アニワ:海岸の朝陽(2017年10月28日)

アニワの街の中心街、地区行政府庁舎等の傍に"アフトスタンツィヤ"と呼ばれるバスステーションが在ります。広い駐車場か何かのようになっている場所です。そこでユジノサハリンスクとの間を往来するバスが発着しています。

そのバスステーションに到着したバスから降りて、バスが走って来た道を少し引き返します。ロータリーが設けられた交差点が在り、右側に消防署が在るのですが、それと反対の左側に進むと海岸へ真直ぐ延びている道が在ります。その道を真直ぐ進み、途中にガソリンスタンドが在り辺りを越え、更に進むと海岸に至ります。海岸までバスステーションから歩いて20分余りです。

早朝のマダマダ暗い時間に着き、海岸まで歩くと、海と空が少しずつ明るくなります。朝陽の光で、静かな海と空が美しい様相を呈します。

アニワは"U"の字の型で深いアニワ湾の最奥部、真ん中より少し西に位置します。バスステーション側から海岸に出ると、やや左寄りが東寄りに相当し、そちらの側の空が朝陽の光で染まります。

↓そして午前8時頃から朝陽が高くなり、やがて海面に"光の路"のようなモノが視えるようになります。
海岸の朝陽:アニワ.jpg
↑寄せては返す浪で湿った海岸の砂に、朝陽の光が映り込みます。

海岸部に街が拡がる稚内では「海と朝陽」というような光景を眼にし易いのですが、ユジノサハリンスクは海辺でもないので、手軽にそういう光景を視るとすれば、多分アニワ辺りに行くのが手っ取り早いでしょう。

最近になって、日出が午前8時頃というような次元になって来ましたから、「時間が在る好天な朝に出てみる」ということを試してみ易くなったように思います。ただ...存外に冷えているので防寒具は確り身に着けて出掛けるべきです。今般、美しい光景に心動かされた反面、指がおかしくなるような気がする程度に冷たくなり、手袋を持参せずに出たことを悔やむ羽目になりました。