2010年09月
STEALTH 「アルストロメリア」第一弾プロジェクトとして、「アルストロメリア」収録曲である[-sickbed-]を無料で配信します。
STEALTH[-sickbed-]特設サイト(PC用)
http://www.keasler.co.jp/stealth/index.html
●くろまるPC環境の方は[-sickbed-]のサイトでダウンロード出来ます。
●くろまる更に同サイトでmp3プレイヤーで歌詩を閲覧しながら聴く事も可能。
↓STEALTH[-sickbed-]配信サイト(モバイル用)
http://www.keasler.co.jp/stealth/m/index.html
○しろまる携帯端末の方はdocomoの機種の方のみダウンロード可能。
○しろまるau等、それ以外の機種の方はyou tube動画にて視聴可能です。
[-sickbed-]youtube専用動画(PC.モバイル共通)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/QQQ1xJP5b68&feature=youtube_gdata_player]
http://www.youtube.com/watch?v=QQQ1xJP5b68
[-sickbed-]を皆さんの手に一つのツールとして渡します。「アルストロメリア」を大きな花束にすべく、皆さんの御協力を、お願い致します。
________________________
↑↑↑↑当分[-sickbed-]の事は載せておきます↑↑↑↑
で、アレなんです!
「女性用サイズも創ってね?」という声に、やっと応えられる事になりましたので、私モデルのシルバーリング「闘鬼龍環」の受付を開始する運びとなりました。
TOKIRING1
TOKIRING2
超絶開運グッズとして、オリンポスの神具「カイザーナックル」を超越する武具として、チェーンを付けペンダントヘッドにした日にゃ血行まで良くなります。
サイズは11号、14号、21号、24号の4サイズ。
価格は、送料&税込みで10.000円です。かなり頑張ったんですが、何せ大型のリングでシルバーの量が多い。どう頑張っても限界価格です。てか、ちょっと危ない感じもしてます(笑)
受付期間は2010年9月20日〜10月20日です。
詳しくはViperのSHOPのトコを見て下さい。
http://www.keasler.co.jp/c4/goods.html
TOKIRING3
蒸着するとこんな感じです。私もライヴの際には毎回つけるつもりです。
まだ[-sickbed-]の余波を感じますので、くだけたブログはもうちょい先!(笑)
あ!浜辺先生の本を読んでらっしゃる方が結構いて、驚いてます!
ちなみに、あの方がどんな人かって言うと・・・
無論、人の命を救う外科医、しかも外科部長(今はER長って言うのかな?)つまり「命というものに対して命を賭けている人」という前提で聞いて欲しいのですが。
以前、何気に浜辺先生を検索した際に、浜辺先生が、あの「地下鉄サリン事件」の証人として出廷した事を知ったんです。
その際の裁判の模様(事件勃発後、病院に搬送された患者に対する処置についての質疑応答だと思います)を記したサイトから一部抜粋しますと・・・
________________
松本被告も、浜辺氏の話に引き込まれるようにおとなしく聴き入っている。
弁護人「原因はわからないから、人工呼吸と2種類の薬を投与したと?」
証人(浜辺先生)「そうです。9時5分に到着して、20分にレントゲン室に送り込んでいます。その15分間にすべての処置を行いました」
弁護人「昼前に信州大学の内科医から電話がありましたね。それまでは有機リン中毒、サリンは?」
証人「まったく意識にないです。『何だろう』と探っている状態でした」
弁護人「信州大の電話の前に、テレビでサリンを報じていましたが、何らかの措置を取りましたか」
証人「半信半疑でした。シアン化合物とサリンが原因として疑われて。まさに『思案』して、皆で話し合ったのを覚えています」
緊張した法廷の空気がふと緩んだ。
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あれだけの大事件の法廷でダジャレっつーのも、まぁ、あの方らしい・・・
- TOKIc4toki
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STEALTH 「アルストロメリア」第一弾プロジェクトとして、「アルストロメリア」収録曲である[-sickbed-]を無料で配信します。
STEALTH[-sickbed-]特設サイト(PC用)
http://www.keasler.co.jp/stealth/index.html
●くろまるPC環境の方は[-sickbed-]のサイトでダウンロード出来ます。
●くろまる更に同サイトでmp3プレイヤーで歌詩を閲覧しながら聴く事も可能。
↓STEALTH[-sickbed-]配信サイト(モバイル用)
http://www.keasler.co.jp/stealth/m/index.html
○しろまる携帯端末の方はdocomoの機種の方のみダウンロード可能。
○しろまるau等、それ以外の機種の方はyou tube動画にて視聴可能です。
[-sickbed-]youtube専用動画(PC.モバイル共通)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/QQQ1xJP5b68&feature=youtube_gdata_player]
http://www.youtube.com/watch?v=QQQ1xJP5b68
[-sickbed-]を皆さんの手に一つのツールとして渡します。「アルストロメリア」を大きな花束にすべく、皆さんの御協力を、お願い致します。
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[-sickbed-]無料配信から2日経ちました。
Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000008-oric-musi
ORICONニュース
http://www.oricon.co.jp/news/music/79935/full/?cat_id=tw
natalie news
http://natalie.mu/music/news/37671
HMV utaten
http://utaten.com/information/3074
mixi news
http://news.mixi.jp/view_news.pl?__from=mixi&media_id=54&id=1340346
ニュース掲載ありがとうございます。この場をお借りしてお礼申し上げます。
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そして何より、ブログ、Twitter等で宣伝して下さっている方々、ありがとうございます。
前のブログでも触れましたが、このブログのコメント書き込み欄のところにURLを記入するところがありますので、ここのコメント欄を相互リンクとして是非、活用して下さい。
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ちょっとまだ[-sickbed-]の余波の印象があると思いますので、それなりに。
たくさんのメールやコメントのところどころに「TOKIさんに比べれば」のようなコメントを寄せてくれた方々がいらっしゃいますね。でもね、「辛さなんて皆、同じ」、と言うか「そう捉えた方が良い」と思うのです。
な〜んて偉そうな事を言ってますが(笑)なんで、こんな事を言うのかって言うと、私も当時、病院でね、私の執刀をした浜辺祐一先生(C4のCDのスペシャルサンクスに、いつも名前入ってますよね)に、同じ問いをした事があるんです。
同じ病棟内に、工場で働いていた時に金属資材の落下で片足を失くした方がいました。
私は、その方を指して、「先生さ、俺もこんな身体になっちゃったけど、服を着ればわからない。あの人に比べれば全然大した事は無いって思うんだ。だから俺もこんなんで凹んでられないって思うんだ」と言うと、
すると浜辺先生は、
「辛さなんて比べるモンじゃない。みんな同じさ」
と言いました。
当時の私は「は?なに言ってんだ?」的な考えでしたが(笑)年月を経て、今ではようやく先生が私に言った意味を理解できるようになりました。
皆さんも、それぞれに考えみて下さい。
まぁ、そもそも辛さなんて比べてどーすんだ!って話なんですが(笑)
みんな同じ。
そう考えた方が、何かと人生にプラスです。
私が[-sicbed-]で言いたいのは私の実体験を通して「どんな事でも自らの幸せに繋げて欲しい。それは何より一度しかない自分の人生の為に」という、とてもシンプルな事です。
ちなみに浜辺先生の前じゃ、私もただのベイビーになってしまいます(笑)私の命と心の恩人であり、もうね、私の永遠のアイドルみたいなモンだから(笑)
(浜辺祐一先生の著書。私は全て読破しています。興味のある方は読んでみて下さ〜い)
http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%9C%E8%BE%BA%E7%A5%90%E4%B8%80/s?ie=UTF8&keywords=%E6%B5%9C%E8%BE%BA%E7%A5%90%E4%B8%80&rh=i%3Aaps%2Ck%3A%E6%B5%9C%E8%BE%BA%E7%A5%90%E4%B8%80&page=1
- TOKIc4toki
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第一弾プロジェクトとして、
「アルストロメリア」収録曲である
[-sickbed-]を無料で配信します。
↓STEALTH[-sickbed-]配信サイト(PC用)
http://www.keasler.co.jp/stealth/index.html
●くろまるPC環境の方は[-sickbed-]のサイトでダウンロード出来ます。
●くろまる更に同サイトでmp3プレイヤーで歌詩を閲覧しながら聴く事も可能。
↓STEALTH[-sickbed-]配信サイト(モバイル用)
http://www.keasler.co.jp/stealth/m/index.html
○しろまる携帯端末の方はdocomoの機種の方のみダウンロード可能。
○しろまるau等、それ以外の機種の方はyou tube動画にて視聴可能です。
[-sickbed-]youtube専用動画(PC.モバイル共通)
http://www.youtube.com/watch?v=QQQ1xJP5b68
[-sickbed-]を皆さんの手に
一つのツールとして渡します。
「アルストロメリア」を大きな花束にすべく、
皆さんの御協力を、お願い致します。
______________________
とうとう、この日を迎えました。
Web RADIOを聴ける環境の方は、今回の事に対して込めた思いを語っておりますので、そちらも聴いてみて下さい。
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「何故、[-sickbed-]だったのか?」
多数のミュージシャンが集まっている事で知られる今回のSTEALTHプロジェクトですが、それは諸刃の剣となって「アルストロメリア」制作のスケジュールに影響を及ぼしました。
発売の遅延に繋がるこの事態を収拾する事は難しく、ならいっそ、この状況をプラスに転じさせるようなプロジェクトを起こせばイイじゃないか!そんな発想が発端となりました。
アルバム「アルストロメリア」はご存知の通り、チャリティーを目的に制作されたアルバムです。故に無駄な宣伝費は一切無い。でも「アルストロメリア」は、なるべく大きな花束にしたい。宣伝するには、それこそ皆さんの口コミや協力がメインになるだろう。
「何かを求めるなら、何かを差し出そう」
「アルストロメリア」の中から1曲無料配信。
TAKUROは「-sickbed-にしたい」と私に言いました。
その意見に私は、正直、躊躇しました。
無料配信ともなれば、応援して下さっている方々ならともかく、私の事なんかに興味も無かった不特定多数の方々にさえ私の身体の事を知られる。
単純に拒否反応が出ました。
しかし、客観的な視点で考えました。
「ファンでも何でもない自分がこの歌を聴いたら、どう思うだろう?」
[-sickbed-]
1990年8月3日。私は信号無視の車にハネられ、地面に叩きつけられた衝撃で多臓器破裂。出血は4リットル以上にも及びました。そして予後の感染症等で、2年間ほぼ寝たきりの闘病生活を余儀なくされました。その時の葛藤を振り返った歌です。
(それに関しては過去のブログで少し触れておりますので、そちらを読んでみて下さい)
http://blog.livedoor.jp/c4toki/archives/2010-08.html#20100827
もう20年も昔の事。
そして20年経った今。私自身はどう思っているのか?
時間を巻き戻せたなら、
綺麗な身体で人生をやり直したいのか?
傷だらけの身体で生きてきた、この人生で良かったのか?
私は、今の人生が良い。
いや、きっと、あの時の自分の為に、そういう風に思えるように頑張ったんでしょうね。
あの事故と、あの葛藤がなければ、私は音楽をやってはいないだろう。
と、いう事は、私の身の周りにいる素晴らしい友人達との出逢いもない。
この文章を読んでくれている方々との出逢いも無い。
即ち「TOKI」という存在が無い。
わかるかな?
「お涙頂戴はイヤだ」、「必要以上に身体の事を知られたくない」
そういう私的な感情は飛び越えて、
「そういう事があっても、こんな風に生きてこられた」
「未来の自分を幸せにする為の葛藤を綴った」
そんな歌がある。
これは皆さんの何かしらの役に立つかもしれない。
そして、それが何かしら皆さんの心を動かす事が出来れば「アルストロメリア」に繋がる。「アルストロメリア」に繋がれば、学園の子供達の為になる。
何にも感じるものが無くても、それはそれで構いません。
みなさん、
ブログをやっている方は、ブログ。
Twitter、mixiとかでもイイ。
ここのブログのURL書き込み欄を有効に利用し、
リンクを貼って頂いても構いません。
友人知人に聴かせてみたい、と思った方、
メディア関係と関連がある方、
身近に障害を持っている方がいる方等々、
方法は問いません。
ファイルをダウンロードしてCDに焼いて貸し借りしても配っても何しても構いません。
みなさんが自由に、この曲を紹介してくれる事によって「アルストロメリア」が大きな花束になる可能性を秘めています。
私は、この身体の元は十二分に取りました。
しかし、あえて言うなら、
20年前に苦しんでいた自分に「その苦しみは形を変え、人の勇気となるかもしれない、愛に逸れた子供達の役に立つかもしれない」という事を教えてやりたい。
そんな願いを込めて贈ります。
- TOKIc4toki
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今まで私とGLAYの間で起きた数々の伝説を告白してきた。
それは古びたワイナリーを訪れた感覚に似てるとも言えよう。
食うにも困っていたような出逢った頃とは互いの状況は激変したと言っても過言ではない。
しかし、彼らには長きに渡り不変のモノがある。
それは「自分達の創った作品を沢山の人に聴いて欲しい」という純粋且つシンプルな思い。
それと、もう一つ・・・
「TOKIさんを翻弄する事だ!」
「鳴呼、君を硬いモノで殴りたい」
著:TOKI 民明書房刊
______________________
2010年9月7日。
即ち、僅か4日前。今週の火曜日。
私とTAKUROは「アルストロメリア」の最終MIXの立会いの為、都内某所のスタジオにいた。
TAKUROはギターの最終的な確認作業の為、午前11時入り。
私はそれの終了を見込んでの午後1時入り。
くどいようだが4日前の話だ。
スタジオの駐車場に車を停め、スタジオに入ろうとした時に、1台の大型バイク、排気量1340ccを誇るハーレーが停まっていた。
(あれ?アイツ、バイクで来てんのか?)
スタジオに入ると、TAKUROはヒロ君や事務所のスタッフの人達と歓談していた。
TAKURO:「あ!TOKIさん、丁度ギター終わったトコだよ」
TOKI:「おお!ホントにお疲れさんです」
そしてMIXの作業に切り替える為の準備でスタジオのスタッフがバタバタしているのを尻目に、私も歓談に混じって、翌日発売となるGLAYの最新シングル「Precious」に対する思いや、今回のSTEALTHの話を中心に話を弾ませた。
ほどなくしてMIXの準備が完了し、ミックスダウンに入るというスタジオスタッフの声を受け、
TAKURO:「多分、4〜5時間かかるでしょうから、俺、行きつけのジムが近くなんで、そこに行って汗でも流してきます」
TOKI:「うん、俺は何かあったら対応出来るように、ここで待機してるよ」
TAKUROは、おもむろに黒革のグローブと、ワイルドなシェイプのサングラスを装着し、ヘルメットを手に取り、今まさにスタジオを出ようとしていた。
しなやかな筋肉を覆う皮膚も褐色に焼け、それが黒尽くめの服と相まって、さながら俊敏且つ獰猛な事で知られる世界最高峰の番犬「ブラックドーベルマン」を彷彿させるかのように、TAKUROの肌を舐める空気は良い意味でかなりの男臭さを放っていた。
TAKURO:「じゃ・・・」
TOKI:「あぁ」
スタジオを出て、鳴り響くハーレー特有のVツインサウンドが地面を揺るがす。
(フッ、アイツも男臭いオーラを出すようになったか)
私はミックスダウンが始まったスタジオの外のロビーで、9月13日に展開されるSTEALTH第一弾プロジェクトの最終確認の打ち合わせに入った。
・・・打ち合わせに入って20分ほど経っただろうか
私の携帯が鳴った。
TOKI:「あれ?TAKUROからだ。すいません、ちょっと電話出ます。(ピッ)もしもし?」
TAKURO:「あ、TOKIさん?バイク停まっちゃった」
TOKI:「へ?」
TAKURO:「いや、ガソリンは入ってるんですよ。なんだけど、こうブブブブって停まっちゃうの」
TOKI:「燃料コック閉めたままだったりとかプラグコードとか外れてない?そうじゃなかったら高いギヤで走っちゃってて、プラグがカブっちゃったとか」
TAKURO:「いや、ちょっとワカンないです」
TOKI:「う〜ん、ハーレーだからな。エンジンはOHVっていう単純なモンなんだけどね。多分TAKUROのはブロックヘッドって言って、ハーレーの歴代エンジンの中では最新機種に当たるんだ。そのエンジンの出現で「壊れないハーレー」っていう打ち出し方をしたくらいだからね。ナックルヘッドはともかくショベルヘッドとかパンヘッドみたいなエンスーなエンジンじゃ、」
TAKURO「なに言ってんのかワカンないよ!」
TOKI:「あぁ、そう?わかったよ!じゃ、今から行くよ。ドコにいんの?」
TAKURO:「目黒と恵比寿の中間辺りの、ホラ?前にTOKIさんと・・・」
TOKI:「ふんふん、あぁ、あの辺ね。20分もあれば着くと思うから待ってて」
私は、いそいそと支度をし、車を飛ばした。
・・・20分後。
(え〜っと、この辺の筈だけど・・・あ!)
フロントガラス越しには路肩に佇み、途方に暮れて弱りきったTAKUROが寂しそうに立ち尽くしている。
ついさっきまで俊敏且つ獰猛なドーベルマンだったオーラは消し飛び、その姿は排気ガスにまみれて黒ずんだ産まれたての赤ちゃんチワワのように弱々しくなっていた。
車を路肩に停め、バイクとTAKUROに歩み寄った。
TAKURO:「いつもスンマセ〜ン!」
TOKI:「いやいや。え〜っとドレドレ?」
私は早速、機関部をチェックした。燃料コックはONになってる。フィンを触っても両方のヘッドが同じくらいの熱を持っている。どうやら片肺という事は無さそうだが、一応念の為にプラグコードを外してみた。すると「キンッ」という小さな金属音と共に、赤く錆び朽ちた極小の金属パーツが地面に落下した。
プラグキャップを覗いてみると、中が真っ赤に錆びている。
プラグコードに問題がある可能性が高いと判断した。
というか、ハーレーが車載工具を積んでいなかった為、他をチェックする事が出来ない。
TOKI:「う〜ん、工具が無いから限界があるけど、現状だとプラグコードの接電部に問題がありそうだね。ホラ?」
私は錆び朽ちた金属片を見せ、4サイクルエンジンの理論を噛み砕いてTAKUROに説明した。
TAKURO:「じゃ、どうすればイイスかね?」
TOKI:「う〜ん、プラグも普通のだし、コイルの差込口も特殊なモノでもなさそうだから、汎用のプラグコードでとりあえず代用して急場は凌げると思うよ。だからプラグコードと、あと念の為にプラグレンチとワイヤーブラシがあれば・・・」
TAKURO:「ちょっと先にバイク屋ありますね!車ならすぐのトコ」
TOKI:「このテのハーレーは300kg以上あって重心も下に特化してるから押していくのは辛い。いいよ、俺がここで待ってるから、俺の車でそこのバイク屋行って今言ったパーツ買ってきてよ」
TAKURO:「じゃ、行ってきます!」
この辺の土地勘に強いTAKUROを見送り、私はハーレーの番をしつつ、手作業で出来る限りのチェックをしていた。
ほどなくしてTAKUROからの電話。
TAKURO:「今、バイク屋なんスけど、プラグコード売ってないって」
TOKI:「あぁ、そう。う〜ん」
TAKURO「てか車種を聞かれてハーレーっていったらロコツにイヤな顔されたよ」
TOKI「ハハハ、国産のバイク取扱店じゃ、まず敬遠されるだろうね」
TAKURO「で、この先にハーレー専門店があるって教えてくれたから、そこに行ってきます。もうちょっと待ってて下さい!」
TOKI「全然イイよ」
ここ最近は涼しい日々が続いているが、7日は猛暑の一歩手前くらいの厳しい気温だった為、路上に立っているだけでもジワッと汗をかいてしまう。交通量の多い道路の路肩にいなければいけないおかげで湿った肌に排気ガスが纏わり付き、不快の極みに耐えていた中、再びTAKUROから電話。
TAKURO「ハーレーの店、閉まってます!」
TOKI「え?あ、そう。どっかその辺のバイク屋とかで何とか探してきてよ」
TAKURO「探してみます!」
また待機。電話を切ってから20分も経っただろうか。何もしていないのに、いつの間にか髪はボサボサのベタベタ。ジーンズもジンワリと湿気を帯びている。(この姿じゃ今日の模様はDVD会報とかに収められないな)とか思ってたその刹那!
(TOKIさ〜ん・・・)
「ん?」
(TOKIさ〜ん・・・)
「あれ?誰か呼んでる?」
私は周りをキョロキョロ見回した。しかし、私を探している様子の人の姿は無い。
(TOKIさ〜ん・・・)
いや、でも確かに聞こえる。声がする方向を脳内で冷静に判別し、その方向を(左斜め前方)とおぼろげに判定し、その方向に視覚と聴覚を集中させると
TAKURO「やっぱ一緒に来て〜わかんないよ〜」
と対向車線側の信号待ちで停まっている車の窓から、さながらオレンジレンジのライヴのように手を左右に振りながら叫んでいるTAKUROがいた。
路肩に停車できる状況下では無いのは見て分かった為、私は荷物を持って走り、車の助手席に飛び乗った。
TOKI「何?どうしたの?」
TAKURO「いや、やっぱTOKIさんの専門知識とオーラで店と交渉してもらった方が早いかな、と思って」
TOKI「それはイイけど、ハーレー大丈夫かな?」
(エンジンキーとハンドルロックキーが別々で、TAKUROはこの日ハンドルロックキーを持っていなかった。無論、盗難防止U字ロックやチェーンも。そしてハーレーは数百万する高級バイク)
TAKURO「なるべく早く戻りましょう!」
車を飛ばし、迅速に最寄のバイク屋等を探す。
一軒目を見つけ、車はハザードを焚いたまま、私が助手席から飛び出し、駆け出す。
TOKI:(闘神のオーラを出しながら)「プラグコードってありますか?最悪プラグキャップだけでもイイんですけど」
SHOP-A店員「いや、置いてないっスね」
TOKI:(グラサンを外し、眉間にシワを寄せ「は?」的な表情をしながら)「もちろん純正とかじゃなくて汎用のNGKとかのでイイんですが?」
SHOP-A店員「い、いや、置いてないです・・・」
TOKI:(目から殺人ビームを出しながら)「中古でも廃棄品でも何でもイイんですが、それも無いんですか?」
SHOP-A店員「い、い、いや、な、無いです。ズビバゼンズビバゼン!」
(チッ)
私は車に駆け戻り助手席に飛び乗る。
TOKI:「ダメだ、本当に無いっぽい」
TAKURO:「バッチリ闘神のオーラ出てましたよ!」
再び車を走らせる。
2軒目を発見。再び助手席から飛び出す!
TOKI:(首を左右に捻りゴキゴキ言わせながら)「バイクのプラグコードってないスかね?」
SHOP-B店員「え、あ、置いて無いです」
TOKI:(指をバキバキ鳴らしながら)「社外品とかでもイイんですが?」
SHOP-B店員「あ、あ、ほ、本当にすいません。無いんです・・・」
TOKI:(シャドーボクシングをしながら)「廃棄してあるバイクとか無いですか?そこから分けてもらってもイイんですが?」
SHOP-B店員「というかウチは車のパーツ専門店なので」
(チッ)
再び車に駆け戻り助手席に飛び乗る。
TOKI:「ダメだ、ここも無いっぽい」
TAKURO「背中の筋肉がイイ感じで動いてましたよ!」
とにかくハーレーを長時間放置するのはマズい。
第一、スタジオにも戻らなければいけない。
TAKUROは電話を取り出し、ハーレーを譲ってもらった友人が元々購入した店の人に電話を掛けた。話したところ、今日は定休日で休み。しかも風邪をひいているので対応が難しいとの事。
でも、その方が知人に連絡を取り、指定の場所までハーレーを持ってきてくれれば知人が時間を見てハーレーを引き取りに来てくれるように算段してくれた。
私達はハーレーの置いてある場所に戻った。
TOKI:「さてと・・・」
この場所から、置いておくように指示された場所まで、およそ数百メートル。
TAKURO:「あ、俺がバイク押していきますから、TOKIさんは指示された場所に車を停めて待ってて下さい」
TOKI「・・・うん、わかった」
TAKUROを車から降ろし、私は指定の場所まで車を走らせた。
そして車を指定の場所に停め、ハザードを焚き、エンジンを切った。
(TAKURO一人に、こんな炎天下の中、あんなクソ重いバイクを一人で押させる訳にはいかない)
何よりバイクが倒れて下敷きになって怪我でもしたらGLAYの活動にも支障が出る。
私は走った。
私の事を気遣い「自分一人でバイクを押す」と言った優しき心を持つTAKUROのもとへ。
次第に、ハーレーが置いてあった場所が見えてきたが、こっちに向かって来る筈のTAKUROと遭遇しない。
疑問に思いながらハーレーの場所に着いてしまった。ハーレーは、まだここにある。
(ハァハァハァ、あ、あれ?ど、どうしたんだろう?)
周りを見渡してもTAKUROの姿はない。
私は電話を掛けた。
(プルルル、ピッ)
TAKURO:「はいはい」
TOKI:「ハァハァ、あれ?どこにいんの?」
TAKURO:「あれ?あぁ、TOKIさん、いや、TOKIさんの右斜め前ッスよ」
私は息を整えながら反対車線側の右斜め前を見た。
「TOKIさ〜ん!ここ!ここ!」
コンビニ袋をブラ下げてオニギリを頬張ってるTAKUROが笑顔で手を振ってる。
TOKI:「お前!なにメシなんか食ってんだよ!」
TAKURO:「だって腹減っちゃったんだもん!」
TOKI:「さっさと押さんかい!」
TAKURO:「ひぃ〜」
そして二人でバイクを押す。上り坂を300kg以上もある車体を押し上げる。夏の日差しは容赦なく私達の体力を奪う。汗が一気に吹き出る。
TAKURO「ハァハァ、アルストロメリア、最高の作品に仕上がって良かったっすね、ハァハァ」/TOKI「ハァハァ、いやホントにみんなのおかげだよ、ハァハァ」/TAKURO「ハァハァ、いや、TOKIさん頑張ったね、ハァハァ」/TOKI「ハァハァ、いや、TAKUROのおかげだよ、ハァハァ」/TAKURO「ハァハァ、今日が最終ですね、ハァハァ」/TOKI「ハァハァ、そうだね、いよいよだね、ハアハァ」/TAKURO「ハアハァ、どうでもイイけど、今の俺ってやっぱTOKIさんブログのまんまのキャラですね、ハァハァ」/TOKI「ハァハァ、俺はブログも歌も真実のみだぞ、ハァハァ」/TAKURO「ハァハァ、俺っていつになったらカッコ良くなれんだろう、ハァハァ」/TOKI「ハァハァ、そういや「Precious」素晴らしい曲だね、アルバムタイトルも「GLAY」だっけ?ハァハァ」/TAKURO「ハァハァ、そうッス、ハァハァ」/TOKI「ハァハァ、一曲目なんだっけ「敷きな」だっけ、座布団の歌か?ハァハァ」/TAKURO「ハァハァ、硬い物で殴っていいスか?、ハァハァ」
そんなやり取りをしながら、ほどなく指定された場所に到着。
お互い汗ビッショリだ。
TAKURO:「俺、ちょっと家に戻ります。あとで合流っつー事で」
TOKI:「わかった」
TAKUROを家まで送り、私はスタジオに戻った。
立会い、忌憚の無い意見を交わし、
夜の11時!全レコーディング作業終了!
TAKUROと祝杯を挙げた。
TAKURO:「TOKIさん、ホントにお疲れ様!あとはマスタリングですね」
TOKI:「うん、本当にありがとう!」
TAKURO:「そんで今日、ホントすいませんでした。ハーレーを預けたところから報告が来たら知らせます」
TOKI:「多分、点火系だと思うけど判ったら教えて?」
TAKURO:「いや〜、それにしても凄いアルバムだ」
・・・翌日。
過酷だった日々と責任の荷を少しだけ降ろし、来る9月13日に公開される第一弾プロジェクトに向けての準備に取り掛かった。
そして9月9日。ブログ&Twitterにも書いたとおりDIEさん出演のイベントに遊びに行きました。楽屋で写真を撮っていたところ「Xperiaを見せて欲しい」とバンドマンの方に言われたので、性能等の説明がてら見せようとしたらバッテリーがホンの僅かしか残っていない事が判明。急な連絡があった場合に困るので、ひたすら謝りながら着信電話以外の使用は控えさせてもらった。
打ち上げも終わり、出演者の皆さんに見送られながらも帰宅。
(急ぎの大事なメールとか来てないだろな?)
と、早速Xperiaを充電コードに繋ぎ、メールを確認。
するとTAKUROからハーレーの件についてのメールが来ていた。
アイコンをタッチし、メールを開いた。
そこには一言だけ綴られていた。
「ただのガス欠だった。すまん」
まぁ、いつもの事です。
以上。
- TOKIc4toki
- コメント( 97 )
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えっとですね、先日、hide with Spread Beaverであり、Ra:IN、minimum Rockets、そんでもってGLAY、DER ZIBET、Loopus、二枚舌、国生さゆり、少年隊、あと何だっけ?(笑)等々の、KeyboardistであるD.I.Eさん改めDIEさん(大して変わってねぇ!とwikiを見て思った:笑)と久しぶりの対面をするべく、こんな良い人そうはいないよというミヤウチ店長率いるスタッフの方々も素晴らしい&美しい方ばかりのIkebukuro Black Holeという、ライヴハウスに向かった。
が、
DIEさんは忘れものを取りに横浜に行っちゃって不在!(笑)という、人はメチャクチャ出入りしてるが、誰からも話し掛けられずに天涯孤独状態に陥ると思いきや、主催者のゆいなくんという方にとても優しくして頂き、何とか孤独死を免れました。
ほどなく帰ってきたDIEさんと再会。
着くなりカシス烏龍をガブガブ一気してる。
あまりの相変わらずさに思わず苦笑(笑)
ゆきくんと言う人はlynch.のレオ君と友達らしいので、「レオ君はメールの返事が遅いんだよ。ってまぁ、いつだかTomoi君が言ってたんですけどね。ゆきくんからもレオ君にビシッ!と言っておいて下さいよ!」「い、言えないです」「葉月くんは返信が早いんですよ!これは私が言ってたんですけど」「そうなんですか」とまぁ、相変わらず自分は悪者にならない戦法を駆使して会話をさせて頂きました。
そうそう!何故かアンティックカフェのドラムの輝喜くんがいて、そろそろ地上最強のカフェッ仔(←「子」じゃないと輝喜くんに教えられました)の称号を公式に頂けないか?という、お願いを「ナハハハハ」みたいな感じで流されたんですけど、やっぱダメすか?(笑)
それはいい!
それはイイんです。
そんな会話を楽屋で皆さんとさせて頂いてた時、
DIE:「ねぇ、ピンクスパイダーやるからさ、ちょっとステージ出て歌ってよ」
TOKI:「ブッ!え?DIEさんモノホンじゃないですか!」
DIE:「はい決定〜」
TOKI:「まだ何にも言ってないんですけど・・・」
DIE:「やるよね?」
TOKI:「ハイっ!いや、Yes!」
という事で、私にとっては永井トシさんとDIEさんには「了解」か「OK」しか選択肢がないので、アンコール時に既に酔っ払ってワケのワカンないDIEさんのハチャメチャな呼び出しを受け、バリバリ私服のままステージに出させて頂きました。
出演者の方々、全部DIEさんが悪いんで苦情はDIEさんのブログにでもツイッターにでも書き込んで下さい。
そんで深夜まで会場内で行われた打ち上げにも参加させて頂いたんですが、途中で携帯のバッテリーが切れちゃってメールを見れなかったのですが、自宅に帰って電源を入れた途端!新たな伝説が生まれました。
明日にでも書こうかしら。
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TOKI
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グループ法人:
Conquest Group
代表取締役CEO
Keasler Japan Limited/Conquest Group
代表
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代表取締役
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全日本花粉症対策委員会
「花粉症にはヨーグルトの会」
総務部主任
(財)東アジア圏居酒屋普及連合会
「居酒屋で水しか飲まない勇気の会」
2007年度名誉会長
医療法人 男塾
「大体の事は気合で治療の会」
皇帝
特技:
●くろまる企業運営(歴16年)
●くろまるフルコンタクト空手(準指導員をやらせて頂いてます)
免許:普通車、二輪限定解除、3級自動車整備士、モトクロス国内B級、危険物取扱乙種第4類、防火管理責任者、殺しのライセンス(対女性限定・・・なんつってななんつってな)
趣味:
●くろまるナポレオン一世のグッズ収集
●くろまるフランス革命からナポレオン帝政あたりの歴史研究
●くろまるTwitter
https://twitter.com/c4toki
●くろまるC4 Official website-Viper-http://www.keasler.co.jp
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