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July 2010

「借りぐらしのアリエッティ」を観る。

こどもの頃の空想を思い出した。
こういう空想していたよね、と。
小さな人として、ここに立ったら部屋がどう見えるかなぁ、とか想像して楽しんだよなぁ。
懐かしい。
ディテールにふふふ、だ。

そして、見終わると、
なんだか、上質の短編小説を読み終わったときのような読後感。
身体をさわやかな風が吹き抜けたような。
一杯の冷たいミントティを飲んだあとのような。

帰りみち、暑さの残る空気の中をゆっくり歩きながら、思いはめぐる。

人間はそもそも、他人と、そんな"短編小説の関わり"で生きていくのが、
本当のところなのかもしれない。
いや、健全なのかもしれない。
いや、それ以上でも以下でもない、というか・・・。
人は、精神面において、ほんとうは、自立して生きていくしかないわけで、
たまたま袖振り合う友人や仲間や恋人、時には赤の他人に、
人生の要所要所で支えられたりする。
あくまで、要所要所。
淋しいようでいて、そうではない。
浅いようでいて、深い・・・そして、美しい。

そんなこと、考えた。

帰宅すると、さときちがニャーと寄ってきたので、撫でまわした。

仲良しの友人、岩田さんとお食事。
岩田さんはバレエダンサーで、ふだんロシアに住んでいるためなかなか会えないのだが、
会うといつも、そのとき挑戦していること、悩み、この先の夢、
それに、ダメダメな失敗談など、話はもりもり盛り上がる。
また岩田さんがぶっちゃけキャラで、おもしろいのよねぇ。

そして、食事が終わると、岩田さん、
「はい、じゃあ、公園に行って、レッスンするよ!」
へ!?

ヨガをプラクティスしているわたしは、
兼ねてから、バレエというものに強い興味を持っていた。
見るほうだけでなく、やるほうに。
身体の使い方や、肉体鍛錬の視点で。
だから、機会があったら教えてほしいとよく話していたのだが、
いま、食後に、いきなりですかっ?!
ちょっとアルコールも入っているし、お腹もいっぱいでパンパンっていうのに(汗)?
大胆な提案だ・・・。
しかし、岩田さんは、本気の模様。
うーむ、まあ、ロシアは遠いし、
やりまっか!

というわけで、暗い公園のジャングルジムをバーに見立て、
バレエのバーレッスン開始。
もちろん、わたしは生まれて初めてだから、
基礎の基礎から教えてもらう。
始めると、おもしろい。
お腹いっぱいだってことも、暑いってことも、公園だってことも忘れ、
集中して、レッスンタ〜イム♪

ひと通り終わると、汗だく。
30分くらい経っていただろうか、
いやああ、バレエって、基礎の動きだけで、やっぱりかなりハードなのねぇ。
しかも、すごく身体にとって難しい動きをどんどん強いていく練習なのねぇ。
やってみないと、わからなかった,発見、発見。
でも、ヨガの練習のお陰か、肩の位置とか、背中の姿勢とかはよい!と褒められ、
単純なわたしは、浮かれに気分なったのでした。
さすがに岩田さん、教える(乗せる?)のもうまいのね。
とつぜんの公園レッスン、素直に先生に従ってみて、よかった〜。
これからはひとりでもちょっと練習してみようかなぁ、
などと思う、
楽しいバレエ・ナイトなのであった。

来ましたね〜、暑さが階段式に上がる感じ。
東京は32度くらいだったのかぁ。
でも、昼間ガンガン暑くても、
まだ夜は涼しめなのが、
ほんとうに、ほんとうに、
うれしい。
窓からの夜風を味わいながら、気持ちいいなぁって思えるのが、
うれしい。
真剣にそう思う。
このくらいの感じで8月まで行ってほしい〜。

梅雨明け。
なんと夏らしい気候なのでしょう。
空を見上げても、夏、夏,夏、の雲!
通勤するときは汗まみれになるし、かなわんっ、という心境になるが、
しなくていい日は、こういう気候もなんだかウキウキ。
開放的だわ〜

[画像:IMG_0003]

しかし、なぜか、きょうの予定は
「眼科に行く」と「歯科に行く」しか特にない・・・うぅ、
じ、じ、地味すぎる。
何人か友達になにげにメールもしてみるが、
みな忙しかったり、お返事なかったり。
うむ。

眼科と歯科が無事に終わっても、午後の早い時間。
いや、いいじゃん。
マイペースを楽しもう、と切り替わる。
あまり行かない街に、ぶらぶら〜とウィンドウショッピングに寄る。
少し歩いて疲れたら、
カフェに入って、スコーンを食べながら、
今度は、がががぁ〜と集中して、仕事の資料を読む。
カフェで読むと、他に気が散らないから、けっこう進むのよねぇ。
ちょっと達成感。

夕方また外を歩くと、
すこ〜し気温が下がっていて、たまにフワッと吹く風が心地よい。
いいね〜、この
話さなくていい、歩く早さも勝手でいい、どこに寄っても寄らなくてもいい、
BGMは自由にヘッドフォンで変えていい、時間も決めなくていい、
という、完全マイ・ワールドは。
思わずニヤけてしまいそうなほどの幸せ感に包まれる。
ふへへへ〜。

そんな幸せを噛みしめて過ごしていたら、
夜ごはんだけは、たまたまのラッキーで一緒に食べてくれる人が見つかり、
ゆるりと穏やかな夏の一日が終わったのだった。

夏、やっぱりいいかもっ。
(でも、来週、予報通りの猛暑が襲ってきたら、前言撤回になるかも・・・?)

7月も半分過ぎたのか!
オドロキモモノキである。
風邪を治していたら、半分終わってしまった。うぅ。
特段、なにもしていないような7月、so far。

7月中旬までに好きな人にアプローチしたいと言っていた女子仲間は、
「きょうもう15日だね、中旬はあと5日くらいだね」
と言うと、それまで気づいていなかったらしく、
「えーーーー(大汗)!」と
1メートルくらい後ずさりしながら焦っていた。

そうなのよね。
やろう、やろう、と思っていても
多くの場合、時に追い越されてる。
宿題やらずに気づくと夏が終わっていた小学校時代とかと、
そう変わっていない。
うにゃー。

アーユルヴェーダに詳しい友人のひかるさんが、
咳に効くスパイスティの作り方を教えてくれた。

いろんなスパイスを入れるので、それを買いそろえないと作れないなあ、と思いつつ、
なんだかハーブをいろいろ混ぜて作るのってわくわくするし、
やってみることに。
お湯に、ターメリック、カルダモン、ジンジャー、シナモン、黒砂糖を溶かす。

[画像:IMG_1259]
お湯にスパイス類を溶かすだけでも、完全にお茶のようになるなんて、
ふしぎ〜〜。

そして、飲んでみる・・・
むむ、美味しい。
こういうレメディは、やっぱりいいなぁ。

電池が切れたまま放置していた腕時計がふたつあったので、
両方、デパートの時計売り場に持参し、電池交換を頼む。

お会計をしようとすると、店員さん:
「ひとつは国産ですので、1500円ですね。
もうひとつは、輸入物なので、3000円になります」

は・・・?なんでだ?と思ったわたし。
「え、値段が違うんですか?」

店:「はい、当店の規定で、国産は1500円、輸入物は3000円になっておりまして・・・」

わ:「ん・・・? 輸入物のほうが、電池を交換するのが難しいんですか?」

店:「あ・・・っていうわけじゃないんですけど、規定で・・・」

わ:「2倍するんですか・・・」

店:「はぁ、一応、あの、『舶来品』は高級ってことで・・・決まっておりまして・・・」

さいごは、蚊の鳴くような声になっていた店員さん。
まあ、店員さんが決めたわけじゃないものねぇ・・・
ちゃんと、よろしくお願いしますと、"規定通り"払って、入れ替えてもらいました。

しかしねぇ。
その時計の販売にはまったく関与していない売り場で、
しかも、電池交換という作業(修理ではない!)で、
舶来かどうか、いや、結局はブランド品かどうか?ということで2倍も値段が違うとは・・・
冷静に考えると、首を傾げたくなるのである。
それとも、もしかして、
時計の世界には、わたしの知らない国産と輸入ものの難しさの違いがあるのかしら。
でも、その規定を応用すると
外国の方は、レストランで食エネルギーを補充する場合、2倍払う・・・みたいな?
これってどうなの?
とか、帰りみちいろいろ考えてしまった。

まあ、すべて、あくまで、ニンゲンが決めたことなのである。

咳がまだ出る。
でも、同じように長期に続いている家族、友人もいるので、
きっと流行の風邪はこんな感じなのだろう。
医師にも診てもらっているし、薬ほか、もう、さ〜まざま試したのに、すきっと治らない。

しかし、長いとつらいなぁ。
咳はそれ自体疲れますからなぁ。
とほ。
しかし、きっとこれが終わると楽になるのだろうなぁ。
そうしたら、今年の夏の残りは、すごく元気に過ごせそうだなぁ。
とか、そういうことを楽しみに、
いまは低空飛行するしかない。

健康って、ほんとうにありがたいことなのです。
ふだんに、感謝。

なんていい天気だろう。
蒸し暑さも酷くないし、風も心地よい。
というわけで、
午後、マブダチと、その娘のかえでちゃんとお散歩に。

かえでちゃんと会うのはお正月ぶり。

[画像:R0018759]
最初はスヤスヤお昼寝中だった。
それでも、また随分大きくなっているのがわかる。

太陽を適度に浴びるのも、気持ちがいいものだ。
マブダチとは最近の人生語りながら、ゆっくりベビーカー押し、歩く。
公園があると立寄り、かえでちゃんのお遊びタイム。
[画像:R0018767_2]
ちょこんと座っている姿がかわいいね〜。
[画像:R0018774]
本人も満足そうだ。

大きい公園では思い切り羽根を伸ばし、数時間、遊びまくる。
すべりだいとか〜
[画像:R0018777]
[画像:R0018778]

ブランコとか〜
[画像:R0018780]
[画像:R0018779]

遊びまくると、お腹のすいたかえでちゃん。
2歳半でも、オトナ顔負けの食欲と、食べる技術。
パスタも、ひとりで器用にクルクルして食べるのだから、驚き〜。
[画像:R0018789]
[画像:R0018790]

三人で太陽を浴び、ゆったり歩いて身体を動かし、
疲れたら美味しいものを食べたり、お茶をしたり。
かえでちゃんは遊びまくり、
オトナふたりはしゃべりまくり。
最近、それぞれの人生において気になっていたことはすべて話し合って、胸すっきり。
いや〜、素敵な午後。
考えてみたら、理想のデートのようだった。
女子3人だったけど・・・ほほ(汗)

[画像:R0018782]
かえでちゃんいつか、こんなデートするのかなぁ・・・うふ♪

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