No.18 近年の途上国債務危機はなぜ起きたのか― スリランカ、ザンビア、ガーナ、エチオピアの経験から得られる教訓 ―
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#ナレッジ・レポート
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本稿では、スリランカ、ザンビア、ガーナ、エチオピアについて、債務危機に至った共通の要因を整理する。これらの国々では、恒常的な財政赤字や低い歳入基盤、外貨獲得能力の制約といった脆弱性が、危機以前から構造的に存在していた。こうした脆弱性を抱える中、2010年代の低金利と資金調達先の多様化により、譲許的資金から非譲許的な外貨建て借入への依存度を高めた。2020年以降、コロナショックを契機として国際金融環境が悪化する中、資本市場へのアクセスを失い、外貨建て債務の借換えは困難となった。これにより外貨準備が減少し、外貨制約が急速に顕在化し、潜在的であった債務リスクを短期間のうちに現実の債務危機へと転化させた。債務危機を回避するためには、「責任ある借り手」として、借入国が歳入強化と財政規律の確立、支出の質と債務管理能力の向上、外貨獲得能力の強化を行うとともに、資金を出す側にも、「責任ある貸し手」としての行動規律の確立と、それを可能とする国際的な枠組みが求められる。
キーワード:債務危機、スリランカ、ザンビア、ガーナ、エチオピア
- 著者
- Adam Berg、 原田 徹也、 野手 朋香、 大野 沙織、 四宮 健、 田中 智章、 梅田 孝博、 湯浅 啓一郎
- 発行年月
- 2026年6月
- 言語
- 日本語
- ページ
- 35
- 関連地域
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#アジア
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#アフリカ
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- 開発課題
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#経済政策
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- 研究領域
- 経済成長と貧困削減