加藤正明在駐ブルキナファソ特命全権大使が、2022年6月30日に「国立公衆衛生研究所新型コロナウイルス対応能力強化プロジェクト」の成果を視察するため国立公衆衛生研究所(LNSP)を訪問しました。
大使は、興津圭一国際協力機構(JICA)ブルキナファソ事務所所長が同行し、エリ・カブレLNSP所長が研究所を代表して出迎えました。
同プロジェクトはJICAが、ブルキナファソにおけるコロナ感染への対応能力を強化するためにLNSPの能力強化を目的に約8200万円をかけて同プロジェクトを実施したものです。
同プロジェクトは以下のコンポーネントから成り立っています。
- LNSP職員の能力向上
- LNSPの設備の強化
- 通信設備と検査結果運用機材の強化
一つ目のコンポーネント、「LNSP職員の能力向上」については、LNSPの職員を対象にJICAは4研修を実施しました。具体的には、「バイオセーフティ研修」、「計測学研修」、「生物医学機材維持管理研修」(セネガルにおける第三国研修)、「新興・再興感染症の検査・診断技術能力強化」(コンゴ民主共和国における第三国研修)です。
二つ目の「LNSPの設備の強化」については、JICAはLNSPに対して以下の機材を供与しました。
- サーモサイクラー 1台
- PCRコントローラー 2台
- エクストラクター 1台
- 医療廃棄物処理機 1台
- 反応薬及び消耗品 1万セット
- 防護用機材
最後のコンポーネント「通信設備と検査結果運用機材の強化」については、JICAは以下のコンピューター、サーバー、周辺機器を供与しました。
- コンピューター 10台
- プロジェクター設置用テーブル 5台
- 大容量サーバー 3台
- 大容量バッテリー 50個
- タブレット 10台
- ビデオプロジェクター 5台
- ハイブリッド・インバーター 5台
- テレビセット 5台
LNSP所長は、日本の協力へ感謝の意を表明したうえで、「日本の協力は時宜にかなったもので、職員の能力向上、先進機材の導入、研究所運営の質の向上により、ブルキナファソにおけるコロナ対策のみならずそのほかの感染症管理に大いに貢献するもの」と強調しました。
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