こんにちは、Cです。昨日のSさんの記事で、『視覚的な手がかりがあったから見知らぬ土地で安心して行動できた』というお話がありました。楽しい旅だったようで、何より♪
さてさて、私達は日々の療育の中でお子さん達にこちらが伝えたい情報を確実にキャッチしてもらえるように、いろいろな教材(見て分かるものが多いです)を用意しています。とくに、他者と場や活動を共有する場面は見通しをもてないと辛いですよね〜。私に例えると、人が集まる会議や研修会(自分が消極的に参加しているものはとくに見通しほしいです・・・)、学校の始業式とかも『長いなぁ〜』と感じていました(頭の中は式とは関係のない別のことを考えていたような)、楽しい結婚式なども式次第がある方が見通しをもって積極的に参加できます。
じゃあ療育の中で子どもが『見通し』をもてるようにどうするか?こんなものを使っています。
P1160627.jpg P1160628.jpg こういうの最近よく、学校や幼稚園などでもやってくれていますよね。必ず一つずつ終わったら『おわり』箱に入れていって、"今日は何をするのか""活動が減っていくこと""全部なくなったら、終わり"ということを伝えます。貼りっぱなしではなく『終わった物は片付けていく』のが"ミソ"です。内容も毎回同じではなく、日によって項目が少なかったり別の項目が入ったりします。
あとは・・・
IMG_1607.jpg これも簡単な体を使う活動で、"今日は何をするのか""何回するのか"を伝えるための物です。
でも、これを子どもの前に出したらみんなが理解してくれるか、というとそうではないですよね。絵や数字や文字を理解するための認知力を高めることも大事だし、この提示に集中できるような環境設定、またこれだけではなく日頃からいろんな場面で『見る力』『他者からの情報を受け取る力(その子に合った方法で)』を養うことが大事です。
今日の写真は活動場所に行って『何をするのか』が分かるように示しているので"アクティビティシステム(ワークシステム)"と言われるものですが、もっと大きな流れや予定は"スケジュール"です。『ぱれっとブログ』で坂井さんがスケジュールについて記事にしているので、興味のある方は見てみてくださいね♪