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ウズベキスタン
Uzbekistan
ウズベキスタンは金やウランなどの鉱物資源を産出しますが、近年は国営企業の民営化や地方での企業家の育成など構造改革を進めることにより、旺盛な民間消費と設備投資に牽引された高い経済成長を維持しています。しかしながら、今後も質の高い成長を維持していくためには、グリーン・エネルギーの取り込みと効率的な利用、周辺国との国際回廊を活用したコネクティビティ―の強化、産業高度化を担う人材の育成等が必要になっています。日本政府の対ウズベキスタン国別開発協力方針では、持続可能な経済成長と産業の多角化・高度化、公平かつ持続可能な社会の構築、ガバナンスの強化の3つが重点分野とされています。これらに基づき、JICAは省エネ・再生可能エネルギーの推進、ビジネス人材の育成、農業の多角化、基礎的社会サービスの向上(保健・医療・教育)等に関する協力を行っています。
Project プロジェクト
JICAがウズベキスタンで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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脳神経センター建設予定図 保健医療サービス改善事業
ウズベキスタンでは、推定平均寿命が独立直後の1991年の65歳から2021年時点で71歳まで向上しましたが、死因の上位10位の内、非感染性疾患(NCDs)の占める割合が増加し、NCDsに起因する経済的・社会的影響が懸念されています。NCDsの中でも上位をしめる虚血性心疾患、脳卒中、肝硬変のうち、虚血性心疾患及び癌については、首都タシケント市において、国立の専門センターが各州の支部と連携して専門的な医療サービスを提供し、専門医を育成する体制が既に確立されています。しかし、脳神経疾患については、1必要な医療機器の不足、2脳卒中及びその他脳血管疾患に対する医療サービス(早期リハビリテーションを含む)を提供する高度専門医療機関が当国に存在していない、ことが問題となっています。 本事業は、タシケント市における脳神経センター(NSC)の新設により、需要増加が見込まれるリハビリテーションを含む脳神経疾患の専門的かつ高度な医療サービスの提供や人材育成を行う基盤を整備・確立するとともに、サマルカンド市及びブハラ市の地方中核病院の医療機材を更新することで、医療サービスの改善を図るものであり、当国政府が目指す保健医療体制の改善において重要な事業として位置づけられています。 【事業の目的】 本事業は、タシケント市における脳神経センターの建設及び機材整備並びにサマルカンド市及びブハラ市の地方三次医療施設における医療機材整備を行うことにより、脳神経疾患等のNCDsを主とする高度医療サービス提供体制の向上及び医療人材育成の拠点機能強化を図り、もって当国の国民の健康向上に寄与するもの。 【事業内容】 1)NSCの建設及び医療機材整備 250床の病院施設及び研修センターの新設。機材はMRI、CT、X線装置、内視鏡、手術用機器、血管造影検査装置(アンギオグラフィー)、リハビリテーション機器、シミュレーション機器等。(国際競争入札(建設は二国間タイド想定、機材整備はタイド)) 2)地方病院医療機材整備(SamSMU1、SamSMU2、BSMI) MRI、CT、X線装置、内視鏡、手術用機器、血管造影検査装置(アンギオグラフィー)等。(国際競争入札(タイド)) 3)コンサルティング・サービス 基本・詳細設計、入札補助、施工監理、医療従事者の能力強化(病院運営・施設管理にかかる研修・技術協力等。(ショートリスト方式(タイド))
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パイロットテスト実施油田の視察(写真提供:JST) ウズベキスタンの地域特性に配慮したカーボンニュートラル社会実現のための効率的・革新的グリーン/ブルー水素製造技術開発プロジェクト
ウズベキスタンの電源構成は、同国産の豊富な天然ガス・石炭を利用した火力発電が約9割、水力発電は1割未満と化石燃料の依存度が高い状況です。老朽化した天然ガス焚き火力発電所の非効率な運転によって、温室効果ガスの排出量が世界で最も高いレベルにありますが、パリ協定に従い、GDP単位あたりの温室効果ガスの排出量を2030年までに2010年比で35%削減することを約束しています。将来に亘る安定した経済成長とエネルギー供給を確保しつつ、クリーン・エネルギーによる環境配慮を調和させることが同国の喫緊の課題となっており、2026年までに電力需要の少なくとも25%を再生可能なクリーン・エネルギーでカバーするべく、エネルギー・トランジションを推進しています。また、水素利用については、水素技術の研究開発を担う人材の育成が重要課題とされ、水素先進国からの技術導入と人材育成に対する支援へのニーズが高まっています。 本事業は、ウズベキスタンにおいて、1石油の地下原位置水素化技術の確立、2水蒸気電解技術の確立、3ペロブスカイト太陽光電池の開発、4水素生成光触媒複合体の開発、5社会実装を目標とした技術的/経済的評価とウズベキスタン政府への政策提言を行うことにより、ウズベキスタンの地理、産業構造、環境的特性を活かした最先端のブルー/グリーン水素関連技術の実験と人材育成を図り、もって持続可能な水素社会を実現するための最先端技術を日本の産学との強力な連携により構築し、中央アジア地域におけるカーボンニュートラルの推進に寄与するものです。 【上位目標】 ウズベキスタンにおいて、持続可能で強靭な水素社会を実現するための最先端技術の研究・導入モデルが、日本の産学との強力な連携により構築され、中央アジア地域におけるカーボンニュートラルが本研究により推進される。 【プロジェクト目標】 ウズベキスタンの地理的、産業構造的、環境的特性を活用した最先端のブルー/グリーン水素関連技術の実証研究と人材育成が行われる。 【成果】 成果1:「ブルー」水素がウズベキスタンの廃油貯留層で地下原位置触媒水蒸気改質により生成される。 成果2:「グリーン」水素が、ウズベキスタンの太陽エネルギーと産業からの廃熱を利用した低温水蒸気電気分解によって製造される。 成果3:ウズベキスタンの環境条件下で、次世代ペロブスカイト太陽電池の電力変換効率と長期動作耐久性が向上する。 成果4:水素製造のための新しい光触媒複合体が合成される。 成果5:ウズベキスタンにおける水素エネルギーを利用したカーボンニュートラル実現の可能性を技術経済的側面から研究し、ウズベキスタン政府に提言される。 成果6:ウズベキスタンの水素社会を担う次世代人材が育成される。
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ウズベク日本青年技術革新センター研究員 ウズベキスタン・日本青年技術革新センター研究能力強化プロジェクト
ウズベキスタンには21の大学を含む84の高等教育機関がありますが、就学率は9.2パーセントと低中所得国の中でも極めて低い状況で、企業経営者は卒業生の基礎的能力および技術力の低さを指摘しています。高等教育機関の国立タシケント工科大学の付属組織となるウズベキスタン・日本青年技術革新センター(UJICY)は、同国産業界で必要とされる研究開発のハブとなることが想定されており、同センターによる人材育成を含めた体制づくりが重要な課題となっています。この協力では、UJICYの研究マネジメントシステムの確立、同センター研究者または研究者候補と本邦大学との研究ネットワークの構築、共同研究の計画策定を通じ、研究能力向上を図ります。これにより、産業発展に資する先駆的な研究を行い、同国の産業人材育成を強化する機関となることを支援します。
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電力セクター能力強化事業
ウズベキスタンの電源構成の約9割を占める火力発電所の多くは、40〜50年以上前に運転を開始した古い設備であり、電力供給の安定性、信頼性低下が課題となっています。また、これら老朽化した設備はエネルギー効率が低く、燃料である天然ガスの消費量や二酸化炭素排出量の増大要因となっています。この協力では、従来型の発電方式に比べて発電効率が高く、環境負荷のより低いコンバインドサイクル・ガスタービン火力発電所にかかる事業計画策定や運転・維持管理にかかる資機材およびサービスの供与を支援し、これにより、同国の電力供給の安定化およびエネルギー効率化に寄与しました。 【事業の目的】 本事業は、当国が導入を進めつつあるコンバインド・サイクル・ガス火力発電所に係る事業計画策定や運転・維持管理に係る資機材及びサービスの供与を通じ実施機関の能力向上を図り、もって当国の電力供給の安定化及びエネルギー効率化に寄与するものである。 【事業内容】 1) エンジニアリング・サービス(以下、E/S)(当国中部のシルダリア火力発電所へのCCPP 新規導入(×ばつ2 基)にかかる F/S、基本設計、環境社会配慮関連文書等作成、用地取得状況の調査、入札書類作成支援を実施) 2) CCPP 運用保守トレーニングセンター用機材(カットモデル、シミュレーター等) 3) 既設発電所スペアパーツ等(タービンの定期点検用資機材、テクニカル・アドバイザリー・サービス)
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カルシ-テルメズ鉄道電化事業
ウズベキスタン国内の鉄道の中でも、カルシ-テルメズ間は、同国から他国を経由せずアフガニスタンへ至る唯一の鉄道路線です。貨物輸送にも重要な役割を果たしており、その鉄道輸送需要はさらなる拡大が予想されています。しかし、カルシ-テルメズ区間には急勾配の山岳地帯が含まれるため、複線化による輸送力増強が困難です。この協力では、同区間において、現行の牽引方式であるディーゼル方式よりも牽引力の高い電気方式への改良を支援しました。これにより、増加が見込まれる貨物輸送需要への対応および貨物輸送の効率化を図りました。 【事業の目的】 本事業は、カルシ‐テルメズ区間(総延長 325km)の鉄道を電化する(現在はディーゼル方式)ことにより、今後増加が見込まれる貨物輸送需要への対応及び貨物輸送の効率化を図り、もって当国及びアフガニスタン等周辺国の社会経済発展に寄与するもの。 【事業内容】 カルシ‐テルメズ間(総延長 325 km)において、以下の1〜10を行うもの。 1信号設備導入、2通信設備導入、3車両基地改良、4鉄道用変電所建設、5架線敷 設、6変電所建設、7送電線建設、8建設・保守車両の調達、9軌道リハビリ、10コンサルティング・サービス(基本設計、詳細設計、入札補助、施工監理)
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非感染性疾患予防対策プロジェクト
ウズベキスタンでは、全死因の84パーセントを非感染性疾患(NCDs)が占めており、その中では循環器系疾患が58パーセントで最も多く、がん(8パーセント)、糖尿病(3パーセント)、慢性呼吸器疾患(2パーセント)と続いています(WHO 2016)。また、NCDsによる死亡のうち、70歳以下の死亡率が25パーセントと、日本の9パーセントと比較しても高水準で、早期死亡による経済的、社会的影響が懸念されており、効果的なNCDs対策が急務となっています。このような状況の下、日本は、2002年から2013年にかけて、ナボイ州で3つのプロジェクトを実施し、医療施設の機能改善やNCDsの予防・早期発見に係る能力強化を支援しました。しかし、質の高い保健医療サービスの提供には課題が残っており、更なる協力が必要となっています。この協力は、タシケント州とナボイ州において、NCDs対策に関するヘルスプロモーションの強化、保健サービス提供能力の強化、州の行政レベルにおけるモニタリング能力の強化などを通じ、一次医療施設を中心にNCDs予防、早期発見及び患者管理に係る対策能力の強化を図り、同国のNCDs予防管理能力の強化に寄与します。
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園芸作物バリューチェーン強化事業(フェーズ2)
ウズベキスタンの主要産業は農業であり、特に綿花は作物生産面積の約3割を占める主要作物ですが、国際市況価格の変動や天候リスクに対して脆弱です。そのため、同国政府は野菜や果実といった園芸作物の生産への転換、生産から加工・流通を含めた関連産業(園芸作物バリューチェーン)の強化により、農作物の多様化や輸出力強化に取り組んでいます。しかし、園芸作物生産に適した農業機械の不足、設備・環境の未整備、流通施設の不足などの課題があり、そのなかでも、資金不足による関連設備の未整備はバリューチェーン強化の大きな障害となっています。 本事業は、ウズベキスタン国内の金融機関を通じ、園芸作物の生産・加工に従事する農家や農業関連企業へのツーステップローンを供与します。併せてこれら金融機関の能力向上支援、エンドユーザーへの営農支援等を通じて、金融アクセスの改善及び園芸作物バリューチェーンの強化を図ります。これらの支援を通じて輸出力強化及び雇用促進を通じた農業セクターの発展を目指します。 【事業の目的】 本事業は、参加金融機関を通じ、園芸作物の生産・加工・流通に従事する農家や農業関連企業へのツーステップローンの供与及び参加金融機関の能力向上、エンドユーザーへの営農支援等を通じ、金融アクセスの改善及び園芸作物バリューチェーンの強化を図り、もって輸出力強化、所得向上及び雇用促進を通じた農業セクターの発展に資するもの。 【事業内容】 1)ツーステップローン 園芸作物の生産・加工・流通に従事する農家や農業関連企業に対する中長期資金の供給 2)コンサルティング・サービス 参加金融機関の能力向上支援(中小事業者向けの融資強化を含む)、プロジェクト監理支援、エンドユーザー等への営農支援(果実・野菜・品質)、農業振興戦略策定、環境社会配慮支援等
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#有償資金協力
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#農業・農村開発
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カラカルパクスタン医科大学 外観 カラカルパクスタン医科大学病院医療サービス改善計画
ウズベキスタン北西部に位置するカラカルパクスタン自治共和国(カラカルパクスタン)は、綿花向けの過剰灌漑によるアラル海の縮小により環境・地域経済が悪化し、開発が遅れた地域です。カラカルパクスタンではアラル海周辺で汚染された水・土壌・大気による健康への影響も確認されており、先天性疾患の症例も多くなっています。非感染性疾患の中では呼吸器系疾患や腎機能障害の罹患率が全国平均より高いほか、母子保健や感染症による死亡率も依然として高い水準にあります。一方で、医療機器の不備、医療機関へのアクセスの悪さ、医師の経験の不足、救急医療の質の低さが問題となっており、医療サービスの質の改善が喫緊の課題です。本事業は、カラカルパクスタンにおける医療サービス提供・人材育成の拠点となるカラカルパクスタン医科大学病院に対して高度な医療機材等を整備することにより、同地域の医療サービス及び医学教育の質の改善を図り、もって同地域住民の健康状態の改善を目指します。 (1)事業目的:本事業は、カラカルパクスタンにおける医療サービス提供・人材育成の拠点となるカラカルパクスタン医科大学病院に対して高度な医療機材等を整備することにより、同地域の医療サービス及び医学教育の質の改善を図り、もって同地域住民の健康状態の改善に寄与するもの。 (2)事業内容 ア) 施設、機材等の内容: (治療・診断用機材)CT(1 台)、検診車(1 台)、検査機材(2 台)、内視鏡セット(4 セット)、プラズマ滅菌器(1 台)、洗浄殺菌装置セット(1 台)、人工呼吸器(18 台)等 (教育用機材)手術シミュレーター(2 台)、内視鏡シミュレーター(2 台)、患者シミュレーター(6 台)等※(注記)メンテナンスの重要性が高い医療機材に最大計 3 年間の保守契約を付帯する。 イ) コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容: 詳細設計、入札補助、調達監理、調達機材の維持管理にかかる研修(予算計画も含む)の実施
- 事業別プロジェクト一覧
- プロジェクト所在地図
技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
ウズベキスタンで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。