街に降り注ぐ光...:スキー場<ゴールヌィー・ヴォーズドゥフ>(山の空気)(2018年10月28日)

多少多目な雲が上空で流れているような感じながら、明るい感じの空で、好天であると思えた日曜日でした。特段に何処かへ出掛けるでもなく居室で過ごしていて、不意に思い付いて戸外へ出ました。

↓そして辿り着いたのが、オフシーズンは「大展望台」という様相な、スキー場<ゴールヌィー・ヴォーズドゥフ>(山の空気)の山頂部でした。
28-10-2018 GV (1).jpg
↑複雑に拡がる雲の間に明るい空が覗き、雲の隙間から街に光が降り注いでいます。

夏の爽やかな日、或いは「多少暑い?」という日には、山頂部で強い風を感じる場合が少ないのですが、この日はなかなかに強い風が吹き抜けていました。前日は「荒天への注意喚起」も為され、街中で強風が吹いていた名残だったのかもしれません。

強めに思えた風は非常に冷たい感じで、「10°C程度」ということだった気温ながら、体感的には「積雪期?」というように思いました。

山頂部のカフェは普通に営業していたので、屋内でコーヒーを一杯頂きました。オフシーズン、秋は金曜日から日曜日の週末にゴンドラが動いています。週末の散策を楽しもうというような家族連れや、何処かからユジノサハリンスクへやって来ている人達、或いはヘルメット等の防具を身に着けて自転車で山を駆け下りようというような人達が、存外にゴンドラに乗っていました。

<ゴールヌィー・ヴォーズドゥフ>のゴンドラは、麓から山の中腹まで、山の中腹から山頂までの「2本を乗り継ぐ」という方式で運転されています。風が冷たく、更に食事を摂りたくなったので下りることにして、山の中腹に至りました。

↓山の中腹からは、山頂部と多少異なる趣きで街が視えます。この時は、強風で雲が流れて、同時に西日が少し低くなっているということで、「雲の切れ間から降り注ぐ光」が山頂部で視た以上に劇的な感じでした。
28-10-2018 GV (2).jpg
↑何処かのデザイナー、演出家が考えるモノ以上に、「自然による光の演出」が華麗であると、何やら酷く感心していました。

素晴らしい景色を視るのは嬉しいことですが、この日は冷たい風に当たって「少々キツい...」と感じました。光が劇的だったと感心しながら、麓へ下りてゆっくりと引揚げました。

やがて雪が降り始め、積もって来るとスキー場が営業を始め、辺りはスキーやスノーボードを愉しむ人達で賑わう訳です。

雨上がりに...:レーニン広場(2018年10月29日)

日本国内からサハリンを訪れた人達が口にする「気付いたこと」の一つに、「雨の後に水が少し多くないか?」ということが在るように思います。道路の脇等の側溝の造りの関係で、何となく「直ぐに水がはけない」というような感じがして、"水溜り"というような感じでもなく「辺りが全般に濡れている」という状態が多少続くように見受けられます。

↓先日、少し強めだった降雨が落ち着いた後の様子です。
29-10-2018 erly-evening (1).jpg
↑広場の手前の道路が、池や湖のような場所でもあるかのようです。大きな銅像を含めた地上の構造物や広場の木々、空の色や雲が路面に映り込んでいます。

この日の日中、雨はなかなかに強い勢いで、激しい降雨と河川の増水への注意喚起が為されているという話しも聞こえていました。そんな日の夕刻に降雨が落ち着き、少し光も射したので安堵していました。

↓そういう中で、こういう光景に出くわして、何となくゆっくりと観ていました。
29-10-2018 erly-evening (2).jpg

それは好かったのですが、この場所は交通量が多いので、「車が途切れて、路面に色々なモノが映り込んでいる様子が視られる」というタイミングは酷く限定的なものになってしまいました。

何処の地域にでも、「雨で濡れた路面と映り込み」という不思議な眺めは発生し得るとは思いますが、ユジノサハリンスクはその頻度が多少高いかもしれません。

このところ、少し寒さが増す中、「1日の中で天候が変わり易い」状態が増え、「不意に雨が降った後に晴れる」という日も多くなっています。
2018年10月 2018年12月