ユジノサハリンスク市内の路線バス乗車券(2018年05月01日)

ユジノサハリンスク市内では、市内を縦横に行き交う路線バスでの移動がなかなかに便利です。

"市内線"に指定されているエリアでは、現在の料金は「一律20ルーブル」です。停留所にして2つや3つというような3分間の乗車でも、都心部から空港へ向かう場合のように20分間程度の乗車でも、料金は20ルーブルで変わりません。

バスに関しては、「しろまるしろまる行」と言うよりも「運行系統しろまる番」という言い方、或いは「しろまる番のバス」という言い方がポピュラーです。「しろまるしろまるへ行くには何番のバス?」という話しになって、「それならX番のしろまるしろまる停留所が傍で、Y番も近くを通る」ということになる訳です。

バスは運転士1人、または運転士と車掌の2人が乗務していますが、前者の方が多いと思われます。大概は、運転士か車掌に「乗車時」に20ルーブルを渡します。運転士1人で乗務しているバスで、「運賃は下車時に御願いしています」という場合も在るのですが、これは少数派です。

↓運賃は現金で支払って、それでお終いという場合も多いのですが、下記のような乗車券を渡される場合も多く在ります。
01-05-2018 バス券.jpg

×ばつ4=20」という訳です。旧い券を「勿体ないから使おう」ということかもしれません。

「5ルーブル」というモノが4枚連なっているという例は希で、一寸面白いので写真に収めました。(こういうモノは「本気で保管しよう!」ということでもしないと、直ぐに紛失してしまいますから、写真に撮っておくのが好いと思います。)

何とも名状し悪い、独特な質の紙に「ユジノサハリンスク市交通 バス券 Xルーブル シリーズXX-XXX」と細かい文字が、更に細かい文字で印刷会社の連絡先か何からしいモノまでが刷られていて、連番のスタンプが押され、ミシン目が付いていて乗務員が千切って乗客に渡し易いようになっています。

「バス代の領収書の代わりに...」という意図でも無ければ、本当に何となく何処かにやってしまいそうな乗車券ですが、バス乗車時に渡された場合、とりあえず下車するまでは持っていた方が好いと思われます。というのも、筆者は1年余りで1回しか視たことがありませんが、稀に不正乗車防止のための検札係が運行中の途中停留所から乗車して来て「乗車券を拝見致します!」とチェックをする場合が在るのです。

日に何回もバスに乗れば、この種の乗車券が存外に溜まってしまう場合も在るのですが、意外に面白い記念品ということになるかもしれません。

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