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セネガル
Senegal
セネガルの一人当たりの所得は、1,040ドル(2012年:世界銀行)に達し、「最貧国」から「低所得国」となったものの、急激な人口増加に伴う都市化や公共社会サービスなどの面で、依然として多くの課題を抱えています。JICAは、(1)経済発展のための基盤整備、(2)第一次産業の振興、(3)基礎的社会サービスの向上を重点分野として支援しています。
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Project プロジェクト
JICAがセネガルで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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本プロジェクト建設予定地(北側より撮影) 写真中央の外科病棟は先方負担により解体・撤去予定 ティエス州地域中核病院拡充計画
セネガルでは、近年、糖尿病やがん、循環器疾患等の非感染性疾患(NCDs)が増加しています。また新型コロナウイルス感染症を含む感染性疾患対策においてもNCDsの早期発見・治療が重要となっていることから、NCDsの診断・治療体制の拡充は喫緊の課題となっています。ティエス州地域中核病院は同州のトップレファラル病院として多くのNCDs患者を受け入れていますが、NCDsの診断・治療に必要な医療機材が不足・老朽化していることや、部門ごとに別棟に分かれ、患者や医療従事者の院内の移動動線が煩雑であるために診療効率が低下し、適切な医療サービスを提供することが困難な状況となっています。 本事業は、ティエス州において、ティエス州地域中核病院の拡充及び医療機材を整備することにより、同病院の機能改善及び拡充を図ります。これをもってティエス州及びその周辺地域における NCDs を主とした診断・治療体制を強化し、セネガルの強靭な保健システム構築を通じた UHC達成に寄与するものです。 【事業の目的】 本事業は、ティエス州において、ティエス州地域中核病院の拡充及び医療機材を整備することにより、同病院の機能改善及び拡充を図り、もってティエス州及びその周辺地域におけるNCDsを主とした診断・治療体制を強化し、セネガルの強靭な保健システム構築を通じたUHC達成に寄与するもの。 【事業内容】 1)施設、機材等の内容 【施設】専門外来棟の新設(内科系外来、外科系外来、入院病棟、その他(眼科、口腔科、がん科)(総延床面積約 5,132 m2の 4階建て1棟))、MRI 棟の新設、施設関連設備の整備 【機材】自動染色・包埋装置、ドラフトチャンバー、EEG、包埋ステーション、内視鏡セット、ホルターECG、MRI、鼻腔鏡、咽頭鏡、超音波診断装置等 計66種 2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、施工・調達監理。ソフトコンポーネントは、対象機材の運用・維持管理技術の向上の為の技術指導。
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キックオフ会議(写真提供:アクセンチュア) 相互運用可能な省庁間データ交換基盤導入プロジェクト
セネガルでは、旧来の国民IDカードおよび選挙用登録カードを2016年より生体認証付きの新しいスマートカードに置き換える等、各所でデジタル化が進んでいます。一方、国民 IDや住民登録情報の他公共サービス情報との連携は限定的であり、多数の行政情報システムが乱立していることから、国民はデジタル化の恩恵を十分に得られていない状況です。 本事業は、セネガルにおいて、省庁間データ交換基盤の整備に必要な体制構築及びロードマップ作成、並びに特定の領域でのパイロット版のデータ交換基盤の開発により、省庁間データ交換基盤の導入を図ります。これによって、政府省庁が有する情報システムの相互運用性の強化に寄与します。 【上位目標】 政府省庁が有する情報システムの相互運用性が強化される。 【プロジェクト目標】 政府省庁間の相互運用可能な省庁間データ交換基盤が導入される。 【成果】 成果1: データ交換基盤の効果的な構築に必要な体制が組織される。 成果2: データ交換基盤の本格的な構築・運用をするためのロードマップが策定される。 成果3: パイロット版のデータ交換基盤が開発される。
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電子基準点設置候補地の現地調査 測地網近代化のための能力強化プロジェクト
セネガルの都市人口は過去数十年で著しく増加し、急速な都市化に対して社会インフラの整備や公共サービスの改善が追い付いていません。また、適切な土地管理規制・計画の不在も社会インフラ整備の遅れや無秩序な都市拡大の原因となっています。セネガル政府は、土地管理規制・計画の強化・改善に向けて、測地網の整備及び最新かつ正確な地理空間情報のアクセスを実現する電子基準点網の整備の方針を掲げています。 本事業は、セネガルにおけるダカール市、ティヴァウン市、ンブール市、及びそれら3都市に囲まれた地域において、電子基準点・データセンターの整備、運営維持管理能力強化、利活用促進及び座標系移行にかかる技術移転を行います。これにより、国家測地網の管理・活用に係る能力強化を図り、もって高精度測量の効率化、それを通じた地籍測量、地形図作成、社会インフラ整備、都市計画整備の促進、及びセネガルにおける持続可能な社会経済発展に寄与するものです。 【上位目標】 高精度測量の効率化を通じ、地籍測量、地形図作成・更新、社会インフラ整備、都市計画整備が促進され、セネガルにおいて持続可能な社会経済発展に貢献する。 【プロジェクト目標】 電子基準点の整備・普及を通じ、国家測地網の管理・活用に係る能力が強化される。 【成果】 成果1:電子基準点の整備とネットワーク化のための計画策定 成果2:電子基準点整備・維持管理基準の策定及び実施体制の整備 成果3:データセンターの運用とデータ配信の技術習得 成果4:国家座標更新のための技術習得 成果5:利活用促進のための人材育成プログラムの策定 成果6:パイロット事業の実施
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thmbnail 非感染性疾患対策強化プロジェクト
近年、セネガルでも疾病構造の変化が見られ、心血管疾患、糖尿病等の非感染性疾患(NCDs)患者が増加しており、同国の死因の42%を占め、診療関連費用は国民医療費の3割を占めています。NCDsの多くは慢性疾患であり継続的な治療を必要とするため、人々の健康の観点のみならず、医療財政の観点でも喫緊の課題です。 同国では、これまで母子保健や医療保障等の取組を進めていましたが、NCDs対策強化も急務となっています。このプロジェクトでは、医療従事者の能力強化、保健データ収集・分析の強化、患者や住民の意識向上のためのコミュニケーションの強化、ガバナンス強化の取組を行い、NCDsの予防、早期発見・治療、継続的治療が可能な保健医療サービス提供モデルの構築を目指します。JICAがアフリカで初めてNCDs対策に取組むプロジェクトです。 (1) 上位目標: 高血圧と糖尿病のスクリーニング/診断と治療/フォローアップの標準化パッケージが全国で展開される。 (2) プロジェクト目標: 高血圧と糖尿病のスクリーニング/診断と治療/フォローアップの標準化パッケージ及びそのマネジメントシステムが開発される。 (3) 成果 成果1:パイロットサイトにおける患者のスクリーニング、診断、治療、フォローアップの実施に関する医療従事者のパフォーマンスが向上する。 成果2:パイロットサイトにおいて、高血圧と糖尿病の二次予防のモニタリングと評価が改善される。 成果3:患者と医療従事者のコミュニケーションが強化されることにより、高血圧・糖尿病の二次予防の意識が高まる。 成果4:高血圧/糖尿病に関する効果的かつ持続可能な活動のためのガバナンスが強化される。
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第四次小学校教室建設計画(第2期)
セネガルでは、ダカール、ティエスなどの都市部の急激な人口増加に対し、初等教育の教室などの施設が不足していました。都市部では一教室あたりの生徒数が過密なため、2部制の授業が行われていました。この協力(第2期)では、ダカール、ティエス州およびファティク州44校142教室の建設を支援しました。なお、この協力の第1期目にはルーガ州、第3期目には、カオラック州およびファティク州にて教室の建設を実施しました。これにより、同国の初等教育の就学率の向上に寄与しました。
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地方村落給水計画(2005年度・第2期)
セネガルでは、都市部の給水率は90パーセントにまで改善されていますが、地方部での給水率は28パーセント程度に留まっており、地方村落部の住民の多くは、表流水や雨水などの不衛生で健康に害を及ぼす恐れのある水源に依存せざるを得ない状況でした。この協力(第1〜2期)では、セネガルの6州(ティエス、カオラック、タンバクンダ、マタム、ルガ、サンルイ)において、深井戸・給水施設の新設、改修、拡張工事の実施と、給水車などの機材の整備を支援しました。これにより、一人一日当たり35リットルの安全な水の供給が可能となり、水因性疾病などの発生や水汲みの労働負荷の軽減にも貢献しました。
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地方村落給水計画(2004年度・第1期)
セネガルでは、都市部の給水率は90パーセントにまで改善されていますが、地方部での給水率は28パーセント程度に留まっており、地方村落部の住民の多くは、表流水や雨水などの不衛生で健康に害を及ぼす恐れのある水源に依存せざるを得ない状況でした。この協力(第1〜2期)では、セネガルの6州(ティエス、カオラック、タンバクンダ、マタム、ルガ、サンルイ)において、深井戸・給水施設の新設、改修、拡張工事の実施と、給水車などの機材の整備を支援しました。これにより、一人一日当たり35リットルの安全な水の供給が可能となり、水因性疾病などの発生や水汲みの労働負荷の軽減にも貢献しました。
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第四次小学校教室建設計画(第3期)
セネガルでは、ダカール、ティエスなどの都市部の急激な人口増加に対し、初等教育の教室などの施設が不足していました。都市部では一教室あたりの生徒数が過密なため、2部制の授業が行われていました。この協力の第1期目にはルーガ州18校58教室を、第2期目にはダカール、ティエス州およびファティク州45校146教室を建設し、この協力(第3期)では、カオラック州およびファティク州41校119教室の建設を実施しました。これにより、初等教育の就学率の向上と環境の整備に寄与しました。
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技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
セネガルで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。
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