「2回目」(!?)な「新年」(??)(2019年01月14日)
御近所の方が言いました。
「昨日のことだ。家の犬が、例によって散歩に出たがる。連れて出て、何時ものコースに進もうとするが、あの犬は直ぐに立止ってしまった。"行くぞ!"と促したが、動かない。帰りたがったんだよ。犬が...昨日は氷点下24°Cだったかい?」とです。
戸外に出たがった犬を連れて出ると、望みが叶って元気な筈の犬が「退散」したがるような寒さが続くユジノサハリンスクです。
そういう中、少し「妙?」に感じる表現を耳にしていた昨今でした。
「Старый Новый год」(スタールィー ノーヴィー ゴード)という表現です。
「Старый」(スタールィー) は「古い」で、「Новый」 (ノーヴィー)は「新しい」です。「新しい」としているモノを「古い」というように形容している感じで、初めて聞いた頃や、余り慣れていなかった頃は「妙に落ち着かない...」と多少の違和感のようなものを覚えたのでした。
これは「Новый」 (ノーヴィー)だけに目が向くと感じてしまう違和感で、「Новый год」(ノーヴィー ゴード)の2語で「1つの固有名詞」と考えれば、それ程に違和感は在りません。「Новый год」(ノーヴィー ゴード)は「新年」です。
ということは「Старый Новый год」(スタールィー ノーヴィー ゴード)で「古い"新年"」ということで、「旧正月」という程度に表現すると抵抗感が少なくなると思います。
ロシア正教の教会では旧い暦を使っていて、「クリスマス」が「1月7日」ということになっています。そのまま日付が進んで行くと、年が改まるのは「1月14日」です。この「1月14日」が「Старый Новый год」(スタールィー ノーヴィー ゴード)と呼ばれています。「古い"新年"」で「旧正月」です。
ロシア正教の「クリスマス」である「1月7日」は明確に「祝日」ですが、「1月14日」は「平日」です。と言っても、「年末年始に休暇を取って時間を設け、何処かを訪ねる」というようなことをしようとする人達の中に、「12月下旬から年始休業の時期を休暇」というパターンの他に、「やや少数派?」という感ではあるものの「年始休業の時期から"旧正月"の辺りまで引き続きで休暇」というようにしている方も見受けられます。
結局、「1月14日」が「旧正月」ということも在って、ロシア流なクリスマスツリーの"ヨールカ"は1月半ば頃まで輝いた状態で飾られているのでしょう。
多数派とは言い悪いかもしれませんが、「1月14日」に関して、親しい人達で集まって愉しく過ごすというようなことをしようとする人達も見受けられるようです。実際、花火を上げている人達が在る音が聞こえていました。
何となく、「少しばかりの時間差」で「新年」の「2回目」が在るような、不思議な気分になります。が、「1月1日」に残ってしまったスパークリングワインを開けてみたのでした。
14-01-2019 newyear.jpg
「昨日のことだ。家の犬が、例によって散歩に出たがる。連れて出て、何時ものコースに進もうとするが、あの犬は直ぐに立止ってしまった。"行くぞ!"と促したが、動かない。帰りたがったんだよ。犬が...昨日は氷点下24°Cだったかい?」とです。
戸外に出たがった犬を連れて出ると、望みが叶って元気な筈の犬が「退散」したがるような寒さが続くユジノサハリンスクです。
そういう中、少し「妙?」に感じる表現を耳にしていた昨今でした。
「Старый Новый год」(スタールィー ノーヴィー ゴード)という表現です。
「Старый」(スタールィー) は「古い」で、「Новый」 (ノーヴィー)は「新しい」です。「新しい」としているモノを「古い」というように形容している感じで、初めて聞いた頃や、余り慣れていなかった頃は「妙に落ち着かない...」と多少の違和感のようなものを覚えたのでした。
これは「Новый」 (ノーヴィー)だけに目が向くと感じてしまう違和感で、「Новый год」(ノーヴィー ゴード)の2語で「1つの固有名詞」と考えれば、それ程に違和感は在りません。「Новый год」(ノーヴィー ゴード)は「新年」です。
ということは「Старый Новый год」(スタールィー ノーヴィー ゴード)で「古い"新年"」ということで、「旧正月」という程度に表現すると抵抗感が少なくなると思います。
ロシア正教の教会では旧い暦を使っていて、「クリスマス」が「1月7日」ということになっています。そのまま日付が進んで行くと、年が改まるのは「1月14日」です。この「1月14日」が「Старый Новый год」(スタールィー ノーヴィー ゴード)と呼ばれています。「古い"新年"」で「旧正月」です。
ロシア正教の「クリスマス」である「1月7日」は明確に「祝日」ですが、「1月14日」は「平日」です。と言っても、「年末年始に休暇を取って時間を設け、何処かを訪ねる」というようなことをしようとする人達の中に、「12月下旬から年始休業の時期を休暇」というパターンの他に、「やや少数派?」という感ではあるものの「年始休業の時期から"旧正月"の辺りまで引き続きで休暇」というようにしている方も見受けられます。
結局、「1月14日」が「旧正月」ということも在って、ロシア流なクリスマスツリーの"ヨールカ"は1月半ば頃まで輝いた状態で飾られているのでしょう。
多数派とは言い悪いかもしれませんが、「1月14日」に関して、親しい人達で集まって愉しく過ごすというようなことをしようとする人達も見受けられるようです。実際、花火を上げている人達が在る音が聞こえていました。
何となく、「少しばかりの時間差」で「新年」の「2回目」が在るような、不思議な気分になります。が、「1月1日」に残ってしまったスパークリングワインを開けてみたのでした。
14-01-2019 newyear.jpg
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