される品目や量は増えています。

海上輸送ですから、海上荒天等で多少の前後という場合は在るのですが、冬季でも荷役作業は特段に問題も無く行われ、輸出が決まっている商品は淡々と送り出されます。