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1999年02月

1999年02月28日

第15話 届け すごい ファン人数 (活動18〜19週目)

プロデューサーたるもの
計算するのは「確実さ」は必要だ。

オーディションならば特別オーディションなどを予定に組み込むこと、
レッスンなら腕を磨いてパーフェクトレッスンを出せるようにすること。

予想外の事態はあれど、なるべく「確実さ」で詰めていくのが僕の仕事だ。


IU2次予選を3週後に受けたいと思うが、
そのためにクリアしなければいけない残り1464人!
わずかなファン数とはいえ、クリアしなければ先に進めない!!


活動18週目(のこり5週)

けっこう瀬戸際ではある。

新着メールを確認すると961社長から今週も来ていた。
しぶとい人かも。と思いつつもパス。
スタイリスト「MAYAKO」さんからも来ていたが、
こちらもバッティングするのでパス。

2週前とちつけた記者取材の約束があるので、
今回のスケジュールは取材→ハードレッスンだ!


▼取材

確認すべき事項は・・・・
「月刊RAIVAL」の「佐久間亘」記者ってことだな。

「はい、月刊RAIVALの佐久間亘です。いい記事書かせていただきます!」
よし、記者の機嫌もよろしいようだ!





あのぉ、あんまり余計なことは言わなくても・・・・

でも、記者さんの手ごたえはばっちり。
これでイメージレベル8→9!

▼ハードレッスン

しばらくやってなかった歌詞レッスンを選択。
これなら問題なくパーフェクトレッスン!!
イメージレベル9→10!


▼夜

さぁ、気になるファン人数だ!!


残り1464人だが自然増でどれだけ・・・・・




「雪歩、だ、大丈夫ですよ・・・きっと!」
「ああ、俺も信じる!」


「では、君たちのアイドルランク報告だ!」






増えた人数は・・・・









「届け!」
「届いてください!」
「行けーーーーーーーーーーーーー!!」








ファン人数10万人クリア!

1711人獲得して残りファン人数を一気にクリア!
これでアイドルアルティメイト2次予選のキップを手にした!!

「これも、記者さんのおかげですよね!」
「ああ、みんなが応援してくれている。がんばろう!」
「はい!」



活動19週目(あと4週)

だが、まだレッスンを入れる!!

「あ、あのぉ、そろそろアイドルアルティメイト予選を受けても・・・。」
「いや、雪歩。やはり納得できるだけの雪歩を作り出してから世に送り出したいんだ。できればもう一つ力をつけてアイドルアルティメイトにいく。」
「プ、プロデューサーがそういうんでしたら・・・。」

▼ハードレッスン

雪歩の一番の弱点ダンスをあげようと思っていたのだが、
ここにきて臨時休業で泣きをみる。
仕方ない歌詞レッスンで。

パーフェクトレッスン!

▼レッスン

無念のダンス2連休。


ポーズレッスンにいくしかない。

パーフェクトレスン!



▼夜

というわけで、レベル10のままでしたが終了。
次こそはアイドルアルティメイト予選に向かおう!







せーぶ♪

1999年02月27日

第14話 仕様変更の すごい 罠 (活動16〜17週目)

予定は未定。
次の行動を何にするかを決めてはいるが、
いざプレイを始めると様々な要素で予定は変更になる。

先週はさっくり進めるつもりが貴音と、そしてまさかの響の登場で話が長くなってしまった。
しかし、同時に見えてくる貴音と響の人物像。
悪い子たちでは決してないようだが、
黒井社長になにやら吹き込まれている、といった感じだろうか。


活動16週目(あと7週)

朝の新着メールは取材依頼。



月刊ライバルって、漫画雑誌だろ!
それはともかく、2週後に取材が来るということは・・・


16週(7)EF30000
17週(6)レッスン+ハードレッスン
18週(5)取材+ハードレッスン
19週(4)レッスン+ハードレッスン
18週(3)IU予選

こんな感じになる。
カラフルメモリーズ(30000)を取りにいきたいのもあるが、
こちらはイメージレベル10を想定しているのでやめておく。
雪歩のイメージレベルのアップができればオーディションはそこからなんとかなるはず!
約束のメールを返信した。


なぜか朝の段階でイメージレベルが7→6にダウン。
ま、いっか。
今週はオーディション!

▼オーディション


オーディション会場の選択に行くと・・・・

EF30000の番組がない!!

EF30000の代わりに出てきたのが
NEWBEAT(不定期25000)合格枠3名だ。
アーケードやXOBX360なら、番組は時間が立てば入れ替わっていくのだが、
アイマスSPではどうやら1週ごとに固定のようだ。

この番組はイメージレベル6まで。
なので朝の原因不明のイメージレベルダウンが無かったら出る番組がなくなるところだった。
もし、そうなってたら・・・、
出れるのは全国のオーディションや難しい特別オーディション。
7レベルでは逆にきつかったであろう。

アイマスSPはこれまでの常識が通用しないぞ!!


ま、それはともかくNEWBEATに今回はチャレンジ!

▼オーディション
勝負は運と実力で決まる!運なら自信あるぞ!
運に自信もってどーするですが、
しかし、運良くイメージレベルが6に下がったのもツキ。
さて、今回のメンバー!

さつまあげ:3
こわくない!:3
よえっこ:3
雪歩:6
HeatWave:3
祇園精舎:3

他のメンバーはすべて3。
合格枠3人だし、ここも思い出不要で切り抜けよう。


ちなみに・・・


オーディションのボタンは親指を使っていない。
PSP本体を膝の上におき、
人差し指か中指で常にリズムをとりながら押すようにしている。
「フタリの記憶」はリズムがとりやすいので
ほぼJAがとれる!


ここは力の違いを見せ付けてオーディション合格!!




嬉しさのあまり逆シャアの演説の真似をする雪歩さん


▼夜

25000人規模のオーディションだったために、
目標の10万まで1988人足りない状況となった。
アイドルアルティメイト予選を4週後とするなら、
残り3週の自然増で1988人が集まるといいのだが・・・・。


予定は狂い、自分の思ったようには進まない。
より確実な予定であればカラフルメモリーズだったかもしれないが、
今は思い出を使わず合格できただけOKとしようか。


ファンからのプレゼント:ノエルアンジェリーク
サンタをイメージさせる赤のボーカル衣装だ!

再開約束をすつつ次の週へ




活動17週目(あと6週)

まずは朝のメール確認だが・・・







ついに961プロ社長の魔の手が迫る!!

四条貴音を使っての雪歩つぶしに違いない!
くっ・・・、
しかし、オーディション会場は5万人規模。
7レベルの雪歩では四条貴音どころか他のアイドルにも勝てないはず。




やめよう・・・。



どれだけ相手が挑発してこようが、「約束成立」さえしなければ戦う必要がない。
雪歩が961プロに挑むのはもっと実力をつけてからだ。


他にはスタイリストの「YURIKA」さんからメールがきていた。
アクセサリーは欲しい。
だが、あいにく予定が次週の記者取材と重なっているためにこちらもキャンセルとした。


さて雪歩が事務所に出てくると・・・
「今朝、いれたお茶に茶柱がたっていたので、オーディションに出てみたいです」



それは縁起がいい。



「それで、目標は高く1位です!」



つまり、961プロとのオーディション対決をして四条貴音を倒すということだな!



「プロデューサー、私、精一杯頑張りますから・・・、どうか願いをかなえてください!」









茶柱でスケジュールを変えません。



この週はハードレッスン→レッスンで組んでみた。


▼ハードレッスン

あきらかにダンスのパラメーターが低い状況。
ですが、ダンスレッスンに自信持てないのでセルフレッスンを選択。
(それもどうかと思うが・・・)


で、今度は30分後(リアルタイム)の設定しちゃいました。


30分もどーすんだ・・・。
ゲーマガのDVDでも見るか・・・・。



北斗の拳読むか・・・・



サウザー強いな・・・・



おっと、時間だ。

時間ぴったりにドアを開ける!!

「雪歩!」







雪歩と生活を共にすると、毎日こんな感じなんだろなぁ・・・と思いつつ、
雪歩にレッスンの成果を聞く。





ノーマルレッスンだったよ・・・・



前回20分でグッドレッスンだったから良いと思ったんだけど・・・・。
これなら次はダンスもハードレッスンで鍛えたほうがいいかもしれない。


イメージレベル7→8



▼レッスン

午後はポーズレッスンにあてました。

パーフェクトレッスン!


▼夜

さぁ、気になるのはファンの増える数だ。
増えた人数は・・・

1988→1464人!

524人ということか・・・。





微妙に足りない・・・・。


しかし、この自然増の数はイメージレベルによって増えるはず。
次の週で記者がつけばなんとかなるさ、




きっと・・・・。
(1週で724人増えるのか!?)




次に不安を残しつつもここで終了。





せーぶ♪

第13話 961プロの すごい アイドル

アイドルマスターのオーディションは、
心の在り方が大きく作用する!!

不安な気持ちでいっぱいになればアピールに迷いが生じてしまう。
強い気持ちで挑めば、アピールは1つ1つが羽ばたく翼となる。
アイドルアルティメイト1次予選の雪歩のアピールはたしかに羽ばたいた。
さぁ、ランクEのオーディションではどうなる!?



活動14週目(残り9週)


この日の朝はファンのメールからはじまった。




どーも、穴ドルとしての認知が進んでいる気がする・・・。
一緒に穴掘りに行くとかどういうことなんだろう。
ホリ=ススムと関係があるのかもしれないと思いつつ、

もう1件、取材の申し込みのメールもきていたが、
今は記者の力を必要としないのでお断りをした。



さて、流行はボーカルに変わっている。
一緒にあれを出すときだな・・・。

「雪歩。今週はオーディションを受けるぞ」
「ええ?いきなりですか!?」
「ランクアップリミットも気になるし、今のうちに受けたいオーディションもある。まずは準備にいくぞ。」
「は、はい。」

準備!

今週の準備はまず曲の変更からだ!!
すでにファーストシングルから11週が経過。
新たなファンの獲得の為にセカンドシングルを発表する。
そのタイトルは・・・・

フタリの記憶!!

出会いがあれば、別れもまた・・・、
別れの刻は来てしまったけど、いつまでも忘れないよ、ずっと・・・・。
そんなコピーがつけられた切なく綴られるミドルナンバーだ。
本来なら伊織のための歌なのだが、
150円を生贄に捧げることで雪歩が歌うことができる!!




雪歩は難しいというけれど、
僕はこの曲は雪歩に似合うと思っている。
セカンドシングルにはぴったりのはず!


さて、再び選択肢が出て、今度は衣装の変更が可能となった!!


とすれば・・・・
アイマスSPでは曲変更はオーディションの週にするのが良いということか?
アケマスとXBOX360の常識が通じなかったことに驚きを感じる。
もちろん、「この週に曲を変更したい」「曲を変更したいけどオーディションに出たくない」ならば、
スケジュールで曲変更を入れてもいいだろう。
曲減衰の正確な期間がわかれば、それにあわせて曲の変更時期を決定するのがいいだろう。
(今回は曲減衰の期間がわからないのでおおざっぱにプレイします)



さて、オーディション選択!!

今回受けるのは・・・・

歌ウンジャTOWN!!

EFランクで受けられるオーディションだが、
合格枠2人でしかも30000人のアップはコストパフォーマンス高し!!
7レベルまでが参加資格なので、7レベルで受ければ敵はいない!!


「あ、それで7レベルなんですね。」
「そう、このオーディションでファン人数を稼ぐぞ!」
「はい!」


▼オーディション会場

(実力を出せば何とかなる!・・・と思う)


というわけで、今回のオーディションのみなさんはこちら!!

HeatWave:3
超艶子:2
快速仙山号:4
雪歩:7
ガストノッチ:3
火星ちゃん:4

3レベル以下が3人いるオーディション。
3レベルぐらいなら各アピールが150もでないはず・・・・。
このオーディション、思い出なしで勝てるはず!!


1節目
3−3−3でいく?
それとも4−3−2で行く?
1節目は流行1位のボーカルをとりたいがために、
流行1位から4−3−2のアピール。
だが、それで260−180−112の点数で、流行3位のダンスを落とす。
112じゃ若干足りない?

2節目
1位をCPUにとられて2位。
若干緊張するが、3−3−3でアピールして195−180−168。
すべて150点クリアの状態で満点の10点ゲット!

3節目
おそらく負けはないが・・・、
流行1位を落とすのだけは怖い。
審査員が帰らないゲージとわかったので最後の1回を流行1位に。
4−3−2とアピールしてこれも満点!


結果は・・・・



28点で1位合格!!
だが、雪歩の実力ならこれは予想の範囲内だ。
大きく喜んでる場合でもない。
で、なぜかここでイメージレベル7→6に・・・。
なんで???





嬉しさのあまり気持ちをこめて歌ったら泣きそうになった雪歩さん。



▼夜

合格おめでとう!と高木社長に言われてのアイドルランク報告!
ファン人数はオーディションで決まった数字だけ増えるわけではない。
毎回、いろんな補正が入って若干の上下があるのだ。
今回は30000人より少し多く増えたぞ!!

ファンからのプレゼントはメカ耳。


再開の約束をしつつ・・・・
よし、もういっちょだ!!







活動15週目(残り8週)

EFランクなら敵はなし、というところだろうか?
もちろん油断は禁物ではあるが、
今週もオーディション荒らしのごとく雪歩を進ませる!!


で、開始しようとしたところでまさかの早朝寄り道フラグ!







寄り道すると貴音さんにあってしまいそうなんですが!!


でも、結局寄り道を選択。


すがすがしい朝の中、ぶらぶらと寄り道していくと、
おや、こんなところに学校が・・・・。





















出たぁぁぁぁ!貴音さんだぁ!

つ、月は出てないはずなのに出てくる貴音さん。
いや、昼間でも月は出ていることはある!
しかし、貴音さんの後姿はクマかなんかを思い出す。



と、そこで貴音は振り返る。





( ?д? )こっち見るな


ってなわけにもいかず。
お、貴音もこっちがわかったようだ。
「やはり、あなた様は!」
「あ、えっと・・・、おはよう、貴音」
「おはようございます。あ、あの・・・、先日のIUの際は、失礼を・・・」
と、挨拶に続いてIUの時の話を切り出される。
IU予選の時の威厳にあふれる姿の貴音はそこにはない。
雪歩が迷惑をかけたということで軽くお礼をいい、それでその場を去ろうとしたのだが・・・。

「あ、おまち下さい。」

貴音が俺を呼び止める。
「IUでは、人の目もありますので、あまり親しくお話することもできませんが・・・」
確かにそんな感じだ。
「このように、偶然、お会いした時などは・・・、あの、普通に接して下さいませんか?」


・・・・。
この娘は、やっぱりなにか事情があるのだと思った。

「・・・あなた様には、私が困っているところを、何度か助けていただきました。」





貴音はアイドル活動に関しては困った様子はないかもしれない。
でも、どこか心が悲しんでる。
心では助けて欲しいと思っているのか。

「あなた様は、私にとって、大変ありがたき存在なのです。」

偶然、貴音の弱い一面を見てしまったこの僕だけが
彼女を助けることができる存在になってる・・・と。



事務所は違うんだけどね。








でも、ゲームの中の俺は案外ドライな奴だった。



「貴音は今も何かに困っているのか?」
率直に聞いてみると・・・・



「はい」


正直に言われたよ。

学校の前にいるから、学校に入れなくて困ってるのか?みたいに聞いてみると、






えっと、確か17歳だっけ。
古都は京都のことだな。
アイドル活動のために学校は辞めたのかな・・・。


でも、そしたら何を困ってるのか・・・・・



















さすがにその答えは予想の斜め上でした。


「私、登校初日に遅刻をして、男子とぶつかる転校生の役をいただいたのです。」
パンもくわえてた方がいいような話だな・・・・



本当にそういう選択肢が出てきた!!

おにぎりをくわえるのは美希っぽいから、ここは当然パンだ!

「貴音の役・・・、もしかしてパンをくわえているんじゃ?」










こちらの言葉に貴音がびっくりして手を合わせる。
貴音・・・、そのドラマ、ギャグかコメディだろ・・・・。




「私、一度も遅刻をしたことがございません。ですから遅刻をしそうな方に、どのような気持ちかを、伺おうかと思ったのですが・・・。」
遅刻しそうな奴は、そんなインタビューを受けている場合ではない。
それで貴音はなかなか遅刻しそうな人を捕まえることができず、
学校の前で困っていたようだった。

てゆーか、今をときめくアイドルが質問してきたらわかりそうなものだと思うが・・・案外そういうものなのか。


「うーん、意外と難問だな・・・、遅刻をした人の気持ちか」

ここで三択。

「貴音が遅行をしてみればいいんじゃないか?次の仕事に、わざと遅刻してみるとかさ」
もちろん芸能界の仕事で遅刻は厳禁だ!
学校の遅刻とはわけが違う!!


「そんなことはできません!じいやにしかられてしまいます」

そりゃそうだ。

「じいやは厳しいのです。仕事のためとはいえ、後で知られたら・・・。」
貴音が珍しくおびえるような素振りをする。
じいや、無敵だろ。

それはともかく、貴音が遅刻することはできないということで、
新たな遅刻者が来るのをここで待つより仕方ない。
でも、それだけでは今までと同じことで、立ち止まって話をできるわけもない。
だから・・・、
「貴音も、一緒に走って、遅刻するやつの焦りを感じるんだ!」


演じる対象の気持ちを理解すること!!
これは演技をする者にとっては最重要なことかもしれない!!
そのために監督はこのドラマが何が背景となっているのか?何を語りたいかを役者に説明する!


貴音は思いもよらなかったアイデアに納得。
さっそく、遅刻者を見つけ次第一緒に走る貴音ダッシュが始まる!!






















俺が遅刻寸前というオチでした。




「なんと、あなた様がですか?」
うれしそうだなおい!!
「た、貴音。悪いが、俺はもう行くよ!このままじゃ、完全に遅刻だ!」
「はい、それでは、私は、あなた様と並んで、走らせていただきます。これで遅刻をする者の気持ちもわかりそうです。ありがとうございます。それでは急ぎましょう。」





貴音が先に走り出してどうする!


わかった、この娘、天然だ!天然に違いない!
その後、全力で事務所へと走る俺の横を、
貴音はターミネーターのT-1000(ロバート・パトリック)のごとく余裕で俺の横を走っていったのであった。




なんなんだ、この展開!!



わかったこと→貴音は学校に通ってない。



▼事務所


朝の新着メールは取材依頼とスタイリストからの衣装合わせ!
取材依頼は難しいオーディションを受ける直前に欲しいが今は必要ないだろう。
スタイリストの衣装合わせはアクセサリーを手に入れられるので重要だ。





おそらく、このメールの文章がキーワードになってるに違いない。
「アトリエビューティー」の「KOYORI」さんだな。
イメージレベル6だし、レッスンと衣装合わせでいってみるか。
メール返信。


さて、雪歩を事務所で向かえて
社長から流行情報を聞いてみる。
流行がダンスに変わってあってないんだけどなぜかアップの音。
どうなってるのかしら。

イメージレベル6→7

イメージレベル7か・・・。
レッスンしてイメージレベル8になっちゃうと、
EFランクのオーディションが受けられない。
それならレッスンよりも営業の方がいいかも・・・・

衣装合わせ→営業という組み合わせでいく!


「スタイリストとの衣装合わせの約束があったんだった。衣装合わせにいくぞ」
「は、はい!」


▼衣装合わせ

衣装合わせは初めてとなるのだが、
きっと記者取材と同じ感じなんだろうなぁ。

「お待たせしました。」





手がおネエっぽい!
「超ナイスなアイテム見つけちゃったから、早く、見せてあげたいなって思って。」
いいけど、この人、男か女かどっちだろう。
顔色は一色でわからない。


えっと、確か衣装合わせの約束をした「会社名」は・・・・・




はい、メールの文をよーく思い出しましょう!!

「確か、アトリエビューティの方でしたよね?」

もちろん間違えることはない。
今日はどんなモノが用意されているか楽しみだな!!
































『パピ(はぁと) ヨン(はぁと)

もっと愛を込めて!!』



こ、これを見つけて届けにきたのか・・・・・
で、でも、アーケードじゃこれ最強アクセサリーの一つだったもんな・・・
アイマス世界の美の感覚は蝶野攻爵と同程度だ!


「あの、私、これ好きかもです。わぁ・・・・嬉しいなぁ・・・。」


多分、雪歩は本気で言っています。


で、もらえる衣装は一つではなく、セット一式のようだった。
ダークゾディアック(Vi衣装)と舞踏会アイマスクの2つを手に入れた!



▼営業


今回はある日の風景2
話によると雪歩の家はとても大きな家らしい。
俺がお屋敷だろ?と聞くと、ちょっと建物が古くて敷地が大きいだけですと雪歩は答える。
うん、まぁ、お屋敷なんだろう。


「それに、うちにはお弟子さんがたくさん住んでいるので・・・・。」



な、なんだそりゃ!?


お父さんのお弟子さんが住み込みで仕事をしているという。
それも30人くらい!



なんの仕事なんだ!????




「雪歩の家、仕事はなにをしているのかな?」







そこで回答に悩むお仕事ですか?


と、とりあえず、格闘道場?と怖くない選択肢で質問してみたが、
ちょっとだけ微妙当たりらしい。






「お父さんは日夜、お弟子さんたちと一緒に体当たりの激しい修行をしているんです!」


た、体当たりの練習!?
なんだそれ?
想像してみたら・・・・・






















ご、獄長〜!!




「で、格闘道場で正解なんですか?」
「ぶっぶー、はずれです。残念でしたっ」
ちょっと言い方がかわいかった。



結局、本当のことは内緒のまま雪歩は行ってしまった。
うーん、やっぱり獄長なんだろうか?




あ、おれ、前に雪歩のお父さんに話をつけるとか約束しちゃってたっけ・・・・。



パーフェクトコミュニケーション

思い出+5


▼夜

アイドルランク報告を聞いてつつがなく終了。
さて、帰るか・・・・。






と、おもったらまたも寄り道フラグ



1日で2回もくるのか!?


そして寄り道は夢の大橋へ・・・・。


出るぜー、出るぜー、超出るぜー!!


なにも画面には出てこないが、
声とセリフだけは出てきた!
「・・・出てきなさい」
この声は間違いありません。
「・・・早く出てきなさい。でも・・・・出てこないで・・・。」


なにやら面妖な声がするので暗闇に声を出した!!

「誰だ貴様は!?」

「ひっ!わ、私は、怪しいものでは、ありません!ただ、探しているものが・・・」
僕の一喝に声の主は悲鳴をあげる!






でたぁぁぁぁ!

犬も寄り道すれば貴音にあたる!!


「はあ〜、あなた様でよかったです。あんな悲鳴をあげるとこなど・・・、人にはきかせられませんから。」
で・・・・
何してるの?
「一刻を争うのです。あなた様は、お逃げになったほうが・・・」
毎回、話が読めない娘だ。


「俺は困っている女の子を放ってはおけないよ!」

俺のギャルゲトークに貴音はひるむ。
一体何を探しているというのだ。




ガサガサッ!






「ひっ!」






今まで聞いたことのない貴音の悲鳴。
見たこともないおびえた顔!
そ、その貴音がおびえる正体とは・・・・・





ヘビ!?


シャーー!!



「きゃあああああ!やっぱり出てこないで下さいませー!」

貴音の絶叫が響き渡る!
な、なんでまた怖がってるのにヘビを!?
と、そこで貴音の後ろから声がする。


「あっ、そこにいたのかーっ、ヘビ香!」


なにやつ!!





現れたのは長い黒髪を後ろで束ねた女の子。
そして・・・・、
ヘビとしゃべりだしたよ・・・・。
「貴音、この子は一体?」
「はい。我那覇響(がなは・ひびき)といって、私と同じ961プロのアイドルです。」
「自分、我那覇響!よろしく!」
現れたのはもう一人のプロジェクトフェアリー!
でも貴音と違ってずいぶん大雑把な感じの子だ。
響は動物を飼うのが好きなのだが、1日1回くらい動物を逃がしてこんな騒ぎになるとか。
とにかく無事に響の飼いヘビ・・・、えっとヘビ香も見つかったので良かった。
貴音もヘビが嫌いにも関わらず、よく探してくれた。
「一度かわした約束は、なにがあっても私の誇りにかけて誓いは守ります。」
貴音らしい言葉だ。
しかし、この我那覇響。
貴音とは違う魅力のある女の子だ。
黒井社長のアイドルの芽を探す目は確かだ。
「君も少しはありがとう。貴音の知り合いなのかな?」
響がお礼を言ってくれたので、おっとまだ名乗ってないや。
「あ、ええと、俺は765プロのプトデューサーで・・・、名前は・・・、」





そんな、オーマイガーなポーズで驚かなくても・・・
が、765プロの名前を出しただけで響は驚き、貴音に逃げるぞ!とまで言い出した。
「黒井社長が言ってたこと忘れちゃったのか!?」





ヘンタイじゃないよ!
(かといって紳士とかいうなよ!)
響に面と向かってヘンタイ扱いされる。
バンナムのガミPの気持ちが少しわかった。

響は顔を見るのもごめんとのごとく走っていってしまった・・・・・。
貴音も仕方なくその後を追うようだ。
「あ、あの、それではごきげんよう・・・。こら、響!あわててはダメですよ!」
貴音もそういい残して響の後を追う。




・・・。
一人残されたことだし、今日はこれで終わるとしよう。
あの響って子は一体なんなんだ・・・。
961プロの奥の深さをまた一つ知ってしまった感じだ。
765プロもがんばらねば。





せ〜ぶ♪

1999年02月26日

第12話 始まる すごい ランクE! (活動13週目)

アイドルアルティメイトの1次予選を突破した雪歩。
だが、まだ1次にしかすぎない。
今後、EDCBと予選を突破する必要があるから・・・・
予選だけであと4つ!?
そして、961プロのアイドル、四条貴音とはいつオーディションで争うことになるのか・・・。


そういえば、961プロの黒井社長は汚い手を使ってくると高木社長は言ってたけど、
四条貴音にはそんな素振りはまったく見えない。
むしろ正々堂々、真剣勝負での結果を望んでいるようだし。
でも・・・・。
貴音は言っていた。
アイドルアルティメイト予選を「戦場(いくさば)」と。
彼女にとって、アイドルアルティメイトはまさに命をかけて挑んでいるものなのかもしれない。


活動13週目(Eランクランクアップリミットまで10週!!)

10週か・・・。
思ったよりリミットは厳しい!
ランクFでは通常のオーディションは1回しか受けてなかったが、
これからはもっと受けていかなければ・・・。




朝のメールチェックはファンレターから。
雪歩の穴ドルが世間に広まりつつある。

「あのぉ、プロデューサー。」
雪歩が事務所に入ってくるなり話しかけてくる。

「ビシッ!とポーズを決めるために、ポーズレッスンをお願いします!」

雪歩のお願いはポーズレッスン!
それなら間違いなくパーフェクトレッスンを出せるので約束できるはず。

「約束するよ。雪歩の願いを守ってみせる。」


契約成立!!


「ありがとうございます!プロデューサー!あの、ふ、二人で、頑張りましょう!」
そう、ここで「二人で」って言うからセルフレッスンが使えないんだろうなぁ。


さて今日のスケジュールだが・・・・




あ、セカンドシングル、今週のつもりだったんだっけ。
アイドルマスターで1つの楽曲を歌っているとそのうち世間に飽きが来る。
飽きは、雪歩の能力のダウンで現されるので、
どこかのタイミングで変更していかなくてはいけない!

しかし、雪歩と朝の約束しちゃったし・・・、
なにより今週は営業を入れていきたい・・・。


仕方ない。楽曲変更は来週にまわしてみるか。
(減衰、いつくるのだろうか?)

というわけでレッスン→営業で仕事を組む
じゃあ、行くぞ。雪歩!



▼レッスン

やはりセルフレッスンの項目が出てこない。
つまり、そういうことなのだろう。

もちろんここはパーフェクトレッスン!!


イメージレベル6→7


▼営業

アーケード、XBOX360のアイドルマスターと同じであれば、
アイドルがランクアップした次の週にしか見れない営業がある!
それがランクアップコミュ。
雪歩の内面を知ることができる重要なコミュだ。
ランクEのランクアップコミュは事務所で・・・


「聞け雪歩!こないだのアイドル誌の人気投票、かなりいい結果が出たようだぞ!!」
テレビの世界が視聴率にこだわるように、
雑誌の世界では読者アンケートが大きな力を持つ。
みんなもアイマス関係の懸賞を出しつつ、アンケートに自分の希望をいろいろ書いてみよう!!

「は、はい!やった!頑張った甲斐がありましたっ」
喜ぶ雪歩。
だが、すぐに表情があやしくなる。




あれ?この次の選択肢なんだっけ・・・・。
雪歩のコミュを忘れつつあるまこT!でもズルはなしだ!

「そんな泣くほど嬉しかったのか?でもよく頑張ったもんなぁ」
涙ぐむ雪歩に話しかける。
「あっ、い、いえ、違うんです。嬉しいけど、違うんですよぉ。ううぅ」
ここで雪歩が大事なことを話し出した。
「こんなに人気が出て、目立って、TVにも出たりするようになって、だから・・・、ぐすっ」
!?
「実は、こないだのTV放送を偶然見て、お父さんが怒ってしまって」

父「あんな格好して歌って踊って見せびらかして!」

父「それを見た世間の男どもがどう思ってるのか、考えたことはあるのか!」



お父さん・・・。


きっと( ?Д`;)ハァハァ していると思います!!


「お前をそんな娘に育てた覚えはないって、もうカンカンで・・・・。お父さん、事務所に抗議するって言ってます。私それで困ってしまって」

うーむ。アイドルってこういうものだけどなぁ・・・。
むしろ、清く正しくアイドルをプロデュースしてるつもりなんだけど。









これぐらいでも駄目かもな・・・・。
「しかし、硬派な、昔気質のお父さんだな。」
「今のアイドルはこれくらいが普通だって私が言っても、全然聞いてくれなくて」
娘のパンツがテレビで全国のお茶の間に届けられてると思ったらそうかもしれない。
とりあえず雪歩のお父さんが事務所に抗議に来ても大丈夫だよ、と雪歩を安心させる。
「それにしても、きっと娘思いの、いいお父さんなんだろうなぁ」
「あ、えっ?そ、そうですか?」
「だからこそ怒ったりするんじゃないかな。なんか気持ちはわかる」
そう。
だからこそ、雪歩のアイドル活動には雪歩のお父さんの理解も必要だ。
雪歩を悲しませたくない。
雪歩に、僕からもお父さんに話し合ってみるよと約束する。
時間がかかっても大切なことだ。
なんとかしよう。






グッドコミュニケーション!!
思い出+3


あ、あれ!?
パーフェクトじゃないの!?
(忘れてるわ・・・)


▼夜

アイドルランク報告を受ける。
次のランクに必要なファンは10万人。
それにはあと6万2450人が必要なのか・・・・
よし、計画をたててみよう。




ポーズレッスンの約束。
見事パーフェクトレッスンにすることができたので、
雪歩も嬉しそうだ。
どうやらレッスンも約束することで効果が高まるらしい。
制約することで爆発的な力を出す念のようなものか。
「では、次も期待してますね!」
うん。
次もきっと約束を守ろう。


雪歩との再開約束も交わし、この日は仕事を終えたのだった。






せーぶ♪

第11話 決戦、アイドルアルティメイト予選(活動12週目)

逆境とは!!

逆境とは思うようにならない境遇や、不運な境遇のことをいう!!

アイドルマスターとはいつもそんな逆境に囲まれた世界なのだ!!



活動12週目(あと1週)

ここで言うあと1週って、12週目までなのか?
それとも13週目までなのかどっちのことだろう?
すごく根本的な疑問を持ちつつ事務所に出社する。

事務所につくと、記者さんから取材の申し込みのメールが来ているとのことだったが、
今週はなにがなんでもIU予選だ。
そちらは丁重に断り、雪歩に会いにいく。(ゲーム中ではメールを無視)


「おはようございます。あの、約束守ってくださって嬉しいです。」
もちろんだとも!
雪歩のテンションがあがり、ますますオーディションに気持ちが向かっていくのがわかる。
「おはよー!雪歩!」






「どうかしましたか?あの、いつもと様子が・・・・」


挨拶一つでテンションを半分以下まで落とさないでくれ・・・・。
一番無難なの選んだんだけどなぁ。



社長が流行情報を届ける。
流行は・・・・、ボーカルに変わっていた!
よし、雪歩の今のイメージそのままでいける!

「今日はアイドルアルティメイト予選を受けるぞ。気合を入れていこう!」
「は、はい!」


▼アイドルアルティメイト予選

(今日はなんだか勝てそうな気がする・・・)

珍しく今日は強気な気持ちで会場につくことがきた。
ついにアイドルアルティメイト予選。一体、どんな未来が待ち受けているのか・・・。
不安・・・、そして期待。
今は期待が心を支配している!

「こ、これがアイドルアルティメイトの予選・・・。人、いっぱいいるんですね・・・。」
だが、これでも全員ではない。
1次予選は何日かに分けて開催されているのだ。






「ええ!?いきなり一歩目からそれはないだろ?」
そう、アイドルアルティメイトはまだ1次予選。これが一歩目なのだ。
「だって、なんだかいつものオーディションより空気が重いですよぉ。足がすくんじゃって、一歩も進めません・・・。そもそも、私みたいな地味な女の子はこんな大舞台にふさわしくないですし・・・。」
「雪歩は強さが欲しかったんじゃないのか?突っ立ったままでは、強さなんて手に入らない。がんばるんだ!」
ありったけの応援で雪歩を奮い立たせようとする。
だが、周りを見渡してみえるアイドルたちの様々な表情。
それを見て、雪歩はますます気後れしてしまう。




「ああ、雪歩!?」


雪歩は・・・、逃げ出した!
まわりがザワっとする中、
プロデューサーの横をすり抜け、イスをひっくりかえし!
行く先もわからないまま・・・



追わなくちゃ
僕もすぐさま後を追いかける!

外。

雪歩の足なら、そう遠くは行ってないと思うけど。
聞こえる・・・、あっちだ!







その頃、雪歩は・・・




「ボク、ブレイクしそうなアイドルをチェックするブログ、運営してるんだよね〜!」
「あ、あの・・・」
「あのさ、この服にサインしてくれないかな?将来、価値が出そうだしさ。ね、ね?」
価値が出そう・・・。
そんな言葉を言うものがファンであろうか?
「あ、せっかくだしツーショット写真なんかもいいね。肩なんか抱いたりしちゃってさ!」
「あ、あの私・・・・。」




「ん?あれは・・・、雪歩?」
見つけた!
だが、もしかして誰かにからまれてるのか!?
ちくしょう!速く助けなくちゃ!
でも距離がある!
雪歩!速く雪歩を・・・・・!!





助けなくちゃ!!















その時、雪歩と悪質なファンの間に人影が入る!





あ、あれは・・・・
BGMでオーバーマスターがかかる!
四条貴音!!
もちろん、その悪質なファンもプロジェクトフェアリー四条貴音を知っている!!
「ここはアイドル達が頂点を決めるべく真剣勝負を行う戦場(いくさば)です」







恥を知りなさい!

恥を知りなさい!

恥を知りなさい!
恥を知りなさい!
恥を知りなさい!


それでもなにか言おうとする男に貴音は言葉をぶつける。
「ファンならばアイドルの活躍を祈り、応援するものです。あなたは・・・」




ファンの風上にもおけません!

おけません!

おけません!
おけません!
おけません!



銀髪の王女。
そこには確かに王女に相応しき威厳が宿っていた!

「おい、そこの君!この騒ぎはなんだ!」
「あ・・、プロデューサー!」
ファンもどきの男に警備員のとこに連れて行くと言うと、その男はあわてて逃げていく。

「ふぅ、行ってくれたか・・・。雪歩、ケガはないか!?」
「は、はい」
そして、貴音が口を開いた。
「どこのどなたかは存じませんが、ご助力、感謝いたします。」
貴音が丁寧にお礼を述べる。
「あ、いや。礼を言うのは俺の方だよ。ウチのアイドルを助けてもらって・・・。ところで・・・、」
思い切って言葉を続けた。
「僕のことは覚えてないかな?ほら、この前会った・・・」

しかし貴音はこちらの言葉に耳をかさず、雪歩に話しかけた。
「戦いの前に災難でしたが、頑張って下さい。良い結果になるといいですね。それでは、私は仕事がありますので、これで・・・。ごきげんよう。」
立ち去る貴音。
「行っちゃったか・・・。俺のこと覚えてないのかな・・・。」



それにしても、違いすぎる。
今の四条貴音と、あの月の夜の四条貴音とでは・・・。



「おっと、雪歩、大丈夫か?助けに入ったのが遅れて、本当にすまない。怖かっただろ?」
「こんなところで四条さんに会えるなんて・・・。思っていた以上に素敵です。カッコ良くて、いい匂いがして・・・。」
ん?匂い???
そういうのは、普通恋する乙女の言葉のような・・・???
「男の人にも平気で、言いたいことはハッキリ言えるなんて・・・、すごいです。」
「おいおい、雪歩。いつまでほうけているんだ!シャキっとするんだ!今日は、アイドルアルティメイトの予選に来たんだぞ!」

「はわわ!そうでした!」

雪歩がわれに帰る。
「ほら、行くぞ。」
「で、でも、四条さんを間近で見たら、ますます足がすくんで・・・!うう。あんなすごい人と一緒にオーディションできるわけ、ないですよぉ!」

すくむ雪歩に喝を入れる!
「雪歩、貴音の気持ちを無視するのか?さっき貴音が言ってたろ?ここはアイドルが。真剣勝負をする戦場だって。」
貴音の気持ちといわれてびっくりする雪歩。
「IUに出る雪歩が、全力で戦えるようって、そう思って、貴音は助けてくれたはずだ。それなのに雪歩がIUを棄権したら、貴音がガッカリするんじゃないかな」
「四条さんがガッカリ・・・」


「わ、わかりました。私、たとえダメでも、IUの予選に出ます!四条さんの気持ち、ムダにしたくないですから・・・!」

雪歩にやる気が戻った!!
雪歩を救ったのは、貴音。
その貴音に勝てるのだろうか?
いや、初戦は絶対に・・・、勝利してみせるぞ!




▼アイドルアルティメイト予選会場!
オーディション参加のみなさんはーーーーーー、こちらだ!!

雪歩:7
天然少女:3
蝶艶子:2
モノローグ:2
シリー・ウォーク:2
三平方の定理:2





雪歩はこの中ではひときわに輝いていた!!
そうさ。Fランクぎりぎりまでレッスンしたんだ!
絶対に負けはない!

俺に出来ることは応援することだけだ!
「絶対勝てるぞ!」
「は、はい!ありがとうございます!」
今はどんな言葉も雪歩を後押しする言葉となる!勇気となる!力となる!
「では、行ってきます!プロデューサー!」


曲が始まる。
キラメキラリ!
いま、雪歩は最高に輝いている!
僕の指示でボーカル!ダンス!ビジュアル!
そのひとつひとつがはじける!
ギターソロ!カモーン!

「ち、違いすぎる・・・。」
となりのプロデューサーが戦意を無くし、BADの思い出を叩いてしまう。

そうだ、お前達なんかに一個たりとも思い出を使ってやるものか!!


フレーフレー頑張れ!!さあ行こう♪
フレーフレー頑張れ!!最高♪

最後のポーズが決まる!
雪歩は歌いきった!

「そこまで。これは・・・、もう議論するまでもないわね。」
流行1位を務めるボーカル審査員、歌田音が席から立ち上がり、マイクを持った。
「今回合格したのは・・・。」











イメージレベル7→8


「あの子、あんだけできるならできるならもっと速く予選を受ければよかったのに。ま、このランクにしては・・・だけど。」
「花にはね・・・、いろんな花があるのよ。遅咲きの花とかね。」




見づらくてすみませんが、結果表です。
雪歩はほぼ3−3−3のフラットなアピールです。
JAは1節、2節はうまくできましたが、
最終節、ダンス、ビジュアルの位置にちょっと迷ってはずしちゃいました。
レベル2〜3CPUのアピール力こんなもんなんですね。

「プロデューサー、やりました!」
「よし!歌って来い!」
「はい!」




嬉しさのあまり派手に最後のポーズを決める雪歩さん。




一次予選のすべてのオーディションガ終了した。
四条貴音は別のオーディションだったみたいだ。ラッキーというべきかな。
「うう、プロデューサー・・・。」
さっきまであんなに輝いて歌っていたとは思えないくらいくしゃくしゃな顔の雪歩が現れた。
「おめでとう雪歩!よく頑張ったな」
「ぐすん、私なんかが合格できちゃうなんて・・・、うう、これも・・・」



貴音のおかげ・・・かもな。






え?俺?まぁ、そういう風に言ってもらえると、プロデューサーとしては嬉しいな。
「でも、合格したのは、雪歩の実力だよ。自信を持っていいぞ!」
「そうですか・・・?プロデューサーがそう言ってくれるなら、私・・・、ほんのわずかに、ちょっぴりだけ小さな自信が持てそうな気がしま・・・。」
ほんのちょっとでもいいさ。
それは今生まれたものなんだから。
「そうだ。四条貴音に感謝しないと。彼女がいなかったら、今頃・・・。」
「は、はい!だから・・・その・・・・・。うう、なんでもないです・・・。」
「おいおい、どうしたんだ。あ、四条貴音にお礼が言いたい、って顔だな。」
「ど、どうしてわかったんですか?」
「まぁな。でも、四条貴音はどこに・・・」
「でも、私やっぱり・・・・。」
「いいから。僕も四条貴音に聞きたいことはある。ちょっと探してくるから。」


そう、雪歩を残して四条貴音を探しに出る。
ロビーでひときわおおきな人だかりがあるのに気付いた。
記者がつぎつぎと質問を投げるその先には・・・・、四条貴音!!

「記者の皆様、申し訳ございませんが、そろそろ時間のようですので・・・。」
「最後に一言お願いします!」
「では最後に一言申しておきます。私は無礼な振る舞いが、好きではありません。」

終わりといえば、

終わりなのです!

すぐに立ち去りなさい!

立ち去りなさい!

立ち去りなさい!
立ち去りなさい!
立ち去りなさい!



一喝!貴音は記者たちを退かせてしまった。
ちょ、ちょっとだけなら話しかけていいかな・・・・
「あ、あの〜、もしもし・・・。」




不機嫌極まりない顔をする貴音。

「い、いや、僕は記者じゃなくて、プロデューサーで・・・、うちのアイドルを助けてもらって・・・・、それで・・・、僕のこと覚えてないの?」
「・・・そうでしたか。それは失礼を。確かに、あなたの顔はどこかで・・・。」


ここで、貴音の中で一つのピースがはまる。

「はっ、あなた様は・・・、もしや・・・、」

「やはり・・・、あの夜にお逢いした・・・・」
どうやら雪歩が絡まれてたときは貴音も頭に血が上っていたらしい。
「いや、ずいぶん雰囲気が違うから、違う人なのかな・・・って思って。」
「あ、あの、初めてお逢いしたときの私は・・・。」


「少し事情がございまして、いつもの私とは言えぬ状態でありましたがゆえに・・・」


「あの、くれぐれもご内密にお願いします。」
やっぱり、あの月の夜に泣いていた姿はわけありらしい。
「それより、本当にありがとう。貴音のおかげで、IUの予選にも勝つことができたよ」
やっと貴音にお礼を言うことができた。
話によれば、貴音は先週のIU予選をすでに通っていたとか。
そして、雪歩がお礼を言いたいとのことを伝えると・・・
「礼を言われることのほど、私はしておりません。」
と、言われる次第。さて、どうしようか・・・・。




「きゃああああああああ」

え?雪歩の叫び声!?
貴音も雪歩の叫び声に振り向く。
声は外か!?
もしや、また・・・・・
「何やら、ただならぬ叫び声。参りましょう!」
僕は貴音とともに雪歩の元にかけつける!















わんわんわん!






犬だ・・・・。


とてもかわいい犬がいた・・・・。


ただ、それだけだが、犬は雪歩の天敵だ!!


「あ、あのプロデューサー!あの、い、犬が〜〜!」




ここで、スッと貴音が犬の前に出る。
「これ、そこの犬。この方が怖がっているでしょう?さあ、自分の主(あるじ)のもとへ、お帰りなさい」
犬としゃべったよ・・・・。
犬も言葉がわかったのか去っていったところで雪歩も気付いた。
「うわあ!四条さん!?」
「悲鳴を聞けば駆けつけるよりありませんから。まずは無事で何よりです。」
「あ、あの、私・・・」
「なにやらあなたが私に礼をいいたいと聞きましたが、そのような気遣いは無用です。困ってる者がいれば、助けるのは当然です。」
「わたし、四条さんのことを尊敬します!」
尊敬してどうする!お礼だろ!礼!
「それは・・ありがたいのですが、あなたも、もう少し強くなるべきなのでは?」
確かに。さっきの犬はむしろかわいい。
「あなたもIU予選を勝たれたアイドルならば堂々とされた方が良いかと思いますよ?」
正しい。
「では、次の仕事がございますので、私はこれで。ごきげんよう。」
そうして貴音は去っていった。
うん。かっこいい。


「四条さん・・・・。」
「雪歩・・・、結局、お礼を言ったっけ?」


「ああ、そういえば・・・・、何もいえてないかもです・・・。それに私、四条さんに自分の名前も言ってないです・・・」
落ち込む雪歩。
まぁ、少しずつがんばればいいさとはげます。
貴音に会う機会はまたある。
お礼を言いたければ、次のIU予選で会えばいい!
ま、今日はIUに勝ったことだけを喜ぼう。
「はい。今日は私喜ぶことにします。そして、次も、四条さんを見習ってIU頑張ろうと思います・・・。強くなれば、私も四条さんみたいに・・・」
雪歩には貴音の姿が強く焼きついたようだった。

「さぁ、帰ろう。社長が報告を待っている!」
「えへへ、はい!」



▼夜

夜、まず最初に記者の善永さんに次の取材の関係で帰ることを告げられる。
取材の効果で得られる善永さんは2週だけ・・・ってことか。

8→6

「合格おめでとう!テレビ見ていたよ。では、結果が楽しみな、アイドルランク報告だ!」






「ランクUPおめでとう!だが気を抜かないで、がんばってくれたまえ!」
社長がさらにはっぱをかける。
雪歩は・・・、アイドルランクがあがったことに喜びつつ、
そんな自分がアイドルをやってていいのかを心配する。
その質問はもう慣れっこだ。
自分を信じてがんばればいいんだ!





ファンからのプレゼント:カウベル



雪歩が挨拶をして帰っていく。
長い一日だった。僕もいい加減長いので帰ろうと思ったが
最後に小鳥さんに呼び止められた。
活動のコツについての連絡事項だそうだ。
どうも、残り活動週を残したままランクがあがれば、
その分の週は次のアイドルランクのリミットに足すことができるらしい。
ということは・・・、さっさとランクアップをすることで、
余った週をより高いランクで有効に使うことができるわけか・・・。

ランクFはギリギリまでかかってしまったが、
もっと速くあがっていっても良かった?
いや、雪歩には雪歩のスピードもあるはずだ・・・。
またスケジュールを考え直してみよう!


よーし、次はアイドルランクDだ!






やっと、せーぶ♪

第10話 瞬間、時計、重ねて 活動11週目

芸能界は星が無数に輝く夜空のよう。
星は星とつながって星座となり物語をつむぐ。
さまよう2つのワンダリングスター。
運命は雪歩と貴音と、そして僕をどうめぐりあわせるというのだろうか・・・。


活動11週目(ランクアップリミットまであと2週)

さぁ、いよいよランクアップリミットまであとわずか。
前週に記者をつけた雪歩は再びイメージレベル6。
IU予選を突破するなら今週しかないのか?







雪歩は・・・すごくごきげんだった。
ふふ。
でも、おかげで気分が楽になった。
そう、悩んでも仕方がない!
今はまっすぐ進むしかないんだ。

「グッモーニン!YUKIHO!」

上機嫌の雪歩に思いっきり明るい挨拶をしてみた!




















「は、はい・・・、おはようございます・・・。」

















これがアイマスだ!
雪歩への挨拶がかるーく失敗したところで、

てゆーかテンションの減り幅でかいな、おい!!

1つ目のハート半分以下なんですけど・・・・。
さて、流行情報は・・・・



ダンスのままでした・・・


上のパラメーターを見ればわかるが、
ダンスのパラはかなり低い。
この状況でダンス流行のオーディションは危険では・・・・



一か八か、最終週に望みを託してこの週にレッスンを入れる!!

「雪歩、万全の状態でIU予選を受けるために、この週もレッスンだ!!」

Fランクからがけっぷち!!


▼レッスン

さすがにここはダンスレッスンしかない!


ダンスレッスン!
回転する円盤が指定された向きになったところで押してとめるという、
ステップが重要になるレッスンだ!


「よし、雪歩・・・・。」
「は、はい。」
「今日はセルフレッスンだ!!」
「セ、セルフレッスンですかぁ!?」
「そうだ。見ててあげるから、自分で(レッスン)してごらん。さぁ。」
「あ、あのぉ・・・・。見られてるとレッスンしにくいんですけど・・・。」
「・・・・。」
それもそうか・・・。



セルフレッスンとは!!

レッスンを文字通りアイドルにまかせてどっかに出かけるレッスンである。
実際には指定した時間を決めてセルフレッスン開始。
そこからスリープモード(PSP本体の機能)を入れ、
指定時間にスリープモードを解除すれば、
アイドルを迎えにいくことになる!
そして指定時間に近ければ近いほど、高レッスンとなるのだ!!

と説明書に書いてある・・・。
できないレッスンはこれにまかせてみようと思った。



どうやら、長い時間がいいらしいけど・・・・・



ピコ・・・・




あ、




23分(リアルの時間)もセルフレッスンにしちゃったよ・・・・・





23分放置しろ、ということです。
うん、忘れなければ大丈夫のはず・・・・。
「いってらっしゃい。プロデューサー。」
雪歩にいってらっしゃいと言ってもらえるのはなんか嬉しかった。
どうしよう。
時間までニコニコ動画でも見てようか・・・・
いや、それで時間を越しちゃってもまずいし・・・・。

結局、時計と20分ぐらいにらめっこすることにした。




2分前。



そろそろだ・・・。

噂によればPSPにはネットにつなげて時間を勝手にあわせてくれる機能があるらしい。
だが、俺のPSPはこのセルフレッスンのために117にあわせてあるんだ!
まこT、アイマスSPの為に117に電話する!!


[フレーム]


ピッピッピッ イマダーーーーーーーー!!




「ちゃんとレッスンしてるかな?」






そこには、クネクネ踊っている、
もとい、一生懸命ダンスレッスンを続ける雪歩がいた。
おーい。





よーし、ナイス時報!!
して、結果は!?









グッドレッスン!!




20分超えのレッスン+時間ピッタリでグッドレッスン!
とりあえずはこれでもOKだ!



▼ハードレッスン


いやぁ、セルフレッスンはある意味別の力が試されるレッスンでした。


次はポーズレッスンで普通に取りにいこう・・・。


ここはパーフェクトレッスン!!

ほぼ円形パラでしかもイメージレベル7までもってきたぞ!!



▼夜
リアルでは長かったがあっという間の1日が終わる。
基本的に歌詞+ポーズ+ダンスの組み合わせなら、
ダンスは通算で3回ぐらいやればすむと思う。
今回がその1回目ということで。


「遅くまでご苦労様。アイドルランク報告だ。」
残りファン人数0という表記のままファン人数がちょびっと増える。
そう人数ではセーフなのだ。
だが、IU予選に出なければ・・・・



「あの、さっき伊織ちゃんに会いました。いつも自信満々で、うらやましいです。」
伊織は雪歩にないものを持っている。
でも、雪歩にだって伊織にないものをもってるんだ。
だから・・・、僕は雪歩のプロデューサーとしてここにいる!
「伊織の自信は、地味な努力の結果だろう。俺達もがんばるぞ!」
「はい。」



そして・・・、


帰ろうとする僕の元に雪歩が走ってくる。



雪歩もがんばる気持ちでいっぱいだ。
雪歩との次の再開を約束する。
やろう!
IU予選を!







せーぶ!

1999年02月25日

第9話 約束の選択を

いつの時代も、
古くからやってるものは新しいものを受け入れがたい。
それは古代エジプトのパピルスに、
「最近の若者は・・・」と書かれていたことからもわかる。

アイマスSPは古くからの要素もあるが、新しい要素もたくさんだ。


活動9週目(残り4週)

9週目の朝は、記者の影響もあってかゲージアップの音から始まった。
朝一番が伸びる音というのは気持ちが良いものだ。


「おはよう、雪歩君」
「ふ、ふふっ、もしかして社長のマネですか?面白いです〜。」
もちろん社長のマネなんぞ内輪ネタ。
しかし内輪ネタは仲間の結束力を高める効果がある。
誰もが昔、授業で習った言葉を日常会話に織り込んで使ったことがあるだろう?

さて・・・


「あのぉ、プロデューサー!」


来た!!


約束(おねだり)モードだ!!


「今日は人生の脇役から脱出する為にも、演技力レッスンをやりたいです!」


演技力レッスン!!
アイドルマスターSPで初登場のレッスンだ!!
どんなレッスンかわからないが、
取り扱い説明書を読む限りはメガホンでバッティングするレッスン????


「それでグッドレッスン以上を出せれば、私も、できる娘に、なれる気がします!」
「初見殺しでグッドレッスンと言われてもなぁ・・・・。」
「プロデューサー、私、精一杯、頑張りますから・・・、どうか願いをかなえてください!」
「うーん・・・、いや、まてよ・・・・」

ティンときた。

なにやらまこTらしい浅知恵がひらめいた。
「約束するよ。雪歩の願い、守ってみせる!」
「ありがとうございます!プロデューサー。あ、ふ、二人で、頑張りましょう!」
約束しちゃったぞー!
後には下がれないぞー!


そんなところで社長が登場。
流行情報をきくと・・・・


なんで、ダンスが一位やねん!!

先週まで、ぶっちぎりの最下位やったやんけ・・・。
世間の流行はうつろいやすい。
それを克服するには、パラメーターはなるべく丸くしていけ、ということか・・・。
ダンスどうしよう。

イメージレベル6→5


スケジュール作成!
スケジュールはまず思い出を作るためにも営業を入れる。
そして雪歩との約束のためにもレッスンを入れておく。
さぁ、出発だ!
「は、はい!」


▼営業

今回依頼のあった仕事は3つ。
ロケバス、前座、写真撮影。
この中から1つを選んですることになる。
さて、今回は・・・・

前座を選んだ!!


ZENZA!!

「前座は大事だよなぁ。気持ちを高めるためにも体をほぐすためにも」
なにか勘違いしながらまこTと雪歩をコロシアムに到着。




前座だって大事なお仕事だ!
かのビートルズが来日してコンサートを開いた際、
前座をしたのはドリフターズである!

「どうしよう!どうしましょう!こ、これは気合をいれていかなくてはっ!気合!気合です!」
まずい・・・
雪歩に不思議なスイッチが入った・・・。
「やりますよ私。がんばりますぅ・・、ううぅ」
しかし、声は震えてるいる。
「リラーーーックス!」
落ち着かせようと声をかける。
しかし、雪歩は「気合!気合!」とずっと繰り替えし続ける。
「気合!気合ですよ!」
「気合はわかった。でもそんな緊張ガチガチで歌えるのか?」
「ううっ・・・、ぐずっ・・・、ほんとは怖いです・・・。ステージの大きさに飲み込まれてしまいそう・・・。」
やっぱり怖い自分を隠すためだったか・・・。
「観客はみんなカボチャと思うんだ。」
「は、はい。くにゃくにゃになります・・・!くにゃくにゃ・・・・くねくね・・・。」
「くねくねしなくていい」
「くにくに・・・、しょんぼり・・・、はぁ、がっくり・・・。」
十六の女の子の考えることはわからん・・・・。
「うう、ち、力を抜きすぎて・・・、今度は元気がでませんよぉ・・・。」
どうも、僕の言葉の影響を受けすぎる。
自分をコントロールすることがまだできないんだな・・・。
「もっとパワーだ!」
今度はパワー注入!これでどうなるか!
「気合だ!気合!武道家の気分になれ!」
「武道家の気分・・・、そうですね、やっぱり気合ですよね・・・。」
単純な子だ。
「よし、勢いでいってこい!!」

その結果・・・、
「みなさん!おいっす!本日は気合でいっちょうよろしく!びしっ!」

どこのツッパリハイスクールロックンロールだよ・・・・。
ま、いいかぁ。


ノーマルコミュニケーション(思い出+1)


・・・・。
雪歩のコミュでノーマルコミュとは・・・。


▼レッスン

レッスンは約束のあった関係で演技力レッスン!
いくぞ!



あ、セルフレッスンでねぇ・・・・・・・


まこT、セルフレッスンでグッドレッスンを出すつもりだったが、
そうは世間が許さないって感じだった!!
すんません、浅知恵でした・・・。



演技力レッスン!!

演技力レッスンは前から飛んでくるボールを打ち返して、
指示されたパネルに当てるレッスン。
打ち返す方向は3つだったり4つだったり。
メガホンはつまりバットみたいなもんだ。
振るタイミングで打ち返す方向は変わる・・・・




マジムズイ



ノーマルレッスンです。


▼夜

ここで記者さんがさっそうと登場。

「次の取材が入ったのでこれにて・・・」


えっ!?3週間もたないんですか!?

予想よりも速い善永さんのお帰りに大ショック!!

イメージレベル5→4

そして・・・、





「かんじんな時には役に立たないのね」って顔するなよ!!


てゆーか、できない約束はしちゃいけないってのがよーくわかりました・・・。


はぁ・・・。
うまくいかないもんだ。




その後・・・。

高木社長が話しかけてきた。



「プロデュースの状況をききたいと思ってね。万事順調かね?悩み事はないかね?」
「今は二人でなんとかやってます。序盤なんで悩むヒマもなくただ進んでるだけですけど。」
しかし、本音でいえばこうだ。
アーケードやXBOX360ならこれでOKなのだが、
アイマスSPはこれでいいのかどうかわからない。
「そうか、順調なら結構だよ。私は、てっきり黒井が何かしてくると思ってね・・・。」
黒井社長が嫌がらせ?そんなことをする人なのか?
「俺たちの黒いウワサを流すとかですか?」
「そうだ。あの男は昔から維持が悪い。その上、汚い手も、よく使っていたからな。」
社長と黒井社長・・・、過去になにかあったに違いない・・・。
社長は話を濁していたが、それはなんとなくわかる。

でも、今はそれを考える時期じゃない。
今は、雪歩のランクEへのアップを考えるべきだ。





予定では雪歩のセカンドシングルを13週目に出そうと思っている。
すると次の予定は・・・

10週
11週
12週アイドルアルティメイト予選(リミット)
13週曲変更

アイドルアルティメイト予選への参加はイメージレベル4では厳しいかもしれない。
ギリギリにはなるが、レッスンを入れることにした。


活動10週目(残り3週)


で、朝を迎えると・・・・
雪歩のテンションが中にまで落ち込んでいる!!
アイドルマスターにおいてテンションのハートは3つ。
それが一つなくなったところにきているのだ。
きっと、レッスンの約束失敗のために違いない!!


雪歩の「かんじんな時に役に立たないのね」という顔を思い出した。


テンション中でイメージレベル4・・・
事体は深刻だぞ!!

新着メールを確認すると・・・・

芸能記者、スタイリスト、ファンの3つのメールが来ていた!!



雪歩は穴ドルの称号でも????


続いて芸能記者。
芸能記者のメールは長いな。




続いてスタイリスト



2つのメールはバッティングしていた!
スタイリストは約束すれば新しい衣装の獲得ができる。
効果の大きな衣装があれば、レッスンするのに等しい効果があるだろう。
しかし、再び記者を迎えることができれば・・・・



今は目先のIU予選の合格が大事か。
考えた末に、記者の取材を受けることにした。

さて、テンションに関してはファンのメールの効果で再び3つに回復!
心配の一つはこれでなくなった。

「おはようございます、プロデューサー。今日もアイドル活動、がんばります!」
よし、最高の挨拶で返すぞ!

「おはよう雪歩君」

・・・。
あまり受けなかった。
2日続けてこれはマズかったのかもしれない・・・。

まぁ、いい。
記者との約束もあるので、
ハードレッスン+取材の予定でいこう!


▼レッスン

ポーズレッスンが臨時休業。
ということで、歌詞レッスンを入れてみるか・・・。
ダンスをどう伸ばすのかも問題だが。

もちろん、ここはパーフェクトレッスン!!






さて、注目はパラメーターの内側の円だ。
円の色のついてない黒い部分はレッスンで身につけた部分だ。
明らかにビジュアルとダンスとで差が出ているということ、
ダンス単独レッスンを組み込んでいく必要があるということだ。
そろそろダンスレッスンも考えていこう。


イメージレベルレベル4→5

▼取材

前回の取材の経験から、
メールに書いてある内容が非常に重要だとわかった。

今回の記者は「週刊ジャンジャン」の「池田恵一」だな。
高木社長の18の必殺技ってなんだか気になるが・・・、
まぁいいや。

「お待たせしました。本日はよろしくお願いします。」
「こちらこそ、お忙しいところ時間をとらせてしまって申し訳ありません。」


えっと、取材の約束をした記者の名前は・・・・


今度は大丈夫だぞ!
たしか、シャアの中の人みたいな名前だったはず!!

「池田恵一さんですよね?」
「はい、そうです。週刊ジャンジャンの池田恵一です。本日はよろしくお願いします。」

その後はつつがなく終了。
記者さんの機嫌も良いまま送ることができた!!



▼夜

アイドルランク報告を受ける。
が、特に変わったことはない。
変わったことはないが・・・、
雪歩のアイドルアルティメイト予選の締め切りはせまる。
僕の予感なら、流行はまた変わる。
次、ボーカル流行になっていれば・・・・




その後



「たまには、気分転換で寄り道して帰ろうかな?」

なんのフラグだよ。

ここで選択肢が出るのだが、まぁせっかくなんで寄り道してみるか。





ふらふらと歩いて、いつしか、夢の大橋まできていた。
いい夜の風が吹く。
「そういえば・・・、四条貴音を初めて見たのはこんな夜だったっけ。」


フラグびんびん感じるんですけど。











雪歩プロデュースで現在瀬戸際に来ている状況の中で、
四条貴音となんらかのストーリーが進んでいくのはどういうことか?

今は銀髪の王女も灰色の魔女見える!!!



「・・・そう、あなたも孤独なのですね。」
なにやら一人でつぶやく貴音。
出会ってしまったものは仕方がないので話しかけることにする。
「いい月夜だな。」
秘技ギャルゲトークで貴音に近寄る。
「・・・あら、あなた様は。」
今度はナニヤツ!とは言われませんでした。
「ところで、さっきは月に向かって話しかけていたの?」




ちょっと困ったような顔をされた。
月に向かって話しかけるとか、ちょっとロマンティック入ってるもんなぁ・・・。


「・・・私に、何かご用ですか?」
ごく普通に邪魔に思われてるみたいです。
「先日に続き、またもや、このようなところをお見せしてしまうとは・・・。」
「いや、前回も今回も偶然なんだ。俺の働いてる事務所はすぐ近くだから・・・。」
「その話は、本当でしょうか?」
「えっ?」
「偶然にしては出来すぎではないですか?あなたさまは・・・・もしや。」
くっ、もしかして社長から961プロのことを調べてこいって言われたの気付かれたか?
って、貴音に近づいたのはギャルゲ的目的じゃなかったのか!?ストーリー的に!!
ゲームの中の俺に俺はびびった!!

「・・・もしや」














話が見えねぇ・・・・。

「私が助けを求めたいときに、私の心を、助けて下さるとは・・・。これは、偶然とは思えません。」


これがフラグのパワーだ!!

「僕は普通の人間だよ。」
「そう・・・、なのですか?」
「・・・ああ、そうだよ。」
「そうでしたか残念です。」
「普通の人間じゃ悪いかな。普通に人間でも、君をなぐさめたり、話をきいてあげたりすることは、できるさ。何も特別えらいワケじゃない。そうじゃないかな?」
ギャルゲトーク炸裂!!
僕の姿は今の貴音には「俺には水をやることしかできない」とシンジ君に語った加持さんのように見えたかもしれない。

「・・・真(まこと)、その通りかもしれませんね。ふふっ、あなた様の前だと、どうして、私はこのようになってしまうのでしょうか?」








やばい!雪歩助けてくれ!この表情はまずい!


でも、この子の雰囲気はテレビに出ていた四条貴音とは違いすぎる。
本物?そっくりさん?

「あのぉ、私は、あなた様に名を名乗りましたでしょうか?今、あなた様は四条貴音と・・・。」



心のつぶやき、もれてるぞ俺。


「・・・貴音、とおっしゃっていただいて、結構です。」


下の名前で呼ばせるな!
ドキッとするだろ。

「同じ月夜に、過ごした者同士。気になさらないでください。」

そ、そうか、じゃあ、遠慮なくいろいろ聞いちゃおうかな・・・・





月の動くスピード速すぎるだろ!!


「それでは、ごきげんよう」
そうして四条貴音はすっと消えていった。
またもや幻のような時間だったな・・・。不思議な女の子だ。



てゆーか、ゲームの中の俺は高木社長に言われた961プロのことを調査する気まんまんなんだな。

まぁ、CERO Zに行くような展開じゃなくて良かった。







それに







必ずアイドルアルティメイトで、彼女とは会うこといなるのだから・・・。






せーぶ。

1999年02月24日

第8話 DLCの価値は? 活動8週目

アイドルマスターにおけるイメージレベルとは、
ドラゴンボールにおける戦闘力のようなものだ。
ボーカル、ダンス、ビジュアル。
この3つの戦闘力を足した合計によりイメージレベルが決められる。
イメージレベルは基礎力のほかにもいろいろな要素で変化する。
前週の活動によって雪歩のイメージレベルが3から一気に6に引き上げられたのも、
そういった様々な要素が絡み合ってのものである。
このチャンスを逃すな!


活動8週目(残り5週)

ランクFで活動できる週もあとわずかになってきた。
この週で、まずは「獲得ファン人数10000人」をクリアする!!


朝の時点でまず、テンションが降下。
続いて新着メールチェック。



各行の1文字目を縦に読むと「雪一歩心」。
順序を変えると、「雪歩一心」。
なんか、書道の先生に書いてもらって額縁に飾りたい文字だな。

まぁ、このメールも削除されるんですが。
テンションアップ。
続いて、再開の約束を守ったことでテンションが上昇。
さらに通常の挨拶「おはよー!雪歩!」でセーフをひいて
雪歩のテンションがMAXまで上る。
これはオーディション日和ですなぁ。

「あのぉ、プロデューサー。」

ん?
雪歩がなにか言ってきた。


「今日は喉の調子がいいからボイスレッスンを・・・・」


「今日はオーディションです!!」


雪歩には悪いが丁重に断る。
約束の名の下に周囲に流されていては一流プロデューサーにはなれないのである!
と、思うんだけどね。


さて、ここで高木社長の流行情報だ!!


また、流行かわっとる!


流行はボーカルからビジュアルに変化。
これで流行が若干あわなくなってイメージダウン!
6→5


だが、これは衣装を変えることで修正がきくはず・・・
「今日は、オーディションを受けるぞ!まずは入念に準備していこう!」


衣装変更!
アイマスSPは前作とは衣装変更のタイミングが変更されている。
今回はオーディション会場に行く前に変更ができるのだ。
(スケジュールで1コマ消費してもできる)
衣装変更のポイントはいかに流行1位にあわせるか?である。
朝の時点でパラメーターのグラフを見て、
どの程度の衣装チェンジでパラメーター調整がうまくいくか予想しておこう。


ここをこうして・・、こうして・・・
できた!




若干のパラメーター修正が入ったが、
イメージカラーがビジュアルにならない!!
雪歩は喜んではいるが、プロデューサーとしては失策!!
流行とイメージカラーがあわなければ能力にはマイナスの影響になるのだ・・・

と、思ったら、ここでまた選択肢登場!!

あれ?衣装の変更は何回でもやり直せるの?
じゃあ、曲の変更と衣装の変更も同一週にできちゃうの???
これまでのアイマスの常識と違う点もあってびっくりする!
いったい何が正しいのだ!


それにしても、衣装はどうすれば・・・・
そうだ、あれを試してみよう・・・・。




スクールウェア!!
アイマスSP先着封入特典でダウンロードできる衣装!!
そのパラメーターは秘密になってるが間違いなくビジュアル!!

というわけでパラメーターはViになったものの、
イメージレベルは5のまま。
おそらくつけているアクセサリーにも強弱があるためであろう。

これで準備は終了。
そして、選択するオーディションは・・・・・
タブを4回クリックしてジャンル変更。


ルーキーズ!

活動13週以内のアイドルだけが受けることができるフレッシュな特別オーディション!
合格枠はたった一人の厳しい壁。
特別ルールとして、中間審査制はとらず、27回のアピールの合計で行われる!

「ルーキーズの推奨イメージレベルがアーケードと同じであれば5〜7程度・・・。6に近い5ならいけるはず・・・。」
果たしてこれまでの常識は通用するのか?
エントリー!!


(今日はなんだか嫌な予感がする・・・。)

オーディションの難しさは、
エントリーする他のアイドルの強さで決まる!!
今回エントリーのみなさんはこちらだ!

ペタペタ:4
雪歩:5
快速千山号:4
運動エネルギー:3
あさひなりん:4
Naked:4

イメージレベルは雪歩がひとつ抜けている。
アピールさえ間違えなければ勝てるはず!

「うーん、そうねぇ。2番ちゃん。何か皆を代表して言うことないかしら?」
ちょっとオカマっぽいビジュアル審査員に尋ねられる。
よし、ここは、こう言っておくんだ!
「合格したいです!」
キュッってした!
「うーん、いまいちピンとこないわね・・・。」
審査員とはそりがあわないな・・・・。
「さぁ、オーディション会場まで走っていくわよ!」
妙なハイテンションのビジュアル審査員の後について会場入りをする!

本番直前。
「絶対勝てるぞ!」
と、はっぱをかけるが・・・、雪歩には逆効果だったようだ・・。
それでもテンションが「高」から落ちないのは、
朝にファンからメールをもらったりしたおかげかもしれない!
みんなも応援している。がんばれ!



ルーキーズのコツ!
ルーキーズのコツは、安全策で行くなら開幕ダッシュ法だ。
1アピ目で思い出を使ってまずリードをとり、
その後は、審査員の言葉を拾いつつ、
どのアピールを進めていくか考えるのだ。

1アピ目の思い出は・・・
冷静に見切って成功させる!
そこからは審査員の言葉と、他アイドルの思い出の使用状況を見て考える。
オーディション中に見るべき情報はいっぱいあるぞ!
CPUが思い出バッドを連打するならばしめたものだが・・・・、
うーむ、この4番のCPUは思い出を確実に成功している。
まさかの事体もありえるとみて、
2回目の思い出を使用!
これをきっちり成功。
あとは流行一位を守っておけばいけるはず!



結果は・・・・








オーディションが終わった後に一番大事なのは点数の画面だ。
他アイドルが、どのくらいのレベルでどのくらいの点数を出しているかを覚えておくと、
どのくらいの点数でアピールする必要があるかの目安になる。
今回はルーキーズなので特殊だったのだが、
結果から言えば、あの2回目思い出は必要なかった、という点数だった。

イメージレベル5→6




というわけで、ルーキーズ合格!
雪歩ははれて新人で注目されるアイドルとしてテレビに出演することができた。
全国のお茶の間に雪歩のキラメキラリを届ける!





テレビ出演のうれしさのあまり、タイガーニーを炸裂する雪歩さん



▼夜

今日はどれだけのファンが増えるか楽しみだ。
「合格おめでとう!テレビ見ていたよ!」
高木社長がホクホクな顔で登場する。出だしのオーディションとしてはまずまずの結果だ!
「では、結果が楽しみなアイドルランク報告だ。」
どこで集計しているのかよくわからないアイドルランク報告。
ルーキーズの合格で一気にファン人数33221人!

しかし、これだけではアイドルランクがあがらないのがアイドルマスターSPだ!

「プロデューサー、お疲れ様です。」
「ああ、お疲れ。」
「少し緊張しましたけど・・・、TVって、なんていうか独特の魅力がありますよね。」
雪歩は確実に変わりつつある。
ちょっと前まではチワワにさえおびえていた少女が、TV撮影に魅力がありますって答えるようになったんだ。
今の雪歩は少しは興奮気味かもしれないが、うれしそうだ。やはりテレビは華がある。


オーディションに合格すると他にもいいことがある。
ファンからのプレゼント。
これはオーディションに合格することでもらえることがあるのだ。
テレビ収録で来てくれたファンがくれたと思っていいだろう。
今回は「ロイヤルな腕輪」を獲得!





その後、


僕が帰ろうとすると、小鳥さんから呼び止められる。
「あ、プロデューサーさん。ちょっといいですか?」

なに?小鳥さんと秘密の展開?

そんなはずはありませんでした。
「おめでとうございます。アイドルアルティメイト予選を受けることができるファン人数を獲得しましたね!」
そうだよね。
必要なことがないと小鳥さんは出てこないよね。
「でも、ここで大事なことを1つ、お伝えしますね。よーく、聞いてください。」
「ハ、ハイ。」
「アイドルアルティメイト予選は1度しか受けることができません!」
「不合格になってしまったら、即プロデュースしなおさなければなりません!不安があるなら思い出をたくさん作って、IU予選に挑んでください!」


思い出をたくさん作ってって・・・・、
思い残すことを無くすなって意味なのか????


「IU予選のオーディションは、なんと、思い出を何回でも使うことができますから・・・。」


なんというルール無用の戦い!!

「思い出さえたくさんあれば合格できます!きっと・・・・。」






こ、小鳥さんの目......... 養豚場のブタでもみるかのように 冷たい目だ
残酷な目だ...
「かわいそうだけど あしたの朝には お肉屋さんの店先にならぶ運命なのね」ってかんじの!

しかし、IU予選。
参加する時期をいつにするかも重要なファクターになるのは明解。
新聞記者の期間がいつまでかも考慮すれば・・・・
次はどうする!?



せーぶ♪

第7話 女神の前髪をつかんで 活動7週目

アイマスにおいて一番緊張するのはオーディションだろう。
勝てば天国、負ければ地獄とどこかのクイズ番組は言ったが、
アイマスのオーディションはまさにそうだ。
勝てばランクアップ、負ければイメージレベルダウン(痛すぎる)。

オーディションを受けるのが怖い。
いつもそう思う。
たとえ万全に準備をしたとしても・・・。



活動7週目(残り6週)


朝、事務所を訪問すると新着メールの確認がきていた。
確認してみた。





FLASHですか!?

きっと雪歩の生ポラロイド写真をプレゼントにつけるに違いない!!

まぁ、それはともかく、
今週はオーディションと思ってたところにこの展開である。
しかし、説明書によれば記者の取材で記者とのやりとりが成功すれば
しばらく女の子のイメージがあがることになるらしい。
イメージレベル3の雪歩にこれを利用しない手はないか・・・・

心配なのはアーケード版にあったひきこもり減衰があるかないか?
(注記)アケ版はオーディションの間隔を4週あけるとイメージレベルが下がったのだ。
ただし、XBOX360版では廃止された。

説明書を読んでみたが、ひきこもり減衰にあたりそうなものは書いてない。
よし、XBOX360版が準拠になってるとみて、
記者の取材を受けよう!

「メール返信!」



約束は今週の朝だ。
雪歩が事務所にきたらさっそくスケジュールを組むことにしよう。


「おはようございます!あの、約束守って下さってうれしいです!」
そう感謝されると、なんだか照れる。
よし、では雪歩の気分を壊さないような挨拶をするぞ!!



「ゆきぴょん、おはようちゃん!」


なんだこの選択肢は!!


「あ、はい。おはようちゃんです。プロデューサー!」

うぉ、案外、のりのり!
ゆきぴょんって亜美真美が雪歩を呼ぶときの言葉だから、亜美真美のモノマネかもしれない。

「うわぁ、なんだか芸能人になったみたいで、新鮮なあいさつですね。」

雪歩・・・、お前は・・・、アイドルなんだぞ・・・by菊地真

まぁ、絶好調なのはいいことだ。


「あのぉ、プロデューサー。」
ん?
雪歩から話しかけてくるとはめずら・・・・、もしかして約束か???

「今日は、ノドの調子が絶好調だから、ボイスレッスンを、お願いしたいんです!
それでグッドレッスン以上を出せれば、私もできる娘に、なれる気がします!」












ボイスレッスンは約束してもバッドレッスンが見えている。
こ、これはさすがに得策ではないと思うのだが・・・。
約束する前に断っちゃえば、約束破ったことにならないよね???
できる娘!には俺もしてやりたいが、
ここは断るしか・・・・

「えっと、それは・・・」


「どうか!願いをかなえて下さい!!」







約束システムじゃなくておねだりシステムだろ!!




雪歩の4ページにもわたるテキストでのお願い・・・。
しかし、「できないものはできない!」とはっきり言うのも優しさというもの。
心を鬼にしてNO!


駄目だ!



「そうですか、わかりました。今日もよろしくお願いします。」
案外、あっさり受け取ってもらえた。
でも、ちょっぴりテンション落ちたけどな。



なんかいろいろあって忘れそうだが、
とりあえず社長の流行情報を聞いてからスケジュール作成だ。


あ、ボーカル流行になっとる。


その途端、雪歩のパラメーターが若干上昇。
どうやら流行と、雪歩のイメージカラーがあえばパラメーターが補強されるらしい。
ますますオーディションに向けてのパラメーター作成が求められる!

イメージレベル3→4


小鳥さんはオーディションを勧めてきた。
だが、ここであわてずにRボタン。
朝一番に約束した「取材」という仕事をスケジュールに入れる。

取材で午前中の予定が埋まる。
それと、デスクの仕事は1週につき1つしかできないらしい。
ならば、昼からはハードレッスンだな。


「記者と取材の約束があったんだ。取材を受けにいくぞ」
「は、はい!」


▼取材

取材はアイマスSPで導入された新しいシステム!
どんな質問をされるのか俺もドキドキだ。






「えっと、確か取材を受けた雑誌のタイトルは・・・・」















そ、そんなの知らないよ!!
うお、目の前にいつもの三択があらわれた!





うおおおお、わかんなくても1/3だぁ!

俺はこの真ん中を選ぶ!!

「確か、ボクのアイドルの方でしたよね?」


「はい、そうです。ボクのアイドルの、枝島順大です。本日はよろしくお願いします。」

せ、せーふだ・・・・。
ハハハ・・・。
まこT、冷や汗かきまくり!!


(メールに書いてあった雑誌名を覚えてるなんてさすがですね!プロデューサー!)
雪歩がこっそり教えてくれた。
あ、そうなんだ・・・。↑上のほう参照。
次からはそこも要チェックだな。ハハハ。

「自分のことを知っていてもらえる」とは、
人としてとてもうれしいことだ。
ビジネスマンたるもの、名刺をもらったら相手の特徴を必ず名刺に書いて忘れないようにしよう!

「あのぉ、私、萩原雪歩です。よろしくお願いします!」
雪歩がかわいらしく挨拶をする。
記者さんもごきげんだし、いい感じで終われそうだ。



取材の間は暗転してて覚えていない。


「今日はありがとうございました!私も楽しかったです!」
雪歩が丁寧に記者に挨拶をする。
「良い取材ができました。世間の反響、期待していて下さい!
善永さんにも連絡して、応援記事、書いてもらいますね!私も影ながら応援します!」

表立って応援してくれよ、と思いつつ、
この記者、善永記者と付き合いがあるのか・・・。
善永記者とはこの業界の腕利き記者。
素晴らしい記事を書くことで有名だ。
これは雪歩にいい追い風になったぞ!!


イメージレベル4→5に上昇!!


▼ハードレッスン!!

ここもポーズレッスンを選択だ!

通常レッスンでさえパーフェクトレッスンなんだから、
ハードレッスンなら間違いなくバー振り切りのパフェレッスンです。
(ゲージを超えた分がカウントされるかどうかはわからない)

イメージレベル5→6へとさらに上昇!!
この週だけで一気に倍になったぞ!!



▼夜

あっというまに一日がたつ。
それにしても午前中の取材はドキッとしたけどね。
アイドルランク報告はちょびっとだけ上昇。
その後・・・、



亜美ちゃんたち、というのは、765プロに所属している双子のアイドル、
「双海亜美」と「双海真美」のことだろう。
ただ、双子というのは世間には隠して、2人で1人のアイドルの振りをするという双子ならではわけありプロデュースをしている。
でも、この事務所に僕以外のプロデューサーっていたんだろうか?
ま、いいか。

「俺達も、みんなに元気をあげられるようになろうな。」
「はい!」

そしていつものように再開の約束をして、本日のプロデュースを終了とした。
次こそはオーディション。
イメージレベルが6あればきっと・・・・。



雪歩には、今最初の追い風が来ている。
ビギナーズラック?そうかもしれない。
過信はいけない。
でも、幸運の女神の前髪は、今つかまなければならないのだ。
萩原雪歩、8週目にして最初のステップを迎える!



せーぶ♪





(注記)メールの画面をキャプしてなければ、取材の三択の謎には気付かなかったわ。

1999年02月23日

第6話 パフェに至るレッスン、そして(活動6週目)

今日はみんなのお便りを先に紹介するよ。
ラジオネーム恋するうさぎちゃんから。




今回はバギクロスはないんでしょうか?




また、検証しろと・・・



知らない人に説明するするならば
XBOX360版のアイドルマスターでは、
テレビ出演中のアイドル(主に千早さん)のスカートがおっぱっぱーな状態になって
パンツが見えてしまうバグがあったのだ。








まさに事故多発地点如月千早!
(L4Uではスカートを改良したので起きません)



このバグがはたしてアイマスSPでも発生するのだろうか・・・?
とりあえず、事務所モードというものがありまして、
これは別に通信しない状態でも一人でオーディション受けて一人でPV撮影が出来ます。
これでいろいろ試してみましょう。




ええ、10数回の検証結果ですが・・・
















別衣装の千早さんのボーカル衣装も黒パンツでした。
ちなみに、バギクロスについてはXBOX360とはモデリングが違いますので
同じタイミングでは起こりません。
そもそもL4Uで対策されまくりましたし。
でも、バグはどこかにひそんでいる・・・かもしれませんね。



で、事務所モードで何回か遊んだら、
事務所オーディション10回記念のトロフィーもらえました。
え?PSPにも実績解除とかあるの?



活動6週(残り7週)


「あのぉ、プロデューサー。」
いきなり雪歩に話しかけられる。




ヽ( ?∀ ?)メ( ?∀ ?)ノアヒャヒャ




・・・




「な、なんだ?気持ち悪いな」
↑ほんとにそう言う





これ以上墓穴掘る前にあいさつをしておこう。
でも約束は守ったからテンションはあがるよ!!

!!



これ、約束もらえるもらえないどっちにしても
続けてプレイせずに1週1週終了してった方がいいんじゃないの?

約束守ってテンションがあがるので、
朝いきなりテンションが下がる雪歩には有効なのかも???



で、挨拶は「おはよう、雪歩君」と社長の物まねでやってみる。
「え、えっと・・・、社長の真似でしょうか?」
雪歩、正解!
続けて、それとなくなんか気にしてることを聞いてみた。
「ええと、他のアイドルの人のことは、ちょっと意識しちゃいます。
私なんてまだまだですけど、せめて、遅れないように頑張ろう、って思います。」
ふーむ、雪歩なりに競争意識をもってるようだが・・・・、
気になるといえばビジュアルの数値がまだ高くないことも気になる。


雪歩は俺好みのビジュアルではあるが、
より磨きをかけていかねば。


というわけで、昨日の段階では営業をやろうと思っていたのだが、
雪歩のイメージレベルを伸ばすために今週もレッスン+ハードレッスンをすることに変更する!
てゆーか、3じゃ戦えないっすよ・・・・。


▼レッスン
もちろんポーズでビジュアル能力を伸ばすとします。
ビジュアルを伸ばすレッスンといえば
他にも演技力レッスンと表現力レッスンがあるのですが、
ViとVoをあげる演技力にはあまりうまみを感じない。(歌詞がパフェとれるから)
そして、表現力レッスンだが・・・・
説明書を読む限り難しいに違いない。
きっと、生命体Gを手で捕まえろ!みたいな話だと思う。


アイマスSPにおいてのポーズレッスンで伸びるViとDaの比率はまだ調べていない。
一緒だとしたらレッスンは歌詞+ポーズだけでOKだし、
Vi:Da=2:1なら(つまりアーケード、XBOX360と同じ)ならば、
歌詞+ポーズ+ダンスでOKだ。


できないレッスンはやらないのが俺の戦い方だ!







時間超人となったまこTは、
ポーズしまくりでノーミス16問をクリアしてパーフェクトレッスンをゲット!!



▼ハードレッスン

えー、昼の部からのレッスンは・・・・

無情にもポーズレッスンのみ臨時休業。

午前中おったやんけ!
そんな文句言っても始まらない。
よっしゃもうひとつの「出来るレッスン」、歌詞レッスンいっとくか。

「プロデューサー、わたし、少しは成長してますか?」
ところどころ頬を赤くしてしゃべるなよ。テレくさい。


歌詞レッスンの訂正のパターンは2パターンぐらいありそうだ。
2ヶ所の間違いを直せばいいパターンと、次のパターン。

最レーフレフ頑張れ!!ー高♪

一度、「ー」と「最」を入れ替えてから、
さらに同じ「ー」と「フ」を入れ替えるのが正解。
時間短縮をするならば「ー」→「最」とクリック、続いてその場で「ー」をクリックして「フ」と入れ替えだ。
カーソルを動かす手間が省けるので時間が短縮できる。

また、歌詞の右と左はつながっている!!

1回、1回どの順でクリックがいいかポーズして考えれば相当速くなるはずである。

理論上はね。
面倒くさいとか言ったら別。





ハードレッスンの時間でパーフェクトレッスンまで行きました。
歌詞で言うとキラメキラリのサビの頭までです。




歌詞レッスンにしてもポーズレッスンにしても
これはランクFでのことです。
ランクがあがればどうレッスンが変わってくるかですね。



でも、まだ3レベル。

成長が遅いであろう雪歩だけど
これは、相当レッスン回数を重ねないといけない気が・・・・。




▼夜

「遅くまでおつかれさま!では君達のアイドルランク報告だ!!」

レッスンやってるだけでもちょっとファンが増える。
うーむ。別に公開レッスンしてるわけでもないんだけどね。
クチコミって奴だろう。


といったところで、プレイをいったん打ち切る。










やっぱり雪歩が走ってきた!!



というわけで、再び24時間以内のプレイを要求されました。



こうして雪歩に拘束される俺の日々は続いていく。



そろそろオーディションに行きたいけどなぁ・・・。


せーぶ♪

第5話 約束した時間の中で (活動5週目)

昨日、雪歩と次のプレイ時間を約束してから気がついた。
このPSPの時計、117できっかり時間合わせたけど日にちが1日ズレてる。
それは気分が悪いから直そうとも思ったが、
直したら雪歩との約束を破ることになる!!
このままいこう・・・。



アイドルマスターはガムシャラにプレイすればいいものではない。

何週も先のスケジュールを考えてこそのプロデューサーよ!!

というわけでスケジュール予定を考えてみた。

5週目レッスン+ハードレッスン
6週目営業+レッスン
7週目オーディション(1万)
8週目レッスン+ハードレッスン
9週目レッスン+ハードレッスン
10週目営業+レッスン
11週目アイドルアルティメイト予選
12週目営業(ランクアップコミュ)
13週目(曲変更)

こんなところか?
しかし、ルーキーズという特別オーディションが存在したはず。
このタイトルをゲットするには活動何週目と決められていたはずだから・・・、
7週目のオーディションの時にさぐりを入れてみるか。



4週目のプレイで気付いたことがあった。
1つは衣装と曲の変更タイミングはいつなのか?
説明書を読むとタイミングは2つ。

1つはスケジュール項目から衣装変更・楽曲変更を選ぶこと。
しかしこれは行動1回分、つまりレッスン1回分の消費だ。
もう1つはオーディションを受ける前の変更。

理想でいえば「オーディションを受ける週に曲変更をしない方がいい」。
曲の変更によりパラメーターがイビツになると、流行とあわない可能性が出る。
逆に衣装変更はオーディションの直前がいい。
通常の衣装変更に行動1を使うよりレッスンに使ったほうがいい。




そんなことを考えつつ5週目です。



活動5週目(残り8週)

毎朝、雪歩はテンションダウンの音で始まる!!

これは性格を現したものだろう。
きっと、毎朝今日は何かよくないことが思いながら事務所に来てる様な気がする。
それでもドキっとするけどな。


事務所に着くと、ファンから新着メールが着ていた!!




ファンあってのアイドルですから!
このメールを見れば雪歩もテンションがあがるに違いない。(テンションアップ効果あり)
思えばアーケードの時代はファンからは手書きの手紙であったり、
時には矢文であったり巻物であったりした。(なぜか)
時代はいまや電子メールなのね。


メールチェックを終わろうとすると・・・



消すのかよ

芸能事務所ってなんか腹黒いぜ・・・・・



「プロデューサー。約束、覚えててくれたんですね。ありがとうございます!」
前回の終わり際の次回プロデュース時間の約束(リアルの時間)を守ったわけで、
「俺が雪歩との約束を忘れるわけはないだろ?今日も期待しているからな!」
この調子でどんな約束をされ続けるんだろう・・・。


よし、挨拶だ!

「おはよー!雪歩!」







「どうかしましたか?あの、いつもと様子が・・・・・。」













落ち着け。
相手は16の女の子だ!!
ま、まぁ、今日もプロデュースがんばろう・・・。


「仲良きことは美しきかな。」
唐突に社長が入ってくる。
どっかで監視してるんじゃないか・・・、この人・・・・。
流行情報は特に変化なし。
今週も前と同様にレッスン+ハードレッスンに時間をあてるとしよう。


「今日はレッスンをしよう!では出発!」
「は、はい!」


▼朝のレッスン

朝は1コマのレッスン。
1コマでもグッドに行けそうなポーズレッスンを選択した。
そして統計をとる意味もこめて、
すべてのポーズレッスンのメモをとってみる・・・。

1ノルマ目から下から回答が出てきた・・・。

2ノルマ目は真ん中のカメラ、下カメラ、上カメラの順番だった・・・。

結論

すべてメモをとり、1つのカメラ回答ごとにポーズする。

どうやら、これがポーズレッスンの近道のようだ。









時を操るプロデューサーの前にポーズレッスンなど無駄無駄無駄無駄無駄ーーーーー!!

めんどうだけどな。


結局、1ミス(ケアレスミス)したけど、パーフェクトレッスン!!

ちなみに13回答。
かなりめんどうだけどな。


▼ハードレッスン

おかしい・・・。
パーフェクトレッスンを出したのにレベルが2のままだ・・・。
そんなことを疑問に思いつつ次のレッスンへ。
ハードレッスンは歌詞レッスンだ!



歌詞レッスンは「歌詞を覚える」ことが最重要だ。
正解は上に出てるけど、歌詞を覚えているほうが能率がいい。
そして・・・








やはり、ポーズをかけてしまうのが近道なんだろうなぁ・・・。
めんどうだけど。


ハードレッスンの時間でパーフェクトレッスン!!

目が痛いけど。

どうやらザ・ワールド戦法を使えばレッスン=ポーズレッスン、ハードレッスン=歌詞レッスンで攻めればいいようだ。


ここでやっと雪歩がイメージレベル3にアップ。



「プロデューサーのレッスンのおかげで、歌詞の本当の意味を、感じられるようになりました!」
って雪歩に言われたけど、
キラメキラリの歌詞って変なんだよなぁ。
「宇宙から見れば地球も流れ星」とかさ・・・・



▼夜
あっという間に1日は終わった。
だが、レッスンをやると俺も疲れる気がする。
全力でアイドルマスターやってるからな!!

「次の仕事が決まったら連絡お願いします。あの、もっと仕事したいです。」
雪歩に積極的な言葉が見られる。
レッスンがうまく言ってるのもいい作用してるのかもしれない。
仕事・・・。次は営業を入れる頃合だな。


といったところでプレイを終了することにした・
すると・・・・



今回も雪歩が走ってきた!!

え?もしかして終わるたびに約束タイムなのか!?






俺も雪歩の為ならハッスルしちゃうよ!


「だから、次のプロデュース・・・・、この日までにお願いできますか?」


あ、あの・・・・・

どう見ても「24時間以内に次をやれ」なんですけど・・・・
上下左右で時間を引き延ばすことができないみたいですし。



やっぱり、ゲームの中の俺、かってに約束しよった!!










雪歩の為なら毎日ハッスルしかありません!






約束すごいよ約束。
毎日、吸われるような予感がしつつ本日終了。




せーぶ♪

1999年02月22日

第4話 見知らぬレッスン 活動4週目

アイドルマスターSPにやるにあたって、
攻略本情報は読まないことにした。
やはりプレイして体験する新鮮な気持ちが大事だと思ったからだ。
同様に、ネット関係もネタバレ情報が入ってこないように注意を払った。
しかし、それでも今までにアーケードとXBOX360での経験は
まったくない状態でのプロデュースよりは有利であろう。


「プロデューサーさん。取り扱い説明書は読みましたか?」
小鳥さんが言う。
そっか、取り扱い説明書ぐらいは読まないとな。
熟読することにした。



取り扱い説明30P。
なぜかこっちを見られてる気がした。





(つд⊂)ゴシゴシ→(;? Д?) ...!?
精霊のようなものがいた気がした。


活動4週目

3週目までは高木社長によって仕組まれたスケジュールといえよう。
そして、この4週目からが僕の本当のプロデュースだ。
「あと9週」の文字が画面に出る。
これがランクアップリミットというものか・・・。
次のランクアップは合計1万人のファン。
どう増やしたらいいものか・・・

さぁ、雪歩との挨拶・・・・だが・・・、

見知らぬ三択が出てる!!

アイマスSPは細かいところで仕様変更している!!
よし、ここはフランクにいくぞ!!

「グッモーニン!YUKIHO!」




ちょっとノリノリ雪歩だった。

うむ。
いい傾向だ。
ちょっとは貴音に近づいたかもしれない。
「プロデューサーがジェントルマンだったので、私もレディっぽくしてみました。」


紳士ってのはね、変態さんをオブラートで包んで表現した言葉だよ。

by下田麻美

どこまで雪歩は俺のことを知っているんだ!!
ナイスなレディっぷりだ。

さて社長が出てきて流行情報を告げられる。
いつの間にかビジュアル流行に変わっていた。
うーむ、けっこう激しく流行は変わりそうだ。

流行が変わったところで、雪歩のパラメーターが減少する表示が出た!
流行があってないと能力も若干落ちるというのか???


さて、スケジュールだが・・・
じっくり基礎能力をつけないとオーディションでは太刀打ちできない。
まずはハードレッスン→レッスンにしてみた。


朝のハードレッスン

ハードレッスンは通常より長い制限時間行えるレッスンらしい。
そのためより大きな成果が見込めそうだ。

で、移動してみると・・・・

レッスンスタジオの臨時休業!

やりたいレッスンの臨時休業はアイマスの華

歌詞、ダンス、演技力しかできませんがな。
うーん、歌詞レッスンにするか・・・

さて、S端子でモニターに出力した画面は文字が読みにくかった。
今度はちゃんとPSPの画面でレッスンだ。
レッスンの前に妙な選択肢が出る。

レッスンとセルフレッスン!!

セルフレッスンってなんか淫靡な響きですね。
ですが、ここは普通にレッスン選択!


「はい。プロデューサー、私、少しは成長してますか?今日も一生懸命がんばります!」
雪歩のがんばりに俺も答える!
結果は・・・・


ノーマルレッスン!!


てゆーか、歌詞レッスンもキラメキラリになってるのな!

カタカナ多くて難しいです・・・。




夜のレッスン

夜のレッスンはポーズレッスンを選んだ。
今のままではどう見てもビジュアルが足りない。

それに知らないレッスンやるより、知ってるレッスンの方が効率よさそうだからね。

ポーズレッスンは聞きなれたBGMが流れてきた。

だがポーズレッスンはアーケード、XBOX360から変化していた!!

先にお手本が出るがそこで覚えるべきは4方向+4ボタン!
さらにお手本の時間も制限時間が流れる・・・・!!


これはムズイ!



だが、ポーズレッスンの攻略の糸口をすぐに見つける!!



お手本が出たらポーズをかければいいじゃない!!

ちょっと反則気味だが、
アイマスSPを切り抜けるにはこれぐらいしてもなんくるないさー!

順調にこなしていく・・・
よっよっと進めていくと、突如変化が!

難度があがると回答の順序もバラバラになるのか!!

こ、これは研究しないと・・・・。


しかし、結果はグッドとの境目にあるノーマルレッスン!!


ハードレッスンの歌詞レッスンより良い結果がでた!!






あっという間に1日が終わる。
しかし、ポーズレッスンの攻略法はつかめそうだ。


というわけで今日はリアルにやめるためにここでプレイ終了っと・・・。




やめようとすると雪歩が追いかけてきた。






おいおい、なにかのフラグか!?
よーし、俺が今から夜のレッスンを・・・・・


「だから、次のプロデュース・・・、この日までに、お願いできますか?」

な、なんだってーーーーー


雪歩に指定された時間は
2009年2月22日 22:40!!

なんだか2が多いがつまり明日のこの時間までにプロデュースの続きをしろってことだ!!


しかもゲームの中の俺、勝手に約束しおった


こ、これでひきさがるわけにはいかなくなった・・・・。


なんという生活クラッシャー。


それがアイマス



せーぶ♪

第3話 雪歩、オーディションの向こうに(活動3週目)

事務所でアイドル候補生に会う前に高木社長に呼ばれた。
「まこT君。担当を直入で言うが、女子高生とメールを交換したくはないかね?」
何を言い出すんだこのおっさんは。
「言い方が悪かったね。萩原君のメールアドレスを知りたくはないかね?」
そういえば、1話の終わりにメールアドレス教えてあげる話をしてたけど、
ドタバタがあって忘れてたんだっけ。
「社長、お心遣いありがとうございます。」
「100円」
「へっ?」
「現実のお金で100円出しなさい。」
「それ、援助交際とかじゃないんですか?」
「765プロは君のような心温かなPの援助が必要なのだよ。」
「・・・」
ご購入。
「あー、そうそう。これも見ていきなさい。」
「こ、これは!?」
「765プロで売り出す商品の『かたろぐ』だよ。」
「な、なんたるDLC商法。」
「フルセット試算で6800円。」
「全部買おう。」



まてまてまて


アイマスだからって全買いが美徳と思ったら大間違いだ

とりあえずプレイステーションストアに1000円だけ入れて、
雪歩のメール100円と、それ以外は適度に購入ということで。



雪歩のメールをゲットしたということで、メールを見に行ってみた。
当然ながらまだメールはきてないのだが・・・・・、
なんで社長からメールきてるの?
「私の力をもってすれば、調べるのは造作もないことなのだよ。」


社長って、カタギじゃない気がしてきた・・・。




活動3週目

今はまだアイドルランク「外」の一般人である雪歩。
今日のオーディションに合格すれば「アイドルランクF」として世間に認知されることになるのだ。



なんだかそこにとてもギクシャクした雪歩がいた。
もっと普通にすればいいのに・・・。
「ううう、こういう方が親しみやすいかと思って、勇気出して言ってみたんですけど・・・。」

こ、この子にとっては、こんなささいなことでも大冒険なんだ!

俺は今、なにか勇気を出して動くものがあるのか?
ティガ!勇気が今足りない!!



ここで大事件がおきた!!



電池切れでPSPが落ちた!!


PSPは電池がなくなってもしばらくはスリープモードに入って状態を保ってくれるんだが、
残念ながらすぐに充電できる状況にはなかった。
アケマス、XBOX360では考えられないアクシデント!!
やり直し。


さきほどの無理にくだけた挨拶には普通でいいよとアドバイス。
アイドルは、ファンの前では作り出された姿を出すもの。
でも、僕やスタッフの前では虚像を作る必要はないのだ。
多分、そうだと信じる。


さて、社長に言われるがままに今週はオーディションだ。

オーディション!!

芸能界においては未来は与えられるものではない。
オーディションに出て自分で勝ち取らなければ手にすることはできないのだ。

そしてここで重要な事実が社長より告げられる。
今回のプロジェクトで雪歩がリリースできる曲は5曲まで。
12ヶ月連続リリースとかはさせてもらえないのだ!!

「では、初陣での勝利を期待しているぞ!」

勝利の栄光を君に!とばかりに社長に送り出される。

では、まずオーディションに出るデビュー曲の決定だ!!


「あ、あのぉ・・・・。オーディションに出る日にデビュー曲を決めるのはおかしい気がしますが・・・・。」

「それがアイマスだ!!」

なんとか納得させた。

さて、作曲家の先生ははりきって曲を用意してきた。
16曲+さらに新曲2曲。
そして・・・・。

「雪歩。デビュー曲は君のイメージをぶち壊す意味でこれだ!!」




高槻やよい専用MA!!
だが、150円を生贄に捧げることで、雪歩の歌として召還することができる!!
でも、明るいから難しいってどういう意味だよ・・・。
「で、でも、私、精一杯がんばります!ふつつか者ですが・・・、よろしくお願いしますっ!」
ふつつか者ってこういう場面で使わないけど、
言われるとちょっと嬉しい気がした。

最初に出るオーディションは決められている。
「THE DEBUT」
初デビューの子だけが参加できる芸能界の登竜門。
だが、何人ものダイヤの原石がこの番組から出てるといわれている!!
この番組に無事出演できれば新人アイドルマニア1000人のファンを獲得できる!


エントリー!

「今日はなんだか嫌な予感がする・・・。」
なにげにとんでもないことを口走った。
参加アイドル候補生はすべて2レベル。
今の雪歩と差はないはず・・・・。

オーディション前に審査員より意気込みをきかれる。
ここはこう言っておくんだ!
「合格したいです!」

キュってした!!

「・・・本番では期待しています」

おまえ!雪歩の可愛さがわからんのか!ボーカル審査員!(声:中村繪里子)

いや、落ち着け。クールになるんだ。
審査員にも趣味はある!

ちょっとテンションが落ちた。

「とにかくがんばれ!」
がんばれとしか言いようがないのだが、
「そんなこと言われても、どう頑張ったらいいんですか・・・。」
ああ、テンションが・・・。
でも、最初がMAXだったから大丈夫。
「ああ、もう時間です。い、行ってきます!」


オーディションはアイドルにアピール指示を送ることができる。
いわば、指揮者のように雪歩を導くのだ。
僕は両手を構える。
最初にチュートリアルが入る。


画面にタッチしても駄目だよ。

アピールはしろいしかく×ばつしろまるで行う。
何気にXBOX360とはボタンの位置が違っているのがとまどう。
また、ここで初めて思い出を使った。
思い出!思い出を使う!
思い出はルーレットで出てくるのでGOODをとれば高得点が入るのだが、
BADを叩くと大打撃になるので諸刃の剣でもある。
ルーレットの速度は思った以上に速い!

さぁ、本番だ!!



「ファーストアピールはダンス・・・!ダンスで行く!」
まこT、最初のアピールをダンスにしようとボタンを押す!!

それ、思い出ボタンだから!!

なんという誤爆!
ダンスは真ん中だからしろさんかく×ばつ!
XBOX360とは違うってさっき確認したでしょ!!

なんとか思い出は成功させるも、
アピールは偏ってビジュアル落として8点。

続く2節も流行3位のビジュアルがとれずに8点。

「まずい。流行1位の審査員帰る展開だ・・・・。」
審査員は6人のアピールが偏ると興味を失って途中で帰ってしまう。
なんと横暴な審査員だ。
そこで3節は流行2位と3位だけをアピールする!
通称2−3プレス!
「キクチマコトデース」
4番のアイドルが思い出BADを炸裂。
これが決め手となって流行1位審査員が帰っていった。
こちらは3節ダンスとビジュアル審査員をしっかりゲット。
結果は・・・・・・










オーディションが終わると唐突に番組収録が始まる。
「フレッフレッガンバレ最高〜♪」
雪歩が初めて歌うアイドルとしての歌声。
キラメキラリが響き渡る。
雪歩はところどころで歌詞を間違えたりダンスでつまづいたり・・・。
だが、それも新人ならでは。
そしてそのアクシデントも許容されるものがアイドルなのだ。
キラメキラリで急に声が太くなった気がするが、気にしないでおこう。




収録が終わり、765プロに戻る。
「TVデビューしたことを社長に報告しよう、雪歩。」
「緊張しちゃって自分ではよく覚えてないですけど・・・」
どうやら雪歩は頭がまっしろだったらしい。
それもそうだよな。
「3日間ご苦労だった。それはアイドルランク報告だ」
アイドルランクアップ!
というよりFランク。つまり芸能界の最下層に今入ったとこなのだ。
「だが、ここからは甘くないぞ。」
社長が続ける。
「君達の同期にも、かなりの新人が現れたようだからな。思わず録画してしまったのだが、ほらこの子だよ。」
社長がテレビにVTRを流す。
重厚なギター音とともに圧倒的な存在感のある声を載せて歌う銀髪の少女・・・。
こ、この子は・・・・・
「この子は四条貴音。最近、勢いを増してきた、961プロ所属の新人アイドルだよ。」
テレビのインタビューで銀髪の少女、四条貴音が答える。
「トップアイドルの座は私がもらいうけます。私とともに歩むものには、心地よい夢を与えましょう。」

モリガンみたいなことを言う。
俺がプロデュースするならそれでいく。
いや、そうじゃなくて。

「すごいです、こう自信にあふれてるっていうか、神々しいというか。」
雪歩は自分にもってないすべてがそこにあるかのごとく感想を言った。
「彼女はファンの間で『銀色の王女』と呼ばれている。容姿も物腰も、その名にふさわしいね。」
たしかに腰はその何ふさわしい。
ここで、思い出す。
この子は・・・、あの月の夜に出会った・・・・。
「この子にはすごいアイドルの素質を感じたんだ。」
「・・・そうですよね、四条さんは、すごいアイドルです。私なんかと比べて、全然・・・。」
雪歩の目は四条貴音の姿に釘付けだった。
人は自分の姿を見るのが一番嫌い。雪歩は貴音の姿にあこがれているようだった。
「彼女は961プロが打ち出している「ProjectFairy」のアイドルだからね。」
「な、なんですかそれ・・・。」
「961プロの黒井社長が自ら手がける一大プロジェクトだよ。これに属する子は大々的に売り出されるとになるだろう。」
「えへへ、ああいう人が本当のトップアイドルですよね!」
「そ、そんなことでどうする。君のライバルになるんだぞ。」
「ラ、ライバルですか!?プロデューサーがそういうならがんばります・・・。」
「うむ、アイドルランクをあげてゆき、アイドルアルティメイト優勝をめざしたまえ!」
アイドルアルティメイト!
年に1度だけ開かれる、真(しん)のアイドルが誰なのかを決める番組!
つ、つまり日本ダービーですか!!
まこTにはこう変換された。
「そうだ、番組の予選は数回にわけて行われる。予選に勝てば、アイドルランクも上昇するぞ。そしてランクAまで上り詰めたものだけが、番組内で行われる本選に参加できるのだ。」
さらに高木社長は続ける。
「アイドルアルティメイトの優勝者は、たった一人。もし、途中の予選や、本選で敗退すれば・・・敗者の汚名だけが残る。そのまま引退、というケースが多いな。」
なんというバトルロワイアル・・・。








いや、その設定無理だろ!


モーニング娘。オーディションに落ちた中には幸田來未がいたりするんだが・・・
いや、まぁ、いいか。
これがアイマスだ。



「ええええ!私には無理に決まってます!」
僕だって、怖い。
だが、僕が弱気になれば雪歩が勝てるわけはないのだ。
「トップアイドルになれば、雪歩も四条貴音みたいな自信をもてるさ」
「トップアイドルになれれば私も・・・。強さを・・・手に入れる・・・。」
雪歩が顔をあげる。
「私、でてみます。プロデューサーの言う、強さを手に入れたいから・・・。」
「よく言ったな、俺との約束だぞ!」
「はい!」
これが、僕と雪歩との最初の約束となった。
「じゃあ、行くぞ!目指せ!」
「トップアイドルーぅ!」

今回の目標:アイドルアルティメイト優勝を目指す。




ここでモノローグが入り、
プロデューサーランクが見習いから駆け出しにあがる。
てゆーか、これから始まるというのにこんだけ長いレポ書いてていいのだろうか・・・。

フリープロデュースができるようになる。
セルフレッスンが選べるようになる。
ファンからのプレゼント:天使の羽根



その後、社長と面談があった。
「それにしても君が四条君とあったことがあるとは・・・、すごい偶然だね。驚いたよ。」
運命。小鳥さんのいってた運命は動き出している。
「それでは、君にお願いをしよう。それとなく961プロの動きを探ってくれたまえ。」
「それって・・・、スパイですか?」
やはりこの社長、カタギじゃない。
カタギとタカギはなんか似ている。
「まずはやってくれたまえ。彼女に影響を与えるかもしれない。」
「僕の行動で四条貴音に良い影響が?」
「黒井は・・・、いや私の口からなにかを言うより、自分で知るほうがいいだろう。」
このおっさんもいろいろあるな・・。

その後、小鳥さんからのチュートリアル、
ランクアップをするには各アイドルランクごとに決められたファン数を獲得すること。
もうひとつは各アイドルランクごとに決められたアイドルアルティメイト予選に通過すること。
この2つをランクアップの期限までにクリアしなくてはならないのだ。
クリアできないと・・・・活動停止となる!



雪歩の時の砂は落ちだした!

なにげに重い状況のような気もするけど・・・、ね。





せーぶ♪


1999年02月20日

第2話 穴、掘り出した後

OPデモのループから逃げられない・・・。
雪歩→伊織→亜美真美→雪歩→伊織→亜美真美→雪歩(以下繰り返し
この無限ループ!どこで抜け出せばいいんだ!

「社長で切れば?」
それもそうだ。



活動2週目


「PSPとXBOX360とではしろまる×ばつのボタンの位置が逆なんだよなぁ・・・」
そんなことを考えながら雪歩の活動2週目に向かった。


2週目の雪歩はちょっと不安そうな顔だった。
「プロデューサー、あの・・・、おは、おは、おはよう、ございます・・・」
なんかたどたどしい。
「芸能界の挨拶って、おはようでいいんですよね・・・?」
今は普通に朝だけどな。
それはともかく芸能界のアイドルの挨拶はいついかなる時も『おはよう』だ。
マクドナルドだってバイトの挨拶は夜でも『おはよう』だ。
郷に入りては郷に従え。
雪歩だけではない。僕だって、この世界のルールはこれから覚えるんだ。


「おはよう。すっかり打ち解けたようだね。」
俺と雪歩の素晴らしいモーニングに横合いから入る高木社長。
「今日はステージ衣装を決めて欲しい。」
そうだ。
アイドルといえばきらびやかなステージ衣装。
衣装を身にまとうことで、雪歩にも自覚が出てくるかもしれない!!
「はい!わかりました!」

アイマスの世界には流行というものがある!
衣装の変更によりアイドルのイメージは変わり、世間の流行にあわせることができる。
つまり衣装選びの段階から勝負なのだ。
もちろん流行にだけとらわれて作るアイドル像に何の意味があろう?とも思うが、
トップアイドルを目指すということは、アングラアイドルを作ることではない。
僕は・・・、雪歩を自分のおもちゃにしてはいけないプロデューサーなのだ。


2週目のスケジュールは社長の指示通り動くことになる。
午前中に衣装変更、昼から営業だ。

▼衣装変更
「えっと、どれにしたものか・・・・」
世間の流行はボーカル。
それゆえ、歌の雰囲気をくずさず歌いきれるボーカル衣装を選ぶことにしよう。
ボーカル衣装にもいろいろカラーリングの違いがある。
「えっと・・・、赤いと3倍速く動けたりするんですか?」
「3倍はオーバーだが、能力の違いはある。」
「ふぅん・・。あ、これかわいいかもです・・・」



プライマリースタープラム!!
アイマスSPで初登場の衣装。広告で使われているあの衣装だ。
「(それにしても、星型が胸の形を強調させてちょっとHだ・・・)」
試着した雪歩をじっと見つめて納得。
「じゃあ、あとはねこみみをつけたまえ。」
「ね、ねこみみですか?な、なんか変かも・・・?」
「ぬこは再生数が跳ね上がる力を持っているんだ!」
力説!
たしかにぬこはかわいらしさの最終兵器。
これで、最初の雪歩は完成する!




「喜んでくれて俺も嬉しいよ!!」
これからどれくらいこの言葉を言うことになるのだろう。
言葉は魔力。
僕の言葉で雪歩はますます可愛くなるのだ。


「よし、では昼からは営業だ。今日は作曲家の先生に挨拶にいくぞ!」
そう、雪歩のデビューソングのために。


▼営業:作曲家挨拶

作曲家への挨拶とはいえ、雪歩のことを知ってもらわねば作曲家の先生も曲を作ることはできない。
だせる音域は人によって違うからだ。
そのため、今回はレコーディングスタジオで仮歌の収録からはじめることにする。

「すみません・・・。いきなり、歌いだしからつまっちゃいました・・・。」
マイクの前で歌うのが怖いと泣き出す雪歩。
無理もない。1週間前に素人だった女の子だ。
失敗は不安を生み、また失敗を生むことになる。
特に雪歩は落ち込みの激しい子だ。
そのスパイラルから抜け出すのは俺の言葉しかない。
「がんばれ!がんばれ!やればできるって!」
なにか違う。
「ポジティブシンキングの精神だ。」
「・・・そうですね、すこしは前向きにならないと。・・・私は、できる。私は、できる・・・。」








なんて、暗示のかかりやすい子だ!

しかし、涙は似合わない。
僕はそっと拭いてあげることにした。

タッチコミュ!!
タッチコミュは実際に手のアイコンでアイドルに触れたりする危険なコミュだ!
手がすべったりすると大変だぞ!!


俺はそっと雪歩に近づいた。




そっと。


「あ、あのぉ、もういいです。そんなに近寄られると私・・・」




雪歩の危険センサーに触れてしまいました。






してねーよ!


とにかく、雪歩の不安な気持ちを取り去るべく涙を拭こうとしたが、
逆に不安を増やしてしまった!!



おい、こら。掘るな、埋まるな!
常識的に考えてレコーディングルームの床を掘るな!!
って、本当に画面から消え去ったよ・・・。

作曲家の先生もヤレヤレといった顔・・・。
大変なところを見せてしまった・・・。


ノーマルコミュニケーション(思い出1つ獲得)


夜。
長い一日が終わる。
「二日目ご苦労だったね。次は、いよいよオーディションを受けてもらうよ。」
オーディション開催の日にちは決まっている。
雪歩にあわせてはくれないのだ。
「では、キミ達のアイドルランク報告だ!」
ファン人数2人目。
きっと、あの作曲家の先生だ。
良かった。雪歩のことを気に入ってくれたようだ・・・。


てゆーか、社長!小鳥さん!!


「次回のオーディションが楽しみだな。」
こっちの気も知らないで高木社長はどんどんプレッシャーをかける。
「あの、ありがとうございました。わたし、今日はもうヘトヘトです。」
「うん、ゆっくり休むといい。」
雪歩には不安がつもっている。
無理もない、今はまだ未来どころか明日も見えてないのだ。
僕に出来るのはただ一つ。
考えよう。
ありったけの知恵をふりしぼろう。
雪歩をトップアイドルにするために。

その夜、作曲家の先生から銀のペンダントが届いた。

次はいよいよデビュー曲を決め、オーディションだ!



せーぶ♪

第1話 プロデュース、再び (活動1週目)

新しい場所に踏み出すことは
いっぱいの希望と同じくらい、不安があるのかもしれない。

アーケードで出会ったアイドルマスターはXBOX360へと舞台を移したが
世界観としては大きな違いはなかったといえよう。

でも、アイドルマスターSPは明らかに今までと違うアイドルマスター。
思い出がいっぱいあるからこそ、
最初の一歩を踏み出す不安も大きい。

まこTは・・・
ずっと、OP画面を見続けていた。



















雪歩かわいいよ雪歩








心配のひとつだったグラフィック面。
でも、PSPで見るそれはとても素晴らしいものだった。
データ的には解像度が低かったりポリゴンが少なかったりすると思う。
でも、PSPの液晶ディスプレイの大きさの中では
雪歩、伊織、亜美真美はとても輝いてみえる。
しばし、プレイすることも忘れてOP画面を見続ける。




いや、忘れてるわけじゃない。



プレイするのが怖いのかもしれない。
負けるのが怖いのかもしれない。
期待がくだけるのが怖いのかもしれない。












雪歩の歌が聞こえる。


「少し怖いけれどキミを信じてる

きっとこのままずっといけるよ」


行かなきゃ。
雪歩が待ってる。




活動暦1週目


(注記)アイマスSPを元にしたレポですが、脚色した部分はあります。


アイドルマスターSPはストーリープロデュースから始まる!
いわゆるフリープロデュースというのはストーリーモードを超えてからじゃないとプレイできないのだ。
さぁ、行こう!
「プロデューサー名は『まこT』と・・・。」
そして、物語の幕をあけるあのテロップが流れる。






いつも思うが、真美がカウントされてないよな!!


真美は強い子だよ。

懐かしい建物が目の前に見える。
765プロレベル1事務所。
またここに帰ってきたんだ。
そうだよな、このドアを開けるとそこに春香がいて・・・・
あ、あれ?



「亜美に真美じゃないか。あれ?春香は・・・・」
「あー、兄(C)、前の記憶残したまま来てる〜!!」
「駄目だよ。アイマスSPでは兄(C)はまた新人プロデューサーなんだから。」
え・・・?
「どーする真美?」
「律っちゃんから貰ったあれ使おうよ!」
「そうだね〜、うっふっふ〜。」
あの、二人とも・・・、のわ、なんだその大きなハンマーは!?
「記憶消去ハンマーーーーーー!そーーーーれい!」

ぐはっ!!!!






目が覚めたら。
僕はアイマスSPの活動暦1週目にいた。
えっと、僕は新人のプロデューサーで、
目の前には・・・・、姿かたちがそっくりな女の子が二人いた。
え、え〜とキミ達・・・




「そっくりだね?」
もしかして双子?
そこまで言いかけたら、その二人はすーっと消えた。
はて、前に同じようなことがあった気がしないでもない。

「あれ、えーっとあなたはどちら様でしょうか?」
そこにはアイフルのおねーさんのようなインカムをつけた、
見た目は若いような気がする女性がいた。
「あ、あなたが今日から765プロで働いてくださる」
どうやら話が通じたようだ。
「さっきそこで女の子を見かけたんですけど・・・」
「誰かしら?うふふ、案外、あなたの運命の相手だったして。」
どこかでロリコン判定でも受けたのか俺は。
アイフルのおねーさんは音無小鳥と名乗った。
ここの「事務など」をしているらしい。
「など」ということは他のこともするのだろうか?とも思ったが、それは妄想だけにしておいた。
小鳥さんの案内で社長の元に通される。
「おはようございます」
芸能界は元気が命。元気があればなんでもできるがごとく社長に挨拶をする。
「よく来てくれた。私がこのプロダクションの社長の高木だ。」
俺をスカウトしたのはあんただ!
それはともかく、高木社長は僕にアイドル候補生のプロデュースの仕事を僕に任命した。
よし、今日これから僕の伝説は始まるんだ!

「ではまず君がプロデュースするアイドルを選んでもらおう。」
3人の女の子が待ってるという。なんかドキドキ。
「選んだ子と君は二人三脚で芸能界のトップを目指すことになる。だが、残りの二人はライバルということになる。」
え・・・?
「同じ事務所とはいえ、芸能界の頂点に立つのはただ一人。厳しい世界なのだよ・・・」
選ばなかった子はライバルになる。
なにかこう決意のようなものを試される言葉を投げかけられた気がした。


「では、君の大切なパートナーとなるアイドル候補生を選びたまえ」
アイドル候補生のファイルを見せてもらう。
「なんか極端ですね。この子はダンスの成績が1、こっちの小さな子は歌の成績が1か。」
「萩原君はダンスが、双海君は歌が苦手なのだよ。パラメーター上。」
「この水瀬伊織という女の子のcharacterが1ってのは?」
「性格が悪いということだよ。おっとこれは本人には内緒にしておいてくれよ。」
・・・・。
しかし、見た瞬間一番気になったのはこの子だ。
人を選ぶのはパラメーターなんかじゃない!!
俺は俺の心を信じる!!
「社長。この子でお願いします。」
「お、萩原雪歩君を選んだか・・・」
このとき、高木社長がふと笑ったような気がした。
「彼女には先ほど買い物を頼んだのだが、まだ帰ってきていなくてな・・・、すまんが迎えにいき、活動を開始してくれたまえ。」
「はい!」
元気に飛び出した僕を、高木社長は765ビルの窓から見送っていた。
「やはり、萩原君を選んだか。小鳥君。」
「きっと、それが運命なんですよ。でも素敵じゃないですか。」
「ああ、そうだ。」
「3年半たっても、まだまっすぐ向いていられるんですから。」




萩原雪歩という女の子はすぐに見つかった。



事前に聞いていたように、チワワにすらおびえる臆病な女の子。
えっと、話しかけなきゃ。




いつものごとく、3択で回答したのだが、
口に出たのはこれだった。

「ただいま、雪歩。」

雪歩はちょっと不思議そうな顔をしてから、すぐににっこり笑って返事をくれた。

「おかえりなさい、プロデューサー。」





さぁ、活動1週目は長い。
まずは芸名を決める。
えっと、何にしよう。ゆりしーとかがいいかな?
「それは中の人が出てきちゃいそうで・・・・。」
じゃあ、苦手なダンスを克服して、天を舞う舞姫という意味で「天空乃 舞姫」とか。
「あ、その名は・・・・。はい、とても嬉しいです。」
雪歩は何かを思い出したようにニコニコしていた。


さぁ、活動開始だ。
今の雪歩は素人レベルのレベル1!
だがきっと俺の手でトップアイドルに育て上げる!





アイマスSPは1日の行動をいろいろ組み合わせてスケジュールを立てられる。
選ぶ順番によって朝、昼、夜のどの時間にやるのかもきめられるのだ。
夜のレッスン。悪くない。
夜のコミュニケーション。悪くない。
夜のハードレッスン。ベリーグッドだ!
右の矢印は小鳥さんのオススメだそうだ。
頼りがいがあるような、ないような・・・・。
でも、1週目はレッスンと営業。これしか選択の余地はない!


レッスン!!
レッスンは歌詞レッスンを選択。
歌詞レッスンはボーカル能力を大きく上昇させるもっとも基本的なレッスン。
今まで聞いたことのない3分間クッキングみたいなBGMで歌詞レッスンははじまった。



↑これがルール。
もう知ってるよね!
マジックアカデミーの文字入れ替え問題みたいなもんさ。

「私、一生懸命やります。自信はないけど・・・、がんばりますから!」


いくぞ!!1回目のレッスンは・・・・・






「こ、こんなに難しいのか!?」
これでも、まこTにはアーケード、XBOX360と渡り歩いた積み重ねがあるはず・・・。
それが通用しないとは・・・・。
アイマスSPの歌詞レッスンはトータル時間の中で行われるようになったらしい。
ノルマ制でなくなった分、わからない問題が出るとそこで時間が過ぎ去っていくのか!?
そして3問目からは文字が神殿瓦礫崩しを起こしていた!!
文字がバラバラで読みづらい。
そして何よりも・・・・



画像キャプしながらレッスンやるの無理!!


「覚えていた歌詞も忘れそうになってしまいました・・・・。ぐすっ。」
泣き出しそうな雪歩。テンションダウン。
いや、これは俺の責任だ。

むしろ、アイマスSPをあなどっていた。

取り戻すんだ!!あのハングリーだった頃の俺を!!

イメージレベル1→2


営業
営業の初回はミーティングだ。



ミーティングはお互いを良く知るためのコミュニケーションでもある。
初めての今回はそのような話をした。
その、なんだ・・・。
すごく良く知っている。
雪歩はゆっくりでもいい。少しづつ成長するんだ。
「えっと、あの童話のタイトルは・・・」

出た!!ウナギトラップ!!

アーケード版でさんざんひっかかったウナギとカメ。
もうかかりはしない!
その後の話もつつがなく終わりパーフェクトコミュニケーション!!
思い出5を手に入れた!!


夜。


高木社長がものものしくアイドルランク報告をつげた。



雪歩の最初のファンが生まれた。
これからどんだけファンが増えたり減ったりしようとも、
その最初の一人はずっと変わることはないんだ。





って、高木社長と小鳥さんはファンじゃないのか!???


まぁ、べたな突っ込みはお約束。
まずは3週目にテレビ出演を果たし、ランクFアイドルを目指すのだ!と高木社長に強く告げられた。
まずは、そこから。

「こんな私でよかったら、これからも・・・。」
雪歩は初めてのアイドル活動を終えてどうしていいかわからないらしい。
こんな時、どうしたらいい?
「笑ったらいいと思うよ」



最初のファンである僕から雪歩にお姫様ティアラをプレゼントした。
もし、最初を思い出したくなったときは、
このお姫様ティアラを思い出すがいい。


で、活動1週目は終わりのはずなんだけど・・・・・・


「プ、プロデューサー」
え、この声は?
「ま、まってくださーい!」
雪歩がおいかけてきた!
「何か言い残したことでも?」
「もっと早くプロデューサーと話ができればよかったって・・・」
「じゃあ、家まで話しながら帰ろうか。」

雪歩の家に帰る途中、大きな橋に出た。
「夢の大橋」と名づけられたその橋の上を歩きながら話をした。
ちょっと僕の方が速いので、雪歩に歩幅をあわせて。
いろんな話をしたつもりだった同じ事務所のアイドルのこと、学校のこと、雪歩自身のこと。
だが、まだ完全に打ち解けない雪歩との会話はどこかからまわりだった。
付き合いたてのカップル?お互いがお互いをどうつかんでいいかわからないような、そんな感触。

「そうだ、俺の携帯の教えるよ。メールアドレスも。」
「あ、じゃ、じゃあ私も!」
ぱっと会話がつながった!
と思ったら・・・
「わ、私の携帯、事務所においてきちゃってました・・・」
初日は相当頭が真っ白だったとみえる。
「俺がとってこようか?」
「わ、私がとってきます。私が悪いんですし、それにここで一人まつの怖いし・・・。わ、私いってきますー!!」
事務所に猛ダッシュ!
けっこう速いのね・・・・。

というわけで、雪歩が戻ってくるまでここで待つことに。
考えても見れば一緒に取りにいけばよかったのに・・・。





その時、不思議な光景を見た。





月明かりに照らされた、日本人とは思えない透き通るような銀の髪を持つ少女。
小鳥さんは言っていた。
「それは運命かもしれないですよ。」と。
運命とはいくつもの糸の束が交差するようなものだとこの時思った。

少女は、どこか哀しげな感じで月を見ていた。
「本当に、私に・・・できるのでしょうか・・・。いえ、そうではなく、せねばならない。そう、それが、生まれながらの私の宿命・・・。」


普段の生活ではめったにきけないセリフが聞けるんだが。


「でも、私は・・・。誰か、私を・・・・。うう・・・・。」


わけありさんです。

「あれは涙、あの娘、泣いているのか・・・・」
そこでうかつにも彼女の円の範囲に入ってしまった!







「なにやつ!」



出た!世界のナニヤツ!

なにやつだなんて、人生で初めて言われたぞ!!
「ご、ごめん・・・」
僕は少女にあやまった。
「怪しいものではないようね。」
おいらまこTって言うんだ。あやしいもんじゃないよ!
「しかし、背後からこっそり近づくとは悪趣味であろう。恥を知りなさい!」






恥を知れ!なんていわれたのハマーン様以来だ!!

しかし、恥を知れ!と言う方も相当変わっている。
「変わっている。よく言われます。もう少し俗世になじまねばなりませんのに、いささか困りました・・・。」



どこから来たのだこの娘は!!

しかし、いささか言葉使いはおかしいが、
この子は確かに違う。輝くものがある。
彼女には伝えた。
もっと自分を信じて、楽に考えれば・・・・と。


まるでとりあえずギャルゲの主人公のようなトークで乗り切る俺。

ナ、ナンパしてるんじゃないぞ、と念を押したところで・・・・。



泣き出された!!


ま、まわりに誰かいたら俺、通報されるぞ・・・・。

「うう、ひぐ・・・・」
一応、泣き止んだ。
しかし、いったいどうして・・・・




ギャルゲトークが刺さった!!



やさしくされなかったのは教育だったのかもしれない、と言い出した少女に、
とりあえずそんあ親はいないぞ!と、ギャルゲ主人公トークを続ける。


とりあえず信じてもらえた!!


割と意味不明だが、少女は見ず知らずの俺の優しい言葉に感動したようだった。


しかし、その笑顔に俺は見た。
彼女のトップアイドルとしての資質を・・・・。
スカウト・・・しようとしたところで雪歩が帰ってきた。
もちろん泣きながら・・・・。


「ごめんごめん。ちょっとこの子にあって・・・」


もう、いなかった

「あ、あれ?どこへ・・・・・。」
きょろきょろすると今度は雪歩が怖がり出した。
それってもしかして、ゆ、ゆ・・・・・幽霊?


「言わないでくださーい!きいちゃったらますます怖くなってきましたぁ!」
あうあう。落ち着け!
不思議体験は中の人だけでいい!!






とりあえずこの後の雪歩ともギャルゲ主人公トークでのりきった。


雪歩もなんとか落ち着いてもらった。
そうだ。僕はこの先も、雪歩を信じてあげなくちゃいけないんだ。

「それじゃ、プロデューサー。もう遅いからここで・・・」
雪歩は別れを告げると、自分の家の方へと向かっていった。





長い一日が終わった。
雪歩との出会いも運命ならば、きっとあの銀の髪の少女との出会いも運命。
この2本の運命の糸はどこにつながっていくというのか・・・。






せーぶ♪

1999年02月19日

第0.5話 当日、ゲームをやる前に

その日の朝は宅配便で始まった。
「クロネコでーす。」
クロネコヤマトのおにいさんがずいぶん大きな箱を持ってきた。
アイマスSPも3つ入ってるとけっこうな大きさになるんだな、と箱を受け取る。






母親が通販で買ったリンゴじゃん!!

ぬか喜びという言葉を朝から知った。
とりあえず宅配が届くより先にゲームショップに行こう。




PSPプレイステーションポータブル、
アイマスSPをプレイするためのまこTの新しい翼。
だが、新品のその機体はとてもデリケートに出来ていた。
特に液晶パネルはちょっとしたことでも汚れがつく!


「よう、まこT。また買い物かい?」
ゲーム屋の店長が言う。
「昨日買ったPSP、あのままじゃ怖くて使えなくてね。」
「ずいぶん慎重だね。」
「慎重にもなるさ。4.3インチ、16:9の全透過型の液晶パネル。480x272の解像度の画面だけが俺とアイマス世界との接点だ。少しの汚れだって気にはなる。」

「液晶画面にパイタッチでもする気か?」

「ば、馬鹿言え!これでもアーケード時代からアイマスはやってる。節度はわきまえてるつもりだ。」
「ふーん。」




↑これが節度か!


「ま、うちは買い物さえしてくれればいいよ。」
「保護シートを買いたいんだが、何種類もあるみたいだ。どれがいいんだ?」
「PSP初心者のあんたにはこれがちょうどいいだろ。」
「それをもらおう。」
「それと、いいものが入ってるよ。」
「全部もらおう。」
「まいどあり。」

結局、保護シート、ケース、それにプレイステーションポイントを買って家につく。


保護シートはこれにした。



ホリの製品だが、初心者でも貼りやすいタブがついた親切仕様。
それにおまけでクロスがついているので、
貼るときに注意する。

「液晶保護フェイルターを貼るなら風呂場がいいぜ!」
誰かは言った。
別に全裸になれという意味ではない。
風呂場は湿気があって埃が少ない空間だ。
埃は絶対に避けなければいけない!!

って、そこまでしませんでした。
部屋の机で綺麗にフィルターを装着。
気に入るまで何度でも貼りなおしていいタイプだし、空気が入ったらクロスで押し出す。
電源を入れながらの方が見え方のチェックもできてやりやすそうだ。

そして、買ってきたケースを装着。
装着したときも液晶に空気や埃が入らないか確認する。

できた。







液晶保護フィルター+透明ケース!
なかなかいい感じだ。
しかし、この右下のロゴは・・・・?







結局、ホリのアイマスアクセサリーキット買ったよ!!

でも、けっこうスタイリッシュだよね!
それにこのアイマス専用ケースはなかなか素晴らしい。





ケースにつけたままソフトの交換も可能!!
さすがアイマス専用機だ。
馬鹿にしてたが実のところ大満足だ。


「周辺機器だけでけっこうな値段になったなぁ。」
アイマスSP+PSP本体+メモリ8G+USBケーブル+S端子ケーブル+液晶保護フィルター+アイマスアクセサリーセット(本体ケース、ヘッドホン、ソフトのケース)

話に聞けば、お風呂でPSPを楽しむ周辺機器もあるとか。
全裸でアイマスSPをプレイだと!?



レビューがあった。



イヒッ!
浴槽に落としたくないからやりたくない。




さぁ、これで準備は整った!!

「ピンポーン」
アイマスSPが届いた!
いざゆかん!
アイマスSPに猛ダッシュ!!


せーぶ♪

第0話 アイマスSP前日

時は2009年2月18日。
アイドルマスターSP発売日前日。
そう、伝説は今日これから新しく始まる。


「久しぶりだね」
僕に語りかけてくるのは全身黒尽くめの男。
765プロの社長高木順一郎その人である。
「お久しぶりです。1年前のファン感謝祭はファン代表Pにまかせてましたから、2年ぶりですね。」
「うむ。また君の力を借りるときがきたよ。」
「アイマスSP・・・。私に力になれるでしょうか?」
「大丈夫だよ。君は私がピンときた人材なのだから。」
「ありがとうございます。」
初めて高木社長と出会い、そしてアイドル候補生雪歩とともに芸能界の頂点への挑戦が始まったのが3年半前。
はじめてのプロデュースは決して成功したとはいえないものだったかもしれない。
しかし、今でもあの夢の大橋の上の雪歩の顔は覚えている。
再び高木社長にお会いしたのは2年前。
XBOX360という舞台に雪歩と挑戦したときだった。
そして・・・
時は流れ、再び僕は高木社長と会ってる。
PSPアイドルマスターSPに挑戦するために。


「アイドルマスターSPは明日にでも届くだろう。がんばってくれたまへ。」
「あのぉ、言いにくいんですが・・・」
実はまだ高木社長に言ってない大事なことがある。
「なんだね?」
「実は・・・・、まだ、PSP本体を買ってないんです。」
「な、なんと!」


「僕はサターン派です!!」

まこTのわけのわからない主張が出た。
「初めてかったハードはセガマーク2です。そこからファミコンこそ買いましたが、32ビット機はサターンを。続いてドリームキャストを選びました。PCエンジンは世間に忘れられてから買いました。プレイステーションは1も2も3も買ってません。任天堂はスーファミまでです!」
意味不明。
「好きなゲーム雑誌はサタマガです!それがドリマガになり、今のゲーマガです!」
beepはさすがに知らない。
「僕は常にゲームの裏街道を走ってきたんです!アイマスだって最初は裏街道でした。XBOX360だって(検閲)


「いまさら僕に表街道に出ろと言うのですか!!」


「そうか・・・」
高木社長は見えない目を閉じた。
「だが、萩原君は君を待ってるぞ。」



考える




「やります!やらせてください!」

かくしてまこT、初のソニー製ゲームハードを購入することになる。




「えっと、買うのは本体と・・・。」
本体の色は雪歩をイメージしたパールホワイトにした。
「それからメモリがいるんだよな。」
メモリ!
店頭に並んでいたのは1Gから8Gまで多種にわたる。
いったいどれだけのメモリが必要になるのかは皆目検討つかない。
「そういや、ネットで聞いたら4Gもあれば十分って言ってたよな。」
まこTはIRCという組織にて情報を交換している。
PSP買うならメモリは4Gあればいいんじゃないか?と話を聞いていた。
「でも、持ってるメモリ聞いたらみんな8Gだったんだよな。」
おっきい方が安心じゃん!
買い物カゴに8Gを入れる。
「それとケーブルはUSBの接続と・・・、S端子も買うか。」
USBはPCとつなげていろいろできるのだが実は何ができるかはよく知らなかった。
S端子はテレビ画面に出力してその画面を撮影するため。
「これで3諭吉っと。」
レジまで行くとそこにあったのはホリのアイマスSPアクセサリーセット!!
「こ、これは・・・・」
衝動!まさに衝動買いにかられる衝動!!
しかし考えろ・・・



アイマスSP装備のPSPを家族に見つかっていいのか!?
ゲームに興味のない親はともかく、
年齢の近い兄弟たちに・・・・・



いまさらかもしれないが、偽装オタ。
まこT、衝動をおさえてなんとか買い物をすませる。






それではPSPの開封式です。
箱をあけてみると・・・・
予想以上に薄っぺらい!!
本物をめったに見ることのなかったPSPだがその薄さはあのアイドルを思い出す!!
くっ。
さて、取り出してみる。
えっと、PSPってこうなってるのか。
カバーとかついてないんだな。

じゃあ今まで表と思ってた方が後ろなのか。




後ろ向きになったときは、後ろが前に変わるんだ。
名曲「YES♪」を聞くと僕はいつも千早を思い出す。

くっ


[フレーム]



ところでこのPSPと書いてあるところはパカっと開く。
ソニーのことだからMDでもいれるのだろうか?
「そこはUMDのソフトをいれるとこですよ!」
あ、ここがゲームを入れるところなのか!
まじ初心者。


さてバッテリーをいれ、電源を挿して起動。
初期設定画面になる。
「A型の俺はここで電話をかける。」
電話したのは117。時報の音とぴったり時刻を合わせる几帳面さ!
それがA型!
「ニックネーム?」
ニックネームって、このPSPにニックネームをつけろということか?
まこTしばらく考える。
愛機につけるニックネームといえば、これだろうな。
「アルフォンス!」
なにかすごい勘違いしてる気がするが、きっと初期設定は後で変えれるに違いない。


で、ここまでやって気がついた。
案外、液晶の画面が汚れがつく。
まこTは何を隠そうメガネである。
だからメガネ拭きを使って液晶パネルの汚れをとるが、ここは考え物だ。
「アイマスSPをプレイする前に保護シートをつけよう。」


かくしてこれ以上触ると汚れるかもしれないし、
もしかしたらPSPをおっことして悲しいことになるかもしれない。
まこTはそっとPSPを箱に戻して、
明日、保護シートを買うことにした。


さぁ、明日はついにアイマスSPだ!
明日に猛ダッシュ!


せーぶ♪


(注記)ちなみに
セガマーク2→ファミコン→サターン→スーファミ→PCエンジン→ファミコン→ドリームキャスト→モンスターコレクションTCG→アケマス→XBOX360

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