8戦目で6勝!!善戦継続中!!:<ヴォストーク65>:バスケットボール<スーパーリーグ>(2018年11月10日)
バスケットボールの<スーパーリーグ>の熱戦が続いています。
↓ロシアバスケットボール連盟では、<スーパーリーグ>の「好プレートップ10:10月後半」(ТОП-10 моментов Суперлиги-1 / Октябрь / Выпуск No2)というモノを発表しています。
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↑「第10位...第9位...」と10の好プレーを紹介するビデオです。ロシア語のナレーションが入りますが「スポーツの好プレイ紹介」というビデオは、何故か何処の国の言葉で作っても「似たような話し口調?」と、少々笑ってしまいます。
このビデオに<ヴォストーク65>の選手達のプレーが取り上げられています。
#27 ダニール・アクショーノフの絶妙なパスを受けて#21 二コラ・エフィチチがシュートを決めた様子が第10位です。第9位には#41 ダニール・ソロヴィヨフがブロックして弾いたボールを手にした#63 アレクセイ・ゴリャホフが、前半終了のブザーが鳴る瞬間に3点シュートを入れてしまった場面です。
数々の素晴らしいプレイが収められている映像ですが、多少気になることが在りました。一部の会場に関して「やや空席が多くないか?」という場所が見受けられました。
ユジノサハリンスクの<ヴォストーク65>の試合会場に関しては、空席は然程目立ちません。会場は1200名前後を収容すると聞きますが、ここまで開催された試合での空席は何時も少なめです。<ヴォストーク65>は今季からリーグに参戦した新興チームですが、早くも「ビジターチームがやり悪いと感じる場合さえある程度に熱い」という状況になっているのかもしれません。
11月10日は、観戦し易いという人達が多いと見受けられる土曜日で、他の日の試合以上に会場が賑わいました。筆者自身も、「休日にスポーツ観戦というのは実に素晴らしい!!」と会場に足を運んでみました。
迎えた対戦チームは<ウニヴェルシチェート・ユグラ>で、スルグートという街からやって来ました。
スルグートは西部シベリアのハントゥイマンシ自治管区に在る街です。ハントゥイマンシ自治管区の辺りの旧い呼称がユグラというそうです。1960年代のチュメニ油田の開発に伴い、石油関係の産業が立地している地域だといいます。スルグートは30万人程の人口を擁する街です。
<ウニヴェルシチェート・ユグラ>というチームは1974年に起こった<ストライーチェリ>というチームに起源を有します。ソ連国内のリーグで永く活動を続け、ロシア連邦体制になって以降も活動が続きます。1993年に至ってチーム名を<ウニヴェルシチェート>に改称しました。ロシアのリーグ戦が色々と変遷していた中でも<ウニヴェルシチェート>は活動を続けていましたが、2005年に至ってハントゥイマンシ自治管区政府の支援を受けることとなったことから、地域の古称である"ユグラ"をチーム名に入れて<ウニヴェルシチェート・ユグラ>と改称しました。
こうした「古豪」という趣の<ウニヴェルシチェート・ユグラ>ですが、今季は前節までの7戦で3勝4敗でした。5勝2敗だった<ヴォストーク65>が少しだけ先行している感ではあります。
10NOV2018_VOSTOK65 (1).JPG
試合開始前、場内のスクリーンには11月7日の試合で勇戦する<ヴォストーク65>の様子が映し出され、ダンスチームの華やかなパフォーマンスが入り、両チームの選手紹介が始まりました。
<ウニヴェルシチェート・ユグラ>の12名の選手の氏名と背番号がコールされ、「我らが<ヴォストーク65>!!」となるのですが、この場面で「あれ??」と思いました。場内のスクリーンに背番号、名前と選手の姿が大きく映し出されながらの紹介が恒例なのですが、「画が一瞬映って、名前が呼ばれない」という選手が見受けられました。<ヴォストーク65>は2名が欠場で10名です。後から聞けば、高熱で寝込んでしまったそうですが、早く元気になって欲しいものです。
試合が始まりました。<ヴォストーク65>は出番の多目な中軸選手が病欠ですから、他の試合では出番が少な目だった若い選手がコートに立つ機会が増えています。ファンとしては「こういう機会に好プレイを見せてアピールし、ドンドン活躍の場を拡げて...」と応援したいような状況ではあるかもしれませんが、コート上では「多少勝手が...」と多少の戸惑いが交じりながらのプレイとなる場合も在るでしょう。
10NOV2018_VOSTOK65 (2).JPG
試合の出足は、「互いの様子を探りながら」という風な攻守が繰り広げられますが、<ヴォストーク65>の側に「やや硬い?」という感も在り、外れたシュートのリバウンドを守備側選手が掴んで反転攻勢を仕掛け、そこでのシュートも守備側選手がリバウンドを掴むというような、なかなか得点が伸びない感じが少し続いた感でした。が、次第に調子に乗り切れない<ヴォストーク65>の隙を突くように<ウニヴェルシチェート・ユグラ>が得点を多少伸ばし始めます。それでも<ヴォストーク65>は「離されないように...」と追い縋っています。第1クォータは16対18で<ウニヴェルシチェート・ユグラ>が僅かに先行でした。試合終了時点でもない限り、「2点差」というような差は然程問題でもありません。
第2クォータも一進一退で、互いに「離されないように...」という感でしたが、<ヴォストーク65>の各選手に見事なプレイが散見するようになりました。絶妙な3点シュートや、華やかなダンクシュートが飛び出し、各選手が元気になって来ました。<ウニヴェルシチェート・ユグラ>側はタイムアウトで流れを変えようとすることや、選手交代を繰り返しましたが、<ヴォストーク65>は"流れ"を掴んでしまって果敢に仕掛け続けました。第2クォータは25対17と<ヴォストーク65>が少し抜け出し、41対35で折り返しです。
10NOV2018_VOSTOK65 (3).JPG
「41対35」という前半であれば、後半の逆転は幾らでも在る点差です。"勝負"が賭けられた後半に突入です。
後半の第3クォータが始まりますが、<ヴォストーク65>の側は第2クォータで得た勢いを些かも損なわず、ドンドン得点を伸ばしました。他方で<ウニヴェルシチェート・ユグラ>は反撃の機会を造り損なっていた感でした。第3クォータは29対19となり、累計で70対54と前半からの点差が少し拡がってしまいました。
10NOV2018_VOSTOK65 (4).JPG
第4クォータに入ると、<ヴォストーク65>の側は「勝ち」が視えて来た感な中、連続得点を許さない態勢を取ろうとし、<ウニヴェルシチェート・ユグラ>の側は追い縋って点差を詰めようとします。が、<ウニヴェルシチェート・ユグラ>の思惑は奏功せず、第4クォータそのものは22対22で、試合は92対76で<ヴォストーク65>の勝利です。
8試合目を終えた時点で<ヴォストーク65>は6勝2敗、<ウニヴェルシチェート・ユグラ>は3勝5敗です。
リーグ戦の様子を視れば、「7勝1敗」が2チームで、「6勝2敗」が2チームです。<ヴォストーク65>は目下16チーム中の4位です。以下、「5勝3敗」が2チーム、「4勝4敗」が2チームです。
次第に街の寒さは増す中ですが、バスケットボールの<スーパーリーグ>も熱さを増して行くようです。
↓ロシアバスケットボール連盟では、<スーパーリーグ>の「好プレートップ10:10月後半」(ТОП-10 моментов Суперлиги-1 / Октябрь / Выпуск No2)というモノを発表しています。
[フレーム]
↑「第10位...第9位...」と10の好プレーを紹介するビデオです。ロシア語のナレーションが入りますが「スポーツの好プレイ紹介」というビデオは、何故か何処の国の言葉で作っても「似たような話し口調?」と、少々笑ってしまいます。
このビデオに<ヴォストーク65>の選手達のプレーが取り上げられています。
#27 ダニール・アクショーノフの絶妙なパスを受けて#21 二コラ・エフィチチがシュートを決めた様子が第10位です。第9位には#41 ダニール・ソロヴィヨフがブロックして弾いたボールを手にした#63 アレクセイ・ゴリャホフが、前半終了のブザーが鳴る瞬間に3点シュートを入れてしまった場面です。
数々の素晴らしいプレイが収められている映像ですが、多少気になることが在りました。一部の会場に関して「やや空席が多くないか?」という場所が見受けられました。
ユジノサハリンスクの<ヴォストーク65>の試合会場に関しては、空席は然程目立ちません。会場は1200名前後を収容すると聞きますが、ここまで開催された試合での空席は何時も少なめです。<ヴォストーク65>は今季からリーグに参戦した新興チームですが、早くも「ビジターチームがやり悪いと感じる場合さえある程度に熱い」という状況になっているのかもしれません。
11月10日は、観戦し易いという人達が多いと見受けられる土曜日で、他の日の試合以上に会場が賑わいました。筆者自身も、「休日にスポーツ観戦というのは実に素晴らしい!!」と会場に足を運んでみました。
迎えた対戦チームは<ウニヴェルシチェート・ユグラ>で、スルグートという街からやって来ました。
スルグートは西部シベリアのハントゥイマンシ自治管区に在る街です。ハントゥイマンシ自治管区の辺りの旧い呼称がユグラというそうです。1960年代のチュメニ油田の開発に伴い、石油関係の産業が立地している地域だといいます。スルグートは30万人程の人口を擁する街です。
<ウニヴェルシチェート・ユグラ>というチームは1974年に起こった<ストライーチェリ>というチームに起源を有します。ソ連国内のリーグで永く活動を続け、ロシア連邦体制になって以降も活動が続きます。1993年に至ってチーム名を<ウニヴェルシチェート>に改称しました。ロシアのリーグ戦が色々と変遷していた中でも<ウニヴェルシチェート>は活動を続けていましたが、2005年に至ってハントゥイマンシ自治管区政府の支援を受けることとなったことから、地域の古称である"ユグラ"をチーム名に入れて<ウニヴェルシチェート・ユグラ>と改称しました。
こうした「古豪」という趣の<ウニヴェルシチェート・ユグラ>ですが、今季は前節までの7戦で3勝4敗でした。5勝2敗だった<ヴォストーク65>が少しだけ先行している感ではあります。
10NOV2018_VOSTOK65 (1).JPG
試合開始前、場内のスクリーンには11月7日の試合で勇戦する<ヴォストーク65>の様子が映し出され、ダンスチームの華やかなパフォーマンスが入り、両チームの選手紹介が始まりました。
<ウニヴェルシチェート・ユグラ>の12名の選手の氏名と背番号がコールされ、「我らが<ヴォストーク65>!!」となるのですが、この場面で「あれ??」と思いました。場内のスクリーンに背番号、名前と選手の姿が大きく映し出されながらの紹介が恒例なのですが、「画が一瞬映って、名前が呼ばれない」という選手が見受けられました。<ヴォストーク65>は2名が欠場で10名です。後から聞けば、高熱で寝込んでしまったそうですが、早く元気になって欲しいものです。
試合が始まりました。<ヴォストーク65>は出番の多目な中軸選手が病欠ですから、他の試合では出番が少な目だった若い選手がコートに立つ機会が増えています。ファンとしては「こういう機会に好プレイを見せてアピールし、ドンドン活躍の場を拡げて...」と応援したいような状況ではあるかもしれませんが、コート上では「多少勝手が...」と多少の戸惑いが交じりながらのプレイとなる場合も在るでしょう。
10NOV2018_VOSTOK65 (2).JPG
試合の出足は、「互いの様子を探りながら」という風な攻守が繰り広げられますが、<ヴォストーク65>の側に「やや硬い?」という感も在り、外れたシュートのリバウンドを守備側選手が掴んで反転攻勢を仕掛け、そこでのシュートも守備側選手がリバウンドを掴むというような、なかなか得点が伸びない感じが少し続いた感でした。が、次第に調子に乗り切れない<ヴォストーク65>の隙を突くように<ウニヴェルシチェート・ユグラ>が得点を多少伸ばし始めます。それでも<ヴォストーク65>は「離されないように...」と追い縋っています。第1クォータは16対18で<ウニヴェルシチェート・ユグラ>が僅かに先行でした。試合終了時点でもない限り、「2点差」というような差は然程問題でもありません。
第2クォータも一進一退で、互いに「離されないように...」という感でしたが、<ヴォストーク65>の各選手に見事なプレイが散見するようになりました。絶妙な3点シュートや、華やかなダンクシュートが飛び出し、各選手が元気になって来ました。<ウニヴェルシチェート・ユグラ>側はタイムアウトで流れを変えようとすることや、選手交代を繰り返しましたが、<ヴォストーク65>は"流れ"を掴んでしまって果敢に仕掛け続けました。第2クォータは25対17と<ヴォストーク65>が少し抜け出し、41対35で折り返しです。
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「41対35」という前半であれば、後半の逆転は幾らでも在る点差です。"勝負"が賭けられた後半に突入です。
後半の第3クォータが始まりますが、<ヴォストーク65>の側は第2クォータで得た勢いを些かも損なわず、ドンドン得点を伸ばしました。他方で<ウニヴェルシチェート・ユグラ>は反撃の機会を造り損なっていた感でした。第3クォータは29対19となり、累計で70対54と前半からの点差が少し拡がってしまいました。
10NOV2018_VOSTOK65 (4).JPG
第4クォータに入ると、<ヴォストーク65>の側は「勝ち」が視えて来た感な中、連続得点を許さない態勢を取ろうとし、<ウニヴェルシチェート・ユグラ>の側は追い縋って点差を詰めようとします。が、<ウニヴェルシチェート・ユグラ>の思惑は奏功せず、第4クォータそのものは22対22で、試合は92対76で<ヴォストーク65>の勝利です。
8試合目を終えた時点で<ヴォストーク65>は6勝2敗、<ウニヴェルシチェート・ユグラ>は3勝5敗です。
リーグ戦の様子を視れば、「7勝1敗」が2チームで、「6勝2敗」が2チームです。<ヴォストーク65>は目下16チーム中の4位です。以下、「5勝3敗」が2チーム、「4勝4敗」が2チームです。
次第に街の寒さは増す中ですが、バスケットボールの<スーパーリーグ>も熱さを増して行くようです。