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マラウイ
Malawi
マラウイは、人口(約1,500 万人)の8 割近くが小規模農家として農業に従事する農業国で、主食のメイズや主要輸出産品であるタバコ栽培などの一次産品に依存していますが、典型的な天水農業が中心です。近年、食糧事情は改善していますが、灌漑開発の遅れや低い農業生産性などから依然として経済基盤は脆弱であり、一人当たりGNI が330 ドル(2010 年)と所得水準は低い状況です。他方、近年レアアースなどの潜在的な鉱物資源開発に注目が集まっています。JICAは、(1)農業・鉱業などの産業育成のための基盤整備、(2)基礎的社会サービスの向上を重点分野として支援しています。
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Project プロジェクト
JICAがマラウイで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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テザニ水力発電所増設計画
マラウイでは、全国規模での慢性的な電力不足の結果、特に首都リロングェおよび商業都市ブランタイヤにおける市民生活や経済活動に甚大な影響が及んでいます。同国の最大電力需要は、今後2020年までに毎年5パーセント以上の増加がみこまれており、電力供給能力の向上は喫緊の課題となっています。この協力では、ブランタイヤ県にて稼働中のテザニ水力発電所に20メガワット程度の水力発電所の増設をし、これにより、再生可能エネルギー利用を促進しつつ、電力供給の信頼性向上と供給電力の品質向上を図り、同国の経済産業基盤の強化に努めました。
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航空管制人材育成プロジェクト
内陸国であるマラウイにとって航空輸送は人、物の移動および地域開発のうえで重要な交通・輸送手段です。これまで日本は、有償資金協力および無償資金協力により、同国の玄関口にあたるカムズ国際空港のターミナルビルや航空交通管制塔などの整備を支援してきましたが、この協力では、同国民間航空局に対し、研修の実施やシラバス・教材の作成などを通じ、航空管制や航空保安設備維持管理に携わる人材の育成を支援しました。これにより、航空管制業務に係る訓練が継続的に実施され、同国の航空輸送の安全性の確保、ひいては同国の経済発展に寄与しました。
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カムズ国際空港監視システム運用支援プロジェクト
内陸国マラウイにおいて、航空輸送は外国と直接交易する上で極めて重要な役割を担っており、航空輸送の安全性向上のため、マラウイ政府は航空機監視システムの運用、保守管理に係る能力の強化を必要としています。この協力では、実施中の無償資金協力「カムズ国際空港ターミナル拡張計画」によって整備される航空機監視システムの運用・保守に係る航空管制官・航空管制技術官・訓練教官の能力強化および訓練コースの立ち上げを支援することにより、航空機監視システムの運用と保守の実施を図り、航空交通業務の安全性の向上に寄与しました。
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北部州カロンガ県での現地調査の様子 水系感染症及び洪水に強靭な水・衛生計画策定プロジェクト
マラウイで基本的な飲料水供給サービスにアクセスが可能な人は約7割、基本的な衛生サービスにアクセスできる人は5割未満に留まり、不十分な衛生状態により毎年5歳以下の子供が約3,000人死亡し、断続的に水系感染症であるコレラのアウトブレイクが発生しています。2023年3月には、既に全国でコレラアウトブレイクが発生していた状況下で、同国の二大都市のひとつであるブランタイヤ市を含む南部地域を中心に大型サイクロンによる豪雨に見舞われた大規模な洪水災害に発展し、コレラ感染者をさらに増加させる要因となりました。 本事業は、同国において、水系感染症および洪水に対し強靭な水・衛生施設およびサービスに係るガイドラインの策定、ならびに優先プロジェクトとその実施計画の策定を行うことにより、ガイドラインが実際に活用され、住民の安全な水および衛生施設へのアクセス率の向上、水系感染症および洪水に対する水・衛生サービスの強靭性の向上に寄与するものです。 【インパクト(事業完了後、提案計画により中長期的に達成が期待される目標)】 住民の安全な水および衛生施設へのアクセス率が向上するとともに、水系感染症および洪水に対する水・衛生サービスの強靭性が向上する。 【アウトカム(事業完了後3年以内)】 「水系感染症および洪水に対し強靭な水・衛生施設整備および水・衛生サービスに係るガイドライン」が実際に活用される。 【アウトプット(事業完了時点)】 成果1:水・衛生施設の現状および水系感染症や洪水への対策に関する既存の計画等を調査・把握することで、水・衛生施設整備に係る優先プロジェクトリストが策定される。 成果2:水系感染症および洪水に強靭な水・衛生施設および水・衛生サービスに係るパイロット事業が実施される。 成果3:優先プロジェクトリストが最終化され、水系感染症および洪水に強靭な水・衛生施設整備および水・衛生サービスに係るガイドラインが策定される。
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対象地区の稲作状況調査。苗代作りの現状を観察した。 コメ生産及びマーケティングの促進プロジェクト
マラウイでは、コメを戦略的輸出産品として位置づけ、国家稲作開発戦略(NRDS)に基づく増産を目指しています。現時点では国内自給をほぼ達成している状況にありますが、人口増加に伴い、今後コメの国内需給バランスが崩れる可能性があります。同国のコメ増産の課題として、自家採種の繰返しによって品種が混在したことにより発芽率が低下した種子の利用、収量の増加に繋がる生産手法(SRI (System of Rice Intensification)農法等)の未定着、コメ市場の未整備等の課題が挙げられています。 本事業は、同国中部デッザ県ブワンジェバレー灌漑地区等の対象地域において、コメの栽培技術向上を含む生産から販売までの各段階における能力強化を図ります。対象農家のコメ生産量と売上高が増加することで、同国の食料安全保障と輸出振興に資するコメ増産に寄与するものです。 【上位目標】 マラウイ国内のコメの自給率が維持され、近隣諸国への輸出も増加し始める。 【プロジェクト目標】 本事業を通じたコメ生産等技術や生産流通経路の開発・強化により、対象農家のコメ生産量と売上高が増加する 【成果】 成果1:対象農家及びバリューチェーン関係者が適切なコメ生産・収穫後処理技術を採用している 成果2:認証種子が対象農家によって利用される 成果3:持続的なコメの生産流通経路が確立、もしくは強化される 成果4:対象となる灌漑水利組合が灌漑インフラの適切な運営・維持管理及び水管理を行う能力を得る
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中規模灌漑開発プロジェクト
マラウイでは、多くの小規模農家が天水農業を営んでいるため、農業生産性の安定・改善が課題となっていました。そのため、灌漑開発事業を推進していますが、行政が主体となって行われる中規模灌漑は、地域の合意形成や住民の参画が不十分なため、適切な維持管理が行われていませんでした。この協力では、地方の中規模灌漑地区を対象に、灌漑事業関係者(灌漑技師・農業普及員・農民グループ)の能力の強化を支援しました。これにより、持続可能な中規模灌漑開発事業の推進を図りました。
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中規模灌漑開発維持管理能力強化プロジェクト
マラウイの農業は、外貨収入の8割以上を占める基幹産業で、総労働人口の約8割は農業セクターに従事しています。同国政府は、灌漑および水開発を優先開発分野のひとつに据え、天水農業への依存軽減と小中規模灌漑施設の普及による食料と換金作物の生産量向上などに努めてきました。同国の南部対象地域において、日本は「中規模灌漑開発プロジェクト(MIDP)」を実施し、現場レベルの灌漑農業事業関係者の能力強化、およびモニタリング・評価体制の構築が推進され、能力強化のプロセスは「MIDP研修アプローチ」として整理されました。この協力では、中央レベルの農業・灌漑・水開発省の灌漑局を中心に、中規模灌漑事業開発にかかる灌漑技官育成の体制の整備を支援しました。これにより、中規模灌漑事業開発が全国レベルで促進されました。 【上位目標】 中規模灌漑事業開発が全国レベルで促進される。 【プロジェクト目標】 灌漑局において、中規模灌漑事業開発にかかる灌漑技官育成の体制が整う。 【成果】 成果 1 灌漑局(本部および ISD)灌漑技官が、MIDP 研修アプローチを実施できる能力を習得する。 成果 2 MIDP 研修アプローチを通じて、モデルサイトにおける県灌漑技官の実用的なスキル・知識が向上する。 成果 3 普及サービスにかかる灌漑局と農業普及局との協働関係が構築される。
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空港舗装の維持管理に係る研修の様子(写真提供:GYROS Corporation) 空港維持管理能力強化プロジェクト
我が国では、これまでに首都リロングウェに位置するカムズ国際空港の建設を始めとして、マラウイの航空セクターに対し継続的な支援を行ってきました。これらの支援により、マラウイにおける空港施設・機材の改修・更新が進められた一方で、滑走路等の舗装の損傷や航空灯火機器の欠落が放置されたまま運用されているなど、空港施設・機材の維持管理については未だ課題が残っています。また、改修された空港が安全かつ持続的に運用されるためには、適切な維持管理、補修により予防保全型の管理を行っていくことが重要です。 本事業では、マラウイの主要4空港において航空局及び空港開発公社職員を対象に空港施設及び機材の維持管理に係る能力強化を支援します。これによって、空港の維持管理状況の改善を図り、空港の安全かつ持続的な運用を目指します。 【上位目標】 マラウイの主要空港が安全かつ持続的に運用される。 【プロジェクト目標】 マラウイの主要空港における維持管理状況が改善される 【成果】 成果1 空港舗装の維持管理に係る能力が向上する。 成果2 航空灯火システムの維持管理に係る能力が向上する。 成果3 電気供給設備(高圧配電システムを含む)の維持管理に係る能力が向上する。 成果4 航空保安システムの維持管理に係る能力が向上する。
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技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
マラウイで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。