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マダガスカル
Madagascar
マダガスカルは観光資源や鉱物・水産をはじめとする天然資源に恵まれ、経済発展のポテンシャルが豊富な国です。また、西インド洋に位置する島国であり、「自由で開かれたインド太平洋」の要衝のひとつです。一方で、周期的に繰り返す政治不安などの影響もあり、一人当たりの国民総所得や人間開発指数は世界最低水準に留まっています。
JICAは現在、(1)農業・農村開発、(2)経済インフラ整備・都市開発、(3)教育・保健などの社会セクター開発を協力の三本柱として、マダガスカルの国家開発に資する事業を展開しています。
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News ニュース
Project プロジェクト
JICAがマダガスカルで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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トアマシナ市内 トアマシナ市上水道システム拡張及び改善計画
マダガスカルの国際貨物の90%を取り扱う港を擁する第2の都市トアマシナ(人口約50万人)は国道二号線で結ばれ、主たる経済軸を形成しています。トアマシナの経済成長を妨げる一つの要因として電力や水供給、道路などのインフラ整備が追い付いておらず、これらの不足が経済成長における大きな支障となっています。特に、安全かつ安定的な給水サービスの拡大は重要な課題です。 本事業は、トアマシナ都市圏において、既存の浄水場と送配水施設の拡張・更新等を行うことにより、安全かつ安定的な給水サービスの拡大を図り、もって同地域における公衆衛生と経済活動の促進に寄与するものです。 【事業の目的】 本事業は、トアマシナ都市圏において、既存の浄水場と送配水施設の拡張・更新等を行うことにより、安全かつ安定的な給水サービスの拡大を図り、もって同地域における公衆衛生と経済活動の促進に寄与するもの。 【事業内容】 1)施設、機材等の内容 【施設】ファラファティ浄水場の更新および拡張(浄水能力9,000m3/日の拡張、急速濾過方式)、配水本管の更新(×ばつ約4km) 2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、施工・調達監理、施設運営・維持管理等に係る技術指導 3)調達・施工方法 建設資材について、一般的な資材は現地調達とし、現地調達が困難な一部の資機材は日本もしくは第三国調達とする。
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ペザカ大学病院 産婦人科棟(日本の無償資金協力で整備) 地域中核病院医療機材整備計画
マダガスカルでは、感染症による死者数に加え、非感染性疾患(NCDs)による死者数も増加しており、近年脳卒中が最多の死亡要因になる等、NCDsも含めた診断・治療体制を構築する必要が生じています。特に地方部にて、地域中核医療機関として位置づけられている大学病院(22か所)及び県病院(16か所)では、医療資機材の不足や老朽化により、精密検査を行う十分な医療設備が整っていません。地方部の患者が首都圏の病院を受診するには、長時間の移動と、金銭的な負担を伴います。そのため適切な検査や治療を十分受けられない状況が生じており、NCDsも含めた各種疾患の早期発見・治療を行うための体制強化等、医療アクセスの向上が喫緊の課題です。 本事業は、マダガスカルの主要地方都市(4都市)の7つの中核病院に対して、医療機材を整備することにより、診断・治療体制の強化及びアクセス改善を図り、もってマダガスカル地方部での医療サービスの改善に寄与するものです。 【事業の目的】 本事業は、マダガスカルの主要地方都市(4都市)の7つの中核病院に対して、医療機材を整備することにより、診断・治療体制の強化及びアクセス改善を図り、もってマダガスカル地方部での医療サービスの改善に寄与するもの。 【事業内容】 1) 施設・機材等の内容 【機材】画像診断用機材(超音波診断装置(据置型、モバイル等)、X線撮影装置、X線断層撮影装置(CT)等)、臨床検査用機材(生化学分析装置等)、産科・新生児用機材、手術用機材等 2) コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、 入札補助、調達監理、及び本事業対象病院への機材運用・保守にかかる技術指導。
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TaRL読み書き補習授業の様子 みんなの学校:住民参加による教育開発プロジェクト フェーズ 3
マダガスカルでは、これまでの基礎教育のアクセス改善に向けた取り組みの結果、2018年には初等教育の純就学率が95.6パーセントに達しました。しかし、その一方で、初等教育の進級率・修了率は低下しており、基礎教育の質に課題があります。同国教育省は、基礎教育の質が低い原因として、脆弱な教育行財政、地域やコミュニティの理解・協力不足による学校運営の悪化などを挙げ、これらの問題に対処するため、コミュニティを巻き込んだ学校運営委員会の機能強化が必須であるとしています。日本は、本協力の前フェーズにおいて、対象地域の公立小学校に対して参加型・分権型学校運営モデルを普及し、学校運営委員会の活性化に貢献しています。 フェーズ3となる本事業は、コミュニティ協働型学校運営モデルを他機関との協働により全国 23県に普及することを目指すとともに、フェーズ2までに導入・実証された学習の質改善モデル、学校給食・乳幼児期/就学前教育における改善モデルを強化し、学校運営委員会に関するモニタリング体制を整備することで、持続的・効率的な事業効果の普及・定着に寄与するものです。 【上位目標】 プロジェクト対象地域において、コミュニティ協働型学校運営に基づいた質の高い基礎教育が提供される。 【プロジェクト目標】 プロジェクト対象地域において、コミュニティ協働型学校運営に基づき質の高い基礎教育を実現する組織的及び制度的基盤が普及する。 【成果】 成果1:プロジェクト対象地域の小学校において、コミュニティ協働型学校運営モデルが普及・活用される。 成果2:プロジェクト対象地域において、小学校運営委員会(FEFFI)のモニタリング・支援体制が、有効性と持続性の観点で強化される。 成果3:コミュニティ協働型学習改善モデルの有効性・持続性が強化され、プロジェクト対象地域の小学校へ普及される。コミュニティ協働を通じて基礎教育のアクセスや質を改善する発展的な活動モデル(学校給食、就学前教育、等)が、アナラマンガ県及びアムルニマニア県にて試行され、文書やツールといった様々な形で取りまとめられる。
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第二次南西部地下水開発計画(第4期)
マダガスカルでは、2001年時点で都市部の給水率が83パーセントである一方、地方部では12パーセント程度にとどまっていました。そこで、同国は2015年までに地方の給水率を80パーセントまで改善することを目標として、給水政策に取り組んでいます。この協力(第4期)では、給水率が10パーセントと劣悪な状況にある同国南西部チュリアール州メナベ県の54村落において、井戸掘削機などの関連機材の調達や足踏み式ポンプ給水施設の建設などを支援しました。これにより、対象地域において給水率の改善に寄与しました。
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第二次小学校建設計画(第1期)
マダガスカルでは、初等教育の修了率100パーセントを達成することを目標として、初等教育の無料化を実施しています。こうした取り組みに合わせて、施設の建設・改修も進められていますが、増加する児童就学数に対して、適正な規模の教室および教育機材は依然として不足しています。この協力(第1期)では、アンタナナリボ州およびマジュンガ州の小学校において、学校施設の新設および・教育教材の整備を支援しました。これにより、対象地域での教育環境の改善に寄与しました。
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第四次小学校建設計画
マダガスカルでは、2002年に初等教育が無償化され、小学校の児童数が倍増しています。しかし、児童数に対して教室数が不足していることに加え、1割程度の教室では、基本的な設備が整っていない仮設教室が利用されているなど、劣悪な教育環境下で学習することを強いられています。この協力では、アツィナナナ県の4学区において、小学校約20校100教室および教育機材(生徒用机、いす、教員用机など)の整備を支援します。これにより、教室不足の解消および学習環境の改善を図り、初等教育の質の改善に寄与し、約8,000人の児童が適切な環境にて学習することが可能となることが期待されます。
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CMS P103 取水口下流部 稲種子生産ほ場及び施設整備計画
マダガスカルは、2020年3月以降は、新型コロナウイルス流行によるコメ生産・流通の停滞、これによる貧困及び脆弱層の拡大が懸念されており、当国政府はコメの安定的生産を通じた食糧安全保障の強化を最優先課題の一つとしています。 本案件は、アロチャ・マングル県およびアナラマンガ県において、コメの認証種子および認証種子の生産に必要な原種種子の生産・管理を担う機関の施設および機材を整備・改修することで、生産性の高い認証種子の増産に資する環境整備を目指すものです。 【事業の目的】 本事業は、アロチャ・マングル県及びアナラマンガ県において、コメの認証種子及び認証種子の生産に必要な原種種子の生産・管理を担う機関の施設及び機材を整備・改修することにより、生産性の高い認証種子の増産を図り、もって当国におけるコメの生産量の増大に寄与するもの。 【事業内容】 ア)施設、機材等の内容: 【施設】 SOC事務・検査棟の建設、収穫後処理棟、農業機械修理棟、農業機械倉庫の建設、乾燥ヤードの建設 CMSほ場の整備:用水路の改修、用水路付帯工の新設(分水工、用水路分岐工等)、排水路の改修、農道の改修等 【機材】 SOC 種子検査機材一式、ピックアップトラック 1 台、FOFIFA 中型トラクタ 1 台、エンジン付脱穀機 1 台、種子保存用冷凍庫等CMS 認証種子用調製機材 1 式、ほ場機械、建設・維持管理機械 イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容: 詳細設計、入札補助、施工・調達監理等。
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全壊している固定式一次集積所。多くの場所でごみが積まれ溢れ出している。 アンタナナリボにおけるきれいな街のための廃棄物管理機材改善計画
アンタナナリボ市(CUA)は、急激な都市化が進みそれにともない廃棄物量も増加し続けています。しかし、廃棄物の収集運搬にかかわる車両・機材の不足により収集率は4割程度に留まり、未収集地域では道路脇や河川、排水路に廃棄物が散乱し、雨季には排水路等の氾濫を誘発しています。劣悪な衛生環境はペスト流行の一因とされ、健康リスクも深刻化しています。本事業はアンタナナリボ市において、廃棄物の収集・運搬、最終処分等に係る機材等の整備を行うことにより、アンタナナリボ市の廃棄物管理能力向上を図ります。これをもって同市の衛生環境改善を目指します。 (1)事業目的 本事業はアンタナナリボ市において、廃棄物の収集・運搬、最終処分等に係る機材等の整備を行うことにより、アンタナナリボ市の廃棄物管理能力向上を図り、もって同市の衛生環境改善に寄与するもの。 (2)事業内容 1)調達機材の内容:収集・運搬用機材、収集・運搬管理用機材、最終処分場用機材、発電機付き投光器、車両用整備機器、一次集積所改修工事 2)コンサルティング・サービス:詳細設計、入札補助、調達監理
- 事業別プロジェクト一覧
- プロジェクト所在地図
技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
マダガスカルで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。
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