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1999年03月

1999年03月23日

エピローグ Colorful Days

エピローグです。
最後にエンディング曲がなんなのか書いてあります。



▼エピローグ
勝手に律子さんが出てくるのはまこTの脚色。


「雪歩、そしてプロデューサー殿。プロデュース、お疲れ様でした。」
「律子!?おい、普通、エピローグだったら俺と雪歩だろ。」
「雪歩ならずっと穴掘って埋まってるわよ。」
「え?」
「最後にあんなことして。そりゃ穴ぐらい掘りますよ。」
「アーケードと違う展開でびっくりだったけどね。でも、とりあえず、アイマスSPは休みかなぁ・・・って。」
「何言ってるんですか。ひとつの終わりは新たな始まり。次は私のプロデュースの約束でしょ?」
「あ、そうだっけ?」
「ちゃーんと、レポの中で約束してますよね?」
「あ、あぁ、ホントだ。」
「次は、雪歩のプロデュースよりもっと細かいレポをお願いしますよ?」
「げー!今回のプレイでも1ヶ月超えちゃったんだぞ!!もっと細かく書いたら2ヶ月、3ヶ月って・・・・」
「冗談ですよ。そんなレポ、読むほうがついてきません。」
「そうだよね。」
「ミッシングムーン、パーフェクトサンはレポなしでプレイしてくださってけっこうです。」
「ありがとうございます。」
「さぁて、ここでプロデューサー殿の評価です。」
「そういえば、評価に行く前に終わってたような・・・」
「はい。このようになってます。」

アイドルランクS:10点
最終イメージレベル16(アイドル神):25点
獲得ファン人数165万1526人:12点
オーディション通算勝利数28:15点
特別オーディション9(全制覇):10点
コンティニー回数0回:0点
雪歩からの評価A:23点


「というわけで、プロデューサー評価はA+の95点です!おめでとうございます!」
「こ、これで100点いかないのか!?」
「そうですねぇ。もうちょっと、雪歩の心を和らげてあげて、それからファン人数を集めるのをがんばっていれば、ですね!」
「雪歩辛いよ雪歩!!」

(そう簡単に100点あげませんよ〜だ!)

「そういえば、アーケードの雪歩も100点とれなかったんですよねぇ。」





「こ、この時は、320万という記録と雪歩の100点とで、記録をとって・・・」
「コミュでもらえる雪歩からの評価の計算、間違えただけですよね〜?」
「コミュ1回足りませんでした。」
「はいはい。まぁ、クリアしたことでいろいろごほうびがあります」

プロデューサーランク:『駆け出し』→『普通』
オプションで私服衣装が選べる
セルフオーディションが使える。
ダブルアピールが使える。

「それから、今後の目標も増えました。」
「目標?」
「トロフィーのことですね。プレイ中にポーズをかけたり、事務所モードなんかで自分の名刺を確認する画面がありますので、そこでトロフィーを確認してください。」
「げ・・・、こんなに目標あるの?」
「そう。これだけ目標を達成しようと思ったら、いっぱいプロデュースできますよね!」
「(どうしようかな・・・)」
「とりあえず、今回のプレイで、アイドルを最後までプロデュースする、とノーコンティニューでクリアは達成。名刺もブロンズになりましたよ。」
「なんかいろいろあるんだな・・・。まぁ、システム面はいいよ。」
「じゃあ、私はここまで。次、プロデュースの時に呼んでくださいね!」
「って、律子行っちゃったよ。」



今回の雪歩のプロデュースの記録は、
メモリアルデータとして残すことになった。
一番最初のプロデュースの記録。
これはいつまでもとっておこうと思った。





















そして、次の日・・・・








トップアイドルのプロデューサーとして、
俺は事務所に出社する。
そこには・・・




「あ、あれ、雪歩?今朝は、ずいぶん早いんだな」

「はい。今日の朝礼は、私も参加して欲しいって、社長に言われて。」

雪歩も呼び出すなんて、社長、なんだろう?

「ふああ・・・。なんだか眠いですぅ。わ、あわわっ。社長、もう来ましたっ!」

さて、なにか重要なことがあるのかな?
朝礼開始だ。





ゴクリ・・・、スペシャル朝礼・・・。
それはどういう朝礼なんですか、社長!?


「スペシャル朝礼。それは、な、なんと!」



























「まず、我が事務所から、トップアイドルが誕生したことを、祝わねばならないだろうね」
「IUでの活躍、本当にすばらしかったよ!君達には、本当に恐れいった。おめでとう!」



「あ、あの、そんな・・・。あ、ありがとうございます、社長・・・・」
雪歩が照れくさそうにお辞儀をする。


で・・・・













「む?ねぎらいが足りなかったかね?」

い、いや、いいです・・・。
でも、このためだけに雪歩をここに呼んだのですか?
















「実は、君達に、紹介したい人がいるのだよ」



えっ?


「新人のアイドル候補生だ。しばらくは、見習いとして、勉強してもらうつもりだが・・・、いずれはデビューしてもらうことになるかもしれない。色々、教えてやってくれたまえ!!」



えええっ?

























「えっ!?し、四条さん?」

「な、なんでここに?他の国に行くんじゃ?」


「それが、いろいろと事情がございまして。じいやが申すには、そんなすぐには準備も何もできないと、とのこと。昨夜はこってり、叱られてしまいました。」

「そうなのか・・・。で、準備って、どのくらいかかるんだ?」

「さぁ・・・。1年か、10年か・・・、あるいは、もっと先になるやもしれません」



な、なんなんだそれは・・・・!?











この先に、貴音に関する重要なネタバレが!!
(ひきかえすなら今よ!)







































「あ、いえ、何でもありません」


なんでもあるわーーーー!!

「そのような事情ですので、再び、トップアイドルに挑戦しようと思います」

「雪歩殿。あなたを目標に、精進していきたいと思います」

「わ、私こそ、四条さんを見習って、頑張りますっ」


そ、そこ!普通に会話を続けるな!!


「これから、一緒なんですよね・・・、あの、な、仲良くして下さいね!」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」


「うむうむ。仲良きことは、美しきことかな」


社長も普通に武者小路実篤してないで!

てゆーか、貴音ほどの実力があれば、
勉強なんか必要ないんだろ!?

「まぁ、四条君は、少し世間知らずなところが、あるようだしな


それは納得。


「それに、プロデューサーがついてのアイドル活動は初めてになるからね」









プロデューサーがつくだと!?








工エエェェ( ??д?`)ェェエエ工



「雪歩殿が譲って下さるのなら、すぐにでも、再デビューしたいと思います。」

「ええ?そ、それは・・・!

いくら四条さんでも、ダ、ダメですぅ!」

「あのぉ、どうしてもダメでしょうか?

そこを何とか、お頼みしたいのですが」





「3日でも2日でも、駄目ですぅ!

プロデューサーは、

ずっと私と、一緒なんですから!」




ええっ!?お、俺の意思は、いったい・・・!!
いや、嬉しいけど!?
貴音が戻ってきたのは、
俺も雪歩も嬉しいけど・・・






いや、アイマスワールドはどこに向かうんだ!!










これでエンディング!


























エンディングテーマ

Colorful Days









GO TO NEXT PRODUCE!!



(注記)事務所モードで四条貴音が使えるようになりました。
(注記)衣装:ビヨンドザノーブルが使えるようになりました。

1999年03月22日

最終話 THE IDOLM@STER アイドルアルティメイト決勝

長かったトップアイドルに向けてのプロデュースの日々。
今、僕と雪歩は、約束の場所へとたどりついた。
アイドルアルティメイト本選決勝。
あの約束は必ず守る。


▼オーディション会場

雪歩と貴音。
二人のワンダリングスターの未来は、
この戦いが終わる時には、決まっている。
どんな結末になるのであろう。







「あ、ご、ごめん!俺、今、難しい顔しちゃってたかな?心配させてごめんな、雪歩。準備の方は、大丈夫か?」

「あ、いえ。それは大丈夫なんですけど・・・。なんだか、向こうが騒がしいんです。何か、あったんでしょうか?」

控え室で騒動といえば・・・・・
961プロと相場が決まっている。
だが、記者達を相手にしているのは黒井社長。
それも妙な剣幕だ。





貴音がいない?
どういうことだ?
黒井社長は記者団を責め立てるが、記者団も知らぬ存ぜぬの答え。
逆に記者団から詰め寄る場面も。
「黒井社長の厳しい方針のせいで、961プロから逃げ出した女の子、結構いますよね」
「これって、また同じことが起こったんじゃないですか?」


「ノン!そんなことはありえない!」




「プロデューサー、もしかして・・・!」
もしかして・・・、体調が悪化して倒れてしまったとか・・・?
悪い方向への思考が先に出る。



「なにぃ!?あと、15分以内に来ないと、失格だと?そんなバカなことがあるか!」

運営委員に怒鳴る黒井社長。


「ぷ、プロデューサー!」
「貴音、もしかしたら、どこかで倒れているのかも」
「え?倒れるって・・。どういうことですか?」





あ、雪歩には内緒にしてたんだ・・・・



「プロデューサー、何か知っているんですか?私に、隠し事は、しないで下さい!」

仕方あるまい。

「実は、貴音はこの間のオーディションから、少し体調を崩していたみたいでな・・・、でも、雪歩に言ったら、雪歩が心配して、決勝に力が入らないかもと思って・・・、俺は何も言わなかったんだ・・・。すまない。」

「・・・プロデューサー」




「プロデューサー。私、四条さんのことは好きですけど、プロデューサーのことは・・・」










「もっと、もっと、好きなんですから、
プロデューサーが、頑張れって言ってくれたら、
何を聞いても大丈夫なんです!」



「だから・・・、これからは隠し事、しないで下さい!」










「とにかく、四条さんを探しに行きましょう!」

「しかし・・・、下手すると、雪歩まで間に合わなくて、失格になっちゃうぞ?」

「でも、四条さんがいないままの決勝なんて、私、やっぱり嫌です!」


そうだな・・・


「よし、雪歩!急いで探そう!」


「はい!」


僕と雪歩は会場のあちこちを探した。
ロビー、正面玄関前、建物の前の道、控え室の前・・・・






「いや、こっちもいない。・・・。どこに・・・。」






(ん、待てよ?)




思い出せ・・・・。
あの時の記憶を・・・・。




前に一度、どこか変な場所で、貴音の声をきいた気がする場所があったはず・・・。



たしか、前に雪歩が隠れて泣いていた時に、『曲者』って・・・



「雪歩!貴音は多分・・・ステージ袖だ!俺を信じてくれ!」
「はい!」



ステージ袖。
ここは以前、雪歩が隠れて泣いていた場所。
そして貴音の衣装泥棒が見つかった場所でもある。












あえぎ声が聞こえる!!



って、どう聞いても貴音の苦しんでいる声!








出たぁぁぁぁ!貴音さんだ!

貴音!やっぱり、具合が悪くなっていたんだな?
「四条さん!」
雪歩も貴音に声をかける。
「あ・・・あ、あなた様方は」
貴音もやっとこっちに気付いた様子。
「あの、私、救急車呼んできます!」
「・・・平気です、雪歩殿。もう、大分、治まりましたから」
雪歩の言葉にすぐ返事をする貴音。
具合は良くは無いが、動けるようだ。


「貴音。実は、すぐに行かないと、決勝戦を失格になってしまうんだ。・・・どうだ、歩けるか?」



・・・


「・・・歩けません」

「まだ、気分が悪いのか?なんなら、俺がおぶっていくぞ?」

だが、返ってきた言葉は予想以上に重いものだった。




「え・・・?」

「これ以上は、無理なのです・・・・。私は」

「四条さん・・・」

「私は、絶対に負けるわけにはいかないのです」

「でも・・・、今日こそ負けてしまうかもしれません。そうすれば故郷の期待も裏切ってしまう・・・。」


「今朝は、負ける夢で目が覚めました・・・。」

「昨日も、そして、その前も・・・」





貴音は今まで、信じられないほどの、
ストレスやプレッシャーに耐えてきたんだ
心の温度を下げて、心を半分地べたに捨てて・・。
でも、表に出すこともなく、たった一人で耐えてきたのも、
限界が来てしまったんだな


俺にはどうすることも・・・



その沈黙を雪歩が破った。



「・・・え?」

「ううん。今でも怖いです。失敗したら、迷惑かけたらって思うと・・・」

「でも、そんな私を、プロデューサーが支えてくれました。頑張れって応援してくれました。」

「それで、私は、頑張れて・・・、ここまで、来れて・・・」

「四条さんにも、私、色々勇気付けられて、だから・・・、だから、うう・・・」



「今度は、私が四条さんを勇気付けてあげたい」

「雪歩殿・・・。」

「私の手で良ければ、つかんで下さい」

「えへへ、転んだ時、立ち上がるのを手伝うくらいなら、私にだって、できますから!」




雪歩はすごいな。
俺なんて慌てるばかりで何も言えなかったのにさ。

「四条さん、私なんかの支えで歩けますか?」





「あなたの優しさは、私の心を支えて下さいました、雪歩殿。

私は、今なら、どこへでも歩いていけそうです。」

「・・・良かったです。四条さん」

貴音の心に光が灯った!

「雪歩殿、決勝にて、私の相手を、していただけますか?」

「私の、最大にして、最愛のライバルとして」







「は、はい!こ、こ、こちらこそっ!」



よし、そうとなれば急ぐぞ!
失格になったら大変だからな!

「はい!」

「・・・はい!」

二人の泣き虫な女の子は、今、強い泣き虫の女の子になった。

アイドルアルティメイト決勝。

これが本当の最後だ!

物語の結末を見届けるためにも、俺は・・・全力で戦う!



▼オーディション


最終決戦のメンバーはこうだ!

流行 Vi>Vo>Da

雪歩・・・・黄16
四条貴音・・赤16(記者)
ささき商店・赤11(悪得)
大原かずさ・赤10
正反対・・・黄10
せいぞう・・黄13(記者)


雪歩と貴音。
二人がライバルとしてお互いを高めあい、
この最高の舞台は整った。
あとは・・・、
あとは、俺と雪歩が最高のオーディションをするだけ!






「雪歩、いくぞ!」
「はい!」
「1stアピールは」
「思い出を開放ですね!」


総力戦!
雪歩の思い出に合わせるように、
CPUも1節目が勝負と感じて動き出す。
赤と黄色の思い出GOOD一斉掃射!

「大丈夫。」
「プロデューサーと重ねた思い出は・・・、こんなものじゃないですから!」

思い出を2発3発と重ね、
1節目に形成した点数は853−785−896
スコアーは1st−1st−1stで10点!

「貴音は!?」

「流行色の違いの不利がこれほどとは・・・!?」

貴音のイメージカラーはVoの赤。
思い出を使っても、そこから流行1位をキープするのにViアピールを使用するため、
流行2位、3位までにアピールがまわってないのか!?


続く2節
思い出BADを最初に叩くも、
「返し」の思い出により1004−802−789の点数!
10点を重ねて20点。

「1000点越え・・・。雪歩殿、さすが。」

3節・・・
これが、長かったプロデュースの最後のアピールになる。

「雪歩!」
「はい、残った思い出、全てプロデューサーに託します!!」

不思議な感覚だった。
あれだけあせって使っていた思い出がゆっくりに感じられた。
アピールを押す指が、雪歩とシンクロする感覚。
俺の指示と、雪歩のアピールが一つとなる。
思い出はGOODもBADもある。
いいこともあって、悪いこともあった、
今までのプロデュース活動をこの9アピールに込める!!





1235−955−939!!




「それでは、審査の結果を発表します。合格したのは・・・・。」































決勝なのに妙に軽いVi審査員




「ぷ、プロデューサー・・・・。」

「おっと雪歩。先に本番がある。歌って来い!」

「は、はい!」





優勝の喜びで泣きそうなのにがんばって笑い顔を作る雪歩さん。




▼戦い終わって



「ああ、最高のステージだったぞ。ついにやったな。雪歩、おめでとう!


「は、はい・・・。これも全部プロデューサーのおかげで・・・。ううっ・・・・。」

ステージの上でも涙を流さなかった雪歩だが、
俺のところにきて、ついにうるっと来てしまう。





貴音・・・!

「あ・・・、四条さん!」
「勝者に涙はふさわしくありません。あなたは笑顔でなくては。
ふふ、私達、さっきと立場が逆ですね」
「あ・・・、そ、そうですよね。えへへ、なんだか、変な感じです!」



なんだか、あっさり泣き止んじゃった。
いきなり、仲良くなるなんて、女の子は不思議だ。

「雪歩殿。前に、私は、あなたを弱き者だと申しましたが・・・、あなたこそが、真(まこと)の強き者だったのですね」
「ええっ!そ、そんな!私なんかまだ全然、四条さんには届きません!」

「いえ、雪歩殿は、私に勇気を下さいました。言葉の一つ一つが、心に届くものでありました」

「それはきっと、雪歩殿の言葉が、思いやりにあふれていたから、なのでしょうね」

思いやりか・・・。
たくさん泣いている雪歩だからこそ、
人を傷つけないように、一生懸命なんだ。
泣くことは、強くなる為に、必要な行為なのかもな・・・


「四条さんに、そんなに言ってもらえるなんて、私、それだけで、ごはん3杯いけそうです!」

なにそれ




雪歩の言葉に、笑い出す貴音。
気持ちよく、そして心に染みるような笑顔だった。











テラコヤス!!


「弱者には用はない。君はクビだ!

私の目の前から消えたまえ!!」




くっ!言わせて貰う!


「黒井社長!

ここは勝者と、勝者を称える者が、

集う場所です!

今、この場所から消えるべきなのは、

あなたの方です。お引取り下さい!」




「くっ、なんと生意気な・・・!高木に似て、不愉快な男だ!」



「『Project Fairy』はまだこれからだ!

これで勝ったとは思うなよ!」



すごく良くわかる負け犬の遠吠えの言葉を残して黒井社長は去ろうとする。
だが、そこに貴音が声をかける。

「あの、・・・黒井殿」

「今まで、ありがとうございました。感謝いたします。」


「・・・・フン!」


返事もなく、黒井社長はこの場を去る。
あんなヤツに礼を言う必要があったのだろうか?
しかし、貴音がお世話になったのは事実。
その行為に対して礼を言うのは貴音としては当然の気持ちなのであろう。







あ・・・、ついに、雪歩にバレてしまった。


「雪歩殿が気に病むことではありません。はじめから、そのように取り決めていたのです」
「そ・・・、そんな!」
「私は、萩原雪歩と全力の勝負ができた。それで満足しています。後悔はありません。」




「ただ・・・、故郷の民を失望させてしまったことだけが、心残りですが」




「あの、そんなこと無いと思います。失望なんて、してないですよ!」

「四条さんが、全力で、ここまで来た姿は、きっと皆の心に焼き付いています」

「だから、きっと四条さんの故郷の人々は、これからも、心のアルバムを楽しめますよ」




そういうセリフを真顔で言われると恥ずかしいもんだな。

「ええっ!プロデューサーもおなじようなこと言ってたじゃないですか!」

そうだっけ?



「ふふふ、あなた様は、まこと、おもしろき方ですね」


あ、ひらめいた。


「あ、そうだ、貴音。もしも、961プロをクビになって、行く宛がないなら・・・」



ここで三択!!








「765プロへくるか?」「俺の嫁になるか?」「職安行くか?」



オイ!真ん中の選択肢!!



ものすごく惹かれるものはあるが、
ここは雪歩の目の前だ。
雪歩に見られたまま、そんなセリフは選べないよなぁ。
(あとで他の子で選んでみよっと)




「765プロに来ないか?」


キン肉マンに負けて国外追放となったロビンマスクにかけるような言葉だ。

「社長が、どう言うかわからないけど、貴音なら、ダメってことはないはずだぞ」













だ、だめなのか!?
それじゃあ、貴音はどうするつもりなんだ?


















「私は、この国を去るつもりです」

「私は、この国を去るつもりです」

「私は、この国を去るつもりです」

「私は、この国を去るつもりです」

「私は、この国を去るつもりです」






「えっ!?」
雪歩もこれには驚く。

「他の国にも、故郷の民は散らばっています。彼らを元気づけるのも、また私の役目・・・」

「あの、でも・・・、日本にも、戻ってきますよね?」

「・・・わかりません」

「ええっ!そ、そんな・・・」


せっかく雪歩と分かり合えたというのに、
そんな選択・・・。
いや、言わなきゃ!


「貴音・・・。俺は本気で、君をうちの事務所にスカウトしたい」









「雪歩も貴音の参入を楽しみに待っているぞ」


「え、あの、はい!楽しみです!」

「あなた様方に、そう言ってもらえるのは、望外の喜びです・・・。」

「しかし、そういうわけにも参りません。私には、務めがあるのです」

「そんな、悲しいです・・・。せっかく私達、友達になれそうなのに・・・、ううう・・・!!」

「雪歩殿。私は、今では、あなたのことを、友と思っておりますよ。

「たとえ、どれだけ離れても、私は、あなたのことを忘れません」

「私も・・・、四条さんのことは忘れません・・・」




「四条さんは、ずっと私の憧れで、目標ですから・・・」









「あなた様方、いつまでも、お幸せに・・・」



こうして貴音は会場を去っていった。
貴音がいつどこから日本を出発するかはまったくわからない。
連絡先も、何も知らないのだから・・・。



「うううっ・・・。ぷ、プロデューサーぁ・・・、四条さんが・・・、ぐすん・・・。」









「ううう、うわああん!」



雪歩は泣いた。
IU優勝より、
友達一人が目の前からいなくなる哀しみの方がずっと重いのかもしれない。
大泣きする雪歩に、僕ができるのは、胸を貸してやることぐらいだった・・・
貴音は行ってしまったが、きっと別の国で、幸せになるだろう。
俺は、そう信じたい・・・








そして・・・







▼夜

長い一日が終わった。
俺と雪歩は社長と765プロの皆に優勝の報告すべく
事務所にへと帰るところだった。





雪歩が言い出す。

「その、ささやかでもいいから、優勝のお祝い。したいなって・・・」

そうだな。いいアイデアだ。
じゃあ、俺が・・・

「いえ、私が言い出したんだから、私が買ってきます!この近くに新しいお店、できたんです。ちょっと行ってきますね」

あ、おい、雪歩!
行っちゃったよ・・・。
雪歩は、妙な時だけ、足が早くなるなぁ。
しかし、さすがに、雪歩のテンションが高いな。
ま、無理もないか。
それじゃ、ケーキは雪歩にまかせて、
僕は事務所でお茶を・・・・・・






あれ?





事務所前に誰か居るぞ?








あ、あれはもしかして・・・・・・







貴音!?







































全身真っ黒だからわからなかったよ。
でも、一緒にいるのは黒井社長?


「失敗から学べ、だと?フフン。その言葉、そっくりそのまま返すぞ、高木!」

社長と黒井社長が一緒に話をしている!
徳丸さんが67歳で、子安さんが41歳だと言うのに、
まるで同じ年代のような会話を!!
って、設定ではライバルのようなものだったんだっけ。




「音無小鳥に、事務をやらせているそうだな。

いい加減、彼女らのことは諦めたらどうだ?」

小鳥さん!?
彼女らって、小鳥さん以外にも誰かがいるのか??



「ま、私には関係ないがね。誰に何と言われようと、私は私のやり方を、貫くつもりだ」

「『Project Fairy』は、これで終わりではないぞ?」

「まだ続ける気なのか?お前のやり方で、トップアイドルを育てられるものか!」

「君のやり方では、トップの座を長く守ることはできん!見ていたまえ。すぐに奪ってやる!」


「そして、765プロという事務所の存在すら、消し去ってやろう。では失礼。はっははは・・・」




・・・昔、二人の間に、何が、あったんだろうか?





「・・・おや?君!どうしたんだね?」


あ、見つかった。

「す、すみません。社長を探していたら、社長が話しているのを見かけて・・・、つい」
「あ、そういえば、社長のご命令だった、貴音を通じて961プロの動きを探るのは・・・」
「結局、大したことは探れなかったのだろう?」
「は、はい・・・」


「それでいいんだよ。君と話すことで、孤独だった四条君も、いくらか救われたことだろう」





「961プロのやり方は、予想していたからね。君に、彼女の力になってやって欲しかったのだよ。」



す、すると、最初から、社長は全てわかっていて、俺に指示を?


「さて、それはどうかな。ああ、私は少し散歩してくるから、先に事務所に帰ってくれたまえ。では後で。」


はぐらかされた!
絶対、只者じゃないぞ、あのおっさん・・・・・。
まぁ、いいか。
とりあえず事務所に戻って、
雪歩が戻ってくる前にお茶の用意をするか。








それから事務所に戻ってお茶の準備をすると、
すぐに雪歩はケーキを持って戻ってきた。
そして・・・、ささやかな祝賀会ってとこだな。




雪歩の買ってきてくれたケーキがおいしい。
アイドルアルティメイト決勝以外にも今日は色々なことがあったけど、
それもすべてが片付き、ようやく落ち着た気分だった。
それにしても・・・雪歩も、とうとうトップアイドル・・・、か。

「初めて会った時の、あの気弱な女の子が、ここまで来るなんて・・・。感無量だな。」
「私、今でもそうですけど、はじめはもっと何もできない、ダメな女の子でした。」
「でも、プロデューサーのおかげでここまでやってこれて・・・、少し自信がついた気がします」
いまやアイドルの頂点だ。
自信の1つも無くちゃ、おかしいって。
「あ、そういえば、私・・・」

ん?

「私、前に、アイドルアルティメイトで優勝したら、ごほうびを下さいって、言いましたよね?」

そうだっけ?(ゲームの中の俺、忘れてるのかよ!)

「言いました!」

(ほら!)

「そうか・・・。あのさ、俺、雪歩にどんなごほうびをあげるって約束したんだっけ?」
(↑その質問は鬼だろ!)










「き?」



三択!!







「き?き・・・・・。そうだなあ。もしかして、キスだったりして!」

俺は冗談のつもりで雪歩に言ってみた。


「あう・・・」


「え?」














「・・・雪歩、本気なのか?」


「・・・」

「雪歩、俺・・・」



「あははは、な、何その、本気にしているんですか!」


「へへ、これまで、いっぱいからかわれたから、最後におかえし、しただけですよーだ!」















そうか・・・、これで、最後なんだな。



そう。
アイドルアルティメイトを優勝したことで、
雪歩のプロデュースは終了する。



「あ・・・!そ、そんなの嫌ですぅ!プロデューサーと離れるなんて、そんな・・・!」



「プロデューサー、これからも一緒に、いれくれますよね!?」


「そうだな・・・」



ここで三択!!










「いつか、雪歩が俺のプロデュースを、望まなくなる日が来るかもしれないが・・・」


「その時まで、ずっと、一緒にいる。約束するよ。」







あのぅ、約束しましたからね。

忘れたら・・・、泣いちゃいますよ?





「さぁ、それじゃ、そろそろ雪歩も家に帰らないとな。もう、結構遅いし」

「えええ!?うう、まだ全然お祝いらしい、お祝い、できてないのにぃ」

「明日から、お祝いの嵐だよ。ほら、帰る準備をするんだ。」

「うう、は〜い」


こうして、二人のささやかな祝賀会は終わることとなった。
社長は外に行って戻ってこないし・・・、
もう、誰もいないので事務所はしめることにした。




「それじゃ、事務所の電気消すぞ」


スイッチを消す。

パチン




































こうして、雪歩と長い二人三脚は終わった。
雪歩は、ついにアイドルの頂点に立ったけど、
俺達のチャレンジは終わっただけじゃない。
これからも、さらに輝くアイドルを目指して、
頑張っていこう。




ずっと一緒に。






約束しよう!









えぴろ−ぐへ♪

1999年03月21日

第41話 My Best Friend アイドルアルティメイト本選

アイドルアルティメイト本選2回戦会場


あの日、雪歩と気まずい別れをしてからというもの、
雪歩は俺とほとんど口をきいてくれない。
今日は、いつもと違い、この会場で待ち合わせをしているのだが、
雪歩は、まだ姿を見せてはいない。


「おはようございます。」


「ゆ、雪歩!?」












「あ、いや、貴音か。おはよう。」
あの夜、泣いていた貴音は今は何事もないかのごとくこの会場の来ている。
雪歩は、どこに・・・。
「はて?今、あなた様は『雪歩』とおっしゃられましたか・・・?もしや、萩原雪歩の身に何か?」


雪歩が今ここに来ていないのは、
あの貴音が泣いていた夜のことに起因する。
ここで、貴音に事情を話すということは、
貴音のあの姿を見たことを話すことになる・・・。
ゲームの中の俺はそれを貴音に悪いと感じた。


「なんでもない。実は、雪歩の時間が到着が少し遅れていてね。」





面妖→不思議なこと。奇妙なこと。

「なにかおかしなことがあるのか?」
「私は、少し前に到着したのですが、その時すでに、萩原雪歩の姿はありました」




もう来てたのか!?
早く迎えにいかないと・・・

「そういえば、何やら面持ちに、いつもより、覇気がないように見受けられました・・・」
そうか・・・、まだ、前に言ってたこと、引きずってるのかな・・・
本当の強さ・・・、トップアイドル、か。

「あ、あの・・・」
貴音から話しかけてくる。
「あなた様に申し上げたいことがあるのですが、少しお時間を頂いてよろしいでしょうか・・・?」
「まぁ、雪歩を探しに行くまでだったら・・・」
貴音は1回戦の前にも何か言おうとしていた。
それのことだろうか?
「はい。あなた様には、お見通しのようですね。」

「あの、私は、前に萩原雪歩に対して、優しさではなく、あわれみであると・・・非礼な言葉を投げかけました。」

それは確か、アイドルアルティメイト3次予選のことだったな。
でも、雪歩はその言葉を貴音の本音とは思えないと言っていたっけ。

「しかし・・・、あの言葉は・・・、私の本心ではありませんでした」

そうだろうな。

「あまり、驚かれないのですね。確かに、あなた様は私の弱きところを見ていらっしゃるのですから、当然のことかも、しれませんね」

「私は、萩原雪歩の憧れを、になえるほどの、高貴な人間でもなく、強い人間でもありません。だから意識的に遠ざけようとしてきました。」

「いずれ必ず、彼女の期待を裏切る時が来ると、わかっていましたから。」



「私は、彼女の期待を、裏切るのが、恐ろしかったのです・・・・」


でも、自分を好きでいてくれる人を遠ざけてしまったら・・・、
貴音の周囲には誰もいなくなってしまうんじゃないのか?

「あなた様の言葉・・・、胸に突き刺さります」

それで、貴音は雪歩に謝りたいのか?

「・・・はい、彼女は、私のことを、さぞや、恨んでいることと思います。」














「・・・雪歩!!」



「・・・萩原雪歩、あの、もしや、今の話を・・・」

「きいちゃいました。ごめんなさい。出て行こうか迷ってるうちに・・・」

「それに、謝らないといけないのは、私です。私、四条さんが泣いてるの、見ちゃったんです。」

「・・・そう、でしたか。さぞ、幻滅されたでしょうね。」

「あの、全然そんなことありません!どうしても私、これだけは言いたくって・・・。私、四条さんのこと、全然恨んでなんかいませんし、今でも憧れてます!だって・・・四条さんは、私に見せてくれました。」

「私が・・・、何を、あなたに?」


「立ち上がる強さです。こけても、泣いても、嫌なことがあっても・・・どんなことがあっても立ち上がれるって、1番の強さだって、私、思うんです!」



「私、色々考えてました。でも、私が、四条さんに憧れる理由・・・、きっと、こういうことだって、思ったんです。だから・・・、四条さんは、やっぱり今でも、私の憧れです!えへへ」

今の雪歩は立派だ!

「萩原雪歩、ありがとうございます。今の言葉は、孤独にさいなまれる私にとって、至宝の如き輝きを持つ言葉・・・。ありがとうございます。」

「あう、お礼なんて言わないで下さい!私こそ、お礼を言いたい気分ですぅ」

「いやいや、ここは私こそが、礼を言わねばならないのです」

「そ、そんなことないですってば!私が、四条さんに・・・:

「いえいえ、私が萩原雪歩に・・・」

どっちでもいいじゃないか。

二人「ふふ、ふふふふふ」










そうして、俺達は、しばらく笑いあった。
これまでの、つらさを溶かしあうように
哀しみの雲を晴らすように・・・


「はぁ〜、なんだかスッキリしましたね!」
「はい」

それじゃ、二人とも、そろそろ、オーディションの準備をしないとな。

「そうですね、萩原雪歩。いえ、雪歩殿。今ここで笑いあったとしても、戦場は別です。でも、戦場をおりた時は、また話をいたしましょう」

「はい!私、待ってますね!」

「それでは、また後ほど」

貴音はオーディションの準備へと部屋を出て行った。








「それじゃ、プロデューサー!私達も、そろそろ・・・」

「・・・雪歩、その前に話すことが、あるだろう?」

「あう、な、何ですか・・・?」







「ごほうびの件だ。・・・・何か、前に、ごほうびが欲しいって、言いかけてなかったか?」

「・・・ああ!?・・・で、でも、あれは、その・・・。どんなごほうびが欲しいかは、アイドルアルティメイトで、優勝したあとに話します・・・、でいいですか?」


「もちろんだ。あ、でも優勝するためには、まず今日、勝たないとな」

「そうですよね!はい、私、がんばります!」


雪歩のやる気が復活してくれて本当に良かった。
でも、同時に貴音のやる気も、復活している。
以前、状況が厳しいことは、変わりない。
俺も雪歩に負けないように、やる気出していくぞ!




▼オーディション本番


今回のメンバーだ!

雪歩・黄16
貴音・赤16(記者)
せいぞう・黄13(記者)
大原かずさ・赤10
まるっち・赤10
ムクチャー・赤12(悪得)

1回戦よりは厳しいメンバー。
だが、俺と雪歩との思い出も十分な数がある!
(現時点29)


オーディションはさすがにレベルの高いCPUだけに厳しいものだった。

「雪歩いくぞ!」
「はい!」

有無を言わさず勝つにはこれだ!!
思い出5発の重ね撃ち!!(BADも含む)

フィンガー・フレア・ボムズ!!!
(五指思い出弾)














雪歩は文句なしの30点満点での合格。
だが、貴音も同様に30点をとっての1位合格。
やはり、すべての審査で1位を取る「貴音ゾーン」を破らねば、
貴音に勝つことはできない!?





嬉しさを力いっぱい表現する雪歩さん



▼オーディション終了後

「プロデューサー、私、どうでしたか?」

収録を終わったばかりの雪歩が駆け込んでくる。

「雪歩、お前はやっぱり、俺の最高のアイドルだよ!良くやったな!」

「あ、ありがとうございます!これもプロデューサーのおかげです」

2回戦も無事に勝つことができ、
次はいよいよ本物の決勝戦だ
貴音は今回も1位合格。
少なくとも万全の体制で挑まないと、勝てないだろう。

「よし、汗が冷えてかぜをひいたら大変だから、先に着替えてきてくれ。あと、栄養ドリンクとか用意しないとな。決勝戦の前に、山ほど買っておかないと!」






そそそ、そんなことないぞ!




「えへへ。でも、緊張してる人を見てると、逆に、落ち着くんですね。たまにはいいかもです。」

いつの間にか立場が逆転しちまったよ。
いろいろ悩みが解決したのが、良かったのかもな。

その後、雪歩は着替えに行くと更衣室の方へ行く。









で、こうやって雪歩が着替えにいくとなんかあるんだよなぁ・・・・。















テラコヤス!!

「貴音ちゃんは、わかっていないよ!」

「私には、誇りがあります。誇りにかけても、そのようなことはできません!」


黒井社長と言い争っている・・・
のなら、この声の主は一人しかいない。
貴音だ。

しかし、毎回毎回、765プロの俺がいるそばでよくやるよな・・・






虫唾ダッシュ!

黒井社長、相変わらず無茶苦茶言ってるなぁ。


「貴音ちゃんは、一体何をしていたんだね?」
「・・・お言葉ですが黒井殿、オーディションは、他人を蹴落とす勝負ではありません。ただ強い者が残るのみ。765プロが残っているのなら、その実力があるということです。」

「そんな理屈は、どうでもいい!わかっているんだろうね、貴音ちゃん。我が961プロに、トップになれない者は、必要ない!」

「アイドルアルティメイトに優勝できなければ、君はクビだ。アイドルを引退してもらうよ」

「・・・はい」








俺が961プロのことに口を挟むことは、間違っているかもしれないけど・・・


でも!



「黒井社長!」

「・・・?なんだね、君は。立ち聞きとは、全く765プロは、礼儀を知らんね」

「そんなことより、次が最終決戦だという、大事なときに、負ければクビだって、そんなプレッシャーをかけることを言うなんて・・・」
















「そんなことは、君には、まったくもって、関係がない!」

「私が求めるのは、王者のみ。王になれぬ、二流品の居場所は、961プロにはないのだよ」


「くっ・・・」

「それに、処遇を早めに教える方が、親切というものだよ。妙な期待を持たれても困るしね」

「な〜に、勝てば済む話だ」


ここで貴音が口を挟む。
「勝てば済む。確かに、その通りです」


「ふん。765プロと話すと気分が悪い。それじゃあ、貴音ちゃん・・・」


「この後は、別スタジオで撮影だ。その後は、インタビューだからな、遅れないようにな!」








この後も仕事だって!?

「はい、これも頂点に立つ為には、必要なことと、きいております」
「そんな過密スケジュールじゃ、その前に、体を壊してしまうぞ!」

「大丈夫です。」















貴音さんが死んじゃう!!



「ほら、変なセキしてるじゃないか!?少し待ってろ!今、俺が・・・」



どうする!?





「俺が家まで送っていってやる、今日は仕事を休ませてもらうんだ!」


「お気持ちは嬉しいのですが、やはり、仕事に穴を空けるわけには、まいりません」

でも、俺は貴音が心配で・・・



「ありがとうございます。でも、もう大丈夫です。気分は大分、楽になってまいりました。」

今は良くても、また具合が悪くなったりしたら・・・
しかし、その申し出も貴音は断る。



「プロデューサー、お待たせしました〜!」






雪歩、着替えずに戻ってきちゃった。

「あれ?四条さんもいたんですね。えへへ。今日も1位通過おめでとうございます!」
「・・・ありがとうございます。雪歩殿。ゆるりと話でもしたいところですが、私は、所要がございますので、これで・・・」
貴音は雪歩と次の決勝で会いましょうと告げた。
「それと、あなた様が心配して下さったことは、私、忘れません。それでは・・・」
こうして、貴音は次の仕事の場所へと行ってしまった。



「・・、な、何だか怪しくないですか?プロデューサー、四条さんと何かあったんですか?」

・・・。

なんて言おうかな・・・。


「雪歩、決勝頑張ろうな」
「え?・・・あ、は、はい!」

雪歩が心配してしまうから、
貴音の体調が悪いことも、
貴音が決勝で負ければ961プロをクビになることも黙っていることにした。




こうして、この一日は終わった。
この日、雪歩と貴音はお互いに理解しあえる大きな一日だった。
次は決勝。
でも、貴音の体調、961プロのクビのこと、
まだ一波乱あることだろう。






すりーぷ♪





1999年03月20日

第40話 i アイドルアルティメイト本選

活動61週目(のこり1週)

長かった雪歩のプロデュース活動もいよいよ大詰め。
トップアイドルの座をかけてのアイドルアルティメイト本選。
萩原雪歩と四条貴音。
2つのワンダリングスターはどちらが輝き続けるのか。


▼オーディション会場

ここまできたら、相手はどれも強敵ばかり。
そして、貴音との直接対決もある。



アイドルアルティメイト最終予選において、
貴音はオーディション直前に衣装を盗まれるというトラブルに巻き込まれた。
アイドルの衣装を持ち出して高く売ろうだなんて卑劣な奴らに!
その後、無事に衣装は見つかったわけだが、
そのトラブルで調子が崩れることなく翌日の最終予選を無事にクリアーしている。
よほどの精神力といえよう。

「プロデューサー、私、四条さんの強さを知りたくて・・・何度か、四条さんに強さの秘密をきこうと思いましたけど、今はもう、きかなくても平気です。」

「え?どうしてだ?」

「私、四条さんの強さの秘密がわかった気がします」




そうじゃなくって。

「四条さんは、何かトラブルがあっても、何事もなかったようにしてましたよね?」

内心はわからないけど、外から見たらパーフェクトだ。

「あれって、やっぱり、自分に自信がないと、できないことだと思うんです。」

そうだな。



「私、自分に自信はありませんけど・・・、プロデューサーが出来るっていってくれたら・・・。」

「前みたいに、一緒に頑張ろうって、言ってくれたら・・・」

「自信がついて、きっと、優勝できるって思うんです!」

これまで、雪歩はIUで優勝するなんてことを自分から口にしたことはなかった。
それはやっぱり自分に自信がなかったから。
自分が信じられなくて、何もかも信じられなくて。
でも、今は違う。
はっきりと優勝できると言ってくれた。
雪歩が俺を信頼してくれて、それと同じだけ俺が雪歩を信頼すればできる!










なにそれ?




「はい!あの、たとえば、き、き・・・・・・」



しかし、その雪歩の言葉をさえぎるものがいた!





四条貴音!!
このアイドルアルティメイトの乱世を駆ける世紀末覇者!!

「あ、おはよう。貴音。」

けっこう仲良くなったけどね。




言いたげだった言葉を途中で貴音にカットされて雪歩は悔しがってる様子。

「あ・・・、もしや、!?萩原雪歩は、あの時のことを・・・。」

貴音は貴音で盛大な勘違いしてるし。
案外、似たもの同士なのかもしれんな。

「・・・失礼いたしました。す、少し、別のことを考えておりましたので。」

とはいえ、貴音は雪歩に対して何かを気にしている様子・・・。
なんだろう?



「それより、ようやく本番ですね。これまでは、予選で一緒になることは、一度もありませんでしたが、今回は同じオーディションです。」

想いっきり話変えられた。

「最初にお会いしたときは、ただ、泣いてばかりいる、子犬のようでしたが・・・」



「こ、子犬ですか!?ど、どこに」


(雪歩の犬恐怖症ってひどくなってる気がするんだが・・・)


「あなたは、人知れず努力をなさってきたのですね・・・。私は、あなたに・・・・。」

そこで貴音は言葉をとめた。

「いえ、あとは、戦いの場で語り合いましょう。それでは・・・。」


それで去ろうとする貴音だが、
それを俺は引き止めた。
貴音が雪歩に一言言いたくてやってきたように、
雪歩にも貴音に言いたい一言が、ある。

「わかりました、伺いましょう。」

「ええ〜っ!私、特に何も言うことなんて、ありませんよ〜!」

こらこら。
さっきの決意表明みたいなものを言ってくれよ!

「わ、わかりました・・・。わ、私、TVで初めて四条さんを見てから、ずっと憧れてました!」

「・・・」

「四条さん、キレイですし、歌やダンスも、すごくうまいし・・・。」





「だから、あの、・・・、絶対に勝ってください!」







「へ・・・?ああ、ま、間違えたかも!?」



「あなたが、そうおっしゃるなら、勝ちましょう。あなたの期待に応えられるよう、本日は、精一杯、お相手させていただきます」



貴音さんはいい方向に解釈してくれるんだな・・・。

てゆーか、貴音がやる気になったぞ!!


「あわわ!ぷ、プロデューサー!わ、私、なんだか墓穴をほっちゃった気が!?」

「まあ、穴を掘るのは雪歩の特技だから、いいんじゃないか?」

誰がうまいことを言えといった。


まぁ、冗談はさておき、雪歩・・・


いい宣戦布告だったな。

雪歩らしくて面白かったよ。
でも、ここまできたら、雪歩が強くなっていることを、貴音に見せ付けてやれ!

「は、はい!頑張ります!」

こうして、雪歩は控え室へと準備をしにいった。
僕もころあいを見て、オーディションの方へ行くとしようか。

















バーン!!


「うわっ!?た、貴音じゃないか!?一体どうしたんだ。何か忘れ物でもしたのか?」

「あ、あの・・・。いえ、なんでもありません・・・。また後ほど、戦場にて・・・」


貴音はすーっと、消えていった。
なんだったんだ?
うん、まぁ、気にしないでおこう。
アイドルアルティメイト決勝は3R!
まずは初戦を勝たなくては未来はみえない!


▼オーディション!!

さぁ、初戦の相手はこの方々だ!!

雪歩・・・・黄16
貴音・・・・赤16(記者)
ムクチャー・赤12(悪得)
御中元・・・赤9
ぷりすた・・青13
ピンキー・・青9


なんで、御中元やピンキーが決勝ラウンドにいるんだ!

まぁ、それはいいとしよう。
アイドルアルティメイト本選1戦目は合格枠3名!
いざ、勝負!!


1節

ここまで貯めてきた雪歩との思い出・・・。
それをすべて、ラブミサイルと変えて発射する!!
(思い出1つは通常アピールの5倍の威力に相当します)
アイドルアルティメイトでは思い出の使用制限はない。
1回戦は2発決めたらあとは通常アピールでいく!


1発目!






は、思い出BADでしたが、
段数制限がないのであせることはない。
そこから2発打ち込んで2nd−2nd−3rdで10点獲得!!


2節

1位は四条貴音。
やはり貴音には意味不明なブーストがかかっている。
くっ。
2節もラブミサイルを2発打ち込んで10点満点!


そして・・・・



3節も2発発射!!
問題なく10点満点獲得!!


オーディション合格!!




1回戦の結果がまわってくる。
さすが貴音も満点だったのか・・・・



いや、今までライバルオーディションで貴音が満点を取ることに対して、
俺は961プロの審査員買収を考えていた。
だが、ここはアイドルアルティメイト。
審査員買収がありえないとしたら、
貴音の点数は、貴音の能力によるものなのでは・・・・!?
貴音ゾーン
とでも言うべきであろうか?
だとしたら、それを最終決戦までにやぶることはできるのだろうか!?

3位には、中村井まいプロデュースのぷりすたという2人組が入賞。
この2人、どっかで見たことあるんだよなぁ。




嬉しさのあまり、まずは1冠と指を立てる雪歩さん



▼控え室

「雪歩、合格おめでとう!」
1回戦の収録が終わったばかりの雪歩に祝福の言葉をかける。
とはいっても、まだ1つ目にすぎないのだから喜んでもいられない。
「はい、四条さん、1位通過ですものね。」
貴音ゾーンが存在するならば、これを打ち崩すのは難しい。
でも、勝負とは実力以外に運も必要だ。
今度は勝てるかもしれない。
「はい!」
雪歩も気合十分。
この勢いにのって次週の2回戦を迎えたい。
「よーし、今日は何かおいしいものでも食べて帰ろう。何か食べたいものはあるか?何でもいいぞ!」





すみません。財布に優しくお願いします。


「あの、私、ケーキがいいです!」

ケーキねぇ。

「はい!一度、行きつけのケーキ屋さんで、プロデューサーと食べてみたかったです。」
よし!じゃあ、ケーキに決定!
一緒に行こうか。
「えへへ。それじゃあ、着替えてきますね!少し待っていてください!」
そうして雪歩は更衣室へと着替えに行った。




雪歩も確実に成長してるのがわかる。
朝の決意表明以降は、雪歩からも絶対勝ちたいという気持ちが伝わってくる。



でも、一緒にケーキ屋さんで食べてみたかった、か。
なんだかんだで普通の女の子と変わらないんだな。






あ、










死亡フラグじゃないだろな!?




死ぬのはどっち?
いやどっち死ぬのはまずい!

そんな馬鹿なことを考えてたら、向こうから言い争う会話が聞こえてきた。















テラコヤス!

「黒井殿がおっしゃっていたはずでは?765プロ、いえ、萩原雪歩は、油断ならぬと。」

「ノン!私に口答えをするのかね?」

黒井社長と、もう一人は貴音?
黒井社長と貴音がもめているのか?
な、なんだか、ただならぬ空気だな・・・。
オーディションを1位で通過したってのに。
貴音・・・。負けたわけでもないのに、
ほめられもしないなんて・・・。



でも、961プロ側のことを765プロの俺が口を出すことはできない・・・。






▼夜

それから僕は、
雪歩が行きたかったといってたケーキ屋に行き、
二人のお祝いをしてきた。
でも、ケーキを食べている間もずっと、
あの黒井社長と貴音の会話のことを考えていた。






「さっき行ったケーキ屋さんでも、何だか黙ってばっかりで・・・。」



・・・






雪歩は優しい。
こんな時でも、雪歩は自分に責任があるんじゃないと考えてしまう。




「そうです、よね。だって、マイ湯飲みを、ケーキ屋さんで出して、注意されたり・・・。」

それはびっくりした。

「ケーキにみたらし団子のタレをかけようとする女の子なんて・・・、変ですよね?うう・・・」


それはもっとびっくりした。


でも、ちくわが入ったカレーと同じようなものだ。


「あ、ご、ごめん!みたらしがどうしたって?俺はみたらし団子、大好きだぞ!」


雪歩に話しかけられてることに気づいたゲームの中の俺はとっさに答える。


「・・・プロデューサー、やっぱり少し変です。何か、あったんですか?」

「・・・いや、何でもない」










(やっぱり、俺は貴音のことが気になってるのかな)

それはそういう意味で気になるのでしょう?


(いくら、よその事務所の方針だとはいえ、あんな態度、俺は許せない・・・!)

そういう意味ですか。



「うう、プロデューサー。何だか、怖い顔してますよ?どうしたんですかぁ?」

「ああ、本当にごめん!実はちょっと熱っぽくてさ。頭が、ボーっとしちゃって」
なんとかその場を取り繕う。
こんな言葉にも雪歩は心配してくれて、はやく事務所に戻って薬をもらおうと言ってくれる。
「い、いや、大丈夫だよ!ほら、夜風にあたっていたら、何だか頭もスッキリしたし!」
「プロデューサー・・・。」

さすがにまるわかりだ。

「あれ、あそこにいるのって、四条さんですよね。」

え?








貴音は激しく泣いていた。
貴音が、月を見上げて・・・、泣いていた・・・。





「故郷の期待、黒井殿からの厳しい言葉・・・、これ以上、私に、どうしろと・・・」


よくは聞き取れないけど、
故郷の期待とか、やっぱり、貴音に色々とプレッシャーが・・・?


「私は、記者や黒井殿の厳しい言葉一つで、心乱し、泣いてしまうような弱き者・・・。それなのに、本当の姿をごまかし、尊大に振る舞うとは・・・。」


「私はもう。どうにもならない愚か者・・・。」


「こんな私ごときが、説教など・・・、萩原雪歩に、申し訳ない・・・」



あの時、アイドルアルティメイト最終予選で、
帰り際に会った貴音の目がはれていたような気がしたのも、
ステージの袖で貴音の声をきいた気がしたのも、
全部、本当のことで、
実は、いつも、貴音は泣いていたんだ
誰にも見られないように、一人寂しく・・・
そして、今もただ一人、月をあおぎながら・・・



貴音はまだこちらに気づいていない。
どうする・・・?
ここで三択!!






「雪歩、俺達は、どうしたらいいと思う?」








雪歩が話し出す。

「それって、誰にも自分の顔、見られたくないからなんです・・・。」



初めて知った穴掘りの真事実

「四条さん・・・、きっと誰にも、今の自分を見られたくないでしょうから・・・」


二人は似たもの同士と感じたことがある。
雪歩の言うことももっともかもしれない。

「・・・そうだな。それじゃ、少し歩いて、場所を移動しよう」




少し移動





実はあんまし移動してない。



「雪歩、もしかして、ショックをうけてるのか?貴音が、泣いていたこと・・・」






人前で泣かなくても、影で泣いているなら、
それは強さと言えるのか・・・・?
泣くことさえやめれば、
それは強いと言えるのか・・・?



「・・・俺だって、いっつも怖かったよ」

「え・・・?だ、だって、プロデューサーは・・・」

雪歩は俺を完璧超人か何かだと思っていたのか。

「いつも、私のことを励ましてくれて・・・、怖がってる私を助けてくれてるのに・・・」

「そんなことはないさ。失敗すれば終わり。今も、アイドルアルティメイトの日は、いつもドキドキだよ」

雪歩とのコミュニケーションの三択もそう。
ギリギリのオーディションはいつも指先が震えている。
いっそ、ゲームの電源を入れなければ、
雪歩が傷つくことはない、そんなことも考えてしまう。


「そんな・・・、プロデューサーまで、怖いって思っていたなんて・・・。」


「ああ、貴音だって俺だって、みんなそうだよ。もしかすると怖くない人なんていないのかもな」

そして・・・
不安でも、苦しくても、心を表に出さないって言うのは、
誰にでもできることじゃない。
しかも、そんな気配を、まったく見せずにふるまうなんて・・・。

「それは、雪歩が1番わかっているだろ?この前まで、自分がそうしていたんだから」

「・・・はい」

「アイドルは夢を売る仕事なんだ。もしカゲで、何かつらいことがあっても、表ではニッコリ笑う・・・。貴音はそういう意味では、立派なアイドルだよ。」

「これも立派な強さだ。」




「プロデューサー、でも、あの・・・」







そ、それは・・・・



「私の周りの人、皆、泣いてばかりです。こんなのが、アイドルアルティメイトで得られるものなんですか?」


「でも、雪歩が、ファンの皆や、俺や、社長や、多くの人を笑顔にしてきたことも事実だ」

「・・・!」

「お前はアイドルなんだ。皆に笑顔を、与えることができれば、それが1番なんだ!」


「でも、私はそれが1番だとは思えません。強さっていうのは、もっと・・・。」


皆を笑顔にするのが、アイドルの仕事。
それは間違ってない。
でも、『皆』というのに、貴音や予選を落ちたアイドルも含まれないのか・・・?
それはわからない。









雪歩は走って帰ってしまった。
疑問を何一つ解決しないまま。
俺は何か、間違ったことを言ってしまったのだろうか・・・。









そして、俺達はアイドルアルティメイト準決勝の日を迎える。






すりーぷ♪

第39話 いっぱいいっぱい 活動57〜60週目

ファン人数150万を突破して、アイドルランクSにあがった雪歩。
残るはアイドルアルティメイトの本選のみ。
それまでの最後の準備にかかる。
のこり5週のうち、4週はコミュで、
最後の1週がアイドルアルティメイトの予定で行く。



活動57週目(のこり5週)

歌詞レッスンパフェ:まだ伸びた。減衰してたのかなぁ・・・。
単発ドラマパフェ:思い出+5(通算25)

ここで初めて「プレイを終了しますか」で「いいえ」を選択。


すると・・・・





着信音とともに携帯にメールが来た!!
これが100円支払って購入した雪歩のメールだ!!









おとこの楽園!!


雪歩、なんてこと言い出すんだ!!
俺がおとこ知ってるわけないだろ!
って思いきや、「お琴」の楽園ですが。
てんてんつけたらまたやばいけどな。





まったく人騒がせなメールだぜ。



活動58週目(のこり4週)

衣装合わせ:和風のリボン、インディゴスパングル獲得
営業;プレゼント対応でパフェ
メール:雑草がどうのこうの


活動59週目(のこり3週)

この日は雪歩が・・・・





キラキラ輝いていた!
これはスーパーハイテンションモード。
別名ワクテカモードと呼ばれる状態。
効果はテンションがMAXで絶対に落ちないと、パラメーターの強化。
100円で購入した雪歩のメールを貰った次の週に、
この状態になることがあるようだ。

雪歩がほぼ16レベルの今の状態では必要ないかもしれないが、
育成段階でうまくはまってればもっと楽に攻略もできるんだろうなぁ・・・。


営業:イメージチェンジでパフェ
衣装合わせ:ヒーローブーツ、リボンのアンクル(ともに2つ目)
メール:日焼け防止に


活動60週(のこり2週)

営業:感謝デーでノーマル(最後の選択肢を今のままでいてくれにしたら失敗)
衣装合わせ:パステルマリン、貝殻の髪飾り獲得




ここで158万3726人
思い出は36個です。







次週はついにアイドルアルティメイト本選にします!



せ〜ぶ♪

第38話 いっしょ 活動56週目

さぁ、150万まではあと10万ほど!
これはライバルオーディションでクリアできる数字だ!
今度こそライバルオーディションに勝つ!!
(貴音には勝てない仕様になってると思うけど)


活動56週目(残り6週)

事務所のスケジュールを見ると、
この週にライバルオーディションが出現!!
先週約束したのは次週のライバルオーディションだったのか。

「雪歩、今日は961プロから招待されたオーディションだ。」
「うう、前回負けちゃったから、すごく不安です・・・・。」
ライバルオーディションは以前に13レベルで挑んでいる。
だが、思い出を2連続で外して負けるという苦い思い出のあるオーディションだ。
それに、雪歩には教えてないが、
黒井社長の陰謀と思われる貴音の審査点数。
きっとすべての審査で貴音が繰上げ1位になるように審査員は根回しされているに違いない。
このオーディションは3位狙いの点数はとれない!
とるなら1位か2位の点数だ!


▼オーディション会場




来たな!プレッシャー!

しかし、誰と話しているのだろう?
「黒井殿にはわかりましたとお伝えください。はい。明日は早朝4時集合ですね」
961プロの人間らしい。
スケジュールぐらい貴音が黒井社長に連絡すれば・・・・



あ、貴音って携帯電話もってないんだった。


すると、今の人間は961プロの飛脚?かもね。


って、貴音もさっさとどっか行っちゃったよ。
貴音の忙しさもあいかわらずだ。
よし、雪歩も負けないぞ!!



では、メンバーの発表です!!


雪歩・・・・・黄16
四条貴音・・・赤16(記者)
マエダオシ・・黄13
ぷりすた・・・青13
せいぞう・・・黄13(記者)
かいまき布団・黄10


これは今までで一番のレベルのオデだ!!

貴音には各審査1位を持ってかれるとして、
危険なのは思い出を他が連打してきたとき!
せいぞう、マエダオシが二人そろって思い出を使ってきたとしたら、
予想ボーダーは650!?


1節

まずは1アピ目の思い出をGOODを取る!!
よし!
貴音が思い出を使ってくるが、貴音の点数は関係ない!!
ぷりすたが思い出GOODを飛ばすが
他のCPUはBADばかり?
流行1位が650越えはないと判断して作った点数!
641−531−402

2nd−2nd−2ndの10点。

よし!!


だが、1節目からBADが多くて審査員の興味は半分ぐらいになってしまった。
ジェノサイドの予感もする。
波乱含みだ!




2節目


前回はここで失敗した・・・・


今度は違う・・・・!!













しかし痛恨の思い出BAD!!









うろたえない!


前回はここで追加の思い出を使ってBADをひいて自滅。
だが、今回は違う!
流行1位は捨てて、残り8小節はすべて流行2位と3位に!!
2−3アピールで確実に5点を取る!!


作った点数は000−472−460!!



6th−2nd−2ndの4点(5−1=4点)


計算通り!!





3節

貴音が1位にいるのは変わりない。
(審査員め!)
しかし、雪歩の位置も合格ラインの2位をキープ。

ここは思い出をはずせない!!

思い出GOOD!!




ここからの判断!!
流行1位はまず帰る。
だが、流行2位も帰るかもしれない・・・。

流行3位をやや厚めにたたき、
流行1位にはとどめの一蹴り!!


これで流行1位が帰って作った点数は
362−513−615




結果は・・・・・


















最終的な点数がこれ。







貴音の点数が改ざんされているのはあきらか。
帰ったはずの3節のビジュアル審査員の点数までしっかり手が入っている念の入りようだ。

でもまぁ、雪歩の実力がしっかりと見せ付けることができたオーディションだったぞ。







おやめになって!おやめになって!と変な妄想に入る雪歩さん




▼オーディション終了後



雪歩の前に顔を出す貴音。
しかし、目の前にいる貴音はプロジェクトフェアリーの仮面をかぶった、
銀髪の王女としての四条貴音。

「しかし、まだまだ力不足ですね。」

貴音がいい放つ。
オーディションの最終順位は貴音が1位、雪歩が2位だ。
雪歩も合格したとはいえ、採点上では貴音が上と判断されたわけだ。

「貴音は相変わらず余裕だな。でも、こっちだって、負けてないぞ」

黒井社長の悪企みは、きっと貴音は知らない。
採点のことでどうこう言うのはやめておこう。
雪歩は・・・

「四条さん、次もがんばりましょう」

とても雪歩らしい言葉だった。
オーディションには合格。
それでいいか!



▼夜


さぁ、期待のアイドルランク報告だ!!









150万のファンを得て、雪歩は隠されたアイドルランクSの扉を開けた!!

「ランクUPおめでとう!だが、気を抜かないで、がんばってくれたまえ!」
高木社長からもお褒めの言葉をいただく。
だが、同時に「気を抜かないで」というのは、
もちろん、この先にあるアイドルアルティメイト本選のことだろう!



「961プロの人たちとあうと、なんだか緊張しちゃいます!」
雪歩も961プロから受けるプレッシャーは相当なものらしい。
四条貴音の圧倒的存在感。
そして黒井社長が765プロに向ける敵意。
雪歩もこれをひしひしと感じてるだろう。

「そんなことでどうする!アイアムナンバーワンのつもりでいけ!」
「は、はい、アイアム、ナンバー・・・わ、ワンです!」

そう、目指すところはあと1つ、
アイドルアルティメイトの優勝だけだ!




プレゼントは悪魔の羽根。
強力な悪魔セットですぞ!



おおっと、もう1個きた!!

もう一つはルージュノワール。
赤と黒がセクシーなVo衣装です。






せ〜ぶ♪

1999年03月19日

第37話 Next Life 活動53〜55週目

目標の150万まであと1歩
だけど、それ以上に問題なのは
アイドルアルティメイト本選を戦うだけの思い出が足りない・・・!?

営業に出てくる三択の答えだが、
制限時間があってあわてて変な回答を選ぶときもある。
だが、実は選択肢が出たところでポーズをかけることもできるので、
そこでじっくり考える、という方法もあるぞ!!






活動53週目(のこり9週)

活動開始から1年がたちました。
XBOX360では活動は1年と決められていたのだが、
SPでは、もうちょっとだけ続くぞよ。(アケマスと同じみたい)

今週は営業と衣装打ち合わせです。


▼営業

営業は最後の1個となりました・・・。
もう増えないのかな?


単発ドラマ撮影のお仕事ということで、
雪歩が2時間ドラマに出演が決まりました!!
雪歩にお芝居はできるのだろうか?
早速、台本片手に、練習を始めている!





『だ、だから私・・・、勇気を出して、言いますね・・・』

『わ、私、あなたのことが・・・、大好きです・・・』

へぇー、なかなかだな。

「え?きゃあっ!ぷ、プロデューサー、いつから、そこに・・・!?あうぅ・・・。まだ全然ダメダメで、は、恥ずかしいですぅ。」

思ったよりはよかったと思うけどね。

「いえ、そんなに気を使わなくてもいいんですよ。ダメなのは、自分でも、よくわかってますから」

そういや、貴音も告白シーンで困ってたよな・・・。


「どこがダメか、はっきり言ってくれた方が、参考になりますし・・・、お願いします!」

悪くはないんだけどなぁ・・・。
あえて言うなら・・・


三択!!




「ボキャブラリーが足りない」
「色気が足りない」
「切なさが足りない」
これは切なさだろう

「あえて言うなら、切なさが足りないかな。今、練習していたのは、勇気を出して告白するシーンだろ?」
切なさは爆発するものでしたね。
「雪歩が演じる役柄の、切ない心情が出れば、もっと良くなると思うぞ。」
これには雪歩も納得だ。
まだセリフを言うだけで精一杯で、
演じる役柄の気持ちを演じるまでにはいたっていない。

で、雪歩は一体どんな役を演じるんだ?

「サブヒロインなんですけど、とっても重要な役だって、監督は言ってました。」
ふむ、サブヒロインが注目されるドラマはけっこうある。
「今回の役は、監督のイメージとしては、『タンポポのような女性』らしいです」
よくわかりません。
よくわかりませんが、いいじゃないか、雪歩にピッタリだよ!
でも、雪歩はどんな演技をすればいいのかわからないらしい。
タンポポねぇ・・・。
「プロデューサー、どう演じたらいいですか?」



ここで三択!!






「地味に」
「力強く」
「可愛らしく」


ダメだ!どれ選んでも雪歩には間違った指示になりそうだ!!

タンポポってなんだよ・・・。
こ、ここは無難に「可愛らしく」を選択でいいのか?

「可愛らしく演じればいいと思うよ。控えめだけど、人を優しい気持ちにさせる感じかな」
うまいフォローが入ったぞ!
「あ・・・、たしかにタンポポって可愛らしくて、見ていて心が温かくなりますよね。そんな素敵な役をもらえて、光栄です・・・。ふ、ふふっ。」



これは手ごたえバッチリ!
監督の期待に応えられるように、頑張らないとな!

しかし、演技の難しさを雪歩は痛感しているようだ。

「あの、さっきの演技で、どこか気になるところ、他に、ありませんでしたか?」

また質問されたよ。
セリフが小声すぎるのが、気になるって言ったら、
それは雪歩が意図的に小さくしてるらしい。
大声で目立たないようにって。
「それは、全然よくないだろう。せっかく、役をもらったんだし、目立たなきゃ。」
これで監督の目に留まれば、雪歩主演ドラマの話だってありえる!
「でも、今回共演するのは、一流の俳優さん達ばっかりなんですよ。みなさん、私よりずっとお芝居が上手だから、下手な私が目立っちゃうと、まずいですよね?」
「いや、だから、そんなに気にするほど、ダメじゃないって。それに小声の方がかえって、下手にきこえちゃうもんだよ。堂々と、大声を出していこう」
力説!
これでやっと雪歩も納得したようだ。
「堂々とですか・・・、わかりました。や、やってみますっ」


はい、テイク2!


『わ、私・・・』


「ううっ、ダメです。声が出てきませんっ」


はい、NG。


って、ここで三択かよ!!






「ステージで歌うつもりで」
「とにかく大声を出しまくれ」
「自分が告白するつもりで」


ダメだ!どれ選んでもやっぱり雪歩には間違った指示になりそうだ!!


ステージで歌うつもりでって言ったらミュージカルになりそうだ・・・。
や、やはり「自分が告白するつもりで」しかないのか!?
雪歩のドタンバの勇気を信じる!



「自分が実際に告白するつもりで、言ってみたらどうだ?それなら思い切って、声出せるだろ」





OK、予想の範囲内の答えだ。

「そうか・・・、じゃあ、雪歩が誰かを好きになっても、その想いは、一生伝わらないままだな」

ゲームの中の俺が雪歩にしかける!!

「うう・・・・そ、それはイヤです。せめて『憧れてました』って、気持ちぐらい伝えたいかも」
過去形になってるぞ。
「おっ、そんな風に言うってことは、雪歩には、憧れの人がいるのかっ!?」

ゲームの中の俺が雪歩にさらにしかける!!

「い、いえ!べべ、別に、そういうことでは!私なんかが、申し訳ありません!!」

うろたえすぎだろ!
まぁ、いい。憧れの人に想いを伝えるつもりで、セリフを言ってみるんだ!
大声じゃなくてもいいから、ちゃんと相手に伝わるように、ハッキリと心を込めて!!

「は、はい、わかりました。落ち着いて・・・、落ち着いて・・・・。」







「俺がいるとジャマなようなら、外に出ておくけど・・・」

何、言い出すんだゲームの中の俺!




「いえ、いて下さい!プロデューサーがいてくれた方が・・・、いいんです。では、いきます」



TAKE3 & 録画開始!!









感動した!!


「ありがとうございます!プロデューサーのおかげで、何とか演じられそうかも。ふふっ・・・」


雪歩に自信がついたってことは、俺のアドバイス(三択)も役立ったってことかな?


その後に放送されたドラマは、雪歩の演技が評判で大人気となった!
やったな雪歩!!









思い出は+5で合計13。
アイドルアルティメイトは3回戦だから、それぞれ4個は使っていけるぞ!!


▼衣装打ち合わせ

衣装は星のブローチとリボンのアンクル。
アクセサリーは「セット」をそろえると効果が高い。
星のブローチは星のイヤリングと組み合わせるといいぞ!





▼夜

というわけで次の週へ!!





活動54週目(残り8週)






とりあえずファンレターです。
さて、スケジュールの作成ですが・・・


あれ?まだ営業が選択できる?


よし、選んでみよう。


▼営業

出てきた営業は・・・













コミュ復活しやがった!!



これは思い出稼ぎ放題になるわなぁ・・・・・。
せっかくだし、パフェのとれなかった奴をとれるようにしてみるか。

「プレゼント対応」の最初の間違ったと思われる選択肢を修正してみる。
1個目の選択肢を「さすがだな」に変更。

パーフェクトコミュニケーション!!






思い出の確率変動がやってまいりました!!






▼レッスン

ポーズレッスンでパフェ。
あれれ?まだ伸び続けるぞ!?




活動55週目(残り7週)


なんか、書く事なくなってきた気がする。


思い出の回収ができるのがわかったので、
無理に節約する必要もなくなってきた。
残り週は7。


どうしよう・・・・





ここでライバルオーディションだろ!!


前回敗れた屈辱を晴らした上で、
アイドルアルティメイト本選を目指すぞ!!














あ、あれ?
約束のメールは入れたけど、
今週じゃなかったっけ?


しまった覚えてない!!


スケジュールにライバルオーディションがないので今週じゃないのは確かだな。
割とありがちなミスをしつつ、営業+レッスン。

単発ドラマとポーズレッスンでそれぞれパーフェクト!!
レッスンは伸びるマークは出たけど、実際はもう伸びてないのかも?






さて、いよいよ本格的に書く事なくなってきたが、
ライバルがあるからいいか。



よーし、次こそは打倒四条貴音だ!!



せーぶ♪

第36話 思い出をありがとう 活動49〜52週目

そういえば、雪歩のメールをDLCとして購入してるのですが、
一度もメールが来たこと無い。
これはなにかの不具合なのかとアイマス公式のHPをみたところ・・・


▼また、「メールアドレス」を購入された場合は、「ストーリープロデュース」または「フリープロデュース」でその該当アイドルをプロデュース中に、ゲームの中の「夜」のシーンで「ゲームを続ける」ことを選んだ際にアイドルからメールが届くことがあります。毎回必ずではありませんので、ご注意下さい。


ちゃんと書いてあった。
「ゲームを続ける」を選んでないので当然ということでした。




活動49週目(のこり13週)

前週での約束失敗の代償は、ファンレターで補う!
テンションは「高い」に回復して問題なく続行です。


▼レッスン

ポーズレッスンがお休みなので出来そうなのはダンスぐらい?











回転速すぎてBADレッスン



どうにもならんわ・・・・



▼営業

テンションがまた落ちてしまいました・・・・。

今週は「感謝デー」



「あ、あの、プロデュー・・・・、いや、、なんでもないです。」




雪歩さん、独り言がまるきこえです。


「えっ!き、きこえちゃってましたか?あ、いえ、別にその・・・何もないわけじゃないですけど、でも、その、いざとなると・・・、あうう・・・、」

かなりあわてふためいてます。

「つまり、今日は・・・、今日という日は・・・、えっと、あの・・・」

今日は何か特別な日だったでしょうか?

雪歩が言いかけた言葉から推測すると・・・

三択!





「そうか!きっとあれだな、今日はプロデューサー感謝デーなんだな?」

「えええっ!?な、なんでわかっちゃったんですか?」

営業の名前が感謝デーだからな。
てゆーか、ファン感謝デーじゃなくて俺への感謝か!

「今日はプロデューサーに、感謝する日にしようって、ずっと思ってて・・・」
でもまぁ、プロデュースしてるのは俺の仕事だし、
別にそんな気を使わなくていいよと雪歩には言ってみたが、
雪歩は今までのプロデュース活動の日々を熱く語り、絶対感謝するってききません。




「わ、わかったよ。そこまで言うなら気持ちは受け取るけどさ・・・」
勢いに押されました。

「あ、あれ?プロデューサー、もしかしてちょっと気が引いちゃいましたか?」

そこで雪歩が引くなよ!

「すみません、私、ちょっと熱く語りすぎちゃいましたね。で、でも、それだけ真剣なんです。」

わ、わかった。
で、プロデューサー感謝デーな今日は雪歩は何をしてくれるんでしょうか?

「それが・・・、徹夜して考えたんですけど、『これだ!』っていうのが、思い浮かばなくて・・・。ですから、よ、良ければプロデューサーにこれを・・・。」


雪歩が差し出したのはなんかのチケット。
なんかの、というより手作りのチケットだった。






そこには『何でも言うことをきく券』と書かれていた。













ここで三択!!








おそらく正解の選択肢は「いつもの雪歩のままでいいよ」だと思う。
だと、思うが、俺はこれを選ばずにはいられないぜ!!





いやいや、待て待て!1つだけなら、やっぱりこんなことが、いいかな・・・。


これでもかと妄想力を働かせる俺。
おおお、震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!!

「ぷ、プロデューサー・・・・?」

うーん、迷うなあ!俺はどうしたら、いいんだあ!


「あの、決まらないようなので、私、向こうに行ってますね・・・」






ちょ、逃げられた!!


その後、ゲームの中の俺は雪歩そっちのけで3時間悩み続けた。




おわり?





おわらない!!










雪歩を呼び出した!!
























ふっとぶ俺




チケットには有効期限:渡してから2時間って書いてありました。

な、なぜ有効期限があるんだッ!?っと取り乱す俺を、雪歩は冷ややかな目で見ていた。



ノーマルコミュニケーション




雪歩にはいい思い出が出来たようだ!!
思い出+1



次の週へ!


活動50週目(のこり12週)

Aランクに入ってからのコミュはこれで3連続ノーマルコミュニケーションです。
現在思い出5つです。


メール確認。

ファンレターがよく来るのでテンションはけっこう回復してくれるのがアイマスSPの特徴かもしれない。



おおっと、なにげに公式で「とかち」が出てくるのはこれが初めて??

一応、これまでにあった公式とかちはスタ→トスタ→の「とかちすかとかち」とか、インタビューなんか。
ゲームではこれは初めてかと思われるがどうか。


今週も営業です。


▼営業

選んだ営業は「イメージチェンジ」

雑誌社が読者に、雪歩に、どんなイメージを持っているか、アンケートを取ったそうだ。
「私のイメージ・・・、ですかぁ?あの、どんな物があるんでしょうか?」
雪歩はアイマス世界では「清純派」である!
アンケートの結果で「かわいい」「優しそう」とかが多いのは当然といえよう。
「あ、結構、いいイメージなんですね。良かった・・・。ふ、ふふっ。」

「あの、プロデューサーは、どんな感じですか?私のイメージ・・・」


三択!!




けっこうがんばりやとか、熱血とか、暴走とか思うのだが、
出てくる選択肢は「穴堀り」「スレンダー」「おとなしい」の3つ!!
スレンダーは選ぶと面白そうだが、「ひんそーでちんちくりん」とか言って落ち込みそうだ!!
雪歩が落ち込むのを回避するために俺は「穴堀り」を選ぶぜ!!



「穴掘り、かな。インパクトあるからな、あれは・・・。」
実際、どうやって掘っているかは見てみたい。

「う・・・、そんなに印象つけられてるって・・・、私が、穴を掘りまくってるからですよね・・・。」

こっちでも落ち込んだ!!

「いつも、たくさん失敗しちゃってるから・・・、ああ、私って、どうしてこうダメダメなんだろ・・・」




言ってるそばから、穴を掘るなー!!


それにこの事務所は1Fではない!!

「あうっ、すみません、つ、つい」








話をかえよう



「お!アンケートに、こんな項目あるぞ。『雪歩に似合うと思う職業は?』だってさ」
「へえ・・、面白いですね」
「保母さん、獣医さん、お花屋さん。いろいろあるな。」
獣医は無理だろ。
「保母さん・・・、とっても楽しそうですけど、私の場合、子ども達に、いじめられそうですぅ」
はい、消えた。
「獣医さんは、患者さんで来た犬に、いじめられそうだし・・・。」
はい、消えた。
「お花屋さんは、お花を買いに来た人が、もし男の人だったら、怖いからダメだし・・・」
全部消えた。
なんでアイドルはやってけれてるんだろう・・・・。

「す、すみません。あの、プロデューサーは、私に、どんな職業が似合うと思いますか?」


きた!
三択だ!!





選択肢は「作詞家」「やっぱりアイドル」「メイドさん」の3つ!!
ポエマーな雪歩(趣味がMY詩集)だから正解は作詞家なのか?
しかし、雪歩にはこのような履歴がある!!







雪歩の慰めタイピング!!

我々は知っている!!
かって、雪歩がメイドさんとなっていじめられるのを慰めるゲームがあったことを!!






あ、でもドラマCDの雪歩のメイドさんは「雪歩様」モードだったな・・・・





せっかくだから俺は「メイドさん」を選ぶぜ!!


「メイドさんかな。『お帰りなさいませ、ご主人様』って、言ってみてくれよ」








録画の用意だ!!






ディモールト良し!
次は「べ、別に寂しくなんかなかったんだからね!」だ!はい!






「プロデューサーの趣味には付き合えないですよ?」

雪歩の視線にちょっとケーベツの色が混じってる気がする!なぜだ!








話をかえよう


しかし、このアンケート、なかなか考えさせられるものがあるな。
「そ、そうですか。考えさせられますかぁ・・・。」
雪歩のこうしたイメージがファンをひきつけてきたといえよう。
だが、はたしてこれからもこのままでいいのだろうかと、考えずにはいられない。
今のままの雪歩であれば、安定はするけどさらに新しいファンを増やすのは難しいだろう。
「・・・つまり、新しいファンを増やすためには、イメージチェンジも必要ってことですか?」
Yes!
「あ、でもイメチェンって何を、どうすれば・・・。」


ここで三択だ!!





「不思議ちゃん系」「グラビアアイドル」「妹系」


うーん。



雪歩にグラビアをもとめるのは無理だ・・・。
俺は良くてもアイマスワールド的には無理。
不思議ちゃんは十分に不思議はいってる。
妹しかないのか!?



「妹系でいこう!雪歩ならきっと、みんなが憧れるかわいい妹になれる!!」


打倒!高槻やよい!!


「妹系・・・。あの、それって、どんな感じなんですか?私には、お兄さんがいないからあんまりよくわからないかも・・・。ファンのみなさんを『お兄さん』って、呼ぶんですか?」
「『お兄ちゃん』の方がいいな。あと自分のことは『雪歩』でいこう。ちょっとやってみてくれ


録画続行だ!!

「・・・あの、こんにちは、お兄ちゃん。雪歩です。」

「今日は、お兄ちゃんたちに会えて、雪歩は、とっても嬉しいです・・・。」







ディ・モールト良し!!
雪歩も新鮮な感じで楽しんでる様子だ。
検討する必要はあるが、こういう路線も悪くは無いな。
よし、いい手ごたえだ!









で、総合結果は・・・












ノーマルコミュニケーション


これで4連続ノーマルコミュか・・・。


衣装打ち合わせは宇宙人アンテナとメカシューズでした。




活動51週目(あと11週)


レッスン+営業をもう1週入れてみよう。


▼レッスン


ポーズレッスンが安定なのに臨時休業・・・・。
演技力も臨時休業。
欲しいパラメーターはViだから表現力しかないか!?


表現力レッスンは空中を飛び回る「感情」のアイコンを叩き落すレッスン!!
「せつなさ」や「たのしく」などの複数の感情の中から指定された感情だけを叩き落す必要があるので難しいぞ!!

えー、アーケードのレッスンが復活したわけですが・・・・

ここは画面端で待ち受ける作戦でグッドレッスン!!
やっぱりビジュアルが少し伸びた!


▼営業




コミュがあと2つしか存在しません!!


これ2つやったら営業は打ち止め!?
Bランクのコミュやらせてくれーーーーー!!

今週はプレゼント対応。



事務所に雪歩あてのプレゼントが山ほど届いてる。

「や、山ほどですか?あの、全部、ファンからのプレゼントなんですよね?」
ファンじゃなければ誰から来る。
しかし数が増えたなぁ。
ここで三択!
よーし、気持ちを言葉に込めるぞ!!


「うれしいな雪歩!!」















「す、すみません。わけてあげたいのはやまやまなんですけど、ファンの気持ちを考えると・・・、私に、って送ってきてくれたものを中を見もせずに横流しするなんてヒドイし・・・」

俺は雪歩の人気ぶりがプレゼントの量からわかるのが、うれしいな、って言っただけだ!

「あ、そ、そうなんですか?すみません、すみません!私、カン違いしちゃって・・・。」
誤解させるような言い方をした俺も悪いし、ごめん、気にしないでくれ。
で、
とりあえず開けたプレゼントは雪歩に持って帰ってもらいたいところだが・・・。
「ふふ、嬉しいですぅ。ちょっと1つ、開けてみようかな・・・」


「きゃーーーーーーーーーーーーー」


「ど、どうした雪歩!何か危ない物でも入っていたか?」
うかつ!
何が入っているかわからないプレゼントを雪歩にあけさせるなんて!

「あ、危なくはないですけど、うう、ぐすぅ・・・、こ、怖いプレゼントですぅ・・・」






「怖いって、このお面がか?アフリカか南米の物のようだな。アフリカンアートってやつだ」
「そうなんですか。呪いのお面かと、思っちゃいました。す、すごく怖い顔だから。」
「確かに少し変わったデザインだけど、これも芸術なんだぞ?」
「そういうものって、夜中に目が光ったり、勝手に宙を飛んだりしそうですよね・・・。ううぅ・・・」
それはない。
「そ、それに持ってるだけで呪われちゃったりしそうですぅ!」


うーん

「おいおい。呪われるだなんて、せっかくプレゼントしてくれたファンに悪いぞ」
そう、ファンは良かれと思って贈ってきたに違いない。
「その気持ちは、ありがたく受け止めないと、いけないですよね。」

よし、ということで持って帰ってくれ。

「はい。わぁ、変わったプレゼントでう、うれしいなぁ・・・。」
すごくひきつってるんですが・・。


「今回に限らず、『困ったプレゼント』って、結構、多いんじゃないのか?」
「はい、実はそうなんです。大半はうれしいプレゼントなんですけど、時々は・・・」
人のセンスはそれぞれだからなぁ。
インパクトのあるもので雪歩に覚えてもらおうと、ちょっと不思議なものを贈ってくるファンもいるだろう。
実際の芸能人でもプレゼントでパンツをもらったりして困ることがあるときく。


「そういうものは、どうすればいいのか、困っちゃう時があります。どんなものでも、しばらくは家に飾っておくんですけど、その後、どうすればいいのか・・・。」
かさばる置物系の処理に困ってるらしい。
なんか、本気で困ってるみたいだな・・・。


「雪歩が困るプレゼントは事務所で引き取るよ。それならいいだろう?」
「えっ!?・・・で、でも事務所に置きっぱなしにすると、迷惑にならないですか?」
「置きっぱなしにはしないよ。受付に飾るとか、有効利用させてもらう。」
「ホ、ホントですか?ちゃんと飾ってもらえるなら、それが1番いいと思います」
ファンからもらった置物たちはちゃんと飾ってあげたい。
雪歩の心優しさだな。
置いておけないものは倉庫に大切に保管することを約束すると、雪歩はやっとホッっとしたようだ。
「良かった。悩みが1つ解決しました。プロデューサーに相談して、良かったですぅ。」

うん。
こういったちょっとしたことでも雪歩の悩みになってたりするんだな。
役に立つことができてよかったぞ!!



グッドコミュニケーション!!


思い出+2




これでこの週も終了です。




活動52週目(のこり10週)

オーディションを受けるぞ!

受けるのはやっぱり全国5万2枠。

なるべく思い出を使わずに突破したい!!


ムクチャー・・赤12
御中元・・・・赤9
サカルカロム・黄10
雪歩・・・・・黄16
まるっち・・・赤10
ピンキー・・・青9

正直、雪歩はビジュアル補正が高すぎてイメージをダンスに変える事ができなかった。
結果は流行1位ジェノサイドで13点。
13−13−12のきわどい勝負だったけど1位合格!!
(もう1ヶ所落としてたら即死でしたが・・・・)




明日に猛ダッシュと歌いながら全然ダッシュ力のない雪歩さん



ファンは7万ほど増えまして、137万3801人。
ファンからのプレゼントは忍者の覆面でした。




残り9週あるけど、
受けることができるコミュがあと1つだけなら切り上げてアイドルアルティメイトの可能性も・・・。
でも思い出8個は心配だ!

ちょっと心配になってきたけど、
がんばって走り抜ける!



せーぶ♪




1999年03月18日

第35話 乙女よ大志を抱け!! 活動46〜48週目

「私だ」
誰だよ。
「私が765プロ社長高木順一郎だ。」
ああ、社長ですか。
「ついにAランクだね。おめでとう。」
ありがとうございます。雪歩のがんばりのおかげです。
「そこで、私から君達にプレゼントをしよう。」
プレゼント?
「これだ。」


















こ、これはアイドルマスターブレイク限定版!!
「そうだ。これについている『ブルークロスピュア』と『だっこねこ』のファイナルフージョンを許可する。」
ありがとうございます!
「では、健闘を祈る!」








活動46週目(残り16週)

さて、ここで初めて残り週の数字が出された。

残り16週。

ということは、プロデュースは全部で62週ってことでいいのかな?
(残り何週の表記の仕方で悩みますが・・・)

そういえば・・・・、
62週もあると思ってなかったので、
曲変更を44週でしてしまいました。
おそらく曲減衰(同じ曲をずっと使い続けていると、イメージが下がってくる)を直撃はまぬがれない。
XBOXと同じ52週だろうと思いこんでたからなぁ・・・。

(注記)スケジュールで「アイドルアルティメイト」の項目が出てくるので、16週全部やらずに途中できりあげていいみたいです。





朝のメールチェックはまずファンレター。
ちょっとトンデル系のメールが来た。
これでも雪歩のテンションはあがるんですけどね。

そういや、直筆のファンレターって難しいよね?

なんかありきたりのことしか書けない自分が悔しい。
(だからアイマスレディオにも採用されないんだよ!)

16週もあるということで気持ちの余裕も出てきました。
Aランクは衣装合わせで衣装を増やしつつ、コミュで思い出稼ぎ?




さて、雪歩が事務所に顔を出しまして、
今週のおねだりをしてまいりました。


「あのぉ、今週は営業で、パーフェクトコミュニケーションがとれたら最高ですよね?」





営業のお願いなんてものもあるのか!!


営業、つまりコミュのことなんだが、
これは三択で答える選択肢が3回ぐらい出てくる。
まったく知らないコミュでパーフェクトコミュニケーションがとれる確率は1/27ぐらい!
いや、まて。
雪歩の性格をよく考えて回答すればいいだけだ・・・・・





「よし、約束しよう。きっと守るよ」

約束しちゃいました。


▼衣装合わせ



「スタジオMETORO」の「MAYOKO」さんがもってきたのは
手の甲の部分にファミコンのコントローラーがくっついたギンギラギンのグローブ。
そう、可愛くないけどイメージ補正が高くてしかたなく使っちゃうことで有名なパワーのグローブだ!

もう1個はウールチョーカー。

▼営業

あ、ランクアップコミュが出てきた。

先週、貴音とイチャイチャしてたので出ないと思ったけど出てまいりました。

ランクアップコミュは事務所でのやりとりです。

「はぁ・・・。あぁ、困ったなぁ・・・。」
なにかと困ったことが多い雪歩さんですが、今回も困っております。
どうしたんだ。それじゃランクAのすごいアイドルに見えないぞ。

「あの、それが・・・、かくかくしかじか」

「かくかくしかじか」って発音されても困る。
用件としては大手プロダクションより雪歩に引き抜きの話が来てるらしい。
しかも破格な待遇で!!
でも、スポーツ選手の引抜って聞くけど、アイドルの引き抜きってあるのかしら?
「そうなんです・・・。あ、でもっ私!事務所を移る気なんて、全然、なくて、だけど、その・・・、なんだか断りづらくて」
おー、765プロラブフォーエバーー!
でも、雪歩の性格なら断りづらいのはわかる。
大手プロのスカウトも熱意をみせるものだからなおさらだ。


「よーし、俺がガツンと言ってやる!」

「そ、そんな、乱暴じゃないですか?」

しかし、いつまでも相手に気を持たせちゃ駄目。
Noと言える日本人だ!

「あっ、でも、その・・・、プロデューサーが単身、相手事務所に乗り込んでいくのは、ちょっと」

だめっすか?

「そうすると、事務所同士の、大きな問題になっちゃうと思うんです。それはあんまり・・・。」

まさか、プロレスじゃあるまいし、それで遺恨になるとは思わないけど。
でも、そうなると、雪歩が自分で言うしかない。
泣き顔になる雪歩。
「な、泣くな。だったら、俺と雪歩の二人でいけばいい!」




ああ、ドーンとまかせろ!




ノーマルコミュニケーション



選択肢でるの1回だけのコミュでノーマル引いたよ・・・・。
でも、みんなそこは、ガツンと言ってやるって選択するよな?な?
(アーケードからずっと同じ過ちをしてる気がしますが・・・)


思い出+1

▼夜

約束守れませんでした。





だって、しょうがなーいじゃない(和田アキ子)

あ、でも、営業で約束が成功するとどうなるんだ?
思い出がいっぱい増えるの???



活動47週目(残り15週)


約束を守れない代償はハートの器1個分でした。

ゼルダの伝説でいうと、ハートマーク3つの状態から2つになること。
するとソードビームでないから戦力ダウンするよね。
アイドルマスターの場合もっと深刻で
テンションが下がるとオーディションは負ける確率が跳ね上がり、コミュでは思い出がさっぱり増えない。
テンションはアイマスの命。









ここでファンレターひいたのはえらい!!

(文面は読んだことあるのだけど)

ファンレターでハートの器1個分まで回復です。
朝の挨拶もクリアして、なんとかテンション3つをキープ。

さて、この週も営業してみよう。

営業→レッスンと組んでみる。
レッスンは能力があがらなくても、テンションを回復させる意味でいれてみた。


▼営業




おおっと、新コミュが入ってるのか!!

ここに表記されてる3つのコミュはどれもアケマス、XBOX360になかったコミュです。
これはわくわくさんだ。

営業というとアイドルの仕事をとってくることのように聞こえるが、

アイマス世界においての営業とはアイドルとの思い出作りだ!!

せっかくだから、俺はタイトルが意味深なお忍びショッピングを選ぶぜ!!




舞台は繁華街!
Aランクになった雪歩は街で見つかると大騒ぎになってしまうほどの人気ぶり。
そこで外に出るときにはお忍びでわからないように出て行くのだが・・・、
心配なのでそれに付き合うことなった。
「あ、あの・・・、すみません、プロデューサー。私の買い物に付き合せちゃったりして・・・。」
「いいよ、これも仕事みたいなもんだ。」
「え?仕事ですか?買い物なんて、完全にプライベートかなって思いますけど。」
おいおい、雪歩の今の状況を考えてくれって。
ファンが握手を求めてくるぐらいならいいけど、ヘンなやつにからまれたりしたら大変だ。





「あ、でも、私は、街では、ヘンな人にからまれたりしたこと、ないですよ?」
話にきけば、ナンパに会うこともないらしい。


なんでだろう?



そ、それは・・・・

「周りが遠慮してるんだよ。雪歩が、スターのオーラを出しているから、声をかけられないんだ!」

な、なんだってー!

「そ、そっかぁ。てっきり、誰にも気づかれてないのかと思って、ちょっと心配だったんです。アイドルなのに華やかさ無さすぎなのかも、って・・・。でも、違うなら良かったです。」
雪歩のファンが良心的ということにしておこう。
でも、念のためには護衛が必要ってことだ。

「ところで、今日は何を買いに行くんだ?」
「ずっと買いたかったものがあるので、まずは、そのお店に行こうかなって。先月、新作が出たみたいなんで、気になっているんですよ・・・。」


さぁ、ここで考えてみよう。
雪歩が気になるものって一体なんなのか?
ヒントはきっとプロフィールの中にあるはず。

趣味:MY詩集を書くこと、日本茶










「雪歩の気になるものって、お茶?」
雪歩ならこの選択肢で間違いなし!
「そうなんです!そのお茶の葉は通信販売でも買えるんですけど、やっぱり自分で直接、色や香りを確かめたいですよね。」


そういうもんかな・・・・。





お茶好きの雪歩らしい意見だ。

というわけで場所はそのお茶の葉が売っているというお店。
想像してたとの違って露店のような店だ。
店内に入るスペースもない。
「はい、小さいお店ですけど、このお店はスゴイんですよ〜!」
雪歩、大興奮!
どうやら主人が特別に仕入れてるお茶がスゴイらしい。
「粉のままでも、ふくよかな香りがあって・・・、私のお気に入りなんですぅ」
すごい力説だ。
俺は爽健美茶で満足する派なんだが、試しに香りをかいでみよう。
「どうぞ、普段、あまりお茶を飲まない人でも、この香りの違いは、ハッキリわかると思います。」



くんくん・・・・



爽健美茶と何が違うというんだ・・・・。




いやまて、ここは雪歩に話をあわせておくか・・・・。



「な、なーるほどー!そ、そういえば、確かに香りが違うような・・・。くんくんくんくん・・・。」


ゲームの中の俺はお茶を鼻でくんくんかぐ。
こ、これはベ、ベタな展開だーーーーーー!!



はっ、はっくょん!



「ああっ!おお、お茶がっ・・・・・・!」

舞い上がる粉塵は雪歩にも降りかかる!!





俺のくしゃみで、お茶は吹き飛ばされ、周り中が、粉だらけになってしまった!
おかげで雪歩もくしゃみだらけで、お忍びできたはずなのに周りから大注目をあびてしまう。
さ、最悪の展開だーーーーー!!



ノーマルコミュニケーション!!




思い出+1


▼歌詞レッスン

えー、歌詞レッスンしてみました。

も、文字が回転しとる・・・!!

さらに一部の文字がブラインド状態!!

それでもパーフェクトレッスン!!



そして、まだパラメーター伸びました!!

カンストしてなかったのか?
それとも知らない間にパラメーターが減衰してたのか?
はたまたカンストの概念がないのか?
どれなんだ?


▼夜
特に変わったことなし。
一気に進める!



活動48週目(残り14週)

前回のアイドルアルティメイトから3週が経過したわけだが、
ここで雪歩からオーディション合格のおねだり!!

約束する!しちゃう!

▼オーディション

受けるオーディションは5万2枠の「LOVE LOVE LIVE!」

メンバーはこちら。

正反対・・・・黄10
マエダオシ・・黄13
雪歩・・・・・黄16
御中元・・・・赤9
かいまき布団・黄10
比較級・・・・赤10


「マエダオシ」は13レベルなのか・・・覚えておこう。
1桁レベルのCPUもいるので安心!!
と思っていたら、3節にCPUの思い出一斉攻撃!
それで星を落としてマエダオシに3節目に差されるという失敗。
(マエダオシ22点、雪歩20点)
でも、2位でも合格だからOKだよね。






あ・・・、雪歩と1位合格の約束してたんだっけ・・・・・。




卑劣なカメラマンの魔の手からパンチラを防ぐ雪歩さん

▼夜

アップしたファン数は7万弱。





合格したけど雪歩は満足しないという微妙な展開だった。
また、次の週はテンション1つ砕けてるんだろうな・・・・。





ファンからのプレゼントはだっこブタ。






うれしさのあまりアイマスSPでもっともあられもない姿を露出してしまっただっこブタさん。






さて、アイドルランク報告を確認すると、125万9419人。
もしアーケード版のアイドルマスターと同じであれば、
ランクAの上にはもうひとつランクが存在する。
ランクSだ!

アーケードと同じ条件なら「150万人のファン」と「特別全勝利」が条件だが・・・。

Girls be ambitious!

よし、150万をまず目指してみよう。



せーぶ♪

1999年03月17日

第34話 Do-Dai 活動45週目


活動45週目

この日の朝はいきなりきました。



「臭う、臭うぞ、貴音の臭い」

まこTは針師:琵琶丸のごとく寄り道を選択!!



今朝の寄り道は朝食をどっかで食べようという話だ。
いざ、街に行かん!!
















あれがかの有名な、さまよえる四条貴音さんか!


「・・・あなた様は。おはおうございます。」
貴音さんとごく普通に挨拶を交わす。
だが、貴音さんはどことなくお困りの様子であった。



かなり、つかぬ質問ですな。
とりあえずここはアウトドア派をきどって、
休日は外で過ごすと答えてみる。

「なんと!そうなのですか?あの申し訳ありませんが、もう少し具体的に、お話いただけないでしょうか?」

俺の生態なんて聞いてどうするんだろう・・・。

「実は、とある雑誌の取材で、休日の過ごし方を教えて欲しいと頼まれたのです。」

「しかし、休日の過ごし方など、私には、わからず、困っております・・・」

千早といい貴音といい、なんでアイドル候補生ってのは普通に遊ぶことを知らないんだろう・・・

「そういうことは友達にメールで聞いてみればいいだろ?」

「メール、ですか?」




・・・・



ケータイ不所持か!!

なんでもいいが、「不所持」と変換しようとして「腐所持」が出るのはやめてくれ。





この子はどうやって芸能界で仕事してるんだろう・・・。

えー、話は戻るが、貴音さんは真面目である。
雑誌の取材に適当に答えるなど言語道断。
一度引き受けたからには、正しく休日の貴音を伝えるのが当然だと言い切りました。







おい!ゲームの中の俺は何を考えてるんだ!!


雪歩との活動週が1週減るぞ!
てゆーか、今週は雪歩のAランクアップのコミュじゃないのか!?


三択!!


















つ 「貴音につきあう」



すまん雪歩。
AランクコミュはアーケードとXBOXで見てるから許してくれ。


「じゃあ、俺といっしょにそれっぽいところを回ってみるか。」
きさくに話しかける。
「よ、よろしいのですか?助かります。あの、ですが・・・」

ですが?




「萩原雪歩は大丈夫なのですか?あなた様は、彼の者のプロデューサーであって・・・。」



それを言われるとハートが痛くなるだろ!



「ここで逃げたら、雪歩に『どうして四条さんを見捨てたんですかぁ』って、逆に怒鳴られるよ」

便利な雪歩さんが俺の頭の中にいた。
それでも貴音は申し訳なさ全開。
そこで、間をとって午前中だけお休みをとる作戦にしてみた。


「なるほど、神のごとき、スケジュール・・・。あなた様は、やはりすごい方なのですね」

神呼ばわりされても・・・。
というわけで、午前中は貴音さんとしっぽりすることになりました。





タクシーに向かって「へい!」と言う人は本当にいるんだろうか?
聞こえないと思うし。




あわてる貴音。
だが、強引に連れ去る!!














タクシーで移動。
えー、実際の場所で言うと代官山です。

って、ここは初めて雪歩と出会った場所だろ!!




ほら、いっしょだ。

よし、とりあえず貴音には俺のことを「休日大王」と言わせることにする。

「はい、休日大王さま」

いいノリだ。



「い、今のできごとは、忘れて下さいませ。休日大王さま・・・。」


この天然ボケは賞賛に値する!


では休日の過ごし方のレクチャーに入る。
新聞記者が求めるところは「貴音のありのままのオシャレな休日」らしい。
オシャレというのは、黒井社長の貴音の売り出し方の一つだ。
そういうイメージは崩さない方がいいだろう。



「ちなみに、本当の貴音の休日って、どんなのだ?」


「朝にじいやに起こされ、自主的にレッスンをこなし、夜に寝ます」








お前、千早だろ。


「ストイックではあるが、オシャレな記事にはならない。『よく行く洋服屋』や『おすすめの甘味処』などをきかれたのですが、特にないのです。」

貴音はまず言葉がオシャレではない・・・
このままでは面妖な記事になる。

「『ブティック』『スイーツ』と言ったほうが、よろしかったでしょうか?」

オシャレゲージアップ

「あの、このような私は、どこに参ればよろしいのでしょうか?」


・・・。
とはいえ、貴音にどんなアドバイスをするか。







三択!!






「神社」「ブティック」「映画館」の三択。
とりあえず、映画館にでも行ってもらおうか・・・。


「なるほど、それはよろしいですね。実は、スタジオや試写室で、チェックするばかりで、とんと映画館には行っておりません。」



映画館も行かないのかぁ。
まぁ、俺も一人では映画いかないしなぁ・・・。
よし、では貴音と映画館に行ってみることにしよう!









一瞬でつくのが素晴らしい。




シネコンってやつだな。
今は商業施設で複数の映画が見れるこの形態が多い。





千早が笑い崩れそうな反応だな・・・。
「死ねこん」じゃなくて「シネマ・コンプレックス」のことだ。


「なるほど、よくわかりませんが・・・、なんとなく、すさまじいことは理解しました」






全然わかってない。

さて、貴音にはとくに好みがないとのことだし、
(てゆーか、よく芸能界やってるな・・・)
見る映画はこちらで選択。
それじゃ、映画といえばポップコーン。(特にシネコンではそうだね)
ポップコーン買ってくるか。














ポップコーンをそんなにウットリ見るな。

「あ、いえ。名前しかきいたことなかったので、実物を見るの初めてなのです。」

この子、クイズ番組とか無理だろ・・・。

「よし、では、映画を見る前に食べてみるか?」

3個か!?甘いの3個欲しいのか?3個・・・イヤしんぼめが!

いいだろう

3個やろう!!

行くぞ貴音

3個いくぞ!!


















キャラメル味だからな。


「あ、あの・・・。もうひと口、いただいても?」


「ああ、いいぞ。食いたいだろ? 投げてやる...... ご褒美だ、何個食いたい? 2個か?」


「ええ〜〜ッ! やああああだあああああ、もォ〜〜ッと、もオオオオオオ、もォーッとォォォォ。」


「うそだよ! 5個投げてやろう! 同時に5個、口でキャッチできるかな? 手使っちゃだめだぞ。」

「うん!うん!うん!うん! うんうんうん! うんうんうんうんうんうんうんうん」







幸せな顔だ。
じゃあ、中に入ろうか。

「ええ?」
「・・・。貴音用にもう一つポップコーン買おうか・・・?」
「ああ!い、いえっ、めっそうもありません!・・・ただ、もうひと口だけ、いただければ・・・」

「一応、あと2つほど追加して買うか」

「は、はい。」




その後、貴音は俺の分のポップコーンを全部食べきった・・・・。



まぁ、なんだ・・・・。
















貴音さん、大喰らいなんじゃね!?


レジェンド始まったな。








そーれから





映画が終わってからも、あちこちまわりまして・・・








結局、一日遊んでしまいました。



素晴らしい公園に到着。
「なんときれいな、夕焼けでしょう・・・」
夕焼けと美少女。
これは様になる。
「それで、雑誌の取材は大丈夫そうかい?」
「はい、じゅうぶんすぎます。今ならば、誌面を全て埋めるほどの話ができそうです。」
「それはよかった」

「もうすぐ、夜が、来てしまいますね」

「日が沈まぬようにと・・・、祈るのは、初めてです。」

なんとかわいらしいことを言う。

「でも・・・、別れがあるからこそ、今日の夕日はこれほど、美しいのでしょうね」

やっぱり武士にような発想だ・・。

よs、ちょっと聞いてみよう。


「貴音は、どうしていつも、高圧的に振る舞うんだ?本当は、夕焼けに感動できるほど、優しくて、思いやりのある女の子なのに」
「え?」
「少し、アイドルとしてのイメージを変えてみたらどうだ?」
これは俺からのアドバイス。
「ありがとうございます。ですが、黒井殿の意向もございますし。それに・・・、一人で立ち行くには、振る舞わねばならない振る舞いというのも、ございます」
これ以上は、僕が踏み込めない領域だ。
961プロには961プロの方針がある以上、
俺が貴音にしてあげられることは時々声をかけてやるぐらいのことしかできない。
貴音の強さ、そして弱さ。強いだけの人間なんていないってこと、雪歩もいつか気づく時がくるのかな。



・・・ゆき・・・、ほ?



「アーーーーーーーーーーーーーーーー!!」



ゲームの中の俺、事務所に行くの忘れる!!


貴音は申し訳ないとあやまる。
いやし、しかし、悪いのはこっちの方だ。


とにかくかっこ悪いけど、ここでお別れだ!!

アリーデ・ヴェルチ!
貴音さんとの時間はここまでだ!



「お、お待ちになってください!」


ちょっと待ったコール!!
















貴音の役に立てたなら、それでいいさ。
アディオス!







そして・・・・


















平謝り!!

「うう、プロデューサーが事故にあったんじゃないかって、心配したんですよ!」

「本当にすまない!」




「貴音が困っていたから、つい手助けのために付き合っちゃったんだ」


あっ、言っちゃった。



「・・・えっ!四条さんの?・・・そうですか。じゃあ、仕方ないですね」

納得されたよ、おい。

「プロデューサーは、困っている四条さんを見捨てるような人じゃないですから。四条さん喜んでましたか?」



この反応は予想してなかった。



「うん・・・、まぁ、多少は役に立てたかな」

「えへへ。良かったですね!」



その後、貴音との体験を雪歩に話す。
雪歩は、楽しそうに話を聞いていた。
結局・・・・、
雪歩も優しい子なんだな。






この週終わり!!



ゲームでは中断することなく次の週に行きますが、
レポの続きは次のエントリにいきます!

1999年03月13日

第33話 アイドルランクを駆ける 活動44週目

活動44週目(のこり9週)


メールは前にみたことある奴。
でも、テンションが増えるのはいいことだよね。
さぁ、アイドルアルティメイト予選だ!


その前に・・・・


活動44週目ということで新曲にしよう。

萩原雪歩が「天空乃 舞姫」としてリリースする(そのような芸名でした)
最後の曲は「Colorful Days」!


「新曲は『Colorful Days』ですか?力強い曲ですね・・・、難しそうです」
「この曲には、765プロのみんなへの気持ちを込めたつもりだ。」
「え?ど、どういう意味ですか?」
「ほら、歌詞の後半に色の名前が入ってるだろ?これが雪歩たちをあらわしているんだ。」
「えっと、私がホワイトで・・・・」

ホワイト・・・・・・雪歩
イエロー・・・・・・亜美真美
ブルー・・・・・・・千早
レッド・・・・・・・春香
ノーマルグリーン・・律子
フレッシュグリーン・美希
オレンジ・・・・・・やよい
ピンク・・・・・・・伊織
パープル・・・・・・紫
ブラック・・・・・・真

「あ、ほんとですね!」
「ホワイトが最初にくるから、雪歩は765プロのイチオシってことだよ。」
「え!?そ、それは緊張しますぅ」
もちろん嘘です。
「よし、この新曲でいくぞ!」
「は、はい!」


▼会場

ついに最終予選。
色々と不安の種も残るけど・・・、ここまで来たんだ全力を尽くさないと!

雪歩に気合を入れようと思っただが、
(この世界でも円陣とかあるはず)
あ、あれ?雪歩がいない。

ああ、きたきた
「遅れてすみません。プロデューサー!」
「ふぅ。いつ呼ばれるかわからないから近くにいてくれ。」
「は、はい!」
「ここまできたらなにがなんでも勝つぞ!」
「は、はい!」

・・・なんだか「は、はい!」としかいえない気の無い返事だ・・・。

もしかしたら、4次予選のことをまだ引きずっているのだろうか?
雪歩が勝つことで、自分以外の誰かを泣かせてしまうことを。

「そ、そんなことないです!私、前だけをみなきゃって思ってますし。でも・・・、四条さんはこういう時、どう思うんだろうって、考えちゃいます。」
「多分、四条さんなら、私みたいにグチグチと考えないで、平気な顔してるんだろうなあ・・・。」
雪歩は、貴音が悩む姿を見たことが無い。
本当は、貴音も同じことで悩んでいる。


心の温度を下げること。
ただ前だけをみる。
後悔は猛毒 考えれば考えるほど体が動かなくなる。
心を半分地べたに捨てて、
今やらなきゃいけない事に集中する。
(PSYRENより)

そうすれば、闘うことはできる。
でも、それはいつか・・・壊れてしまうかもしれない。


雪歩には、貴音が同じ事で悩んでいると教えてあげた方がいいのだろうか?
それとも、このまま貴音に憧れを抱かせておいた方がいいのか・・・。


「あの〜、プロデューサー?」

おっと、思考シーンが多くなった。






ゲームの中の俺はとっさの言い訳が素晴らしい。
実にアイマスチームらしい。

「いえ、あの、プロデューサーに用事があるって・・・」

え?誰が?

























虫唾ダッシュ!!


「うわ、黒井社長!」

黒井社長って、黒じゃなくて紺色だよな、って今はそんなこと考えてる場合じゃない。

「お前達に、ききたいことがあるのだが・・・。お前達は10分ほど前に、どこにいた?」

いつになく黒井社長の話し方も厳しく感じる。
「え?俺は、ずっとここにいましたよ?」





「・・・向こうで、何だね?」


「えっと・・・、あの・・・・」


「はっきりと言いたまえ!」




黒井社長が大きな声で怒鳴る!


「黒井社長!!オーディション前のウチのアイドルになんてことをッ!!」

ただでさえ、男性から大きな声を出されりゃ雪歩はすくんでしまうのに、
ましてやこんな本番前に!
って、雪歩、なんかあったのか?
ス・・スキャンダルになるようなことしてないだろうな!?

「ふん!なんたる下品なヤツだ!いいだろう、教えてやる。」








衣装盗難!!
芸能界を舞台にした漫画では古典的な罠なのだが、
王道ベタもアイマスの真骨頂!!

「私のプリンセス、貴音ちゃんの実力をねたんだアイドルが、隠したんだろう・・・。」

貴音の衣装を着れば胸が大きく見える気もしないでもないが、
やはり、隠されたと考えるべきか?

「まったくどこのアイドルだろうね。

顔が見てみたいものだよ

もっとも、そいつは、しれっとした顔で、

私の目の前に立っているかもしれないがね?」


「まさか、あなたは雪歩を疑って・・・?そんなことあるわけ、ないですよ!雪歩、ここに来るまで、お前が何をしていたか、こいつに言ってやるんだっ!」

雪歩のことだ。
きっとトイレの中で不思議なおまじないを唱えていたに違いない!





あ、あの、その不安な反応はやめていただきたいんすけど・・・・



「ほ〜ら、何も言えない!やっぱり、こいつが怪しい!」


「ついに本性を現したな、765プロめ!来いっ!警備に突き出してやる!」


「きゃあっ!」




うわっ!
雪歩が連れ去られる!!




だが、そこへ









貴音さん登場!

「おお、貴音ちゃん!にっくき犯人は私が捕まえたよ!」

黒井社長はこれみよがしに貴音に話しかける。
だが、貴音は・・・

「萩原雪歩は犯人などではありません。彼女は1人あちらのイスで、精神集中をしてましたから」

雪歩のフォローに入る!

「えっ!?」

そこで雪歩が驚くのはなんだろう・・・・

「な、なんだ、それは!?そんなはずはないだろう?」

しかし、貴音は雪歩をずっと見てたので無実ですとキッパリと言う。
貴音に言われれば黒井社長もどうすることもできない。

「くっ・・・、もういい!勝手にしろ!」

黒井社長は言い放つとどっかに言ってしまった。
そして・・・・

「四条さん、どうしてですか!?どうして、そんなウソを・・・!」

雪歩の口から出たのは、さっきの貴音の証言がウソだったこと。

「ウソか真かは問題ではありません。ただ、萩原雪歩が、そのようなことをするわけはない、それだけは疑いようのない、真実でありましょう。」

なんというお言葉。
雪歩は、貴音がこのことで黒井社長に怒られることを心配するが、貴音は以前に雪歩に助けてもらってるのでかまわないとのこと。
それよりも、アイドルアルティメイト予選で雪歩と戦うことを楽しみにしていた様子。
だが、貴音のトラブルで今はそれは無理になった。

「萩原雪歩、先にアイドルアルティメイト決勝の舞台で待っていて下さい。私もすぐに参りますので・・・・。」

そう、言い残して貴音は去っていった。



問題は一つ残る。



「雪歩、お前さっき貴音に『どうしてそんなウソを』って言ってたな。精神集中していたのはウソなのか?」
「あ、あの・・・。」
「雪歩が衣装を隠したりするはずはないから、そのことは疑う余地もないけど、どこで何をしていたのか、俺にも言いたくないことなのか?」






「私、どうしても今は、言いたくないんです!でも、私を信用して下さいっ!」



さて、困ったな・・・。
一体、何があったのかは見当もつかない。
でも、このままじゃオーディションどころでもない。

どうする・・・・・




三択!!






「雪歩、俺の目を見るんだ!!」


チャゲ&飛鳥は瞳で嘘をつくと歌ったが、
僕は瞳で真実を語る!

「え?」

「俺は、雪歩の言うことは何でも信じるし、雪歩の行動も全て信じてる。

だから、雪歩が今、俺に言えないことが、あったとしても、何も気にしていない」

「俺の目を見て、雪歩も信じてくれ。

俺の雪歩への信頼は、揺らいでいないことを」














「なっ?俺は雪歩を信頼してるだろ?」












「はい、私もプロデューサーを、信頼します!」






















「あの、プロデューサー。私が何をしていたのか、ですけど・・・。いつか、必ずお話します。私、強い娘になりますから・・・!」



いろいろと気になることもあるけど、
今はオーディションに集中しないと、
未来が、どうなるかはわからない。
けれど、勝たないと、未来は絶たれてしまうから・・・。



▼オーディション


では、参加メンバーはこちら!


雪歩・・・・・黄16(記者)
ささき商店・・赤11(悪得)
イイ気分・・・黄10
せいぞう・・・黄13
サカルカロム・黄10
漆黒の人魚・・青10


今までのアイドルアルティメイトでは一番手ごわいメンバー構成だ。
10〜11主体なので4−3−2で抜けれるかもしれないが、
怖いのは「せいぞう」が他を圧倒してしまう展開だ。
「せいぞう」が星を落とすのが確認できるまでは1アピ1ボムでいく!


1節

1stアピ・・・・・・






思い出BAD!!









うろたえない!
アイドルアルティメイトは思い出の使用が無制限!!
その割りに、CPUは思い出の3発使用制限を守ってる気がするんですが、
つまり、アイドルアルティメイトは思い出が成功するまで使用、
決まったら普通にアピールすればいい、というのが攻略法だ!!
(今考え出した)










雪歩の思い出は2度咲く!!

2発目はしっかりと決めて、
あとは普通にアピールを固める。
618−417−378で1st−1st−1stの文句なし10点!

やぁりぃぃぃぃ!(それは別のアイドル!)



2節

さて1節目で13レベル「せいぞう」が思い出BADをひいて見事に後退。
2位にあがってきたのはささき商店。
「せいぞう」が下位に潜ったので安心だろう。
3−3−3アピールで384−372−339を形成。
流行3位を厚くしたのはジェノサイド対策。
これでも流行1位を拾うことができて見事満点。


3節

3節のアピールは流行2位を3回、流行3位を2回叩くところから始まる。
そして、流行1位は・・・・
ジェノサイドしました。
アピール回数を損することなく、0−5−4アピールで
000−608ー441(NA失敗)

これでも、1st−2ndを拾って文句なしの満点!!












えー、見にくいかもしれないですが、スコア表です。
ここ数回、特に16レベルのアイドル神になってからの傾向ですが、
ナイスアピールを外さなければ、
思い出を使って無くても勝てる展開が続いています・・・。

対戦相手に3人10〜11レベルが入ってるオーディションでの話なので、
CPU5人全部が13レベル以上だと話は変わるんでしょうけど。
でも、思い出使うと安心なのは確かです。






嬉しさのあまりカラフルデイズでカラフルパンツを見せてしまった雪歩さん。
衣装はシマシマだけど・・・


▼オーディション終了後




収録を終えた雪歩は着替える前にこちらに飛び込んできた。

「ああ、これで次は、アイドルアルティメイトの本選、トップアイドルまであと少しだな!」


そして・・・・
本選では、いよいよ貴音との直接対決が待っている。
「でも、四条さんに勝てる自信は、全然ないです・・・」
「そんなことはないさ。雪歩なら、きっと大丈夫だよ」
「・・・」
「ん?どうかしたのか?」
「いえ、あの、すぐに帰りますよね?私、着替えてきますから、待ってて下さいね!」


せっかちな奴だ。



でも、ここでゲームの中の俺はある一つの疑問を感じ始めていた。




俺の前から、雪歩が、ちょこちょこ姿を消すのは・・・。俺が嫌われているからじゃないのか!?



ど、どうしてこんな簡単なことに、気付かなかったんだーッ!!


何を思ったか、勝手に暴走するゲームの中の俺。


いや、でも、いつもは普通に営業してるし、そんなそぶりも見せないよな・・・
いや、待てよ、アイドルアルティメイトという極限状態で思わず本音がチラリということも・・・
うわー!どれももっともらしい!?いや、でも、まてよ・・・、もしかしたら・・・


まだ暴走してます。


うーん、とりあえず、俺は頼れる兄というイメージで、ここまできたわけだから・・・
・・・はっ!?ウダウダと考えているうちに、もうこんな時間!?


なかなか雪歩が戻ってこない。
雪歩が戻ってこないことで、ゲームの中の俺は
さらに思考が暴走する!!

黒井社長の言ってた衣装泥棒が、雪歩の衣装を盗んだとか・・・、マズイぞ!

小鳥さん並みの妄想をしだすゲームの中の俺。
とりあえず、いてもたってもいられないので雪歩の着替えの様子を聞きに言ってみる。
ところが、話を聞けば、雪歩はとっくの前に衣装部屋を出て行ったとのこと!
オーディション前に姿を消し、オーディションの後にも姿を消す。
いったい何があったというんだ!


ここで出るぞ!ゲームの中の俺の素晴らしい名推理が!!









プレイヤーを置いて暴走するゲームの中の俺は置いといて、
なにやらすすり泣く声が聞こえる・・・・!?





あれは、もしかして雪歩の声!?

「雪歩、どこにいるんだ!?いるんだったら返事してくれ!」





雪歩は泣いていた。
誰にも見つからないように、一人で泣いていた。


「ううう・・・、ど、どうして・・・。どうして、私を見つけちゃうんですかぁ!?」

「私、私・・・、人前では泣かないようにって、頑張ってきたのに・・・!」


「アイドルアルティメイトの間は、プロデューサーの前で、泣かないようにって、頑張ってたのに・・・!」



「これじゃ、私、強い娘なんかに・・・・、」



「ううう・・・、うわああん!」



































「もしかして、オーディションの前も、ここに来て、泣いてたのか?」

「・・・はい、私、『人前で泣いてたら、強くなれない』って、四条さんに言われて・・・だったら、こっそり泣けば、いんじゃないかなって・・・」

「それで、一人で?」

「はい、オーディションに落ちたら、どうしようって、考える度に怖くなって・・・、でも、皆の前では笑顔でいないと、弱虫って思われちゃいそうで・・・。それで。」







雪歩は、一人で不安を抱えていたんだ。
それでも一人で色々と考えて・・・







俺は・・・、プロデューサー失格だな・・・。





雪歩の心に無理をさせてまで、アイドルアルティメイトに優勝する必要なんて、本当にあるのか・・・

今、俺が雪歩にかけるべき言葉は・・・




画面の選択肢は一択







「雪歩・・・。アイドルアルティメイト、あきらめようか?」

「ええっ!」

「俺、雪歩に無理をさせてまで、トップアイドルを目指すなんてこと、できないよ。プレッシャーが、ますます大きくなる中で、不安で、泣いてしまうほどツライなら・・・。」



いっそ・・・・









しかし、雪歩からは返ってきた言葉は、それを否定する強い声だった。


「わ、私は怖いから泣いてたんです!でも・・・不安に思ったことは一度もありません!だって・・・」




「プロデューサーがいるから!プロデューサーが、私のために、頑張ってくれるから・・・!」

「アイドルアルティメイトに出たくないわけじゃないんです。ただ、少し怖かっただけなんですっ!」


ゆ、雪歩・・・


「うう〜・・・。ぷ、プロデューサーっ!」



「ごめん、俺、何にもわかってなかったな。雪歩は、強くなろうって・・・。頂点に近づこうって、雪歩なりに、一生懸命だったんだな」


「雪歩、俺が間違ってた。言い直すよ。」



画面の選択肢は一択








「俺と一緒に、アイドルアルティメイトで優勝しよう!」


「・・・はい、プロデューサー!私、プロデューサーと一緒に、頑張りたいです!これからもよろしくお願いします!」


ああ、頑張ろう!




なんだか、雪歩との絆が、ずごく深まった気がする・・・
雪歩は、少しずつだけど、強くなっていたんだな!







「あのぅ・・・、プロデューサー。私、これからもがんばりますけど、また、怖くなって、泣いちゃうかもしれませんよ・・・・?」



「・・・かもな」



「だから・・・、次に泣く時は・・・・・・・」









「曲者っ!?」



って、このタイミングで曲者って誰の声ですか!!
いや、誰かは見当つきまくりな言葉ですけど!!



ファンもどき「ちくしょ〜!見つかっちまった〜!!」


あ、この顔は、前に雪歩にからんで、貴音に追っ払われたヤツじゃないか!
(アイドルアルティメイト1次予選ですね)


ファンもどき「ああ、マズイっ!」


ファンもどきは逃げ出した!!
あいつなんかいかにも怪しいぞ!!
とっつかまえてやる!

「雪歩!俺はアイツを追いかけるから、お前は控え室に戻っておいてくれ!」



「えええ〜っ!そんな〜っ!今、とってもいいとこだったのに〜〜!」

「うう〜、恥ずかしいです〜!もう、穴掘って埋まっておきます〜!」




俺は走った!
走った先には、衣装を抱えたファンもどき!!
貴様かぁーーーーーーーー!!





ボラーレ・ヴィーア!(飛んでいきな)


ファンもどき「ゲフーーーーー」




こうして、衣装泥棒は捕まえることができ、
そのまま警備員に突き出してやった。
雪歩の濡れ衣もあれたことだし、
よし、これですべてがうまくおさまった!!






ただ・・・







あの、衣装泥棒を見つけた声は、貴音だったような・・・・・・

なんであんなところに貴音が・・・。






▼夜

貴音の謎は残ったが、何をどうこうもしようがなかった。
会場からは途中で寄り道をして、ささやかだけど雪歩のお祝いをして。
社長には、雪歩から少し遅れるって電話をしてくれた。

事務所につくと、高木社長は待っていてくれた。


「合格おめでとう!テレビ見ていたよ。では、結果が楽しみなアイドルランク報告だ」







アイドルランクAに到着!!


「ついにランクAだな!あとはどこまでファン数を伸ばせるかへのチャレンジだ!」

どうやらランクAになったから即アイドルアルティメイト本選ってわけじゃなさそうだ。
雪歩の実力はランクAに間違いない。
雪歩は他のランクAと呼ばれるアイドルたちの顔を思い浮かべては、そこに肩を並べるなんてとんでもないと困惑気味。
でも、間違いなく、100万人のファンを集めたランクAアイドルなのだ。
あとちょっと、自信がつけば、ふさわしくなるのだが・・・・・。
まぁ、それも少しずつだ。
今日のところはお疲れ!そしておめでとう!




ファンからのプレゼントはメカグローブでした。









そして






「さて、いよいよ!アイドルアルティメイト本選に進出か。ここまで、よく頑張ってくれたね!」
高木社長から声を貰う。
しかし、本番はむしろこれからだとはっぱをかけられたが。
そして、ここで本選のことについて教えられた。
本選は3週にわたって行われ、そして3週とも勝たないとアイドルアルティメイトの勝者になることはできない。
「私は、君達を信じている。持てる力を発揮し、がんばってくれたまえ」




勝って・・・・




そして、必ず最初の約束を果たすぞ・・・・




さぁ、次はアイドルアルティメイト本選だ!!




「プロデューサーさん!」

今度は小鳥さんが声をかけてきた。

連絡事項タイム!!

▼アイドルアルティメイト本選は3回連続で、オーディションに参加しないといけない。
▼一度、本選に参加すると、レッスンも、営業もできなくなってしまう。
▼アイドルアルティメイトの本選は、活動週のリミットには含まれません。
つまり、リミットいっぱいまでプロデュースできます。


以上、連絡事項!

「やはり、本選は今までよりも厳しいものになりそうですね・・・。」






「雪歩ちゃんのためにも、絶対に勝ってくださいね♪」

「はい!」


ランクAはまずは本選のための準備だ。
思い出は今2個しかないし、もっと増やしていかなくては!



よーし、次もがんばるぞ!





せーぶ♪

1999年03月12日

第32話 魔王立つ 活動42〜43週目

活動42週目(残り11週)

先週、善永記者がやってきたってことは、
今週はオーディションにいくべきなんだろうなぁ。
活動週って、Aランクにあがったらもっと増えるのだろうか?

まずは・・・、オーディションを合格して考えるか。


▼オーディション

さて、オーディション会場を見に行くと・・・





こんな感じになっていた。
全国50000(2枠)が消されて、なおかつIVが25000人規模という組み合わせ。
30000規模、25000規模を受けてもいいが、
それこそ思い出なしでクリアできるとも思うが、
それはそれでもったいない気もする・・・。

そこでLONGTIMEを覗きにいくと・・・・
1枠に覇王エンジェルがでーんと居座る。


1枠のCPUは消すことができない。

2枠、3枠の「DOLLS」と「えりか」はともにレベル一桁。
とても覇王エンジェルを止めれる存在とは思えないが、
むしろ思い出なしで満点とっての対決になるのか・・・・・


意を決して、覇王エンジェルに挑む!!



LONGTIME!

活動週25以上のベテランアイドルだけが出場できる、
お茶の間に安心を届ける番組!
視聴者の数は多く、増えるファン人数は10万人!
だが、審査員は興味の値を隠しているために、
いつ、だれが帰ってしまうかはわからない!


メンバーはこちらだ!

覇王エンジェル・赤15
DOLLS・・・赤8
さとる・・・・・赤9
雪歩・・・・・・赤16
サカルカロム・・黄10
大回転・・・・・青10

覇王エンジェルが撃沈してくれれば助かるのだが・・・。























すんません、
あまり内容を語ることなくパワーで勝ってしまいました。
覇王が見事にずっこけてくれまして。

オーディション中はすげぇ緊張してたんですが、
蓋をあけてみれば4−3−2アピール、もしくは3−3−3アピールで無事に合格できてた。
2節目に心配になって思い出1つ使ったんだけど、実は必要なかったという・・・

それだけパーフェクト16レベルのパワーがすごいということか。

1アピが128−128−126
128が1アピの最高得点かな?

あと、レベル1桁が弱すぎる。






嬉しさのあまり人文字で「千」を作る雪歩さん。
結局、メキシカンハットかぶってるのかよ。


▼夜

LONGTIMEを受けて増えたファン数は・・・・
11万8000人ほどでした。
さすがに一気に13万人は増えないか・・・。
残りファン人数は1万2552人。
中途半端に残ったな・・・・。


ファンからのプレゼントは階級章です。


営業の自然増ではちょっと期待しにくい。






そして、ここで寄り道フラグキターーーーー


小腹が空いたので寄り道してどっかで食べようという展開。
ここ最近、寄り道しでも社長とか黒井社長とかだったりするんでなんだが。










なんで、お腹がすいてそこに行くんだ!!


どうみてもこの橋は貴音ゾーンです。




チャララ〜ララ、チャララララララ〜



なんと屋台のラーメンのチャルメラの音!!
貴音ゾーンでラーメンですね!



と、そこで!



あれは・・・










出たぁぁぁぁ!貴音ゾーンにやはり貴音はひそんでいた!!

しかし、貴音さん、心ここにあらずという状態。
何があった!?


「おーい、貴音。大丈夫か?」


へんじがない。ただの(ry


「貴音、おーい!おーいってば!」



「今、私を呼ばれたのはどちら様でしょうか?」


やっと気付いた。
でも、こっちが誰かは気付かない様子。
何度か話しかけてやっと僕に気付いたようだが・・・。


「あ、はい、す、すみません。もしや、私、呆けておりましたでしょうか?」

はい、呆けておりました!

「睡眠不足なんじゃないのか?仕事のつめこみすぎで、疲れているんだろ?」
2008年の年末にかけての羞恥心の上地雄輔状態。
仕事を入れすぎると、顔色も悪くなる。
でも、ギャラが安い新人アイドルはテレビ局も使い安いだろうしなぁ。
「・・・いえ、そういうわけでは」
貴音は否定する。
でも、他に思いあたる理由が・・・





貴音が切なそうな顔をする。

「前から思ってたけど、黒井社長はいくらなんでも貴音を働かせすぎじゃないのか?」
思い当たるところではアイドルアルティメイトの予選。
あのときも、予選が終わってすぐ別の仕事があると貴音は行ってしまったことがある。
4次予選では急な仕事が黒井社長から入ったって。








「貴音、やっぱり961プロは・・・」


核心!!


「あなた様のおっしゃりようも、わかります。しかし・・・。」





「悪し様に申し上げるわけにも、まいりません」


貴音さんは南斗六聖拳「義星」の人かもしれません。


「ただ、あなた様の、優しいお言葉は、受け取らせていただきます。あの・・、ありがとうございます。」
礼を言われることでもない。




このとき!!



















貴音の顔がちびまる子ちゃんのごとく、サーっと青くなる!!

「ま、まあ!お、お腹が・・・。すみません。」

貴音も女の子だなぁ。

「そ、そういえば、俺も腹が減っていたんだ。・・・貴音、一緒に何か食べるか?」
「え・・あ、私は」
「遠慮しなくていいよ。疲れてるなら、栄養とらなきゃ」
「・・・はい。お心づかい、感謝いたします。」
素直でよろしい。
さて、何を食べようか、
仮に亡国のプリンセスが本当だったとしたら、どんなものを食べるんだろう?

でも、さっき都合よくラーメン屋の音が鳴ってたしな。

「ラーメンでも食おうか。あ・・・、貴音もラーメンでいいかな?」
「あ、はい。別に問題は・・・!」
OK。
というわけで、ラーメンにしよう。
ラーメン代ぐらいおごりでいいよ!





「それではごちそうになります。」



0・5秒



「ごちそうさまでした。大変、美味ならーめんでした。」



食べるの早ッ!暗転一瞬だったぞ!

そうそう、ラーメンに夢中で、大事な話を、しそびれるところだった。
「なあ、貴音。本当に疲れたら、疲れたって言って、いいんだからな。」

それが765プロの方針。

「ガマンばっかしていても・・・いいこと、ないぞ」

「はい・・・。先日、四条の家にも、同じことを言っていただきました。私は、幸せ者です・・・。」

「私は、幼き頃より、四条のおじ様と、おば様の家に預けられて、育てられました。」

と、突然、貴音さんが過去を語りだした!!
これにはゲームの中の俺もあわてる!

「少しだけ、私の話をきいていただけますか?」

いいですとも。

「両親とは、幼き頃に、死に別れたと、じいやにきいております。なので、私は、両親にあった記憶はありません。」

なんという過去。

「そんな私だからこそ、じいやは私を、人一倍厳しく教育してきたのでしょう。欲しいものがあっても、悔し涙を、流すだけでなく、才と力で、それを手にいれられるように・・・。」

じいやさんは貴音のことを考えてくれてるんだな。

「・・・はい。じいやからは、色々と厳しく教えられてきました。故郷のこと、そして私の使命・・・。」

黒井社長から聞いてることは黙っておこう・・・。

「多くの方のご助力で、今、私はここに立っています。そのことについては、常に感謝の気持ちでいっぱいです。だけれど・・・。」

けれど?

「あなた様のように、立ち止まっても良いと、正面を向いて、おっしゃって下さる方とは、なかなか、お会いできませんでした。」

そうか・・・。







「私は、私をはぐくんでくださった多くの方のためにも、トップアイドルとなり、私が、いる、ということを・・・、伝えねばならないのです。


「・・・ありがとう。俺に話してくれて。」

「え?ああ!いえ、私こそ、自分1人で、話を勝手に・・・。」






人に話すということは大事なことだ。
話したところで、何もかわらないかもしれない。
でも、人に知ってもらうということが大きな安心になる。
そして、知ってもらうに値する人がいるということも。

今の話は、貴音なりの礼なのかな?立ち止まれない自分の立場を、さらけだすことで・・・
俺が、貴音に何を言っても、貴音の行動が変わらないのは、
俺が悪いんじゃなく、そういった事情のせいなんだよ、って、教えてくれたのか?

「・・貴音」

「は、はい」

「また、どこかで偶然出会ったら、今度も、晩飯をおごってやるよ。俺に出来るのはそれぐらいだしな。」




「はじめから、らーめんが食べたいと、ガマンせずに、言うことに致します。」


じゃあ、最初からラーメン大好き貴音さんだったの!?






「貴音がラーメンね・・・。あははは。なんだか、似合わないな。」





あなた様は、いけずです!

あなた様は、いけずです!

あなた様は、いけずです!
あなた様は、いけずです!
あなた様は、いけずです!
あなた様は、いけずです!

「あ、いやごめん。でも、あははははは。」













食べに戻ったのかよ!!






でも、まぁ、なんだ、










貴音ラーメン伝説始まったな






貴音がトップアイドルになれば、貴音は色々なしがらみからのがれることができるのだろうか?


トップアイドルにいたるまでの道はたくさんある。
でも、僕は、その道を進む彼女達がいつでも笑顔でいられるように、何かをしていきたい。
心から、そう思う。




活動43週目(残り10週)

100万までもう一押し!









えっと






縦読みはいりまーす




▼オーディション


てゆーか、ここで「オーディション合格のお願い」なんだよねぇ・・・。
先週だったら、これでLONGTIME受けてたのに。

でも、代わりに出てきたのが・・・・・



IV70000!!


2枠のムクチャーを消せばいいよね、とエントリーしたら・・・・






漆黒の人魚・・・青10
雪歩・・・・・・黄16(記者)
ささき商店・・・赤11(悪得)
大回転・・・・・青10
覇王エンジェル・赤15(記者)
魔王エンジェル・青16(記者)



魔王エンジェル!!

アイドルマスターCPUで最強のパワーを持つアイドルユニット!
そのイメージレベルは覇王すら従えるイメージレベル16のアイドル神。
1アピは100ポイントオーバーの出力だ!
上田夢人先生の漫画Relationsでビジュアル化もされてるぞ!




↑この人たち



今回は魔王エンジェルに付き添って覇王エンジェルも登場。
10〜11レベルが雑魚に見える凶悪オーディションに変化した!!
(ムクチャー消しといてよかった)
思い出3つ使用はまぬがれない!?
オーディション開始!!



























オーディション合格!!




あんまり説明するほどのオーディションじゃなかったので・・・・。
合格枠1人の高レベルCPU相手なら力押しでいきました。
オーディションに関しては
1アピ目に思い出→残りは3−3−2で叩くを3セット繰り返す。
もちろん満点だったのですが・・・・
(1節目は1アピ押し忘れた)






終わってみれば、全部思い出なしの4−3−2で抜けられたスコア。
いやでも、それは結果論だしなぁ。
魔王がピッタリ2着でついて来たので、オデ中は魔王も満点だと思ってました。
だから1点も星を落とせないと思えば、
思い出使用は仕方が無かったと思うのだがどうか。





嬉しさの余り不思議な踊りに磨きのかかる雪歩さん



▼夜

7万オデ1位+16レベル+満点+魔王退治+約束!
(アーケードは満点だとプラス補正が入った)
条件としては最高のものがそろった今回。
増えた人数は・・・・



13万531人


111万7979人になりました。
確かに、5万オデを2回受ける分の力はあったなぁ。
思い出使って残り4個だけど・・・。




今週のプレゼントは銀の腕輪




善永記者の効果はあと1週。
次でアイドルアルティメイト予選は抜けておくべきか?



よーし、次はアイドルアルティメイト予選だ!


せーぶ♪

第31話 黒井社長の嘲笑 活動41週目

活動41週目をはじめてみると・・・・





寄り道フラグ発生!

出るよ!きっと貴音さんが出るよ!

でも、今回の話はちょっと違った。
朝、時間があるからテレビ局に雪歩のサンプルCDを配りに行こう、という展開。
ぐむむ、貴音さんは関係ないのか!?


音楽の宣伝活動って重要だ。
雪歩の曲をどこの誰が気に入ってくれるかわからない。
気に入ってくれた人が、もしテレビ番組のプロデューサーだったりしたら、
雪歩がテレビに出る機会があるかもしれないし。
(実際の音楽シーンもそういうのあります)

ということで、テレビ局のプロデューサーにはすんなり渡すことに成功。
それと・・・・、
あそこにいるのはテレビ局の編成局長だ。
でも、一緒にいるのは・・・・






ドキドキドキドキ















「黒井社長」というより「子安武人」の名前の方が先に出てしまうのはどうかと思いますが、


とりあえず返せ!俺のドキドキを!


しかし、さすが黒井社長。
プロジェクトフェアリーの売り込みに熱心である。
おっと、黒井社長がこっちに気付いた。


「おや、高木の犬のプロデューサー君じゃないか。さすが犬らしく朝から騒がしいな。」


くやしいが「高木の犬」は正解だ!
少なくともゲームの中の俺は!
よし、嫌味を言ってやろう。
「黒井社長こそ、朝から編成局長とよからぬ悪企みですか?」

きっと、このような山吹色のお菓子を配ってたんだよ!

「ノン。すばらしい企画の相談だ。961プロが、より飛躍するためのね。」



「ウィ」とか「ノン」とかどこの言葉だよ・・・。
あ、フランス?フランス語ですか。

「それをねたんで、まるで悪いことのように言うとは、礼儀を知らない男だねぇ、君は。それにしても君もご苦労なことだ。おおかた新曲のCDでも持って、宣伝しにきたんだろうが・・・」

エスパーかお前は

「今度の新番組のタイアップは、すでに我がプリンセス、貴音ちゃんの曲に決まっている。」

さすが黒井社長、プロモーション力は敵ながらすごい。
それに貴音の実力も・・・。
黒井社長の貴音自慢は続く。

「実力、ビジュアル、話題性。どれをとっても、貴音ちゃんは最高のアイドルだからね。」








それはすごく納得した。






うはっ、持ちネタとられた気分!

「あの、黒井社長。ひとつ、ききたいことがあるんです。貴音のことで。」

ちょっと核心にふれてみよう。







「とるに足らない存在である君の質問に、この私が答える義理など、みじんもない」




虫唾ダッシュ!!



「だが・・・、喜びたまえ。今日の私は、機嫌がいい!特別に、質問を許可しよう!」






すごい質問しちゃった


「・・・どういうことだね?」
「俺は、何度か、貴音と話す機会が、ありましたが。すべてが謎めいているというか、何というか・・・」
「なるほどねぇ。まぁ、君ごときに詳しいことを話しても、どうせ理解できまいが、ごくカンタンに話をしてやろう」








すごい情報が飛び出した!!



貴音はプリンセス!
クラリスとか、シータとか、すてぷりとかそんな感じの娘だったのか!?
じゃあ、あんたはムスカか!?





「・・・まぁ、本当かどうかは、私も、わからない。彼女の真実など、興味ないしね。だが、彼女が、じいやと呼ぶ人物からは、そのようにきいているよ。」

ここでじいやか!

「彼女は亡国のプリンセスであり、散り散りになった故郷の民の、希望なんだとね。」


亡国の姫君!!
となると、シータが一番近いかもしれない。
でも、黒井社長も結局のところ、本当かどうか知らないらしい。
亡国ってどこよって話にもなるし、話が大きすぎて黒井社長も信じるところではないらしい。

「だが、貴音ちゃんは、それを信じて、トップアイドルを目指しているし、それに、政財界に影響力を持つ、四条家から預かったのだから、言下に否定もできなくてね。まぁ、彼女、素材としては、一級品だし、姫君だろうと、そうでなかろうと、私には関係ない」


貴音がアイドルになった背景には・・・複雑な事情があった。
あの、絶対に負けられないという思い、何か深い事情がありそうだ・・・。

「しかし、君も酔狂だねぇ。彼女が何者でも、どんな目的を持っていても、そんなものに、何の意味がある?単なるプロデューサーである君に、どんな関係があるというんだ?」

プロデューサーは、アイドルの夢をかなえるもの。
そう、黒井社長に答えてみたが、一笑にふされた。
誰かの支えを必要とするような人間ははじめから王者に相応しくない、というのが黒井社長の持論だ。
王者とは常に孤独、孤高。だからこそ、人はあこがれるのだと。

「それは765プロのアイドルでは、トップアイドルになれない、という意味ですか?」
「ほほう。なかなかわかっているじゃないか!その通りだよ。その点、貴音ちゃんは妄想か、思い込みかは、わからないが王者としての自覚がある。負けてはならない、勝たなくてはならないという思い込みの強さは、まさに天下一品だ!!」



「あなたにとって、貴音は道具でしかないんですか?」


「悪いかね?961プロの発展のために、彼女を利用することが」





すごい悪人のセリフ出たぁぁぁぁぁぁぁ








「君達のおせっかいぶり、ご親切ぶりは、見ていて、笑ってしまうほどゆかいだよ。自分たちのアイドルのアイドルアルティメイトをほっておいて、貴音にかまっている。いや、こっけいだね。ゆかいだね。こんなゆかいなこと、誰かに言わずにはいられないな」




虫唾ダッシュ!


「そう、たとえば・・・・、目の前にある、テレビ局のスタッフに、ね。」


マズイ!黒井社長の言葉が、業界中に変な風に伝わったら、事務所の評判にかかわる!


ここで三択!!





「・・・黒井社長!・・・言わないでください。」

ちょっと弱気に出てみた。






虫唾ダッシュ!


「言わないでください!お願いします!」

「やれやれ・・・。わかったよ。言わないでおこう。感謝したまえよ、私が善人であることに。」

これでいい。
黒井社長の不正の秘密をつかんだわけでもないし、今は穏便にことをすませておくことにしよう。
こうして、黒井社長は次のアポイントの場所へと去っていった。
黒井社長は・・・・、きっと天才だ。人の気分を悪くさせることの!


よし、プロデュース活動にもどるぞ!
俺の信じるところのプロデュースに!


活動41週目(あと12週)

ファンレター(前にもらったことあり)をもらって、
それで記者取材と黒井社長のメールはキャンセル。


「あのぉ、プロデューサー。もっともっと表現力レッスンをやって自分に自信をつけたいんです!」


え?まだパラメーター伸びるの!?

言われてみればそんな気もしないでもない。
でも、だからといって「表現力レッスン」は自爆コースに違いない。

流行情報をきくと、流行1位が変わった話があり、
そこでパラメーターがぐっと伸びる。
イメージレベル15→16

ついに、記者なしで16レベルに到達!
でも、16レベルでもなりたての16レベル。
まだまだ伸ばすことはできそうだ。


今週はオーディションを入れてみよう。


▼オーディション


さて、オーディション選びが問題だ。
目の前に出てきたのはIV70000。
70000人ベースだから、きっと10万人に近いファン人数のアップを見込めるのはわかる。
だが、強敵があらわれるのも確かであり、
きっと思い出を3つ消費するような事体になりかねない。

今もってる思い出のかずは8つだから、できるだけ使わずにいけるオーディションを狙いたい・・・・・。
(×ばつ2と、3つ使う7万+営業。同じ2週でもどっちが効率いい?)

よし、今週は全国5万2枠のLOVELOVELOVEだ!


ではメンバー!

うさぎクラブ・・黄10(記者)
雪歩・・・・・・黄16
大原かずさ・・・赤10
かいじ101号・青9(記者)
ムクチャー・・・赤12(悪得)
サカルカロム・・黄10

ムクチャーがいるのが気になるが、
色はばらけているし、9レベルもいる。
うまくアピールを進めれば思い出なしでいけそうだ。
予想する流行1位の点数は400超えだ



1節目
300点台は厳しいかもなぁと考えつつ、
流行1位を1アピ増やす4−3−2シフトで最初は叩く。
472−309−232を形成して、
2nd−2nd−5thを引く。8点。

2節目
この時点で1位。
1節目で流行3位を落としているので、
流行1位のジェノサイドが一番怖いところだ。
このオーディション、最終的に2位でもいい。
そこで、流行2,3位を厚めにした2−4−3を叩く。
236−412−348を作って
5th−2nd−3rdの5点。

3節目
これで合計13点だが、これでも1位をキープ。
点数は割れている感じだ。
流行1位は帰らない感じなので、
流行1位厚めの5−3−1
590−309−116を作って
2nd−3rd−6thの7点(5+3−1)

合計20点だが、
2節終わって1位だったなら、20点で大丈夫と思うが・・・・







オーディション合格!!










20点同士のフレッシュ判定による1位!
(同点の場合の勝利判定がわかりませんが、少なくとも今回はこちらが上)
終わってみれば、最初から最後まで3−3−3で叩いていれば満点だったらしい。
考えすぎたかもしれないけど・・・、
1節目で3−3−3を叩いていればそれで通すこともできただろうが、
最初に流行3位を落としたので、それがプレッシャーになってたのもある。




嬉しさのあまりステージから不思議な視線を送る雪歩さん



▼事務所

オーディションで1位になったことにより、
他のアイドルに憑いていた善永さんがこちらに来る。
イメージレベルは16までしかないが、パラメーターはさらに上がってるぞ!

アイドルランク報告では6万人ほどがアップ。
100万人まで、あと、13万54人!



でも、今週は事務所の活動より、
貴音のことについての調査の方が心に残ったな・・・。
まぁ、いいか。






ファンからのプレゼントはボクサーグローブでした。


せーぶ

1999年03月11日

第30話 父と雪歩と・・・ 活動39〜40週目

100万!
英語で言うとミリオン!
かってバブルに沸いた頃の日本ではCDのミリオンセラーはばんばん連発したことがあったが、
今現在においてはミリオンセラーは非常に難しい。
(CDからダウンロードのような形態の変化も含んだことであろうが)
Aランクに必要なファン数は100万人!
雪歩は、これより、ミリオンの壁に挑戦する!


活動39週目(残り14週)

朝のメールを確認すると
むむむ、ファンレターが来てるが、前に貰ったのと同じ文面だ。
何通ももらってればそういうこともある。

あと、記者取材の依頼がありましたが、
この時点で雪歩は素で15レベルです。
記者のために時間を割く必要もなかろう。




おっと、Bランクアイドル様のご登場!

「あのぉ、プロデューサー。今週はオーディションに出たいんです!」

いや、ここはランクアップコミュ優先です。

約束の効果をつけて10万人のLONGTIMEを受けたい気持ちはとてもある。
だが、ここは「雪歩との思い出」を優先して進めてみる。

今週は営業+レッスン!


▼営業

アイドルランクがあがれば、
とりあげられるメディアにも変化が出てくる。
アイドルランクBとなった雪歩は全国紙の朝刊に記事が掲載された。
それも雪歩のことをベタホメの内容で!

「え?どんな風に書いてあったんでしょう?」
「『かわいさ』だけでなく『風格』も出てきたって。ランクBともなると、扱いが違うな」

もっとも、それは『扱い』が変わったからじゃない。
『雪歩』が変わってきたのだとも思う。

「信じられません。新聞にまで、ほめられるなんて。全部プロデューサーのおかげです。」
「でも、まだまだだな。本当の一流まで、まだ先は長い。」
アイドルランクBはゴールじゃない。
それは雪歩もわかってて、一層の努力を雪歩も誓う。

「私も最近は、その、少しずつですけど・・・、自分が舞台で目立ったりするのも、たまには面白いかなって、思えるようになってきて!なんというか、たくさんの人に見られるって、そんなに悪くないなぁ。って・・・」
雪歩は、ステージにあがると我を忘れてがむしゃらに動いてしまうタイプだった。
ステージの上の自分が自分でない。
でも、少しずつ、そのステージの上の自分に、自分の心を載せる余裕が出来てきた感触があるのだろう。

よし、ここでさらなるアドバイス!





「雪歩もしっかりメインをはれるようになったからね。今後は、もっと、こう、メリハリをつけていこう。強気な自分と、弱気な自分を、使いわけるんだ。」
「使い分けるって、どうやってですか?」
「例えば、激しい歌を歌う時は、強気に。そうでない歌を歌うときには、弱気にって感じで!」
「あぅぅ、難しいですねぇ。強気だけでいけって言われれば、なんとかなりますけど。」
弱気な姿は、むしろ素の雪歩に近い姿。
今までがむしゃらにステージにたつことで、弱気な自分の姿は見せないできた。
ダンスが苦手なのに、ダンス曲を持ち歌にしてみたりもその一環だ。
(かってに想像しました)
でも、そこに本来の雪歩の弱気な持ち味を載せることができれば・・・・。
二人の雪歩の融合は、雪歩の真の強さを引き出すはず!















「そんな風にコロコロ変えるなんて、きっとできないですよぉ」






俺の理想の空回りだった!!



神様+ピッコロみたいにうまくいかないもんだ・・・





ノーマルコミュニケーション


思い出+1


▼レッスン

ひさしぶりのレッスン。
いまだに放送中にアクシデントが出るということは、
レッスンする余地があるということなんだろうね。
ビジュアルがボーカルよりへこんでる気がするのでポーズレッスン。

ランクBだと難易度もあがって、答えるカメラの数も4つから5つになってるが、
ポーズをかければ問題は無い。

パーフェクトレッスンを出して、今度こそレッスンの基礎値がそろったかな?


▼夜

事務所にもどって1日終了。
続けて次の週に行きます。



活動40週目(残り13週)

まずはファンからのメール。



なんかのアニメソングの替え歌なのかしら・・・。

さて、現在の思い出のストックは6。
6では今後の進め方にも問題が出そうなので今週も営業を入れてみるか。
ちょうどスタイリスト「ASATSUスタジオ」の「MAYOKO」さんから衣装打ち合わせの件も来ていることだし、
衣装打ち合わせ→営業というスケジュールを入れてみる。

▼衣装打ち合わせ

しかし、スタイリストの名前が「MAYOKO」(まよこ)ってところに765の陰謀を感じる。

「えっと、たしかスタイリストさんの名前は・・・」

ここで三択が出るのだが、

「MAYAKO」が入ってたらそっちを選びそうですよね!!

まぁ、出てきたひっかけ選択肢は「MINGOS」だったので間違えることはなかったのですが、
AとかOとか微妙な間違いには注意されたし。

さて、今日のアクセサリーは・・・・・












メキシカンハット。
夏の歌なんかに合わせれば使える場面も出てくるんだろうが、
(ハロプロなら容易に想像できる)
少なくとも「Kosmos,Cosmos」にあわせた衣装じゃないのは確かだ。
まぁ、時代を先取りしてるんだよね、きっと・・・・・。


「あの、私、これ好きかもです。嬉しいなぁ。」
雪歩は気に入ってるみたいですが・・・。

メキシカンハットと貝殻の髪飾りゲット!


▼営業

選択肢は「ある日の風景7」「ミーティング」「テレビ出演」
ある日の風景ってのは雪歩の日常なんかに触れるコミュだ。
これを選ぶしか!

場所は事務所
話題は雪歩宛のファンレターが増えてきたことについて触れる。





アイドルの家に直接手紙届くのはまずいだろ

「あ、いえ、その・・・、近くの男子校の男の子とか、昔のクラスメイトの男の子とか」
まぁ、それはわからんでもない。

「一度ふたりで会ってくれませんか・・・、って。」

それ、ファンレターというよりラブレターだな。
ゆるさーん!!ゆるさんぞー!
「それは・・・困ったね。」
「はい、困ってます。」
人気があるということはいいことなんだろう。アイドルなんだし。
「で、でも、私が困っているのは、お父さんが手紙を片っ端から破いて捨ててしまうからなんです。」

気持ちはよくわかるぞ、お父さん。

「それだけじゃなくて、もい、私の家の近くに男子が近づくと・・・、すかさずお父さんがすごい怖い顔になって追っていくので・・・、みんな逃げてしまって」

ナイスお父さん。
いや、そうじゃなくて、それはそれで困り者だ。

「私もどうしたらいいのか、わからなくて・・・、ちょっと、悩みます。」

「雪歩のお父さんは心配性なのかな?」

「えっ?えと・・・、どうなんでしょう。確かに私に男の人が近づかないように、すごく気にしてるのかも・・・」







「そうだ、プロデューサーのことも、ぶつぶつ言ってました」



ドキッ!



「私、プロデューサーのことを家でもよく話すから・・・、お父さん、よく怒って」




ゴルゴとかやとわないでください



「あ、でももしかしたら、ただのお父さんのやきもちなのかもしれません。私は大丈夫だから、何も心配しないでって、言うんですけどね。」


あ、あのぉ・・・・、雪歩さん、
状況楽しんでるんじゃないんですか・・・・それ・・・。
とりあえず、雪歩はこのことであんまり悩んでるみたいじゃなさそうだ。
俺は、夜道の一人歩きは気をつけることにしよう・・・。



グッドコミュニケーション!!

思い出+2




▼夜

ということで終了。
2週かけて思い出は+3か・・・。
パーフェクトコミュで増える思い出の数がいかにすごく、
いかに今後の方針を楽にしてくれるかはわかるけど・・・・
でも、「雪歩の取り扱い説明書」を読んでしまうのは違うとは思うし。

まずは、ランクAを目指してオーディション活動に戻ろうか。




せーぶ♪

第29話 橋を渡ったら泣け 活動38週目 IU4次予選

〜この部分はゲームにない会話です〜


「プロデューサー、いる?」
「やぁ、律子、おはよう。朝からどうしたんだ?」
「ちょっと気になることがあって分析をしに来たのよ。」
「分析?」
「えっと、四条貴音って言ったわね。その子とのオーディションのこと。」
「これまでで唯一の敗戦にして、俺の最大の失敗のオーディションだったな。」
「そうそれ。その時のスコア表はもってる?」
「えっと、これだ。」
「よし。じゃあ、これを私の開発したこのソフトに入力!」
「なんだ?それ。」
「オーディション分析ソフト。通称『オデオデくん』よ。」
「おでんくん?ローソンのおでんと何の関係が・・・」
「『オデオデくん』よ!もう、本当言うととあるアーケードプレイヤーからもらったエクセル表なんだけどね。」
「律子入力速いな。」
「ブラインドタッチぐらいは当然よ。」
「ブラインドパイタッチ!」
ふに











「いっぺん、死んでみる?」
「すみませんでした・・・。」
「よし、入力完了。これを見て。四条貴音の点数。」



らいばるおで


「すべてにおいて1位。凄いな。」
「私も15レベルだし、それぐらい凄いんだと最初は思ったけど、よくよく考えてみるとおかしいの。四条貴音の思い出の使用状況は覚えてる?」
「えっと、1節目で2発。あと3節目に1発だったかな?」
「そう。でも、四条貴音の各節のアピールの合計は1642、1330、1609。1アピの平均が、97.1、124.7、123.7。」
「2節目の124.7ってのはおかしいな。それはもう15レベルじゃなくて16レベルだ。」
「そこで、気がついたの・・・。このオーディション、仕組まれていたわよ。」

な、なんだってー!

「四条貴音の各得点。それぞれ2位との差を出してみたの。そしたら1節目のダンス以外の得点差が全部一致。」
「本当だ。全部2位から+7になってる。ということは・・・」

「961プロの審査員買収よ。」






「きっと、四条貴音が自力で1位をとってないところは、自動的に2位の点数+7点になるようになってるのよ。」
「そんな!?四条貴音はそんな娘じゃ!?」
「四条貴音は知らないのかもしれない。プロデューサーの言うような子だったら、まっさきにこの番組を辞退するはずだわ。」
「じゃあ、これは黒井社長が!?」
「そう見るのがよさそうね。」
「審査員は?こんなこと知れたら審査員の評判だって・・・。」
「あんなの、どこの馬の骨にペンキかぶせただけかわかんないでしょ。音声ついてないし。」
「なるほど」
「どうするの?黒井プロのオーディション。結局は5人によるボーダー2位のオーディションってことよ。」
「どうするかは、時がきたら考えるさ。それより、このことは雪歩には内緒にしてくれ。雪歩は貴音を、こう、なんだ、尊敬の眼差しで見ている。不正とかどうとか今は教えたくない。」
「そりゃ、プロデューサーがそうしろって言うならそうしますけど。」
「雪歩と貴音はすごくいい関係だと思うんだ。ライバルって言うか、最高のアイドルはきっと1人だけじゃ生まれないんだ。2人がお互いを競い合って、高めあって。そうして生まれるんだと思う。」
「プロデューサー。それ、ヒカルの碁の受け入りですよね。」





「でも、このオーディションに落ちたのが実力の為じゃないことがわかっただけでも大きいよ。」
「落ちたのはプロデューサーの実力です!落ち着けば2位になれる可能性はあったんですよ?」
「そ、それもそうだよな・・・。」
「まったく・・・。でも、わかりました。雪歩には内緒にしておきます。」
「ありがとう。」
「その代わり、一つ条件があります!」
「条件?おごるとか?」
「もう。次の私のプロデュース、お願いしますよ?プロデューサー殿。じゃ、これで。」



「よし・・・。じゃあ、今週はアイドルアルティメイト予選だ!」


〜妄想パート終わり〜

活動38週目(のこり5週)


朝、事務所でメールチェックするとファンからのメール。




ファンレターというより、ラブレターだな・・・。
いいねぇ、青春ってと思いつつ





アイマスSPの世界ではPCへのメールはその場ですべて削除が鉄則だ!!
てゆーか、消される。

さて雪歩が事務所に出てくる。
「雪歩、今日はいよいよ・・・」
「わかってます・・・。アイドルアルティメイト4次予選ですよね・・・。」
雪歩もCランク、70万人のファンを得てきた実績がある!自信がある!
「よし、いくぞ!」
「はい!」



アイドルアルティメイトの予選はいつもこの建物で行われる。
きっと名のある建物に違いない!!




















バンダイナムコゲームズの社屋でした。

ある意味、アイドルアルティメイトにふさわしい場所だ。


(IU予選も4度目ともなると、さすがに控え室に笑い声が、なくなってくるな・・・)
「周りを見てきたんですけど、オーディションに来てる人・・・。ずいぶん、減っちゃいましたね」
無理も無い。予選ごとに1/6に減らされているんだ。
仮に1次予選が5万人だったとしても、この会場までこれたのは231人という計算になる。
「今日勝てば最終予選だ。なんとか、ゴールも見えてきたな。」
俺も知ったよ。
予選はAランクにあがるまでが予選なのか。
「はい、頑張ります!」
『目標が見える』ことは活力を与えてくれる。
雪歩も今日は元気のいい返事をしてくれた。
でも、どことなく無理をしている気がしないでもない。

僕が雪歩のちょっとした無理に気付いたように、
雪歩もこちらが気付いたことに気付く。


「・・・わ、私、前に四条さんに『頂点に立つつもりはあるのか』って言われて・・・『あります』って言ったじゃないですか。だから四条さん会ったとき、少しでも、自分が恥ずかしくならないようにって」




「偽りの仮面」
雪歩は「偽りの仮面」をかぶり虚勢を張り続けることはできるのだろうか?
雪歩は雪歩だ。
貴音の真似をしてうまくいくとは限らない。
「それは、いつか自滅してしまうんじゃないか?」
「でも、やっぱり、四条さんに会っちゃったらって思うと・・・」
3次予選では貴音にいろいろ言われた。
あれらの言葉の裏には、貴音の見えない心遣いがあったようにも俺には見えたが、
雪歩には貴音を意識してのプレッシャーをまともに受けたに違いない。
もっと自然体でいてくれたら・・・
強さっていうのは、むしろ、そういう・・・


そこで会場内がざわつく。

「あの、プロデューサー!?あっちの騒ぎなんですけど。」
アイドルアルティメイト会場で騒ぎといえば、
あの子しかおるまい。
「あの、でも、様子が変なんです。」
貴音のいるところを見ると、いつものごとく記者の山。
だが、今回のそれは貴音をアイドルとして扱っているそれではなく、
そう、ゴシップ記事の臭いのするもの!



「貴音ちゃんがIU予選を最速で合格するのは、黒井社長が手をまわしているって噂ですぜ!」
さすがに鼻が利く。
今朝、やっと気付いた黒井社長のやり口にゴシップ記者達も気付き始めたようだ。
しかし、それはライバルオーディションでの話であって、IU予選はそうじゃないと思うが・・・。




「しかしねぇ、悪名高い961プロですしね。貴音ちゃんも、色々謎が多いですよね?」
謎というよりは不思議さんだが。
てゆーか、あの記者・・、雪歩にも前についてたゴシップ記者の悪得じゃないか!!
「名家である四条家の出かと思ったら、あんたは養子ってウワサもありますな。もしや・・・。名家の旦那の、火遊びの果ての・・・、ってことも」





なんだかおかしな雰囲気だ。
悪得記者の発言に貴音が変な格好で今にも爆発しちゃいそうだ。
って、あれ?雪歩はどこに・・・








爆心地にいた。


「あ、あなたは萩原雪歩!?」

「四条さんに、ひどいこと言わないで下さい!」




雪歩が・・・・・



雪歩が怒った・・・・・・



クララが立った並みの信じられない光景がそこにあった。



「ちょっと、商売のジャマしちゃだめだよ。お嬢ちゃん」
「うん?純情派の萩原雪歩じゃないか?どうして765プロのアイドルが宿敵の961プロのアイドルをかばうんだ?・・・・なんだかスクープの予感だ!!」
アイマス世界では雪歩は純情派アイドルとして売り出されている。
これは覚えておこう。
いや、そうじゃなくて。

「や、やめてください!私、さっき警察を呼んじゃいましたから!」

それはないだろ雪歩・・・・。
どうして記者の取材のいざこざで警察が介入できるんだ!?







信じたよオイ!








それはどういうことなのですか雪歩さん








知らないのは俺だけですか!?


「おい!逃げるぞ!」のごとく、ゴシップ記者の一団はどっかに逃げ去っていく。
てゆーか、記者に雪歩の家がなんなのか知れ渡ってるのですね・・・


これには貴音も驚いたらしい。
「なんと、クモの子を散らすように、皆、散り散りに・・・。萩原雪歩、あなたは・・・」
しかし、記者がいなくなって雪歩の張り詰めていた糸が切れる。


バタン



倒れた・・・!




「あ、萩原雪歩、大丈夫ですか?」
「貴音!」
「ああ、あなた様は!?あ、あの、萩原雪歩が、いきなり倒れてしまって・・・」
「貴音、とりあえず、雪歩の足の方を、持ってくれ!それで・・・」


で、とりあえず、俺と貴音とで雪歩の介抱をした。














しばらくして・・・・






雪歩が目を覚ましたのは、倒れてから1時間後だった。

「あ、あの・・・私、どうしたんでしょうか?」
雪歩のぼやっとした視界に貴音が入ってくる。
「無事だったのですね。萩原雪歩。安心しました。」
これで、雪歩も思い出したようだ。貴音が悪得記者にからまれて、そしてそこに夢中で飛び出していったことを。
「雪歩のおかげで貴音は無事だったよ。しかし、貴音がすごいのは、雪歩が倒れている間にIU予選を受けにいったってことだよな。」
これには雪歩もびっくりする。
たった1時間の間でオーディションを受けて、そして今目の前に何事も無く私服の貴音がいる。
それも、悪得記者によるあの騒動の後でだ。
「おかげさまで合格いたしました」
すげー
「正直なところ、本日はあなたに助けて頂かねば、危なかったと思います。ずいぶん、心乱れておりましたので・・・。本当に、ありがとうございました。」
雪歩が貴音にお礼をいわれるなんて。



それは、かって雪歩が貴音に言われた言葉。
でも、当然のことを当然のようにしてくれる間の証!

ちなみに、警察と雪歩のお父さんの話は勢いでいっただけのようだった。

「ふふ、ふふふ。」
今度は珍しく貴音が笑う。
「萩原雪歩。あなたが強き者なのか、弱き者なのか、私にはわかりませんが・・・、先程のあなたの瞳は、まぎれもなく、強き者に宿る光をもっていました。アイドルアルティメイト予選、合格なさってください」
「・・・はい!」

貴音には雪歩のIU予選が終わるまで残ってもらうようにお願いした。
IU事務所に一緒に行き、貴音が記者に迷惑なことをされてると訴えにいくためだ。
貴音は少しためらったが、ここは僕のいうことを聞いてくれ、その場を離れた。

貴音は少しは雪歩のことを認めてきた、という感じだった。
「でも・・・、今頃になって足が震えてきて、う、動けないですぅ」
ふぅ・・・
なんというか・・・・
「今頃になって動けないとか雪歩らしいな。」
「ううー、プロデューサー!バカにしないで下さい〜!」
「いや、雪歩はそれくらいのんびりしてる方がいいって。ちょっとくらい困ってる方が・・・」







ゲームの中の俺は何を言ってるんだ!


「ええっ!そ、それはどういうことですか!?」





「やっぱり、IUだからって、変に緊張すると、逆に悪い結果になりそうだし。これくらい、バカバカしい方が、適度に力が抜けて、いい感じだよ。あはは!」



ゲームの中の俺は何を言ってるんだ!


「うう、ひどいですよ!プロデューサー!」
「さあ、貴音も待ってることだし、そろそろ行くぞ、雪歩!いつもの調子で楽に合格しよう!」
「は、はい!」


オーディションの前のごたごたは、結果的には雪歩をリラックスさせる方向に向かったようだ。
雪歩は今勢いにのれた。
今度は僕の番だ!!


▼IU第4次予選!


メンバーはこれ!!


雪歩:黄16(記者)
正反対:黄10
ゆんた:黄8
PIC−PAC:黄8
五井かずさ:青8(悪得)
DOLLS:赤8




















オーディションが開始!
アイドルアルティメイト予選は思い出の使用回数の制限はない。
8レベルといえど、たくさんの思い出を重ねてこれば強敵になる!?




しかし、雪歩のアピールはそれを跳ね返す!!







そうですよね。

これまで戦ってきたオーディションのことを思えば、
8レベルなんてのは相手にならない!
想定されるボーダーは高くても各350。
3−3−3のフラットなアピールでなんなく合格!!








1アピが126−125−115。
それを3−3−3ですべてナイスアピール。
これを超える点数を出すCPUがいたとしても、3人同時にかかってこない限り16レベルの雪歩の敵ではない。






















嬉しさの余り、カメラに向かってこんなところに壁があるよとパントマイムする雪歩さん


アイドルアルティメイト4次予選。
ここまで残ったアイドルたちなのだから、そこで勝利した雪歩は自信を持っていい。
「は、はい。少しは自信持てたかもです・・。えへへ。あれ?四条さんはいないんですか?」
会場に残っててもらうよう貴音に約束してたのだが、その姿は見えない。
でも、律儀な子だからきっとどこかにいるだろう。
「あ、あの、私、探してみます!」
とばかりに雪歩は貴音を探しに出かけた。

ふう。雪歩の『貴音好き好き病』が復活しちゃったな。

しかし、雪歩だけに探させるのもなんだし、
僕も貴音を探しにいくことにした。

そして・・・・

ロビーには、「あいつ」がいた。


















お前、コヤスだろう!(挨拶






ゲームの中の俺は礼儀正しい奴だった


「こんなところで何をしている?何か悪だくみをしていたんじゃないのか?」
この人に言われたくない。
しかし、貴音に用事があるとも言えないし・・・
「社長こそ、何をしているんですか?貴音に、ついていなくても、いいんですか?」
ここは探りあいだ!
「フン!そんな必要はない。貴音ちゃんなら、きっと、もう帰ったんじゃないかな」
なんと無責任な発言。

「961プロは、アイドルの自立を、重視する方針でね」

「プロデューサーなんてものは、うちのアイドルには、無用の存在ってわけだ」

・・・。
貴音にプロデューサーはいないのか・・・。
貴音が黒井社長をあまり信用して無い気がしたのは、こういった事情が関係してるのかな。
「それより、まだ君のところの、オドオドしたアイドルは、IUに残っているのかね?なかなかしつこいな。そろそろ、あきらめたらどうかね?」

「どうせ、マイプリンセス貴音ちゃんに負ける運命にあるんだからな。はっはははは!」

その笑いは「ははははは」というよりは「ヒヒヒヒ」と「フフフフ」の中間のようないやらしい笑いだった。
貴音は・・・、かわいそうな立場かもしれない。
記者にかこまれても助けてくれるPはいないし、
事務所からの気遣いもない・・・。
それでもここまで来ていることが、彼女の強さの証・・・。




結局、貴音はどこにも見つからなかった。
雪歩と合流したが、雪歩も貴音とはあってないようだった。
それに・・・雪歩が貴音を探して外に行ったとき、
誰かの泣き声が聞こえたという。
アイドルアルティメイトの会場なんだ。
きっと、負けてしまったアイドルの泣き声かもしれない。

「それで、私思ったんです。今日、私が合格しちゃったせいで、予選に落ちちゃった人がいるんだなって。」

それは・・・、芸能界では当たり前のことだ。

「でも、みんなトップアイドルになりたくて、一生懸命頑張ってて・・・」

それは優しい雪歩ならいつかたどり着く悩みだったのだろう。





「じゃあ、君が負けて泣いてもいいのか!?」

「え?」

「雪歩が負けて、トップアイドルになれなくて、やっぱり自分は全然ダメなんだって思って・・・、それで君は満足なのか?悲しくはないのか?」
「それは・・・、それはやっぱり嫌です。悲しいです・・・。私もちょっとは自分に自信持ちたいです。ダメダメなまま、終わりたくないです。」

そう。だから、それは、仕方のないことなんだ。

「でも、誰かが悲しんでるのは・・・、やっぱり少しつらいです。私、みんなを泣かせるために強くなりたいわけじゃないのに・・・」

「雪歩、とにかく前だけを向くんだ。」

「前を・・・?」

「まずは自分が楽しませないといけない人のことを、考えるんだ。後ろを振り返るのはゴールに着いてからでもできるんじゃないか?」

「・・・はい。もやもやは晴れないですけど・・・。今日は、笑顔でいるようにします。ここで泣いちゃったら、せっかく四条さんに、ほめられたのに・・・また、ダメダメな娘って思われちゃいますし。」






「それに、プロデューサーの顔まで、くもらせちゃうの、私、嫌ですから。」





「あ、それじゃあ、着替えてきますから、ここで、待っててください。」




芸能界の、ひいては世の中の勝負の厳しさ・・・。
うまく雪歩に言ってあげることはできなかった。
雪歩を送り出したところで、後ろから声をかけられた。
この声。



四条貴音だ。
しかし、貴音の雰囲気がちょっと違うように感じた。

「貴音?どうかしたのか?」
「な、なんでしょうか?」
「あ、いやなんでもない。」
でも、なんだか目の下がはれているような・・・。
「ゆっくり、お礼を言いたかったのですが、黒井殿から急な仕事を申しつかまりまして・・・。」
結局、貴音の件はIU本部に僕が伝えることにした。
貴音も急いでるので、雪歩には会えないが、よろしく伝えて欲しいとのこと。
でも、貴音には一つだけ、聞きたいことがあった。
それは、さっきの雪歩の質問。
「貴音は、自分がトップに立とうとすると、泣く人がいることを・・・、どう思う?」
「真の強さを持つものならば、すぐに答えられるのでしょうが・・・私はそれほど強くはありませんから。萩原雪歩には、私などには憧れぬよう、あなた様からも、おっしゃっておいて下さい。」
そう言い残して、貴音はこの場を去っていった。





結局、貴音も雪歩と同じ・・・、ということか。




それにしても、貴音、なんだかギリギリな感じがする。
雪歩も貴音も、頂点を目指すには優しすぎるのかもしれない・・・。



▼夜

夜になると、あの善永記者が別取材のために離れることになった。
イメージレベル16→14
それでも、イメージレベル14にまで高まっているのは、
オーディションに1つ勝つごとに、雪歩に勝利補正の力が加わっているからだ。

「合格おめでとう!それではアイドルランク報告だ!」

高木社長の嬉しそうな声。



アイドルランクアップ!


よし、ランクB!
ついにアイマス世界でのメジャーアイドルだ!
「はいっ。で、でも、メジャーアイドルって、もっと凄い人がいっぱいいるのに、私・・・」
「雪歩だって凄いよ。でなきゃこんなに沢山のファンが応援してくれる訳、ないだろ?」
雪歩には応援してくれるファンがいる。
支えてくれるみんながいる。
そして俺も。
いろんな人の声援を受けてここまできてるのだ。
その声援がある限り、雪歩は頑張れる。




数字的には次の予選までに獲得するファンの数は21万6375人。
でも、まだ10万規模のLONGTIMEも残っている!
あと一歩だ。
次はついにランクAだ!



ファンからのプレゼントはヒーローブーツ。


せーぶ♪


1999年03月10日

第28話 思い出の使い方 活動37週目(IV55K)

オーディションの要は「思い出」の成否にかかる。
これが見えてきた勝利の方程式だ。
「思い出ルーレット」がバクチ要素が入る限り、
使わない方が確実な計算ができるのだが、
CPUのレベルと動きによっては使わなければいけない時もある。

ここまでの思い出の成功率を確認してみた。

デビュー:1−0
ルーキーズ:2−0
カラメモ:2−1
TOPTOP:3−0
ライバルオデ:1−2(なんかおかしいことに気付いた)
HIT−TV:2−1
歌姫楽園:1−0
ダンスM:1−0
ボカM:2−0

全体:15−4

4回に1回ぐらいは外すってことか・・・。
考えられる思い出の使用ポイントは

1、決め撃ちなら1アピ目
2、CPUの動きを見て判断なら7アピ目(BADでも8、9で巻き返せる)

一応、こうなる。
ライバルオデの秘密については次週に書きます。




活動37週目(のこり6週)

70万人まで残り3万2544人。
アイドルランクBに行くための権利70万人をクリアするにはもう1つオーディションが必要。
さて、どうするか・・・・

朝の新着メールを見ると
記者の取材申し込みが来ている。



「徳丸亮」
これは徳丸完(高木社長の声)となんらかの関係があるのだろうか?と思いつつもキャンセル!
2週先の予定は必要なし!!




ファンからのメールです。
珍しく穴については触れていません。


さて、事務所。
なんかさっくり流行が変わってVi>Vo>Daなんですが、
これって何を基準に流行が変わるんだろう。
内臓の時計かしら?
まぁ、いいや。
今週はオーディション!!



▼オーディション

オーディション選択
とってないオデはロングタイムなのだが、
全国カテゴリーに面白そうなオーディションが。

IV55000!!

不定期に開催される特番的な番組!!
開催規模は出てくるたびにかわるのだが今回は55000人と通常オデより10%割り増し!
それでも合格枠2枠の安心設計!

こっそり覗くと「漆黒の人魚」「かいまき布団」「魔王エンジェル」
3枠はあまりに危険な名前なので3枠カット!
(3枠に雪歩が入ると魔王エンジェルが出てこない)




今日はなんだか嫌な予感がする・・・

メンバーはこちら!

漆黒の人魚:青10
かいまき布団:黄10
雪歩:黄16
ささき商店:赤11(悪得)
ムクチャー:赤12(悪得)
正反対:黄色10


悪得天国!!
負けたら悲惨だけど、合格枠2人だし。
流行1位を4アピで抜けられそう?


1節
開幕から各アピールでCPUが1人1個づつ飛ばしてくる。
だが、レベル差はあるはず・・・と信じてアピール
4−3−2と叩いて、496−345−243を形成。
なんとかなる!?





1st−4th−4thの5点!?




なんとかなりませんでした・・・・。

CPUの思い出攻勢を甘く見てしまったか・・・・!?



2節
1節目は流行1位だけとった。
これはとっても危険な点の取り方だ。
なぜなら流行1位が帰ったときに1節目の点数は0ということになるからだ。
ジェノサイドは絶対阻止!
思い出を使って審査員を引き止めるぞ!









思い出BAD!









思い出BAD一発で指先はブルブル震える!
そんな手つきでも2アピ目の思い出でしっかりフォロー、
620−402−420を形成して
1st−1st−1stの10点。
でも、この節はCPUは思い出がほとんど飛ばさなかった・・・・。
思い出の使用損?





3節

お・・・思い出を節約しなくては・・・・。

アイドルマスターで生涯(1年)で獲得できる思い出の数は限られている!(と思う)
だからガンガン使って行くといずれは足りなくなるはずだ。

その為に「節約」という概念が生まれる!!

使えば勝てる。
だが、使わずにギリギリで勝つ!



失敗したら死亡確認だけどな



冷静に考えるんだ。
2節終わって15点で1位だ。
5点とれれば合計20点。
合格枠2名なら20点あればなんとかなるんじゃ・・・・
そんな期待を込めつつ、
点数は1節目と同じ496−345−243を形成。
結果は・・・、3rd−3rd−4thの8点。

合計23点の行方は!?
























1位で合格!!
CPUが喰いあってくれたおかげもあるが、
合格枠2名なら20〜21点で合格できそうな雰囲気だ。
節約をするならこれがキーポイント?







嬉しさのあまりエグザイルばりのグラインドを決める雪歩さん。





▼夜

事務所に戻ったが、
まだ善永さんの取材活動が続いている。
これで2週目経過。
ということはオーディション合格で来てくれた善永さんは3週間いてくれるということか?
記者取材で来てくれる善永さんは2週までなので、
どっちかといえば取材を受けるよりはオーディション勝利で来てもらった方がお得になる。

ファン人数はこれで70万をクリア。
善永さんがいるうちにアイドルアルティメイト予選を抜けよう!
「いよいよBランクへの挑戦ですね・・・。」
「アイドルアルティメイト予選の攻略法は考えてある。雪歩は安心してオーディションを受けるんだ。」
「こ、ここまで来たらプロデューサーを、し、信じています!」
雪歩は僕についてきてくれる。
僕は雪歩を・・・・

だけど信じてる
信じてる
君を信じてる

雪歩を信じる!!

次はアイドルアルティメイト予選だ!




ファンからのプレゼントはブルーカモフラージュでした。


せーぶ♪

第27話 70万まであと一歩 活動36週目 ボーカルマスター攻略戦

プレイレポ本編に行く前にPSPの保護ケースについて。

うちのPSPはHORIから販売されているアイドルマスターアクセサリーキットを使用しています。



写真のこれ。

使い勝手はけっこういい方だとは思うのですが、
弱点もみえてきましたのであげてみます。

1、汗
手に汗を握るオーディションをやってますと、
その汗で表面がベタベタになります。
そうなると触り心地も悪くなるわけで・・・
夏、とくに外に持ってく時は心配ですね。

2、隙間からほこりが入る
完全密封のケースではありません。
ですので、隙間から液晶パネルの前に埃がはいったりします。
たまにケースをあけて掃除すると良いでしょう。

3、傷
思ってもみなかったのがこれ。
透明クリアケースなのですが、扱いが悪いと傷が入る。
僕は外へ出かけるためにケースごとかばんに入れてたのですが、
それで多少の傷が入った次第。
クリアケースは本体の代わりに傷を受けるもの、
というのはわかりますが、ある部分の傷はやばい。




液晶画面の上のところですね。
もちろん液晶パネルそのものは無傷でその上のケースに傷が入ったわけですが、
そこに傷が入ると、ゲーム時にその部分が虹色のラインとして見えてしまいます。
プリズムによる光の分解と同じ現象だと思います。




わかりやすいように線でかこってみました。
虹色のラインが出てるのがわかりますが、このヘアライン状のものが傷です。
ゲームのプレイに支障はないものの、気にはなりますよね。



といわけで、結論としては外に持ち運びにはポーチに入れて運ぶのが良いみたいです。
ポーチ代ケチったまこTが悪い!!



活動36週目(のこり7週)

先週はダンスマスターに勝利。
これで残り特別は「ボーカルマスター」と「LONGTIME」の2つのみ!
流行情報を確認するとVo>Vi>da。
ボーカルマスター攻略にはちょうどいい。
いくぞ、ボーカルマスター攻略!!


▼オーディション

ボーカルマスター会場を覗くと先に入ってるのは
「ヨーデル2」「ネコミミックス」「ムクチャー」という3人。
ムクチャーは12レベルの強敵なのはわかってるので・・・
オーディション会場に何度も入りなおして、
雪歩が3枠に入る!!
これで3枠のムクチャーは押しのけることができるのだが、
さて、今回のメンバーは・・・・


ヨーデル2:赤10
ネコミミックス:黄11
雪歩:赤16
LoveMe:赤10
雪月花:赤11
モロー:赤11

10〜11レベルの混戦!
流行1位のボーダーはCPUの思い出が薄くて430ぐらい、厚くて540ぐらいというところか・・・


1節
まず確認したのは1ピールの得点。
ボーカル:120
ダンス:118
ビジュアル:112
ここで気付くかもしれないが、アーケード、XBOX360では、1アピールの最高得点は115点までだった。
ひそかに変更されたポイントだと理解。

さて、アピールは3−3−2で進めての9アピ目。
CPUの思い出が8アピ目で軽快に飛んできたので、
危険を感じて思い出の使用に踏み切る!!












しろさんかく×ばつのボタン間違えた・・・・






なんか、上下間違えるねん。
XBOX360と反対の位置にボタン設定されてるから!!







これで作られた得点は360−472−224




1st-1st-6thの7点!(5+3−1)


少なくとも6thをとってしまったことにプレッシャー!!




2節・3節
雪月花に1位を譲る展開。
だが、CPUは10〜11のほぼ同一レベル。
こいつらは点数を喰いあってつぶれるのが運命だから
こっちは残りを満点取ればOKだろう。
1節目で点を落としたら2・3節目は思い出を決めて逃げ切る作戦に出る!



1アピール1ボム作戦!(勝手に名付けた)

1アピ目に思い出を使うのは保険的な意味で有効だ。
0点の状態でBADを出しても点数はマイナスにならないからだ。
しかし、BADをひくよりGOODを決めろ!
今回はしっかりと思い出を決めての満点ゲット!



オーディション合格!!






終わってから得点表を見たが、
CPUが流行1位よりも流行2位、3位を叩いてる変なオーディションだった。
16レベルだったから良かったけど、
11レベルぐらいで4−3−2アピールで進めてたら危うい可能性もあったかもしれない。


「プロデューサー。今日は珍しく慎重だったですね。」
雪歩に話しかけられる。
「久しぶりだと勘が鈍る。」
現実の時間で3日間プレイしてなかったのですが、
3日開けただけで、思い出とアピールのボタンを間違える始末。
気力を持ち続ける、というのは重要と今改めて感じた。
「思い出を2個使ったけど、おかげで無事に合格できた。さぁ、ステージだ。」
「はい!いってきます!」






緊張のあまり歌詞のない部分でボーカルアクシデントを出す雪歩さん。

てゆーか、歌わないところで歌詞を忘れてもミスにならないんじゃ!?



▼夜

「合格おめでとう。それはアイドルランク報告だ!」
とばかりにメーターが回る。
結果としては5万人オデで73000人程も増えた!!
イメージレベルが高ければ増えるファンの人数のボーナスも増えるようだが、
16レベルの増え方はすごい!
アイドルマスターSPのファン人数補正は高めになってるのかも?
でも、ランクアップには残り33000人は必要なのでもう1オデは必要だ。

ファンからのプレゼントは星のイヤリング。
かっての最強アクセの1つだ!



さらに・・・







プレイ時間100時間のトロフィーをもらった!!

でも、活動36週目でプレイ時間100時間って普通ではないな

プレイレポ書きながらのプレイだから1週にかけてる時間が長いのはわかるけど、
1週あたり3時間とは・・・・。


まぁ、このペースでやってくか。



せーぶ♪

1999年03月06日

第26話 きみがいた時間 ぼくのいく時間 活動35週目 ダンスマスター攻略戦

そういえばアイマスSPって事務所の引越しをはないのだろうか?
現時点での事務所は1階が「たるき亭」という居酒屋?になってるビルの4F。
実際にモデルとなった建物は渋谷に存在する。



[フレーム]
大きな地図で見る


グーグルストリートビューで確認していただくとわかるが、
それほど大きな建物ではない。
この中に765プロのアイドル候補生11人+小鳥さん+社長+Pが集合するとかなり狭そうだ。



活動35週目(残り8週)

スタイリストからメールきてたが無視する。
さっさとランクアップする方が先決だ。
(衣装集めプレイは雪歩が終わってから)

今週はダンスマスターを攻略するぞ!

▼オーディション

ダンスマスター!!
軽口哲也が仕切るダンスのエキスパートオーディション!
普通のオーディションとあんましかわらないけどね。


入ってるCPUを確認すると
「算数」「社会」「せいぞう」
ここは学校かよ。
でも、知らないメンバーばかりでオーディションの難度がみえない。
たしか、「算数」ってのはアーケードで新聞記者をもってなかったっけ?
これはチャンス!とばかりにエントリー!!


さて、メンバーは・・・・


算数:青10
社会:青11
せいぞう:黄13(記者)
雪歩:青13
ワッパジン:青10
雪月花:赤11



記者付は「せいぞう」の方でした!!
しかも、手強い13レベル。
それに雪月花の赤色というのも気になる・・・。
歌姫楽園より厳しい戦いになる!!


1節

「せいぞう」「雪月花」の2強CPUが思い出GOODを飛ばしてくる開幕!!
この2人が確実に満点をとってしまえば、
雪歩が10点を取れる可能性は減ってくる。
(他のCPU3人にどこか喰われる可能性が出る)
思い出なしで大丈夫なのか!?
心配がかすめるが、ここで有益な情報が!
「せいぞう」がまさかの2発目「BAD」!
このまま思い出なしで押し切れ!
4−3−2アピールで440−306−200

2nd-3rd-3rdの絶妙な点数で10点!


2節

2節は「せいぞう」「雪月花」がおとなしい展開。
だが、残りのダンスCPU3人集が思い出GOODを飛ばしてくる。
ダンスCPUが思い出を使うとダンスのボーダーが高くなる。
自分のイメージカラーに入る思い出の点数は2倍だからね。

迷う

思い出を使わないと届かないかもしれないが、
使うとBADで飛ぶ危険性も・・・・
相手はこっちよりレベルが下なんだ。
このまま押し切れるさ!
1節目と同じ4−3−2アピールで440−306−200



















4th−2nd−4th









10・11LVの青CPUが3人思い出を使ったら、

青のボーダーが跳ね上がるのは

予測できるだろうが!!


ミス!

なんたるミス!

色違いのCPUならともかく、同色CPU、それも10レベル以上を甘く見てしまった!!
この節は3点だけ手にして合計13点!!



3節

だが、この時点で1位だった!!





2節終わって1位ならば、
1アピ目で思い出を使用し、10点をとれば合格だ!!
GOODを決めて点数を走らせる!

だが、マスター系オーディション、これで無事に終わるはずがない・・・・。



流行1位がジェノサイド!!


ダンスマスターなのにダンス審査員帰るなよ!!


心の叫びむなしく軽口哲也退場。
こちらは満点で13点。
だが、もし、このメンバーで流行1位を捨てて流行2位、3位で満点を狙ってる奴がいたら・・・・・・



はっ!?


雪月花おまえか!!(赤色CPU)


オーディション結果は・・・・





通してくれ!

通してくれ!

通してくれ!







ささやき...えいしょう...いのり...

ねんじろ!









































祈りが通じた!!







きわどい一戦でした。
反省すべきは「1桁レベルのCPU」と「2桁レベル」のCPUは別物、
と考えるべきなのでしょうか。
1桁CPUは思い出を1つ使ってもそれほど脅威はありませんが、
2桁の思い出は威力がでかい。
(レベルがあがれば思い出の威力もあがるから)
ましてや同一カラーのCPUが3人思い出を使えばその色が跳ね上がるのは当然。
2節目で思い出を使わなかったのは驕りだ。

またマスター系でなぜか良く起きる流行1位ジェノサイド。
2位の社会が2節で1アピール分、流行2位を増やしていたら確実に負けていました。
運が良かったにすぎない。


だが、運であろうが、雪歩の命はつながる!


そして!













神の領域!





顔が隠れているのでちょっとくらいパンチラしても恥ずかしくない雪歩さん。
いや、顔は隠れてないほうがいいですけど・・・。




▼夜


夜、事務所に戻ってみると
「ん・・・?誰かいるぞ・・・?」
「オーディションの合格おめでとうございます!先ほどの番組の出来は最高でしたわ!」
その風貌からいかにもデキルという雰囲気を漂わせる女性記者。
アイドルに対して説得力のある素晴らしい記事を書くことで有名な善永記者である。
過去、何度か雑誌取材を通してお世話になったことはあるが、
実際に雪歩のオーディションを見てくれてこっちに来たのは今回が初めてだ。
(「せいぞう」から奪ったことになる)
16レベルになったのは善永さんのおかげなのだ。

「合格おめでとう!」
社長も迎えてくれた。
ファン人数は6万8000人ほど増えて、残りは10万5910人!!


ファンからのプレゼントはシルクハットです。
これでやっと、舞踏会のマスクから離れられそう。





そして・・・・







ここで寄り道フラグ!!


前回は寄り道フラグで美希が出てくる超展開でしたが、
さて今回は・・・・






またここですか。

この橋の上では何かが起こる。
まさにアイマス特異点!
今夜は月がやけに綺麗だ。
こんな夜には、あの子が出る!








出たぁぁぁぁぁぁ!四条貴音さんだぁぁぁぁぁ!

ここに棲んでるんじゃないの!?
相変わらず、一人で話しをしている貴音。
演技の練習?それともなんかのリハーサル?
挨拶をしては、続きの会話が繋がらないと困っているようだ。

「おーい、貴音」

話しかけてみた。
「まあ、あなた様は!こんなところで、お会いするとは」

ここは貴音の領域だろ。

「この度、ラジオ番組に、出演させていただくことになったのですが・・・、フリートークというものがあるらしく、いささか難儀しております・・・。」

貴音はアドリブに弱そうな気もしてきた。





はーい、また貴音の練習の実験台フラグです。

「あのさ、俺が少しつきあおうか?」

「ええっ?し、しかし、お疲れではないのですか?」

「いや大丈夫だよ」

気さくに答える俺。





↑ゲームの中の俺の本音

あいかわらず、高木社長の犬です。
でも、企業戦士としては正しい姿です。

「あの、それでは、よろしくお願いします」
では、ラジオのDJのごとく貴音に聞いてみよう。
最初は何から聞くか。
三択!!






「うれしかったこと」「驚いたこと」「恥ずかしかったこと」
そりゃ、興味あるのは恥ずかしかったことだよね!!
テレビでは銀髪の王女の名前にふさわしい態度しか見せてないから気になる!気になる!

「恥ずかしかったこと、ですか?それは、その・・・」


「・・・あ、あの、どうしても、お話しなければなりませんか?」





若い女子に恥ずかしいセリフを言わせて楽しむ俺

「やはり、そうですか・・・、わかりました」










いきなりお風呂トーク!!

これは悶☆絶!?







寝巻きでびしょ濡れの貴音さんキターーーーーー!!



なんつーか、「濡れる」っていいよね。響きが。

貴音の恥ずかしい話を聞いて「あっはっは」と笑ってみせた。







真っ赤な顔して怒られました。


「ごめんごめん。でも、トークとしては、成功なんじゃないかな。ウケがいいんだからさ。」




















あなた様は本当にいけずです・・・

あなた様は本当にいけずです・・・

あなた様は本当にいけずです・・・
あなた様は本当にいけずです・・・
あなた様は本当にいけずです・・・







関西弁万歳!

京都弁だけどな。

でも、貴音も表に出さないけどドジなところあるんだな。


「しかし、あなた様と話していると、先程までの練習が、いかにムダであったを・・・、思い知りました。感動です。」


感動された。

「あの、導入部はこれまでのような会話だとして、番組内では主にどのようなことを話せば盛り上がるのでしょうか?」


ラジオだからなぁ・・・

「リスナーからの、お便りを読めばいいよ。それで、話題はずっと続くものさ。」
私も小泉今日子のオールナイトニッポンや、南野陽子 ナンノこれしきっ!を聞いていたクチだ。
そういや、mamiのRADIかるコミュニケーションはまだやってるよな。

「なるほど、話題の種を、ファンの方にいただく、ということですね。ファンの皆様と共に、番組を作る・・・」


与えることだけが、あいどるの仕事じゃない。
ファンと一緒に楽しむのもアイドルの仕事だよ!

byゲームの中の俺

すごい金言です!

「・・・心にしみわたる、ご助言です。ありがとうございます。」

貴音さんにお礼を言われた。
それもすごく素敵な顔で。

で、話を聞いてみるとそのラジオ番組はこれからすぐ収録だとか。
直前にアドバイスをあげられたのはいいけど、
こんな遅くに番組とは大変だ。

「体・・・、大丈夫か?」
「はい、私はトップアイドルにならねばなりませんので・・・、これくらいのことで、疲れているわけには、まいりません」
やっぱりストイックだ。

「それでは、そろそろおいとまいたします。今宵は、ありがとうございました・・・。」



こうして貴音はラジオ局へと去っていった。
貴音にプロデューサーはいないみたいだし、
1人でこんな時間まで毎日仕事してるんだな・・・。
トップアイドルに向かって。

貴音のいる時間はいつも1人かもしれない。
1人でトップアイドルを目指す、とても大変なことだ。
僕が雪歩とすすむ時間はいつも2人だ。
それは貴音と比べてどうこうではないと思う。
二人三脚、それが僕のいく時間と信じるから。







なんか、最後はいい話になりました。



せーぶ♪

第25話 スキップ 歌姫楽園攻略戦

活動34週目(残り9週)

さて、今朝のメールは・・・




なんで雪歩のファンは穴にこだわるんだろう・・・・。
雪歩のファンが穴好きなのか、
それとも穴好きが雪歩のファンになるのだろうか・・・


さて、残り9週で26万+IU予選が必要な状況である。
少なくともオーディションで5週かかる。
不測の事態を考えれば、記者取材を受けてる場合でもないはず、
との判断でこのままオーディションいきます!


雪歩「あの、今朝入れたお茶に茶柱が立っていたので、オーディションに、出てみたいです」

来ました。
雪歩のお願いのタイミングとこちらのスケジュールのタイミングが合う瞬間!
ここは合格の約束をして挑む!

「オーディションに行く前に、まずは入念に準備だ!!」

えっと、ここで前回の曲変更から10週たったので新曲にすることにした。
「目が逢う瞬間」はJAしやすくてとっても助かったのですが、
次に選ぶ曲は・・・・・これだ!!

Kosmos,Cosmos

ついに出た雪歩専用MASTER ARTIST曲!
勇気を出して世界へ飛び出せば、そこには無限の可能性がある!


「新曲は『Kosmos,Cosmos』!?ステキな曲ですね・・・。難しそうですけど。」
もうちょっと喜ぶコメントが出てもいい気がするけど・・・。
「持ち歌」のシステムって今回ないのかしら?
まぁいいや。
流行はDa>Vi>Voなので、
それにあわせてバッチリ衣装変更もしてレッツゴー!


▼オーディション

今週は歌姫楽園!!

歌姫楽園

別名ディーバ・パラダイス!
今の音楽シーンをひっぱる歌姫たちの情熱あふれる歌を届ける番組!
毎週、テーマごとに募集制限があるので受けれるかどうかは運次第。
受けれるときに受けておけ!
特殊ルールは各審査6thのものには−3点のペナルティ。
下手なものは見せられない!





オーディションを覗いて見ると先に入ってたのは「PIC−PAC」
えっと、8レベルのアイドルだっけ。(TOPTOPで一度出会ってる)
どうしよっかなぁ、と思いつついったんオーディションエントリーの外に出てしまう。
あわててエントリー会場に行くと・・・・





あれ、メンバー増えてる。
びっくりしてまたまた外に出てしまい、
もう一度入りなおすと・・・・・
今度は、「PIC−PAC」「比較級」だけになっていた。
「ぷりすた」はHIT・TVで出会った13レベルの強力アイドル。
「比較級」は10レベルだっけ。
これ、オーディションエントリーで手ごわそうなアイドルがいない時を狙って受ける方がいいんじゃないの????
何度かエントリーに出入りして、7レベルのPIC−PACだけの時に入ってみた!!

エントリー!

PIC−PAC:黄8
雪歩 :青11
ぷりすた :青13
正反対 :黄10
うさいちご :黄8
ささき商店 :赤11(悪得)


これ、エントリーする前から1、2、3枠に出るアイドル決まってるんじゃないの???
今だったら雪歩が3枠に入ればぷりすたを押しのけることができたような・・・。
よし、これは次のエントリーからの武器にしよう。
今は目の前のオーディションに注目だ!
メンバー的に2強?
流行1位が400あればとれそうだが・・・・


歌姫楽園の鉄則は「6th」をとらないこと。
6thで−3点は大きなビハインドだ。
逆に、−3点を他のアイドルに押し付ければ勝利は近い!


1節
強敵はぷりすた。
だが、ぷりすたは思い出を使ってこない。
低レベル組が思い出を決めてくるが、
思い出1つぐらいで埋まる実力差ではないはず。
このまま4−3−2と叩いて押し切れるはず!
436−303−196を形成して2nd-2nd-2ndの満点!

2節
中間順位はもちろん1位。
気になるぷりすたは3位か。(3位だったはず)

2節は流行1位の興味がぐんぐん減る。
流行3位の守りを固めようと、3−3−3にしてみた。
327−303−294で5th-2nd-2nd。
やはり400点ないと流行1位が取れない!?

3節
流行1位を落として15点だが、順位は1位のまま。
ぷりすたは3位のまま。
逆に2節で思い出をいっぱい飛ばして2位に踊りこんだのがささき商店!
2節終了時で1位なら、満点を取れば勝てる!

だが、3節はささき商店、ぷりすたを含めた全CPUが思い出を決めてくる!!
全員が思い出を決めるとボーダーは高くなるはず。
こちらも思い出を使うかどうかを考える。
アイマスSPでは思い出の使用はバクチ要素が高い。
9アピ目に思い出を使用して外すと取り返しがつかなくなってしまう。
だが、使わないとどうにもならない可能性もある。


使う使わないの判断リミットは7アピ目!

































GOOD!!




思い出が1つ決まれば押し切ってやる!
3節目は545−454−344と確定!(5−4.5−3.5に相当)
どうだ!!



















結果を見ると、楽勝だったのだろうか?
確かに3節目は思い出を使わずとも、1節目と同じ点数を形成していれば、
(436−303−196)
1st−5th−3rdで22点。
ぷりすたが20点になるだけなのでオーディションを合格していたであろう。


だが、この点数はJAを全部決めることができたらの話だ

もし、3節で思い出を使わず、1回でも流行2位のJAを外していたとしたら、
1st−6th−3rdとなって合計得点が19点となっていたはず。
つまり、ぷりすたに逆転負けをされていたのだ。
ましてや、はじめてゲームで使ったKosmos,Cosmos。


いや、


MASTER ARTISTが出てから今まで「Kosmos,Cosmos」をいっぱい聞き込んできたのが力になっているのかもしれない。


はじめの一歩において、練習で体に染み込んだパンチが土壇場で出ることと同じかもな。
ずっと聞いていた雪歩の歌声が、今、力になっている。





嬉しさのあまり仮面ライダー1号のごとく変身と叫ぶ雪歩さん


イメージレベル11→13

▼夜

社長からアイドルランク報告を受ける。
残り26万5000人ぐらいだったから、これで20万ぐらいになるか・・・
と思いきや結果は



9万人ぐらい増えました


「あ、あれ?どうしてこんなに?」









約束パワーか!!


そういや、朝、オーディションで1位になろうと約束してたっけ。
無事に合格できたわけだが、
その為もあってか雪歩はいつにも増してテレビ収録でがんばっていたっけ。
それで、ファン人数が通常より、1.5倍ぐらい増えたのか。
これなら無理にライバルオーディションを受けなくてもいいんじゃないかな?
すると・・・・
約束をした時のLONGTIME(10万人規模)はどんだけファンが獲得できるのだろう?
10万人の20%増しでさらに50%増しなら18万人!?
残り17万3993人だからもしかしたら1回でクリアーしてしまうかも。


雪歩と力をあわせればこのランクも一足飛びで抜けられるかもしれない。
よし、次もがんばるぞ!





ファンからのプレゼントはうさしっぽ。
これはいいものだ。




せーぶ♪


1999年03月05日

第24話 嵐になるまで待って ビジュアルマスター攻略戦

活動33週目(残り10週)

新着メールはいろいろ来ていたが、
今はオーディション、それも特別オーディションの攻略を先にすることにしたのですべてキャンセル。
961社長からも来ていた。
四条貴音には見返してやりたい気持ちがいっぱいあるが、
今はそれどころではないのも事実だ。

流行はVi>Vo>Daを確認。
では、今週もオーディション。

でもその前に衣装をじっくり検討してみることにした。

アイドルマスターSPはオーディション前に衣装変更をすることができる。
衣装の変更と、パラメーターの変化の確認が何度でもできるので、
アクセサリーを一個づつ比較するのも良いだろう。
パラメーターが変化する音はおそらくトータルでの数字で決まるかと思う。
(衣装変更でテンションが変わるアイドルはどのタイミングでテンションが変わるか知らないです)

総トータルをとるか、バランスをとるかは難しいところだが・・・。


▼オーディション


今週のオーディションはビジュアルマスター!!
文字通り、ビジュアル系オーディションの最高峰・・・・かもしれない番組だ。
でも普通のオーディションとなんら変わらんよ。

アーケード時代には「キュアブラック」と「レッドショルダー」なる凶悪CPUが両方出現して恐れられていたが、
時代はフレッシュプリキュアだ!
てゆーか、アイマスって初代の頃からのゲームだったんだ。

ではメンバーはこちら!

イイ気分:黄10
ジュリエット:黄7
ムクチャー:赤12(悪徳)
雪歩:黄12
きらめき堂:黄10
魔法の笑顔:黄9


イイ気分、ジュリエット、ムクチャーという名前のCPUがいたのだが、
なんだか弱そうと思っていたらムクチャーが悪得記者付の12レベル!!
悪得記者のいるオーディションで負けるとこいつがやってくるのでかんべん願いたい・・・。


オーディションは受ける前からどれだけ考えるかで勝率が変わるといっても過言ではない!!
「このメンバー・・・。ムクチャーは無視すれば10レベルCPUとの戦いだ。ならボーダーは・・・。」
10レベルが相手なら、流行1位のボーダーは400少々。
考えとしては10レベルの1アピは100点を少しきるぐらいと考えれば、
CPUが4アピで400未満の数字を出すと思えばよいだろう。
300では危ないですね。
要注意は10レベルCPUの思い出がどれだけはじけるか。
はじける奴がいたら思い出で応戦する戦いだ


開始


1節
開始のアピールは流行2位から入る定石でいってみる・・・!
様子見の1打。
CPUはムクチャーが1人思い出を使ってくるが、他のCPUの動きが悪い。

思い出なしでいける!

4−3−2で436−324−176を形作る。
結果は3rd-2nd-3rdで満点。
まずはいい読みだ!


2節
順位表を見ると、ムクチャーが3位にいる。
どこかの星を落としているはずだ。
2節目もムクチャーは思い出を決めてくる。
他のCPUの動きはどうだ・・・・、緊張が手に伝わる。
しかし、他のCPUの思い出はBAD攻勢。
このまま思い出なしでいけそうだ。
いやまてよ・・・、
このままいくとジェノサイド(流行1位の審査員お帰り)もありえる。
3−3−2と叩いたところで、最後の1アピは流行3位にふる!
3rd-3rd-1stで10点!



3節
3節のアピールはジェノサイド際の攻防が入るので難しい。
興味値がたっぷりある流行2位から叩いて、残るかもしれない流行1位を2回叩く。
これならもう1アピを流行1位にまわすこともできるだろう。
ここでCPUが動いた!
「ニヤッ」
「いくぜ」
「おうさ!」
CPUの3人が同時に動いた!
3人同時の思い出BAD!
これで一気に流行1位、2位の審査員の興味値が0に!
「くっ、はめる気か!?」
前半のアピールが無駄になった!
流行1位はともかく2位まで帰すとは。
流行3位だけ残った場合、3節で取れなければ4点。
もし、すべて抑えているCPUがいたら逆転負けになる・・・!?

叩け叩け叩け叩け!!

流行3位を死守すべく4アピして352点!
結果は・・・・


















「プ、プロデューサー!やりました!」
「ああ、おめでとう。雪歩。」
「あのぉ・・・、他のオーディションの人たちなんか集まってごにょごにょ話してて、ちょっと輪に入れない雰囲気で・・・・。」
「他のアイドルか・・・・。」
スタッフからもらった点数結果を見ながら雪歩に話す。
「最初から組んでた、かもしれないな。そいつら。」
「え、ええ!?CPUさんたちが結託!?」
「これを見てみな。」




「最後はちょっとドキッとしました。」
「この一人だけ赤いアイドルがいるだろ。これが勝つよう仕組まれていたかもしれないな。」
「ええ!?だって、ムクチャーさんは1節目で流行1位を落として・・・」
「最初から流行1位はジェノサイド予定だとしたら?それにそもそもビジュアルマスターにボーカルイメージで出てくるのがおかしい。」
「ふんふん。」
「ムクチャーは2位、3位はしっかりキープしているから完璧なジェノサイド受けシフトだ。もし、こちらが流行3位を切るような進め方をしてて、ジェノサイドされたら・・・。」
「逆転負け・・・・。」
「それが狙いだ。」
「本当だ。ムクチャーさん、流行2位が帰らなかったら13点だ。」
「2節のダンス審査、3位が2人いるだろ?」
「えっと、ムクチャーさんとイイ気分さんがそうだから・・・、あ、すると2節目はダンスの点数をもらえた人が4人いたってことですか!?」
「そう。ご丁寧に3rdのアピール点数をそろえる。偶然だと思うかい?」
「そ、それは私にはわからないですけど・・・」
「ムクチャーが予想外だったのは、この7レベルのジュリエットが空気を読まずに最後にダンスを確保したことだな。5点差でムクチャーが星を落としている。7レベルでもWジェノなら勝利の目があるからな。」
「そんなこと聞かされたら怖くなってきましたぁ」
「大丈夫。全部、僕の想像だよ。それに・・・」
「それに?」
「雪歩なら、大丈夫と信じていたよ。」
「あ・・・・、えへへ。ありがとうございます!」
「さぁ、収録だ!」
「はい!」




嬉しさのあまり「つないだ指の強さ」で小指を折りそうになる雪歩さん。
実際、この振り付けは指がやばい。


CPUが結託してるかどうかはわからない。
黒井社長なら他のCPUを買収とかやるのだろうか?
すべては憶測。
芸能界の真実など、何が本当で何が嘘かはわからない。














ムクチャー「キーーーーーー!!お前が!お前が!!」
ジュリエット「ごめんなさい!ごめんなさい!」






▼夜

あと、26万6208人。
5万のオーディションで6万人ぐらい増えている状況だ。
うまくいけば、あと3つのオーディションで届くかもしれない。

ファンからのプレゼントはルビーの腕輪です。

次は他のマスター?それとも歌姫楽園?










で、終わろうとしたら続きが出てきた。








寄り道フラグ発生!!




貴音さんとイチャイチャタイムがやってまいりました



























ちょっとPSPを地面に叩きつけそうになった。




「ひとつ、頼まれごとをしてもらえないかね?彼女を、駅まで送っていって欲しいんだが。」

彼女?
社長のしゃべり方がいつになくゴニョゴニョしている。
着衣の乱れとかないだろうな??
で、社長の愛人は誰なんですか?





















ちょっと凍った。


えっと、こっちの世界では出会ったことはない設定になってるのだが、
前の世界では世界中(リアル世界中)のプロデューサーを
見たこと無い世界に吹っ飛ばしたあげくに砂浜で干からびさせた伝説を持つ女の子だ。





[フレーム]



貼り間違えた




[フレーム]







あれま?普通に765プロですよ。

「ねぇ、ミキ、みたいTVがあるんだけど、誰か、TVを、ミキの前まで持ってきてほしいな」
星井美希。
目を引く金髪、すっきりした顔立ち、14歳と思えない体つき、ちょっとあどけなさが残る声。
どれをとってもアイドルとしての資質としてはすごいものを持ってる。
高木社長のスカウトもたいしたものだ。

って、だいぶやる気が薄いみたいだけど・・・。

そのためもあってか、社長はまだ彼女をデビューさせてないとのこと。

「社長。紹介はすんだんだよね?もう帰っていい?」
なんというマイペース。
しかし、夜道を女の子一人で帰るのは危険・・・、というので、
社長に命じられたわけだが、
女の子を大事にするのは大人の務め。任せてください!
僕は美希を駅まで送っていくことなった。






でもさ・・・・、









この場所、明らかに危険ポイントだろ!!

夢の大橋。
おそらく、765プロと駅までの途中にこの橋が存在すると考えられるのだが、
貴音さんに出会ったりするデンジャーゾーンであるのはもう証明済み。
今日は出てきませんように・・・


さて、社長は美希のことを心配しているようだが、
当の本人は「もっとしっかりしろー」とか言われるのをうるさくて思ってるようだ。
他にも夜道を歩くときは厚着をしろとか、社長はいろいろ言っているようだが、
言われれば言われるほど口うるさく思う。
まぁ、親の心、子知らず、ってとこか。

「でも、ミキ、胸おっきいから、ラインがキレイにみえる服、選んで着てるんだよ。なのに厚着しろとかありえないの!」
だから、それが変なおじさんを吸い寄せるんだって。
てゆーか、胸大きいのか。









「あ、あんまり路上で強調しないでくれよ!」
「ふーん・・、普通、みんな、ジロジロ見るんだけどな。」
勝った!我が理性の勝利!
しかし、知らない人にジロジロ見られるのは美希も気分悪いと思っている。






美希は765プロのアイドル候補生だ
押さえなきゃダメだ!
押さえなきゃ・・・


い・・・いけない!
止まらなければ!!
このまま走っちゃまずい!
オレの塔の奥にある牢獄にひそむ魔獣が
脱獄を企みオレを困惑させる!

理性を喰う魔獣は脳の血液をも吸い取り増幅していく!
理性はもう残り少ない
頭の中が白くかすんでいく・・・
理性よ負けるな!
おまえが最期の味方なんだ・・・!!

ああ、体が強く前に進んでいく!
いよいよ意識は遠くにすい飛ばされていく!

やめろ!



あ・・・









この風景は理性が見せてくれるんだな
気が鎮まる・・・
ああ、おちついていく・・・






勝った・・・


今後、同じ事務所で一緒にいくものとして、
ここは押さえておかないとキケンがピンチだ。





「あ・・・・、見て見てプロデューサー。あっちでカップルが、抱き合ってるよ!」






「なんで駄目なの?」
「カップルの平和を壊しちゃいけないよ。」
「ふーん・・・。」
納得してくれよ。
「ねえねえ、ミキ達も、カップル同士とかに、見られちゃったりするのかな?」




俺、高校教師の真田広之なんか?



でも、年齢からして兄、妹みたいなもんだろ。
「むー、そんなカンジかぁ。普通だね。」
恋人に見えるとか言ったらどこまで舞い上がるかわからんからな。
君は14歳!俺は・・・・、ゲームの中では何歳なんだ???20歳ぐらいだっけ?
リアルでうちの兄弟ぐらいの年の差だっつの。
でも、どっちかというと、美希が大人っぽく見えることで、僕との年齢差を埋めている。

ええい、話題転換だ!

「そういえば、美希はどうしてアイドルになろうと思ってるんだ?何か欲しいものでも?」
「欲しいもの・・・。うーん、」
美希はなにか考えていたが、こっちを見て続けた
「欲しいもの、できそうな気がしてきたかも」


俺を見て言うな


「まぁ、目標がある方が長続きするから頑張れよ」
真面目に答えたつもりなんだが、
美希にわかってないなーって顔をされる。


「ねぇねぇ、プロデューサー。」
ん、なんだい?







俺かい。

「そう言ってくれるのは嬉しいけど・・・」
「あはっ☆ホント?やったやったやったぁ!じゃ、決まり、ね!」
「おいおい、そうはいかないよ。美希のデビューの時期を決めるのは、社長だし・・・」



「それに俺にはもう担当アイドルがいるんだ」

俺には家庭があるんだ並の説得文句!

「むー、そんなの気にしなくていいよ!」
















と、ここで背後から声がかかる!!









ヤベー!マジヤベー!








萩原雪歩降臨!!


俺の名前がリアルで「まこと」だろ?
雪歩だろ?
美希だろ?



リアル修羅場トリオ成立!!


「あ、雪歩、おはようなの」
美希が雪歩に声をかける。
そっか。765プロ仲間だから知ってるのか。

























終わりません


て、雪歩、誤解だって!
俺は社長に頼まれて美希を駅まで送っているだけで

「でも、美希ちゃんをプロデュースするって・・・。」

そんなとこまで聞いていたのか・・・・

「ち、違うんだ。美希からも言ってくれ!」











「だって、将来、ミキがデビューしたらプロデュースしてねって・・・」
「ま、まぎらわしい言い方しないでくれよ。大体、誓い合ってないし。」
「うーん、それにしても、雪歩もプロデューサーがいいんだね。んーと、それじゃあ」





夜は駄目だろ・・・・


「そうかなー。じゃあ、プロデューサーの上半分が雪歩で、下半分はミキ。これでどう?」






わざとやってるんじゃないだろな・・・


結局、泣きじゃくる雪歩をなだめ、
美希のお守りをしつつ、なんとか駅まで送り届けた。







おわり




























961プロ移籍の伏線とかないんかい!!



せーぶ♪

1999年03月04日

第23話 ヒトミ 第31〜32週目(HIT−TV攻略戦)

ついにアイドルランクCに入った雪歩だが
次のランクまでには40万人ものファンが必要。
10万人の特別オーディションがあったりするけど、
どうオーディションを選んでいけばいいのか?


活動31週目(残り12週)

正直、思い出も足りないんだよなぁ・・・・と思いつつ。
薄々感じてきたことを言おう。

「思い出を外すとオーディションに負ける」

BADで大ダメージすぎる。
アイマスSPの思い出のスクロールは思った以上に早く、
確実にGOODをとれるかどうかわからない。

となれば、確実なるオーディション攻略を考えたら思い出を使わないこと
使うなら後半ではなく、外してもダメージのない1アピ目。
そんな気がしてきた。

さて新着メールを見ると「記者取材」と「スタイリスト」からきていたが、
正直、ここにコマを使うのはもったいない気がしてきた。
キャンセル。

この週はレッスン→ランクアップコミュです。


▼レッスン

歌詞レッスンでパーフェクト。
これでイメージレベル11→12!!
でも、もう1回ポ−ズレッスンでカンストしそうな気もする・・・。
どこで入れるかはまた考えよう。

▼営業

ランクアップコミュ。

ランクアップとともにおどおどしていた雪歩の瞳も、
徐々に自信の光を持つようになってきていた。
雪歩のCDランキングはランクDでは上昇中と言われてたいたが、
ランクCでは爆発的に伸びてヒットチャート上位に食い込んできている!



この報告には雪歩もいつになくハイトーンだ。

「いよいよ、メジャーアイドルと胸を張って言える・・・かもしれないですよね」
冗談でも雪歩がメジャーアイドルと自分で言える、
そこまで手ごたえが実感できる状況、
そして実感は強さの根拠となる!

「もちろんさ!」












「もう立派なメジャーアイドルだ。しかし、さらなる高みを目指すぞ!」
そう、目指すはトップアイドル!
最初に約束したことだ。
雪歩も回りの期待にこたえられるよう自分の仕事に誇りと自信をもって挑みたいという。
なんか今日の雪歩は言葉もスラスラでてくるな。



「ああ、でも、そのためには、ど、どうすればいいでしょうか・・・・?」


ん?どういうことだ?

「メジャーになったからには、いままでと同じような地味なやり方は、通用しないんじゃ。」
なにかトップアイドルを目指すには特別なことをしなくては?と考える雪歩。
特別なことか・・・・、
「いや、地道な積み重ねが物言うさ。これからも。それは変わらないと思うよ。」
挑戦は必要だが、無闇に背伸びをしても届かない。
もちろん、行ける時は行く。前向きな挑戦の気持ちで行く。
「よし、これからも私、前向きになっていろいろ挑戦していきます!」
雪歩の中で、自分の目標がしっかり確認できたみたいだ。
いい顔になったな。
これからはメジャーアイドルらしい、堂々とした仕事振りが期待できそうだ。


パーフェクトコミュニケーション!

▼夜

うーん。次のランクまで40万。
今の感じ、オーディションの獲得人数は10%はおまけがつく感じだ。
35万人と考えると、ロングタイム、歌姫楽園、TOPTOP,マスター3種。
全部獲得してちょうどになるのか・・・・。
よし、次を取りに行こう!







活動32週目(残り11週)

スタイリストからのメールが来てる。
差出人の名は・・・・・・「CHIAKING」?
名前を見ただけで危険を感じてキャンセルした。


ランクアップコミュの次の週はテンションゲージが満タンである。
いいことだ。
流行情報はビジュアル。衣装を変えれば修正が効くだろう。
よし、オーディションだ!

(先にイメージレベル12→11)


▼オーディション

今週は、HIT−TVにしたぞ!!

今の音楽最新HITを追いかける番組!
イメージレベル10以上、なおかつ勝率70%だけのアイドルだけが出場できる上級オーディションだ!
特別ルールは中間審査でもらえる星は、各審査員から1位に対してのみ!!


「ル、ルールがすごく特殊なんですけど・・・。」
「そうだな・・・。思い出が確実に当てられるならHITテンプレで攻略できるんだが・・・。」
「そ、そういうのがあるんですか?」
「ああ、一応な。」
「だったら、それに賭けてみます!お願いします!」
「よし・・・。わかった。いくぞ!」

かいまき布団:10
比較級:10
雪歩:11
ぷりすた:13
嵐山京子:10
サカルカロム:10


ぷりすた!
「中村井まい」というプロデューサーが送り出す13レベルの高ランクアイドル!
このオーディションの強力な敵になるのは間違いない!
ん?
なかむらい・まい?
なかむら・いまい?
はて、どっかで聞いたことがあるような・・・・・


HITテンプレ!!

それは古くはアーケードの時代から開発されたHIT−TV専用の攻略スタイル!!
(注記)CPU戦のみ

HIT−TVの特徴はすべての点数を集めても30点ということだ。
3節のうち、2節は流行2位を死守して6点。
そしてどこかで10点満点をとれれば、勝ち、というシステムだ!!

1節
というわけで、流行2位のスピアー撃ち!!(一極集中撃ち)
000−765−000の点数で3点−2点=1点を獲得。
しかし、いい点数だな。

(注記)実際は、1位ボーダーをしっかり考えれば765もいらないわけですが・・・。


2節
ここで仕掛けるのがアーケードからの定石。
思い出を使用するが1発目成功したのに、2発目がBAD・・・・
いや、成功−失敗=0点ではない。
点数がいくらか残っているので、そこに3つ目の思い出をさらに慎重に叩いてGooD!


ここから間に合う!?
作った点数は673−396−382



これで満点ゲット!!





3節目

こうなれば、流行2位だけを抑えたら勝ちだ!
流行2位はダンス。
イメージレベル13のぷりすたが思い出を使ってくるのは脅威だが・・・・
106−595−104の点数でどうか!?

3点−1点=2点の獲得!!



結果は・・・






よし!!
2節目で満点をとったところで勝利は確信していた。
ジェノサイドは・・・まぁ、なかっただろうし。




今回、最大の失敗が一つある!!
それは思い出を外したことではない。
朝の流行情報で、流行2位がダンスということを確認していなかったことだ。
そのため、ダンスパラが若干へこんだ1アピ85というパラメーターを作ってしまったことだ。
ボーカルが104叩けているので、
衣装変更でまだ操作できたはず!

「そんな・・・、プロデューサーはがんばりましたよ!」
「ありがとう。でも、雪歩を危険にさらす一因になってたのは確かだ。」
「でも・・・、合格しましたし・・・。」
「うん。雪歩が信じてくれたおかげだ。ありがとう。」
「あ、はい!」

イメージレベル11→12



嬉しさのあまりヒゲはないけどヒゲダンスを踊りだす雪歩さん。

▼夜

6万近くの人数がファンとなりまして、残り32万。
HIT−TV攻略!!
よし、次もがんばろう!


ファンからのプレゼントは羽根突き腕輪。


せーぶ♪

第22話 Human System 活動30週目

アイドルアルティメイトって、予選が5回だっけ。
本選は何回あるかわからないけど。
単純にすべての予選で6人オデの1人勝ちぬけ。
さらに1回まけたらもう挑戦できないルールがあるんだよな・・・・。

本選に出れるのが仮に6人だけとすると、
アイドルアルティメイトの1次予選の参加者は少なくとも6の6乗。
えっと、4万6656人か。

新成人の人口を仮に133万人とすると、約3.5%
つまりアイマス世界では同年齢で100人に1人が新アイドルとして毎年デビュー、アイドルアルティメイト予選を受けていることになる。


アイマス世界はまさにアイドル国家なのである!!


国家からアイドル育成を奨励されているとしか思えないんですけど・・・・。
あと、負けたら引退だったら、毎年1人しかアイドル残らないじゃん・・・・。


・・・。
多分、ここは日本じゃないんだよ・・・・。






活動30週目(のこり3週)

けっこうなところまで進んできてしまった気がする。
これをそのまま人間の年に換算すると30歳。
まぁ、アイマス声優にも三十路は多い。
(沼倉さんが今年二十歳で一番若い。)
小鳥さんは・・・・、一応、三十路にはなってないらしい。


事務所に出てきた雪歩は「オーディションの1位合格」をお願いしてきた。
IU予選の合格って、オーディションに含まれるのだろうか?
項目が違うから別だといけないので、この約束はしなかったけど、どうなんだろう。

さて、流行情報を聞けば先週と同じビジュアル流行
このままアイドルアルティメイト予選へと進む!


▼アイドルアルティメイト3次予選

「これで3回目のアイドルアルティメイト予選。雪歩、慣れてきたか?」
「慣れてきたかと言われれば・・・そんな気が、そこはかとなくしないでもないような」
どっちつかずではあるが、雪歩も芸能界の風に少しは慣れてきたようだ。
貴音のような強さはないが、雪歩にはどんだけ折れ曲がっても元に戻る強さがあると思う。
柳のような強さ・・・・、というとまた幽霊だとか騒ぐから言わないけれど。


その時、会場内で記者達の人だかりができる。
あれだけ記者を集める人物といえば、あの子しかおるまい。
「四条さん!?」
貴音が記者とやりとり(相変わらずつっけんどんな感じだが)をしてるのを見て、
雪歩の表情がウキウキ大好きに変わってくる。
「あの、私、実はこの前も、全然お礼とか言えてなくって・・・」
お礼とは、ランクFのIU予選の際に、雪歩が貴音に助けてもらったときのことだ。
「今日こそは、お礼を言いに行きます!だって、四条さん、いつもやさしいですもんね!私のこと、心配してくれて・・・。」
いや、貴音はアイドルのスイッチ入ってるとやさしくないぞ・・・・。
それに、貴音は雪歩のことを・・・、って行ってしまった。

まずい!

雪歩は一方的に貴音を尊敬して、素晴らしい貴音像を描いているが、それは思い込みだ!
雪歩を追いかけないと!
追いかけると・・・・・




一触即発!!

よし、柱の影から見守ってみよう。

「あ、あの四条さん。おはようございます!私のこと、覚えてらっしゃいますか?」
「あなたは、萩原雪歩でしたね。あなたのプロデューサーはいらっしゃらないのですか?」
俺かよ。
でもおれはずっと見守っていることにした。
「あの、私、前のときのお礼がまだ言えてなくて。」
「そのことなら無用だと何度も申し上げたはずです。」
なんだか、なごやかとは言いにくい状況。
貴音はくどいことが嫌いだしな・・・。
「あ、そうでした・・・、ね。え〜と、あの、四条さん・・・・。」





貴音の目がやばすぎるんですが

「私、四条さんみたいに、優しくて、何でもハッキリいえる人になりたいんです。私なんかにも、胸を張りなさいって言ってくれて・・・その」

「どうすれば、強くなれますか?私、四条さんみたいに強くなりたいんです!」

おお、雪歩がついに言いたいことを言った!!











雪歩の言葉に貴音さんの目がレッドゾーンに突入!!

「私のように?悪い冗談です。」

うわぁ、ふれてはいけないところにふれちゃった感じ。

「あなたはなにか勘違いをしていませんか?私はあなたに優しくしていたわけではありません。」











「自分より弱きものをあわれむのは、当然のことです。優しさとあわれみを、カン違いなさらぬ方がいいですよ?」

なんという上から目線!

「それとも、あなたは、私に、あわれんで欲しいのですか?」

あまりの言葉に雪歩の表情は困惑を通り超える。

「私は忙しいのです。先日は、時間を割いて頂いたことは、礼を申し上げますが、最早、確認すべきこともありません。それに・・・


まだ追い討ちかよ


「あなた方とは、IU予選で争う関係です。仲良くする必要もないでしょう。それでは次の戦いも頑張って下さい。萩原雪歩」



そうして、貴音は会場内に去っていった。
貴音はこれまで、厳しくあたっていなかったのも、本気でぶつかりあう必要がないから・・・。
雪歩は・・・、最初から相手にされてなかったのか。


残された雪歩は・・・・、泣いた。
信じていたものが打ち砕かれて。

「雪歩。」
柱の影からやっと出てきたよ。
「プロデューサー、もしかして・・・見てたんですか?」
ミテマスヨー
「わ、私、何か四条さんの気にさわるようなことを、言ったでしょうか!?私、少し自分に優しい言葉をかけてもらったからって・・・、うう、自分が嫌ですぅ」



オーディション前に大変なことになってしまいました。



「なあ、雪歩・・・・・」




ここで三択!!







選択肢に「結婚しよう!」があったが、ここで選択はあきらかに765の罠の気がするので別を選ぶ。

「貴音を見返してやるんだ!言われ放題で黙ってられるか!」

雪歩は、しばらく無言でうつむき
そして気持ちを搾り出して話した。

「私・・・、あの言葉が四条さんの、本音だとは、とても思えないんです。四条さん、最後は頑張って来いって、言ってくれました。本当にひどい人なら、あんな言葉、出てこないと思うんです!」

そうだな・・・。

泣きわめいてどうにもならなくなるかと思いきや、
雪歩、案外、しっかりしてるな。

「プロデューサー。私を勝たせてください!勝って・・・、私、もう一度四条さんとお話します!」

雪歩が自分でやりたいと言い出した。
今日は、負けるわけにはいかない!!



▼オーディション!!

さぁ、今日のメンバーはこちらだ!!

雪歩 :11
753 :6
ナナイロ :7
ルックルック:7
まあまあ :7
ハローハロー:7

イメージレベルはこちらが勝る格上戦!!
イメージレベル7なら300ちょいがボーダーとなる戦いのはず。
雪歩の1アピールは先週の段階でビジュアルが100点なので、
今週はもうちょっと増えてるはず。
3回叩けば十分だ。
全審査を3−3−3で押し切る!


1節
気になるのはCPUの思い出の動向だが、
確実にGOODを飛ばすのは753だけ。
他のアイドルはBADを飛ばしまくって自滅していく。
306−291−261のフラットなアピールで押し切って10点


2節
アイドルアルティメイト予選では「思い出の数は使い放題」と設定がされている。
だが、CPUも果たしてそうなのだろうか?
だったら、全27アピールを思い出にすればいいのにしてこない。
つまり、CPUも思い出使い放題って言うほど使えないに違いない。
1節目でバッドボムが飛び交い、審査員の興味は半減した状態。
どの審査員も帰るかもしれないが、
思い出を決めるCPUもルックルックだけの状況。
1人だけがんばっても3位ボーダーは高くならない!!
1節目と同じアピールで満点ゲット!!


3節
ジェノサイド際の攻防は難しい。
帰るか帰らないかわからないなら、流行1位も叩いておいたほうがいいが、
明らかに帰りそうなら叩かずにいく。
今回は明らかに帰りそうな雰囲気なのでアピールは流行2位から入る。
そして、流行1位が帰ったところで、流行2位をさらに固める撃ち方。
0−5−4でアピールして問題なく満点!!











オーディション合格!!




いろいろ書いたけど、
つまりはレベルが違いすぎるのよ、ということで。














∧_∧
' ? ヽ
i ノノハ)i |
ヽ (l^ヮ^ノリ 「プロデューサー!オーディション合格しました!」
⊂r‐iつ
ノ拙ゝ
( ?`し'ノ
ぴょいんっ

( ( ) )

______
/ /



収録が終わったばかりの雪歩が衣装も着替えずに走ってきた。
ステージが終わった直後の汗だくの姿っていいよね。

「オーディション中、何回も駄目かもって思ったけど・・・、勝たないと、四条さんとお話できないから・・・・。うう。」
「こらこら勝ったところなのに泣いてどうする。よし、じゃあ四条貴音を探しにいくか。」
「あの・・・、四条さんにあったところで何を話せばいいんでしょうか・・・。今度、失敗しちゃったら、私、立ち直れないかもです・・・。」
「素直に聞きたいこと聞けばいいと思うよ。貴音みたいになりたいなら、貴音の強さの秘密を聞いてみるとかどうだ」
同じようなニュアンスの質問を前にしたので雪歩は不安に思う。
だが、ウそをついてまで話をしても仕方がない。聞きたいことをきくがいいさ。


でも、貴音はどこにいるんだろうなと思ったところで何を感じた。

このプレッシャー!?うう。


「貴音、そこにいるんだろ?出てこいよ!」

突如、ゲームの中の俺はニュータイプとなって誰もいない場所に話しかけた!!





出たぁぁぁぁぁ!物陰からこっそり見ていたのは四条貴音さんだぁぁぁ!!






エスパーはいりました!

「無事・・・、アイドルアルティメイトは合格されたようですね」

雪歩のこと、気にしてたのかしら?

「ききたいことはそれだけです。では、また。」
「あ、あの、待ってください!私、四条さんに聞きたいことが!」
「・・・あなたはまた泣いていましたね。」
「えっ・・・」
「あなたは私に強くなりたいと、おっしゃいましたが、そのように人前で泣いてばかりのあなたに、強くなることなどできようもありません」
雪歩は一生懸命話している。だが、気持ちがどうこうは強さとは関係ないと貴音は言う。
「萩原雪歩。あなたはトップアイドルになりたくないのですか?」
「わ、私は・・・・。」
「私は必ず頂点に立つつもりです。あなたには、その決意がありますか?」


「わ、私にもあります。私は、強くなりたいから・・・」


「四条さんみたいに、強くなりたいんです!」


「であれば、せめて人前で泣くことくらい止めてはいかがですか?」

貴音のきつい一言に、雪歩はまた涙を流しだす。
「あ、私、また泣いちゃって・・・・、あの、失礼します・・・・。」
雪歩はその場から逃げ去るように走っていってしまった。





「これでいいのです。私に憧れるなど・・・。」
貴音が聞こえない声でつぶやいていた。


「貴音。いろいろ聞きたいことはあるけど、今日はこれで。」
貴音は気になるけど、
雪歩も追いかけなくては。
だが、今度は貴音に呼び止められる。
「私が見る彼女は、いつも泣き顔です。彼女は、頂点を目指すのに向いてないのではないかと思うのです」
アイドルアルティメイトからの撤退の勧告?
「なんで貴音がそんなこと言うかはわからないけど、雪歩を誤解しないでくれ。雪歩はトップアイドルになれる!」
そう、雪歩はいつも泣いているけれど、
強くなると俺と約束したんだ。
約束・・・・。
きっと守ってくれる約束だ!
「そうですか・・・。」
貴音は・・・・、逆に雪歩のことを心配しているかのようにもみえた。

「私は必ず、彼女を裏切ることになる。だから、これでいいのです。」

意味深な言葉を残して貴音は去っていった。
やはり、貴音のあの態度は、なんらかの貴音の考えがあってのものか・・・。
おっと、こうしてはいられない、雪歩を探さないと。


雪歩は、衣装のままロビーに出ていた。
「プロデューサー・・・、私ってほんとにダメダメです・・・。四条さんに嫌われちゃいましたよね。」
ますます落ち込む雪歩。
「いや、そんなことはないぞ。貴音は雪歩のこと・・・。」
貴音の言葉にはなにか事情がある。
僕にはそう思えた。

それに泣いてばかりではだめだ。
それは本当のことだ。
この日、雪歩は泣かないことを誓った。
でなければ、自分が嫌いになってしまうから・・・。


「よし、じゃあ今日はおいしいお茶を食べて帰ろう。雪歩、どこかおいしいお店はないのか?」
雪歩の好きなお茶の話をふってみる。
「それなら、えっと(略」
お茶の話になるとほんとうに止まらないな。
アイドルアルティメイトには合格したんだ。
次の予選でまた貴音に見返してやればいい。
今は、雪歩の合格を祝ってあげることにしよう。


しかし、雪歩は貴音に夢中だよな。
俺も頑張っているんだけどなぁ・・・・。










かわいいとこ見せやがって。



▼夜

高木社長が迎えてくれる。
そういや、この人、いつも会社で待っててくれるな。



アイドルランクC!
ついに上位ランクの入り口、人気アイドルの仲間入りだ。
雪歩も、次の仕事が待ち遠しい感じだ。


よーし!次はランクBだ!!



ファンからのプレゼントはボクサーグローブでした。




さて、帰ろうとすると・・・





小鳥さんが出てきた。
きっと、システム上の話に違いない。


「ランクCともなると、そろそろ集めないといけないファンの数も大変だと思うんですけど。」
確かに次は70万だから、40万人も集めないといけない。
「そういう場合は、特別オーディションや961プロのオーディションのファンをたくさん獲得できることにチャレンジしてください!」
961プロにも打って出ろ、か。







え、これなんかのフラグですか!?






でも、ゲームの中の俺の勝手に断りよった!!



小鳥「うう・・・。お、お疲れ様でした。」




達成されなかった小鳥さんフラグは同人誌で回収してください



せーぶ♪



第21話 Get Wild (活動28〜29週目)

活動28週目(残り5週)

朝、一番の心配は雪歩のテンションだった。
事務所で待っていると・・・
なんとか、1枚目のハートを保ってきてくれた!
これならオーディションいける!

まずはオーディションに合格してゴシップ記者を追い払うことだ!


考えろ・・・、このイメージレベルでなんとかする方法を!




▼オーディション

イメージレベル8・・・。
だが、合格枠3ならなんとかなるはず!

発掘!アイドル大辞典

合格枠3名で25000人のオーディションに挑戦だ!


吉乃ひとみ:6
まあまあ:7
ハローハロー:7
雪歩:8(悪徳)
くろびたーず:6
753:6


アイドルマスターのオーディションは合格すればそれでいい。
合格枠は3人。
3位までに入るなら満点はいらない!
1節目
流行2位、3位を厚めに叩いての5点。
流行1位は0点だが6thでマイナスがつかないならOKだ。
2節
続いて、2節は流行1位、2位を厚めにして8点をとる。
3節
ここまでで15点。
3節目は流行1位、2位を取りにいくが、残念ながら流行1位が帰宅。
だが、がっちりと流行2位をキープしているのでむしろ好都合だ。
流行2位だけ拾って、3節の合計は11点(2+3+3+3)




よし!
復活のきっかけはつかんだ!




3位までに入ればいい叩き方。
1位になったのは結果オーライです。


さぁ、ひさしぶりのテレビ出演だ!





久しぶりにテレビ出た嬉しさのあまりちょっと顔が引き締まりすぎてしまった雪歩さん。



▼夜

その夜、ゴシップ記者の悪得又一がまた顔を出してきた。




pya! (・∀・)カエレ!

しかし、ゴシップ記者がいなくなり、雪歩のイメージレベルは前とほぼ同じところまで復活したように見える。

イメージレベル8→11

よし、復活!!
次はどうするか・・・、それはまた考えよう。






なんか始まったよ


「確か、君には、四条君と話して961プロの動きを探ってほしいと言ってあったね。」

そのおかげでゲームの中の俺は忠実に動いてるぞ。

「もし、何かわかったようだったら、報告してもらえないだろうか?」


はい!実はまだ大したことはわかっていません!


いや、でも、なんか報告しないと。


「四条貴音は、話し方は少し変わっていますが、優しい性格の、いい子です。人前では冷たい感じですが、本当はそうでもないんです。」

そう、僕の知っている四条貴音は公明正大でまっすぐな子。
そして・・・、誰にも見せられない寂しさを隠す子・・・。

「意外とかわいいんですよ、これが。」


ゲームの中の俺はオヤジくさい奴だった。

「そして、四条貴音には、なんと、じいやがいるそうです」

・・・。
じいやはなんかの鍵になるんだろうか?
それはともかく、さすがにそれは961プロの動向とは関係ないなと高木社長にたしなめられる。
だが、男、高木順一郎。
それぐらいで怒ったりはしない。

「君の話を聞くかぎり、四条君は、ただものではなさそうだ。彼女のこともしっかり探りをいれたまえ」

そうさ。
四条貴音は強い。
でも、トップアイドルになるまで、何度でも挑戦してやるさ!

「ところで、社長は黒井社長とどんな関係があるんですか?」

核心に迫ってみた。

「そうか。君が聞きたいなら聞かせてあげよう。・・・黒井とは、かって、人から、ライバル同士と呼ばれるような関係だった。」

ライバル・・・。
社長も、かっては僕と同じように熱血プロデューサーだったんだろう。

「だが、私は納得していないぞ!あんな男とライバルなどと、並べられては困る!」

へっ?

「だいたい私のほうがずっと(以下略)」

途端に話がグダグダに・・・。
社長も自意識過剰だと思うんですが・・・、はは。



活動29週目(のこり4週)

残り56240人

新着メールを確認すると、新聞記者の取材の話が来ていた。
しかし、来週の話。
今週なら一考の余地はあったが、来週までは待っていられないのでキャンセル。

さぁ、今週もオーディションだ。

▼オーディション

オーディション選択!

ちょっと全国50000のオーディションを見てみると、
先にエントリーしているのが3人。
「わはー」「さとる」「正反対」
なんだか弱そうな名前だったので、
ここを受けてみよう!!


全国50000合格枠2枠!
今週のメンバーはこちらだ!!

わはー :10
さとる :9
正反対 :10
雪歩 :11
かいまき布団:10
大原かずさ :10


ちょっと強そうなメンバーだった。

うーん、大丈夫かな・・・

参考になるのは負けてしまった四条貴音との1戦。
10レベルのCPUは普通なら300程度、跳ねると500程度の点数を出すはず。



「雪歩、俺は四条貴音に一度負けたことで、忘れていたいろいろなものを思い出した気がする。」
「ほ、ほんとですか!?」
「オーディションは生き物だ。それを、このオーディションで取り戻す!」
「生き物???ですか?あ、時間です。それじゃ行ってきます!」
「ああ、行って来い!」





「プロデューサー。あの、期待しています!」



全国5万、2枠のオーディション開始!



最初のアピールは・・・・流行1位!
ビジュアルを指示すると、JAの音とともに100Pが計上される。
「この100Pは雪歩の剣(つるぎ)」
自分のアピールが何点出るか知ることは重要だ。
何点でるか知ることにより、目標点数までのアピールを「回数」で意識することができる。
「イメージレベル10程度のCPUなら思い出が重ならなければ400で流行1位が取れるはず!」
CPUの動きは思い出は少々あがってるが・・・BADも出てる。
それを意識しての1節目のアピールは思い出なしで400−291−172で仕上げる。(1アピ100−97−86)

結果は流行1位が4thでとれずに5点。

雪歩が不安な顔をこちらに見せる。
だが、このオーディションは合格枠2名だ。
2位までに入ればそれでいいんだ。
雪歩に大丈夫のサインを送ると、雪歩もそれを信じて2節に入る。

2節
流行1位がとれなかったものの、
オーディションの要は流行2位だ!!
流行1位が帰る可能性を考えれば、2位がとれていれば勝率はあがる。

CPUの思い出は1節よりもさらにおとなしい。
CPUが思い出を使ってない状況ならボーダーは1節より下がるはず。
今度こそ400でいける!と判断、再び同じ形(400−291−172)に仕上げる。
今度は流行1位が3rdに滑り込み、逆に流行3位が4thで8点だった。

3節
この時点で2位に入る。
逆転されなければいい!
CPUの猛反撃で流行1位が帰る気配を見せるので、こちらも流行2位を厚く叩く。
CPU「ビジュアルは帰りな!」
とばかりにビジュアル審査員がご帰宅。
そこへ、イメージカラー赤(流行2位)のCPUがそろって思い出を使用してくる。
そこで、流行2位死守の高アピール!
3節は100−485−258(アピール数は1−5−3)

結果は・・・・
















1節目の流行1位の3位が450点。
1アピがもし113点あるならば、4回のアピールでこれを超えることになる。
実力をつければ、それはできる数字だ。


「プロデューサー!」
「雪歩おめでとう。さぁ、収録だ」
「はい!」



嬉しさのあまりリッジャーターンっぽくきめる雪歩さん


▼事務所


30万まで56000ほど。
11レベルで5万人規模のオーディションを受けた結果は・・・・


届け!
30万190人になった!!
アイドルアルティメイトの資格を手に入れた!!


「プロデューサー。今回のオーディション、1回目のアピールがすごく気合入ってましたよね。」
「オーディションは、条件によって攻め方が変わる。CPUの動きで点数が変わる。」
「は、はい」
「雪歩の実力を知りたかったんだ。1アピで何点出るのかね。」
「そ、そうですか。なんだか難しそうです。」
「難しくなんかないよ。ま、いいや。IU予選の切符は手に入った。次は予選を突破だ!」
「次もがんばります!」



ランクDも大詰めだ!


ファンからのプレゼントはパステルマリン(Vo服)でした




せーぶ♪

1999年03月03日

第20話 Gia Corm Fillippo Dia (Devil's Carnival) 活動26〜27週目

活動26週目(あと7週)


この日の朝のメールで今後の方針を決めようと思ったが、
チェックしてみると、さっそく芸能記者からメールが届いていた。







あれ?
取材の申し込みだけど、特にどこの誰とは書いてない。
そんな時もあるんだな・・・。
と、メールを返信しようとする。

















十字キーの下を押してみる。






ゲーッ!こんな離れたところに続きが!!


こんなメール普通送らないだろ、
ゲームサロンの小笠原周人さん!!

まったくもう。


今週は取材+ハードレッスンで!


▼取材

無事に終了。

▼ハードレッスン

雪歩のパラメーターをじーっと見てみると、ダンスがちょびっと他より多い気がする。
裏を返せば、ビジュアルが少し伸びるような感じだ。
ポーズレッスンをやってみる。

パーフェクトレッスンを出して、
ビジュアルとダンスがまだ伸びてイメージレベル11→12

でも、まだレッスンの余地ありそうなんだよなぁ・・・・


▼夜

2週のブーストがかかりましたので、
オーディション2連戦予定。
でも、どこを受ける?




活動27週(のこり6週)

さて、新着メールを確認してみると・・・・







961社長よりのオーディション招待!!

しかし、雪歩のイメージレベルは12レベル!!

11レベルと12レベルとでは大きな差があるはず。
このレベルなら四条貴音とも戦える。

「10万人」のファン数も魅力だ。
未知の危険はあるが、やってみる!!


さて、朝は流行情報を聞いてみると流行が変わったと連絡を受ける。
ここでパラメーターアップの音。
流行1位だけでなく、2位と3位もあってるとアップするのだろうか?

イメージレベル12→13


さて、スケジュールを開いてみると・・・・


ライバルオーディションの項目がある!

四条貴音とのオーディションは通常のオーディションとは別の場所で行われるということか。
というより、四条貴音が出てるオーディションにこっちがいくわけだから、
受ける場所は決まってて当然だよなぁ。

「よし、雪歩。オーディションにいくぞ!」
「は、はい!」

▼ライバルオーディション


今日はなんだか勝てそうな気がする。

このオーディション会場に行くときのセリフはなんか関係あるのだろうか?
すごくランダムのような気がする。

この前は、黒井社長に、散々けなされたから、今日のオーディションは・・・
765プロの面子のためにも、そう簡単には負けられないぞ!!







出たぁぁぁぁ!四条貴音!!


961社長が765プロ潰しを謀って送り込んだ刺客こそ、
プロジェクトフェアリー四条貴音。
だが・・・、
貴音には黒井社長の考えているような765プロ潰しの考えはなさそうだ。
オーディションは正々堂々、アイドルとしての力量をぶつけ合う場。
その点は貴音に手加減するつもりはないだろう。
いや、今は雪歩のことはライバルとしては目に入ってないようにもみえる。
番組スタッフに貴音が呼ばれ、貴音はあわただしく去っていく。

「雪歩、貴音に俺達のことを意識させるような良いオーディションをしような!」
当の雪歩は・・・・
貴音に見とれてボーっとしていた・・・。






オーディションのメンバーが発表される!

雪歩 :13(記者)
四条貴音 :15(記者)
比較級 :10
ムクチャー:12(悪徳)
嵐山京子 :10
大回転 :10


四条貴音のイメージレベルは15!!

覇王エンジェルと同等のイメージレベルを持つとはやはり只者ではない!
そしてその取り巻きのアイドルもまた、
これまでにないイメージレベルの高さを持つ。

怖いのはそろいもそろってボーカルイメージということだ。
もしかするとこのオーディション、
流行1位のビジュアルよりボーカルが厳しくなるかも!

よし、応援だ!

「俺達は一心同体だ!!」


「え?こ、こんなところで大声で叫んだら、ご、誤解されちゃいますよぉ!」


邪念をもってるのは雪歩だろ・・・



1節
1節目から貴音が思い出を2連発GOODを飛ばす!!
「貴音が飛ばしている!?しかし、他のアイドルの動きは・・・・」

ここで迷いが生じた!!

一瞬、今の流行1位がなんなのかがわからなくなる!

それは、アーケード版、XBOX360版とでは審査員の並び方が逆なのだ。

9アピ目、最後の1アピを流行1位ではなく流行3位に振ってしまう!!

アピールは上から437−460−410!




流行1位が4th!!











2節

順位は1位が四条貴音。
雪歩は4位スタート。このビハインドをどう返す!?

迷いは迷いを生む。
だが、オーディション中はポーズをかけることはできない。
落ち着け、落ち着け・・・・






ここで思い出BAD!!




いかん!!
返すフォローで、もう一つの思い出を使用する!







さらに思い出BAD!!






勝敗はここでついていた・・・・。












くっ!
壁を叩く。
だが、審査が終わってからさらに気付いた。

このオーディション、合格枠2枠だったのだ・・・・。

受ける前には確認できないが、
オーディション中に出ている王冠の数でそれは判断できる。
だが、そこまで目が届いてなかった。
見えてなかった。


そう、何も見えてなかった・・・・。
















オーディション終了後に俺達の前に現れた四条貴音は、
銀髪の王女として威厳を持つ姿であった。
力無きものへの憐れみの目。
結果がすべて。



屈辱的な敗退を喫した・・・。



▼夜

事務所につくと、妙な身なりをした奴がいた。





ゴシップ記者悪得又一!!
アイドルの弱みの臭いをかぎつけやってくるマスコミ界のハイエナ!

ゴシップ記事により、イメージレベルは一気に13→8に下がる!!
(悪徳記者による一時的なもの)


「オーディションは残念だったね。・・・では恐怖のアイドルランク報告だ。」


残念ながらこの週はファンの人数が減った。



「961プロの人は私にないモノを持ってますよね・・・。」
「そうかもしれないが、雪歩も相手に無い長所を持ってるんだ。自信を持て!」
「は、はい・・・。」






私にはアーケード、XBOX360とプロデュースしてきた経験があったかもしれない。
危険はすべて回避すべくプロデュースしてきた。
だが、アイマスSPの領域に入った瞬間、
染み付いた経験が、見えない落とし穴を作るときがある。
はじめてサウスポーと戦った選手が違和感に惑わされ倒されるかのごとく。




すまない雪歩。



でも・・・、勉強にはなった。







帰り際、雪歩は次のプロデュースをお願いしにやってくる。
ああ、きっと再開するよ。



まずは悪徳記者をおっぱらうところからだ!




せーぶ♪

1999年03月02日

第19話 YOUR SONG 活動24〜25週目

セカンドシングルを出して10週が経過。
そろそろサードシングルの時期だ。
芸能界の体制は変わりつつある。
昔は1人の歌手をじっくり育てる時代だったかもしれないが、
今は3枚までのシングルを出してヒットが出ない歌手はそれでレコード会社からのバックアップがなくなるという。
(B’zの松本さんのインタビューより)
雪歩が大きく羽ばたくためにもサードシングルの選曲は重要だ!!



活動24週目(のこり9週)

ファンからのメールです。



アイマスワールドでは穴ドルはステータス!!

だが、知ってるか?




穴は掘るだけじゃなくて、埋める人も必要なんだぜ!?


雪歩の穴を毎回埋めるこちらの気持ちにもなってくれ。



「プロデューサー!ええと、その・・・・あの・・・・。」

雪歩がなにか言いたげである。

「この間の約束のことか?」
「は、はい。覚えていてくださって嬉しいです!」





たまに、何を約束したかわからなくなる時があるがな。


毎回守ってもらえる安心感があるからニコニコしてるんだろうなぁ・・・。


では、予定通りに今週はTOPTOP!

「じゃあ、オーディションの前に万全の準備を整えるぞ!!」

さぁ、選曲だ。
3rdシングルまでくると、残りの4th、5thとの兼ね合いも出てくる。
アケマス、XBOX360の伝統が生きていれば、同じイメージの曲を続けてリリースするのは厳禁。
5thにビジュアル曲を予定するなら、4th、そして3rdの曲も限られてくる・・・。


「雪歩、次の曲は『目が逢う瞬間』だ!」

目が逢う瞬間!!

如月千早の為に作曲されたビジュアル曲!
千早の持ち歌が別れや三角関係の修羅場状態ばかりなのはなぜなんだ!!

「あ、あのぉ・・。ここはFirstStage→カラフルデイズ→Kosmos,Cosmos とつないだ方が・・・。私、ダンスのパラメーター弱いですし。」

「え、だって150円払っちゃったんだもん。」


好きな曲でプロデュースするか、それともゲーム的攻略の要素で選曲するのか、
それは人それぞれ目標があるからわかれるところだ。
少なくとも初回プレイの今回は好きな曲でプレイする。
それにこの曲は「どーんなきもーーー しって いーーーるーーのーー」のところの音階が好き。
雪歩さんだとちょっと力足りないかもしれないけど。
あとなぜかPSYRENの雨宮さん思い出す。
なぜかはわからない。

「心に残る曲ですけど、む、難しそうです」

やっぱりイメージのパラメーターが修正できないくらいになった・・・。
ま、仕方ないか・・・。


▼オーディション

今週のオーディションはTOPTOP!

オーディションを受ける条件は「無敗」であること!
人生でたった一度しか受けることのできないオーディションであり、
ここを勝つことは最高の栄誉への架け橋!!

エントリーを見ると先に入ってたのは五井かずさ。
あまり強そうにないから安心してエントリーすると・・・・
















覇王エンジェル!ドン!!









アイドルマスター界に天空に輝く2つの極星あり!
すなわち覇王と魔王!
森羅万象二極一対
男と女 陰と陽
仁王像の阿と吽

アイドルマスターNPCしかり
覇王エンジェルと魔王エンジェル!!

覇王エンジェルのイメージレベルは15!!









「覇王エンジェル!!15レベル後入りなんて卑怯だ!!」



「クックック。」




















まさにオーディション会場は戦場(いくさば)!!

では、今週のメンバーだ。


五井かずさ :8(悪徳)
雪歩 :11(記者)
覇王エンジェル:15(記者)
サン☆タメーコ:8
PIC−PAC:8
まあまあ :8


2強状態。
こうなると覇王エンジェルが点数を落とすとは考えられないので
満点勝負になるであろう。
思い出は絶対外せない!


1節目
本来ならばCPUの思い出の使用状況を見ながら思い出を使っていくのが王道。
だが、レベル差のあるフルマーク狙いの戦いなら、
各節の1アピ目に思い出を使う方法が安全か。
そして、この作戦でいくと決めたら迷わないこと。
迷いはアピールに揺れを生み出す。
1節目は無事にフルマーク。

2節目
TOPTOPの特殊条件は、中間審査の結果による順位が隠されることだ。
そのため、覇王がポイントを落としているかどうかもわからない。
いや、だからこそ満点狙いで行く!
2節目も満点を取った次!!

3節目
覇王ともう一人のボーカルイメージのCPUが二人そろって思い出を投下してくる!
思い出の使用は、通常のアピールの5倍の効果だ。
思い出による点数は自分のイメージカラーに2倍、その他のカラーに1.5倍づつ。
赤色のCPUが2人そろって思い出を使ってくるということは、
ボーカルの点数のボーダーがあがる、ということだ。
最終節にきて迷う。
手は震える。
しかし、アピールの時間は迫り来る。
通常よりボーカルに点数を高くしてみるがその結果は・・・・・!?


























結果を見れば、雪歩30点に対して、覇王エンジェル28点。
流行1位よりもむしろ、流行3位の方がボーダーで厳しい戦いだった。
330→320→297で推移。
それは青カラーのCPU2人ががんばったからであり、
そこに覇王エンジェルが喰われた形になる。
思い出を使わない戦略だったら、逆に喰われていたであろう。





嬉しさのあまり「人」という字について自分の身体で説明しだす雪歩さん。


▼夜

今日は危ないオーディションだったな・・・。
アイマスSPでは後から強力なCPUが入ってくることもある。
これは覚えておこう。
TOPTOPに覇王は反則気味だとは思うが、
アーケードでも入ってきたからなぁ・・・。

アイドルランク報告ではこれで20万人を突破。
あと9万強のファンでこのランクは抜けられるが・・・。
善永さんがこの週で退場でイメージレベル11→10。
やはり、まだレッスンで伸びしろがあるならレッスンしておくべきかも。

アクセサリーは真珠のアンクル!




活動25週目(のこり8週)


活動が始まるやいなや・・・




寄り道フラグ発生!!

こ、これは貴音さんの予感がビンビンするぜ!





さわやかな早朝の港の見える丘公園に、
女の子の声には似つかわしく内容の言葉が響く!!


「今すぐ、そこになおれ!」


もちろん貴音さんの声です!!


「私が、成敗いたします!」



なにやら様子からすると貴音さんが何かと戦っているかのようです。
よーし、俺も加勢するぞ!
「まこTはとびらをけりあけ なかにおどりこんだ」






ごく普通に挨拶されました。
あ、あれ?敵は?


「ああ、いえ、それは誤解です。実は先ほどのセリフは、ドラマの台本なのです。」





ベタベタのお約束でした。


ほんとにアイマスSPはお約束が重要になってるんだな!!


しかし、貴音の次の役柄は主役なんでそうで。
新人アイドルでテレビドラマの主役に抜擢!
貴音さんに世間が期待しているのがよくわかる。

「はい。あの、それで、ここでお会いしたしましたのも、何かの縁ということで・・・。実に申し上げにくいのですがしばしの間、周囲を見張っていてはいただけないでしょうか?」

俺にバンペイくんになれと。

「はい、実は、よほど怪しいと思われているのか、先ほどからすでに何人ものかたが来て下さり、もう恥ずかしいやら、申し訳ないやらでいっぱいなのです。」


貴音さんはある意味怪しいと思います。


でも、貴音の迫真の演技が、周りに誤解を与えているということだよな。
それに・・・・






ゲームの中の俺は企業の犬と呼ばれても仕方ないと思います。

「よし!それじゃ、しばらく、貴音のけいこを、見物していくよ」
ということで、貴音さんの一人芝居ショーが始まりました。
まぁ、なんだ。
貴音は時代劇をやるためのキャラみたいなもんだな。
え?時代劇じゃなくて、西洋の王女の役?

一通り練習が終わったところで、貴音は質問をしてきた。

「ところで、あなた様に伺うのは大変心苦しいのですが・・・、今の私の芝居は、どうだったでしょうか?」

ふーむ。ちょっとキツすぎると思い、もう少し自信なくおどおどした感じにしてみては?とアドバイス。
役とはかけ離れているかもしれないが物は試しだ。
それにあわせて貴音が演じてみた。



・・・。








ものすごく無能ですね、って顔をされました。


選択失敗!!貴音の視線がとても冷たいです。
なんで、こんなアドバイスしちゃったんだろう・・・。





なんで、アイマスって半目で見られるとゾクゾクするんだろう。


まぁ、今のシーンはどうとでもなるシーンだったらしい。
それよりも難しいシーンがあると貴音が言ってくる。
ど、どんなシーンなんだ!?













貴音「お恥ずかしながら、私、この手の、男女の機微というものに、うとく・・・」

(注記)機微=表面だけでは知ることのできない、微妙なおもむきや事情。






←俺


「このような時は、どのように殿方に、思いを伝えるのか、想像がつかないのです・・・。」


そうか、ちなみにどんなセリフなんだ。

『なぜ、このような気持ちになったのか、私にもわからない。』
『でも、これだけは本当。・・・あなたを、愛しています。』

と、貴音は軽く演じて言ってみるが、さっぱり感じは伝わってこない。







貴音・・・。











合法!!







まじで困惑する貴音。

い、いえ、それは決して嫌というわけではなくて、その、突然のことに、驚いてしまいまして・・・」




765プロはヘンタイプロデューサーというのも否定できないと思います。














そして、貴音のセリフが始まる。



「なぜ、このような(中略)



ですが、こ、これだけは言えます。


あ、ああ、あなた様を・・・、あし、し・・・・



あい、あいし・・・・・・・ううっ・・・


そこで貴音は限界だった。
言葉につまり泣き崩れるがごとく顔を背ける貴音。






貴音はムリです!と言うと同時にしゃがみこんで手で顔を覆い隠す。
こ、ここまで箱入り娘だったとは・・・。
ああ、なんとか顔をあげてくれ!
周りから見たらとってもわけありな二人に見えるじゃないか!
その後はしばらく貴音をなだめるのに時間がかかってしまった・・・・。







あの、貴音のジャマしてるだけにみえるんですけど。



おわり

なんの話だったんだ・・・・。




▼事務所

そんな貴音とのキャッキャウフフが朝からあったとは知らず、

雪歩は元気に事務所に出てきた。


雪歩の顔をマジマジと見る。
よし、雪歩はかわいい。雪歩はかわいい。
気持ちを落ち着かせたところで今日のスケジュール。
やはりレッスンで確実に実力をつけておこう。


▼レッスン

歌詞レッスンです。
ランクDなら1コマのレッスンでも十分にパーフェクトレッスンとれます。
あと、目が逢う瞬間は歌詞レッスンしやすい感じですね。

パーフェクトレッスン

▼ハードレッスン

ダンスレッスンを選択!!


ダンスレッスンでもポーズボタンは有効でした!!

ポーズをかけることで、次にどのサークルが光るのかをじっくり考えていけるし、
なによりもあわててミスしたり、見逃して一周無駄に回したりが少なくなります。

歌詞ポーズダンス。
この3つでポーズを駆使していけば、
とりあえずレッスンは困らずにいけそうです。
(めんどうだけど)

ゲージ振りきりのパーフェクトレッスン!

▼夜

というわけで終了。
レッスンは終了したところで、まだイメージレベルが11にあがっていない。
歌詞とポーズを1回づつ入れればカンストして11レベル、というとこだろう。

次の手をどうするかは、次の週の新着メールを見て考えてみるか。








しかし、雪歩よりも貴音さんとイチャイチャする時間が多い気がするのですが・・・


気のせいかな??



せ〜ぶ♪

第18話 CHILDHOOD'S END 活動22〜23週目

レッスンカンストまではあと数回はある。
しかし、ランクアップリミットとのかねあいもある。
レッスン時期からオーディション連戦の時期へ。
雪歩は今、プロデュースの過渡期にいる。


活動22週目(のこり11週)


新着メールを見る



雪歩のファンには、なんとなくポエマーな人が多い気がしますが・・・・。
え?俺もそうだって?
ごもっともで。

もう1件は新聞記者からだった。
今夜、「週刊バンバン」の「落合豊」さんより記者取材の申し込みということで。

突き詰めて考えれば、記者と取材する時間で1コマ使うので
もったいないという考えもある。
だが、2週分、安心してオーディションにいけるのは魅力だ。

2週分・・・。
まずは、この2週で2つのオーディションをとるべきか。

今週はハードレッスン+記者取材。


▼ハードレッスン

さて、いよいよ今まで逃げてきたダンスレッスンだ。


攻略法は・・・・・



特に無い!!


ダンスのパネルは十字キー側とボタン側にわかれる。
その全体を視覚に入れることは僕には無理だった。
そこで、十字キー側をまずクリア、それからボタン側をクリア、という形にした。
押し間違えるペナルティの方が大きいので慎重に!

となると導き出される攻略法は
「さっさとランクをあげて、ハードレッスンの時間帯でダンスレッスン!」
ということになるのか。

結果はグッドレッスン。
ランクDでハードレッスンなら、セルフレッスンよりは普通にやった方がいいみたい。


▼記者取材

記者名、雑誌名をしっかり覚えておけば間違いはない!


「うわぁ、すごいですねえ!その魔法のベルトって、どこで売ってるんですか?」

取材中の光景はランクがあがると変わるのか。
(1行だけですが)
何の話をしてるのだか・・・・。

イメージレベル10→11にアップ!


▼夜

何事も無く終了。
次はオーディション。





活動23週目(のこり12週)

新着メールを確認すると、黒井社長からのオーディション招待メールが来ていた。
四条貴音とのオーディション対決。
アイドルアルティメイトの本番前に競っておくのも悪くはない。
オーディションの規模も「10万人」と破格の提示。
だが、何レベルで受けるべきかの情報がない現在では、
ちょうど記者のブーストがなくなる2週後に争うのはどうか・・・。

慎重すぎだとは思うが、今回もパス。
あの黒井社長のことだ765プロ潰し目的で何度も仕掛けてくるに違いない。


というわけで、今週は通常のオーディション。
カラフルメモリーズです。


▼オーディション

カラフルメモリーズ!

カラフルメモリーズの出場条件は思い出15個以上!
キラキラと輝く思い出をたくさん身につけたアイドルたちだけで構成される、
若き青春の香りがする甘酸っぱい番組!!
だが、その若者のスイーツな姿に審査員はいきなり興味が半分減っている!

これまでアイドルアルティメイト予選で思い出を使わずに進んできている雪歩は思い出の数は十分に足りている!

「ダンスレッスンが少なかったのがちょっと影響しているな。」
世間の流行はダンス。
しかし、すべてのアクセサリーをダンスにしてもイメージの修正ができない。
「もっと、いいアクセサリーがあればな・・・。」
アクセサリーにも強弱はある。
また、セットをそろえることでのボーナスもあるはず。
(悪魔セットなど)
とにかくオーディションをたくさん勝ち上がってアクセサリーを集めるしかない。


(トップアイドル・・・、突風アイドル・・・、はっ!いかんいかん!何を考えているんだ)

ゲーム中の俺はたまにわけがわからない。

そんなわけでカラフルメモリーズの相手はこちら!

ピンキー:9
夏の午後:5
雪歩:11(記者)
753:6
メロンパン:9
サン☆タメーコ:8

メンバー的にはレベルはリード!
ただ、思い出を使われれば、食われる可能性もある・・・!
よし、カラフルメモリーズの定石で攻める!!



カラフルメモリーズの定石は、1節目は満点をとることだ。
どの審査員が途中退場してもいい万全な体制!


1節目

保険の意味で1アピ目からの思い出使用。
だが、CPUたちはここでなかなか動かず。
まずは満点。

2説目
1節目終了時で帰る雰囲気を出さない審査員達。
2位につけているのはCPUで一番レベルが高い一人ピンキー。
ピンキーが満点だといやだが・・・・。
(中間審査で同点の場合の順位の法則はまだ知らないです)
2節目はCPUたちが思い出GOODを重ねる!
ここは思い出なしでは切り抜けられないと考えて思い出を使用するが・・・・


ここでBADを叩く。

すぐさまフォローの思い出で回復する。
結果、1st-2nd-3rdで満点。

3節目
流行1位の審査員が帰りそうなので
流行2位と3位を厚めに。
案の定、審査員が帰ってしまうが残りを満点で切り抜ける。


結果は見るまでも無く、すべて満点でオーディション合格!




不鮮明ですみません。
レベル8〜9のCPUだと、
350点ぐらい叩いてこれるんですね。
跳ねると510ですか。

これぐらいの相手ならそのあたりの点数を考えておくといいかも。

それはともかく・・・・







思い出外したあんたが悪い。





へそだし衣装に変更したのでそこを執拗にカメラマンに狙われる雪歩さん



▼夜

思い出を3つ使ってしまったものの
合格できたからよしとしよう。
(過去、アーケードでも流行3位を落としたことで、ダブルジェノサイドで6点対4点で負けたことが何度もあるし)

ファンからのプレゼントは星のアンテナでした。(使うのかしら?)



次はTOPTOP!



せーぶ♪

第17話 Self Control 活動20週目

ランクEからランクDへとアイドルランクUPした雪歩。
次の目標は一気に3倍となる合計30万人のファン。
ペースアップしていく必要がある!

ここで、これまでのレッスンの合計をまとめてみる。

歌詞レッスン
バッド1 ノーマル1 パフェ5

ポーズレッスン
ノーマル1 パフェ7(約束1)

ダンスレッスン
ノーマル1 グッド1

演技力レッスン
ノーマル1


僕の見立てではあと5回ぐらい
ポーズ2回、歌詞2回、ダンス1回程度のレッスンがあれば、
すべての能力が上限まで達すると思うのだが・・・。(レッスンカンスト)



活動21週目(のこり12週)

さて、朝から雪歩に「オーディションの挑戦」のお願いをされる。
しかし、ランクアップした次の週だけ見れるはずの「ランクアップイベント」があるので、
今週は営業ということで雪歩に納得してもらう。

では、レッスン+営業で


▼レッスン

ポーズレッスン選択。
ランクがあがるとレッスンの1ノルマあたりの上昇度が延びるようで、
ランクEよりもパーフェクトに達するのが早い。
これなら、自分にあわないレッスンでもグッドレッスンが出そうだ。

ポーズレッスンはパーフェクト!

これでイメージレベル9→10にアップ!

▼営業

事務所でのひと時。
この間発売したCDがチャートを順調に上昇中との報告が入ったので雪歩にそのことを話す。
ランクDというのは、けっこう世間への影響力あるのだ。
「応援してくれる人が、そんなに増えたなんて・・・、か、感激ですっ。嬉しくて嬉しくて、その、ちょっと、照れますよねっ。」
10万人のファンである。
「ああ、でも・・・、困ったな」
急に何かを思い出したかのように雪歩の顔が曇る。
「何を困るんだい?最近は、雪歩はステージでも活発じゃないか。」
「そ、そうですか?だ、だけど私・・・、あれは私じゃないから・・・」
「『私じゃない』ってどういうことだい?謙遜?いい感じだと思うけど。」
「あ、あの、でも・・・、いえ、私、わからないんです。私、ときどきステージに立っている自分のことがわからなくて・・・。自分で何をしているのか、わからなくて・・・。」

そういえば思い当たる節がある。
以前、前座の仕事を受けた時のことだ。
あの時、ガチガチに緊張してた雪歩は僕の言葉の後押しでステージに飛び出していったが、
突然応援団さながらのリアクションをとり、普段みせないような「正拳突き」のパフォーマンスなんかをしていた。
あれも勢いだけでやってるように見えた。

「いつも・・・、ほとんどそうですよ。私、自分がコントロールできてなくって、雑で、バックバンドの人にも迷惑かけて、ステージの私は勝手に一人歩きをしてしまうから・・・。」
ステージでは雪歩のアイドルとしての姿を魅せるのであって、素の姿をを見せる必要はない。
だが、今の雪歩のステージの姿はコントロールできず暴走した姿。
レッスンのおかげで下地がなんとか身についてきてるのでなんとかなってるとは思うが、より高いステージで活動することを考えれば・・・

「そういうの、やっぱりよくない気がするんです」
悩む雪歩。
だがポジティブに考えれば、雪歩もそういう自分を考えることができるようになってきたということか。
「雪歩が気になるって言うなら、それは、なんとかしたいし、するべきかな。」
「ですよね。私、ほんとうにうまくできなくって・・・、ううっ、すみません」
「でも、焦る必要はないよ。今からでも、時間をかけて、だんだんうまくやれるようになれば!」
雪歩の歩むスピードは遅い。
だが、それは雪歩に一番あったスピードだし、それでトップアイドルへの道が間に合わないわけじゃない。
いや、僕が間に合わせてみせる!
「大丈夫。一緒に頑張ろう!」




一緒に頑張ろうの声に、表情はまだ少し不安げだけど、雪歩は、しっかりうなづいてくれた。

パーフェクトコミュニケーション
思い出+5



▼夜

次のランクアップリミットまであと11週。
19万のファンが必要なので、
予定を立てるなら、
カラフルメモリーズ(3万)
TOPTOP(5万)
歌姫楽園(5万)
マスター系のどれか(5万)
アイドルアルティメイト予選
これで5週を確実に使ってしまう。
レッスンは2回(レッスン+ハードレッスンを2セット)と予備週が4つ。

焦りはあるが、レッスンで磐石にしていくべきかどうか・・・・



せーぶ♪

1999年03月01日

第16話 絡み合う すごい 宿命 活動20週目

IU予選に挑めば、いつかは雪歩は四条貴音とオーディションで戦うことになろう。
不思議な女の子だ。
オーディション会場で見る貴音は、偶然であったときのあの姿は決してみせない。
月がその裏側を見せることがないかのごとく。


活動20週目(あと3週)

残り3週。
迫るリミットにプレッシャーを感じつつ、
記者の力でイメージレベル10になっている今週に勝負をかける!
今週の流行はボーカル>ビジュアル>ダンス。
ダンスのレッスンが足りてない雪歩にはちょうどいい流行だ。

「今日はアイドルアルティメイト2次予選を受けるぞ!」
「は、はい!」

▼アイドルアルティメイト2次予選

アイドルアルティメイトの会場ではBGMがとまる。
オーディション前の緊張感が伝わってくる。
「さて、心の準備はできてるか、雪歩」





言葉で大丈夫と言うものの、
その顔はまだ厳しい。
それでも、逃げることなくこの舞台に立ち向かうのは大きな成長。
雪歩にその覚悟は呼び起こしたのは貴音。




今度は雪歩から切り出される。












「今日こそは、四条さんにお礼を言うんです!」










どうも、あまりオーディションのことは考えてなかったらしい。
言われてとっさに目標を考えるが、それも「交通安全」とか「世界平和」とかオーディションとは遠いものだし。
ま、まぁ、「貴音にお礼」だけでも先にクリアしておこうか。
気持ちがそぞろではオーディションにも集中できない。


貴音の居場所はすぐにわかる。
こんな場所でひときわ大きな人だかりが出来ているところに違いない。
ぱっと見回すと、記者が他よりも明らかに集まってる場所がある。
「貴音ちゃーん!笑顔の写真を1枚」
記者が次々に貴音に一声を求める。
「ありがとうございます。しかし、本日は、所用がありますので・・・。取材は、また後ほど、お願いいたします。」
貴音らしい、古風に丁寧な言葉が聞こえてくる。

「ほら、雪歩。あいさつしてくるんだ。」
「ええっ!?い、今からですか?あ、あの、ちょっとまってください!」
心の準備ができてなくて驚く雪歩。
丁寧な挨拶、小粋な挨拶、どうやって切り出せばいいのかといろいろ考え出す。
「ほら、雪歩。考えてばかりじゃ先にすすめないぞ。当たって砕けろだ!」
それでも前に進めない雪歩。
貴音がいるのは記者に囲まれた華やかな場所。
自分に不釣合いなその日の当たる場所に踏み込めないと思ってるのだ。

「ならば、貴音と一緒にインタビューをしてもらえるように、注目させてやれ!」
雪歩が一歩踏み出すための言葉をかける。
「ええ、で、でもどうすれば!?」
「決まってるじゃないか。ちょうどこれから、オーディションがあるだろ?そこで素晴らしいステージを魅せれば、記者の注目が集められるはずだ!」
オーディションを勝ち抜いた者が立つ場所。
そこに行けば、雪歩も貴音と対等に話せる!
「は、はい・・・!やってみます!それじゃ、私、準備してきます!」

雪歩はオーディションの準備に控え室へ行った。
雪歩を送り出した俺の目の前に・・・・





出たぁぁぁぁぁ!四条貴音さん!


雪歩のいないタイミングで出てくるとか危険度バツグンだ!


「記者の方には、お帰りいただきました。ただ、少々、言葉に気迫を込めすぎたのか・・・、皆さん、一様に何か恐ろしいものでも見るような顔を、されていらっしゃいましたが。」
それが快感な人もいるんだろうな、と思いつつ、
俺の目の前の貴音は961プロの四条貴音なのか?それとも月の夜に出会った貴音なのか?


「用事とは、あなた様方にです。・・・少し、確認したいことがございまして。」

核心くる!?





なんか複雑な事情になってきた。

「では、私は、後ほどお伺いします。あなた様方が勝者であれば、ですが・・・。」

そういい残して消える貴音。

負けられないオーディションが始まる!!


▼オーディション


アイドルアルティメイト二次予選!
そのメンバーはこちらだ!!

雪歩:10(記者)
火星ちゃん:4
ペタペタ:4
くいしんぼYe:5(記者)
永瀬麗子:5(記者)
あさひなりん:4
















圧倒的じゃないか、我が雪歩は!


他はイメージレベル4〜5しかいないオーディション。
よっぽど思い出を打ち込んでくるCPUがいない限りは、
このオーディションに負けは無い!!







オーディション合格!!
イメージレベル10の雪歩がすべて3−3−3でアピールした場合、
叩きだせる点数は291−267−225(すべてJA)
イメージレベル5以下のメンバーではこの点数ですべて満点を確保することができる!




ここも実力の差を見せ付けて
思い出を使うことなくアイドルアルティメイト2次予選通過!!





嬉しさのあまりに顔を手で隠してしまいなんかの広告にみえる雪歩さん。



で、結局ブルマかスパッツはわかりませんでした。
フタリの記憶で見えるわけが無い。


▼予選終了後

「よし、やったな、雪歩。これで次の予選に進めるぞ。」
「は、はい。合格して、ほっとしました・・・、」
まずは安心する雪歩。だが、すぐに気になるのは貴音のことだった。
「でも記者の人が注目するようなステージになったでしょうか?それが心配で・・・、私、四条さんと、お話できるのかなぁ。」







「あ、そっか。実は記者の人達はもう帰っちゃったんだ。」


「えええっ!?それじゃ、私・・・、何のために、頑張ったんですか!?」



だが、雪歩。君の会いたい人物はこちらだぁ!




「確かに、思いの外、お強い・・・。油断ならぬ相手だとは思いますが・・・。」
ついに出合った運命の邂逅!
雪歩は無事に、貴音にお礼を言うことができるのか?









雪歩、泣き出したよ。

よっぽど貴音にあこがれをもってるというかなんというか、
熱烈に応援している芸能人が目の前に突然現れたみたいな反応だな。
でも、貴音が僕達に聞きたいことって・・・?

「実は、ハギ・・・。はて?確か、ハギワラ・・・、オギワラ・・・?」




オギワラはスキーのジャンプだ。


「申し訳ありません。あなたの名を、事前に調べておいたのですが・・・。」



いいのか!それでいいのか!
自分の名前を忘れられてくやしくないか雪歩!!


















ま、社長も間違えるけどな・・・。
「ここは自分の名前を名乗ってやれ。雪歩!」
「そ、そうですよね・・・。あの、私、萩原(ハギワラ)雪歩って言います」
「ユキホ・・・。萩原雪歩。なるほど、覚えておくようにします。」
「あ、ありがとうございます!」
よかったな雪歩。
ずいぶん、失礼な言われ方だと思うけどな。
で、僕達になんの用が?
「はい・・・。あなた様方のウワサを、きいたのです。」














「俺達が(削除) 卑猥 (削除ここまで)、卑怯なことするわけないじゃないか!!」




ブルマは合法だ!

「確かに、そのように見受けられました。オーディションも、至極真っ当でした。」
「当たり前だ」



「で、あれば。やはり、あのお方の仰ることは、真実ではないのかもしれない・・・。」


あのお方・・・。














「下々の者と交わると、貴女の品格にも、傷がつくから、やめてもらわないとなあ」


なんだ、このヒラヒラしたキザなおじさんは

も、もしや・・・・



「この方は、私の事務所の社長、黒井殿です。」








「ウイ。・・・なるほど、おまえ達が765プロだな?」


「テメエ!コヤスだろ!」


と、とりあえず挨拶しておくか。



「ふん!!くだらない。なんとも、貧相なコンビじゃないかね。そんなオドオドした娘をプロデュースとは、君達は、芸能界をなめているのかね!?」
黒井社長の人を見下した発言にブチきれる。

「な・・・、黒井社長!失礼ながら、言わせてもらいます!雪歩は・・・」



ここで三択!!






「こう見えて、本当は強いんです!たとえば近くで雷がなってもびくともしません!
「プ、プロデューサー・・・、無理ですよぉ・・。」


あ、あれ?
選択間違えたか・・・!?



すみません無茶言いました。


貴音が変なファイティングポーズをとった後、黒井社長がしゃべりだす。

「はっははは。やはりお話にならんようだ。さすがは芸能界の底辺、765プロだな。私のプリンセス、貴音ちゃんとは差がありすぎて、憐れみすら覚えるね。」

なんという暴言!

「おっと、もうこんな時間か。大プロダクションの社長は多忙でね。もう行かなければ。貴音ちゃんも、そんなろくでなしプロの連中などほっといて、早々に帰るように!」

なんだか言いたい放題言って黒井社長は会場を去っていった。

「ごめんなさいプロデューサー・・・。私のせいです・・・。」
「雪歩は何も悪くないよ。三択の選択肢を間違えた俺が、一番悪いんだ」

貴音も、薄々感じてはいる。
もちろん黒井社長によって貴音はデビューしたのだから恩義のある方には違いない。
だが、765プロについての黒井社長の話は、貴音が実際に感じている印象と一致しない。
「どうやら黒井殿は・・・、あなた様方に、何か恨みがあるようですね。黒井殿の人となり、見えてきた気がします。」
ふと、貴音がさびしい顔をする。
「・・・やはり、私は1人で頂点を目指すほか、ないのか。」
最後の言葉は小さくて聞こえなかった。
貴音は、黒井プロでは難しい状況にいるのかもしれない。

貴音は逆に雪歩に黒井社長の非礼な言葉の数々について謝った。
「萩原雪歩、いわれなき中傷など気にする必要はありません。あなたは勝者なのです。胸を張るべき時は、胸を張りなさい。それでは・・・、ごきげんよう。」
そうして貴音は会場を去っていった。

黒井社長、そして961プロ。
今日、雪歩に対して言われたことは、決して忘れない!
「黒井社長に、自分が間違っていたと考え直させてやる!」
「プロデューサー、あの、私も、頑張って強くなって、誰にも、何も言われないような娘に、なってみせます!四条さんにも胸をはりなさいと言われましたし。」




こうして、アイドルアルティメイトの2次予選の1日は終わった。
黒井社長と出会ったことで見えてきた961プロのこと。
雪歩にとっては貴音は憧れであり、超えなくてはならない壁でもある。
雪歩は貴音のことが大好きのようだ。
貴音は・・・、雪歩のことをどう思っているのだろうか。


▼夜

善永さんが去り、雪歩のブーストされていた能力も一つ下がる。
イメージレベル10→9

そしてアイドルランク報告!





「ランクUPおめでとう!だが、気を抜かないで、がんばってくれたまえ!!」
「また、アイドルランク、アップですね。」
10万人のファンを集めた雪歩。
アイマスSPの初回売り上げの本数が3種合計で10万だったことを考えると、
世間でどれだけ雪歩が注目されてきているかもわかる。


ファンからのプレゼント。
シルバーゼブラ(Da衣装)をゲット!
縞々の模様は雪歩の身体を包むHな等高線!



ランクアップはさらに次の目標への始まりでもある。
次のランクアップまでに集めるファンの数は19万1254人!
一気に今まで集まったファン数を3倍にしなくてはならない!
よーし、次はアイドルランクCだ!




せーぶ♪

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