「写真入り」な飲食店のメニュー(2018年03月31日)

休日の土曜日に、ピザやパスタ等の食事をメインとしている他方で、飲物やデザートを愉しむ「カフェ的」な利用も可能な、時々寄る店に立寄りました。

↓テーブルに陣取ると、こういうメニュー表が置かれています。
メニュー (1).jpg
↑末尾に「スタッフ一同」と在って、来店客を歓迎する旨の挨拶が綴られています。

↓中を開くと、こういう具合になっています。
メニュー (2).jpg
↑殆ど全ての料理や飲物に関して図版が入り、呼称と価格が入っています。

↓殆どのモノが「一品=一価格」という表示ですが、大きさの大小が選べるピザについては"小"、"大"の各々の価格が併記されています。
メニュー (3).jpg
↑黒い文字の「1/220гр」というのは、「1つが220グラム程度」というような意味で、ロシアの飲食店ではよく視る表示です。赤い数字が価格です。

この店は「少し本格的でありながらもカジュアル」というような、若者、お年寄り、小さな子ども達も居る家族連れと、「誰でも利用する"ファミリーレストラン"風な店」です。メニューを視た来店客は、指定場所に行ってオーダーし、出来上がったモノを受取って席へ運んで頂くという仕組みです。帰る際に出入口辺りのレジで精算します。

以前は「殆ど全てに写真」というスタイルではないメニューでした。が、料理人を招聘して陣容を強化するなどし、提供メニューが増えたことや、耳慣れない名前のモノや、独自に工夫して愛称を着けたモノが在ることから「誰でもモノが判り易いように」と、少し時間を掛けて写真を準備したようです。実際、店のマネージャーと見受けられる方がカメラを手にした方と一緒に料理の写真を撮っていた様子を視掛けたことも在りました。そうやってこんなメニュー表が登場しました。

この「殆ど全てに写真」というスタイルのメニューが定着し、「誰でもモノが判り易いように」としたことの"効果"は在ったように見受けられます。

幼稚園に通っていそうとか、小学校低学年位までと見受けられるような子ども達を含む家族連れ等を多く視掛けますが、子ども達がメニューの写真を示して「僕はこれが好い!」とやっている姿が頻繁に視られるようになりました。

「多分ロシア語以外」と聞こえる言葉で互いに話している、外国人と見受けられる人達を含むグループも視掛けますが、そういう人達も画を視て「これで行こう...」と特段に不自由なくオーダーをしています。お店のスタッフも、写真を示されて「それですね。判りました」という感じでスムースに対応しているように視えました。

こういう具合に、ユジノサハリンスクの飲食店でも「サービスを行う工夫」が見受けられるようになっています。こういうような分野のことで、色々と"笑い話"が在ったのは、「昔話」とか「漫談」の世界のことになっている感です。

この記事へのコメント