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パキスタン
Pakistan
パキスタンは2億人を超える人口を有する大国である一方、社会指標は概して低く、ジェンダー指標は世界でも最低水準、災害脆 弱国でもあるなど、多くの開発課題を抱えています。また、パキスタンは、インド、中国、アフガニスタン、イランに 囲まれた地政学的に重要な国であることから、その安定的発展が国際社会でも一層重要視されています。
JICAは、(1)人的資本への投資 と社会サービスの 拡充を通じた人間 の安全保障の確保 と社会の安定化、(2)投資環境の整備を 通じた質の高い経 済成長の推進、(3)平和と安定の確立、の三点を重点分野として支援を進めています。特に、技術協力と無償資金協力を柔軟に組み合わせて、教育、保健、水と衛生、ジェンダー等の開発課題に取り組むとともに、災害大国である日本の知見を活かした国家レベルでの防災対策を支援しています。
Project プロジェクト
JICAがパキスタンで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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カラチ気象観測用レーダー設置計画
パキスタンは、洪水、土砂災害、サイクロン、地震などの自然災害の常襲国です。2010年のインダス川大洪水および2011年のシンド州を中心とした洪水による被害は、近年稀にみる甚大な規模でした。このような気象災害による被害を軽減するため、通常の気象観測能力および予報能力を基礎とする洪水予警報の高度化が重要となっています。この協力では、気象レーダー塔や、老朽化による機能不全が見られるカラチ気象レーダーシステムの更新などを支援しました。これにより、パキスタン気象庁の気象観測能力の向上を図り、自然災害による被害の軽減および同国における人間の安全保障の確保と社会基盤の改善に寄与しました。
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全国基幹送電網拡充事業
パキスタンでは電力需要の急増により需給ギャップが急激に拡大しており、発電分野の設備能力の拡大に加えて、それに対応した送配電設備の整備・増強や、送配電ロスの削減等、安定的かつ効率的な系統運用が喫緊の課題となっています。本協力では、パンジャブ州とシンド州において優先度の高い500キロボルト及び220キロボルトの送電線及び変電所の新設・増設を行うことにより、送配電ロスを低減させ、電力の安定的及び効率的な供給を図り、対象地域の経済の活性化及び生活基盤の改善に寄与しました。
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デモ活動における供与機材の使用方法実演 2022年洪水を踏まえた効果的な堤防管理のための能力向上プロジェクト
パキスタンは洪水、土砂災害、地震等の自然災害多発国であり、この中でもパキスタン中央部を流れるインダス川及びその支川では、毎年モンスーン期の豪雨による洪水発生の頻度が高く、多大なる経済損失を生じパキスタン社会に負の影響を与えています。特に、2022年にパキスタンにおいて発生した大規模な洪水では、1,700人を超える死者が出たことに加え、試算された復旧・復興のニーズ金額が163億ドルにも及びました。パキスタン政府は、洪水の激甚化・頻発化の現状を踏まえ、連邦洪水委員会が中心となり2015/16年度から2024/25年度を計画期間とする国家洪水防御計画において、既存堤防の維持管理を含め、とりわけ被災を受けやすい区間を優先的に対応することに努めていますが、洪水流の強さから被災を繰り返している実態があります。 本事業は、パキスタンにおける気候変動の影響について分析をはじめ、インダス川流域において、堤防の現況の診断するための機材供与、堤防管理のためのアクションプランや優先事業のプレ・フィージビリティスタディ(プレF/S)を行うことにより、連邦洪水委員会の能力の強化を図り、もってインダス川流域における将来の災害リスクを考慮した地域開発に向けた防災事前投資の促進に寄与するものです。 【上位目標】 パキスタンにおける将来的な洪水の災害リスクのための堤防管理が連邦洪水委員会により強化される。 【プロジェクト目標】 インダス川本川のタルベラダム下流における堤防管理のための連邦洪水委員会の能力が強化される。 【成果】 成果1:気候変動を考慮した2022年洪水の再現性について分析される。 成果2:既存堤防に対する点検及び品質管理に関するメカニズムが構築される。 成果3:タルベラダム下流におけるインダス川の堤防管理に関する短中期の行動計画が策定される。 成果4:堤防管理に関する行動計画に基づき優先プロジェクトが特定される。 成果5:優先プロジェクトの実施に必要なプレF/Sが実施される。
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サッカル市における気象レーダー設置計画
パキスタンは北部に8,000メートル級の山々がそびえ、国土の中央をインダス川が縦断しているため、大雨による洪水や鉄砲水、地滑り等が発生しやすい地形をしています。同国では、これらの災害で深刻な社会経済発展の停滞が生じており、被害を軽減するために、パキスタン気象局の観測能力を向上させ、自然災害の危険の予測と予警報を更に迅速に適時・適所へ配信することが強く求められています。現在、日本の無償資金協力により気象レーダーの整備が進められていますが、中部・南部地域にはレーダーの観測範囲外の地域が存在しています。今回の協力は、同国のシンド州サッカル市において、新規気象レーダーシステムを設置することにより、パキスタン気象局の気象観測能力の向上を図り、同国における洪水や土石流等の自然災害による被害の軽減及び人間の安全保障の確保と社会基盤の改善に寄与します。
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手術台:10年以上使用、経年劣化により適切なポジションを保持できない ハイバル・パフトゥンハー州の洪水被災地域及び周辺地域における母子保健機材整備計画
パキスタンは2022年の大洪水により国土の1/3が水没等の影響を受け、全国の医療施設の約13%が被災。同州でも157カ所の医療施設が被災し、基本的な母子保健サービスに必要な機材が損壊、医療体制に支障をきたしています。 本事業は、KP州において、2022年の洪水による被災地域及び隣接地域に位置する一次・二次・三次医療施設(21施設)を対象に、各医療施設の役割に応じて母子への医療サービスにかかる診断・治療に必要な医療機材の整備を行います。これにより、各医療施設における診断・治療体制の強化および地域の患者紹介制度の健全化を図り、もって母子を対象にした保健・医療サービスの質の向上に寄与するものです。 【事業の目的】 本事業は、KP州において、2022年の洪水による被災地域及び隣接地域に位置する一次・二次・三次医療施設(21施設)を対象に、各医療施設の役割に応じて母子への医療サービスにかかる診断・治療に必要な医療機材の整備を行うことにより、各医療施設における診断・治療体制の強化および地域の患者紹介制度の健全化を図り、もって母子を対象にした保健・医療サービスの質の向上に寄与するもの。 【事業内容】 1)施設、機材等の内容 【機材】産前・産後健診等の母子保健サービスやハイリスク妊産婦及び新生児などを含む母子への医療サービスにかかる診断・治療に必要な医療機材、基礎インフラの整備に係る機材(超音波診断装置、麻酔器(人工呼吸器付)、手術台、血液銀行冷蔵庫、胎児心拍陣痛計、X線透視撮影装置、搬送用保育器等) 2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、施工・調達監理、調達機材の運営・維持管理に係る技術指導
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破損して水漏れしている灌漑用水路(Mohra Ghazan 地区) インダス川流域における洪水管理強化計画
パキスタン・イスラム共和国は、洪水、土砂災害、地震など災害多発国です。特に、当国中央部を流れるインダス川とその支川では毎年モンスーン期の豪雨による洪水は多額の経済損失を生み出しています。このような状況を踏まえ、河川構造物の改修・補強や水位や流量データを取得する水文・水理及び気象観測網の拡張を行うとしています。 本事業はインダス川及び支川流域等において水文・水理及び気象観測機器・データモニタリングシステムの整備及び河川構造物等の改修・補強を行います。これにより、将来の河川整備に必要な基礎データの量・質の改善及び鉄砲水に対する護岸施設の強度向上を図り、もってインフラ整備による洪水リスク削減に資するものです。 【事業の目的】 本事業はインダス川及び支川流域等において水文・水理及び気象観測機器・データモニタリングシステムの整備及び河川構造物等の改修・補強を行うことにより、将来の河川整備に必要な基礎データの量・質の改善及び鉄砲水に対する護岸施設の強度向上を図り、もってインフラ整備による洪水リスク削減に資するもの 【事業内容】 1)施設、機材等の内容 【施設】中央データ管理センター(2箇所)、河川構造物の改修・補強(総延長約 1,500m) 【機材】水位・雨量観測機器(46基)、流速計(6基)、自動気象観測装置(5基)、データディスプレイシステム(12基) 2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、調達監理、ソフトコンポーネントとして水文・水理観測機器・気象観測機器・データモニタリングシステムの移設及び利活用のためのデータ形式変換等に係る技術支援。
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シンド州における母子保健医療施設拡充計画
パキスタンは国民の約3割が貧困層と言われ、医療費が安価な公的医療機関における母子保健・医療サービスの強化が重点です。大都市カラチがあるシンド州は、医療アクセスが十分でないこと等により、母子保健指標がとりわけ低い州の一つです。そのため、同州政府は「医療サービスへのアクセス格差の是正」を「シンド州保健セクター戦略2012-2020」の柱の一つに掲げ、その方策の一つとして医療施設の不足によりカラチに集中する患者を分散するため、州内各県でのリファラル体制構築を目指しています。
この協力は、同州ハイデラバード県のリアクアット大学病院ジャムショロ分院において、母子保健センターの新設及び医療機材の整備を行うことにより、母子保健に係る診断・治療体制の強化を図り、同州の母子を対象とした保健・医療サービスの質の向上に寄与します。 -
ポリオ撲滅事業(フェーズ2)
パキスタンにおける2015年のポリオ発症数は、前年の306件から54件と大幅に減少しているものの、同年の世界のポリオウイルス発症数の約7割を占めていることから、撲滅へ向けた最後の取り組み強化が必要となっています。この協力(フェーズ2)では、ポリオの早期撲滅の実現に向けて、ポリオ対策に必要なポリオ・ワクチンの調達および円滑な接種を支援しました。また、この協力は、同国政府が一定の目標を達成した場合、世界中のポリオ撲滅を使命として掲げるビル&メリンダ・ゲイツ財団が債務返済を肩代わりする「ローン・コンバージョン」という革新的手法を取り入れました。 【事業の目的】 パキスタン全国に対するポリオワクチン調達を通じ、5歳未満児に対するポリオワクチンの円滑な接種を図り、もって同国におけるポリオの早期撲滅に寄与するもの。 【事業内容】 ポリオワクチン約273百万ドースの調達
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- プロジェクト所在地図
技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
パキスタンで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。