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ブルキナファソ
Burkina Faso
ブルキナファソは、サハラ砂漠の南に位置する内陸国で、6ヵ国と国境を接し、西アフリカ地域の平和と安定を担うとともに、域内経済の統合を進める観点からも重要な役割を果たすことが期待されています。他方、2020年の一人当たりGNIは790ドル(世界銀行)と同年のサブ・サハラアフリカの平均値(1,478ドル、世界銀行)よりも大幅に低く、依然として世界の最貧国の1つに数えられています。厳しい自然環境の中、労働人口の約80%が農業・畜産といった第1次産業に従事しており、ブルキナファソ政府は、農業振興による成長の加速化を図ること、その達成に不可欠な人的資本を強化していくことを目指しています。JICAは、(1)農業開発を通じた持続的経済成長の推進、(2)教育の質の向上、(3)域内経済統合の促進を重点分野として支援しています。
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Project プロジェクト
JICAがブルキナファソで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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グンゲン-ファダングルマ間道路整備事業
農林畜産業が基幹産業であるブルキナファソの主要産品である綿花等は、西アフリカ沿岸諸国の国際港から輸出されています。輸出港につながる幹線道路は首都ワガドゥグと近隣国を結ぶ国際回廊網に位置する交通の要衝ですが、交通量の増加等により損傷が進み、流通が阻害されており、舗装・拡幅が急務です。この協力は、同国からニジェール国境に至る国際回廊のうち、グンゲンからファダングルマまでの幹線道路約50kmを改修するもので、「西アフリカ成長リング回廊整備戦略的マスタープラン」で提案された事業の一つです。これにより、同国を含む西アフリカ内陸国の物流円滑化が推進され、域内の経済開発や統合の促進にも寄与します。
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第三次小学校建設計画(第2期)
ブルキナファソの小学校では1クラスの児童数が100人を超え、机・椅子なども不足し、不衛生な飲料水に起因する病気の発生など、劣悪な状況に置かれていました。この協力(第2期)では、ロルム県、ゾンドマ県、バム県、パソレ県の28校を対象に、合計60教室の建設および便所棟、教員宿舎棟の整備などを支援しました。これにより1クラスは平均66.3人(2010年)となり、学習環境は著しく改善しました。また同時に、教員の定着率改善や学校井戸の水衛生環境の改善、留年率の軽減といった効果もみられました。
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第三次小学校建設計画(第1期)
ブルキナファソの小学校では1クラスの児童数が100人を超え、机・椅子なども不足し、不衛生な飲料水に起因する病気の発生など、劣悪な状況に置かれていました。この協力(第1期)では、サンマテンガ県、クルウェオゴ県、ブルキエンデ県、パソレ県の24校を対象に、合計45教室の建設および便所棟、教員宿舎棟、給水施設の整備などを支援しました。これにより1クラスは平均66.3人(2010年)となり、学習環境は著しく改善しました。同時に、教員の定着率向上や学校井戸の水衛生環境の改善、留年率の軽減といった効果もみられました。
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道路維持管理機材整備計画
内陸国であるブルキナファソでは輸出入を支える物流のほとんどを道路輸送に依存していますが、道路輸送量が増加している一方でこれまで適切に維持管理が行われてこなかったため、道路網の大部分は劣悪な環境にあり、各地での道路交通に大きな支障が生じています。また、同国の道路網は、南にある沿岸国のコートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナンと北にある内陸国であるニジェール、マリを繋ぐ物流の結節点として、重要な役割を担っており、沿岸国を結ぶ国際回廊の整備が、周辺地域の最優先開発課題の一つとなっています。 本事業は、道路維持管理機材の整備を通じて全国で増加する交通需要への対応のみならず、西アフリカ各国の物流の結節点として重要性が増している同国道路網の維持管理体制を強化し、安全で効率的な物流の改善を目指します。 【事業の目的】 本事業は、インフラ開発省道路維持管理総局に対して道路維持管理機材を整備することにより、首都のワガドゥグ市内及び全国の道路を対象とした維持管理体制の改善を図り、もって当国における交通の改善・効率的な物流の実現に寄与するもの。 【事業内容】 1)機材の内容 モーターグレーダ(2台)、ホイールローダ(2台)、エクスカベータ(2台)、ブルドーザ(2台)、土工用ローラ(2台)、コンバインドローラ(2台)、ダンプトラック(4台)、トラクタートラック+セミトレーラ(3台)、給水タンク車(1台)、燃料タンク車(1台)、セルフローディングコンクリー トミキサ(2台)、可搬式アスファルトプラント(2台)、道路メンテナンストラック(1台)、カーゴトラック(1台)、照明付き発電機(4台)、コンテナワークショップ(1台)、モバイルワークショップ(1 台)等 2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、調達監理、ソフトコンポーネント(機材の運営・維持管理に係る実施体制の確立、機材整備の技術能力の向上等)
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カヤ初等教員養成校建設計画
ブルキナファソ政府は、2007年に教育基本法の改正を行い、6〜16歳までを義務教育とし、無償化することを決定しましたが、基礎教育課程の教員養成のための施設の増設が課題となっています。この協力では、人口が集中している地域にもかかわらず、初等教員養成校が存在していない中央北部州のサンマテンガ県カヤ市において、基礎教育教員養成校(管理棟・教室棟・講堂・食堂・学生寮など)の新設と、教室用家具などの調達を支援します。これにより、初等教員不足の改善を図り、教育の質の確保に寄与することが期待されます。
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第四次小学校建設計画
貧困削減に意欲的に取り組んでいる、西アフリカのブルキナファソ。しかし、識字率や初等就学率の低さは貧困をもたらす最大の原因と言われています。同国の小学校では、1クラスあたりの生徒数が100人を超え、藁葺校舎や泥造りの粗末な教室、机や椅子などの基本的な家具の不足、そして不衛生な校内飲用水などの問題を抱えていました。この協力では、同国内でも比較的開発が遅れている地方農村部67ヵ所に小学校を建設して必要な教育用家具を供与し、また給水施設の運営維持管理体制の強化を支援しました。これにより、対象地域の初等教育環境の改善に寄与しました。
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第二次小学校建設計画(第1期)
ブルキナファソの初等教育は、就学率が世界でも最も低い国の一つであり、教育施設の不足、不備、教員の質の低下、教材の不足などの問題を抱えていました。雨風の影響を受け、安全面でも問題の多い藁葺き教室や日干し粘土による仮設教室が数多く存在しており、こうした仮設教室の建て替えや教室の増築が必要でした。この協力(第1期)では、地方農村部における小学校児童の就学条件の改善と就学率の向上を図るため、仮設教室の建て替え、教室の増築、机・椅子などの整備を支援しました。これにより、初等教育の教育環境の改善に寄与しました。
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第五次小学校建設計画
ブルキナファソでは、初等教育純就学率が6割に留まっており、基礎教育の普及が不十分な状況にありました。また、同国では児童数が毎年約1割ずつ増加する傾向が続いており、慢性的な教室不足が生じていました。その結果、1教室に180名の児童を収容せざるを得ないケースなどが発生しており、小学校教室の新設・拡充、仮設教室の建替が求められていました。この協力では、小学校の校舎建設および付帯施設、机や椅子などの学校用家具の整備を支援しました。これにより、教育環境の改善を図り、同国における基礎教育の普及に貢献しました。
- 事業別プロジェクト一覧
- プロジェクト所在地図
技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
ブルキナファソで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。
Activities ブルキナファソでの取り組み
ブルキナファソでの事業について詳しくご紹介します。
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