釧路のチームがユジノサハリンスクへ...:アジアリーグアイスホッケー(2017年10月08日)
ユジノサハリンスクの<クリスタル>を会場に試合が催されているアジアリーグアイスホッケーでは、リーグに参加している<SAKHALIN>が韓国のチームや日本のチームを順次迎えて試合が催されています。
9月の開幕から10月の冒頭までの期間、<SAKHALIN>は韓国の各チームを迎えていました。韓国の各チームは「試合巧者」というのか、「勝負強い」というのか、このところは優勝チームを毎年輩出しています。<SAKHALIN>は10月冒頭時点で、これらのチームとの試合を優位に戦い、レギュラーシーズンの首位に躍り出ました。
その10月冒頭まで、<SAKHALIN>の他、韓国の<アニャンハルラ>、そして日本の<クレインズ>が「3強」という様相で競っていました。が、10月初旬の各試合が進んで行くと、日本の各チームが勝ち点を重ねて「混戦」になって来ました。<SAKHALIN>の直ぐ後を<フリーブレイズ>(八戸)、<クレインズ>(釧路)が同勝点で追い、その直ぐ後を<イーグルス>(苫小牧)、<アニャンハルラ>(韓国)が同勝点で追っているのです。これは「一試合毎に順位が入替る」ような展開で目が離せません。
<SAKHALIN>は9月後半の遠征で日本勢と対戦していますが、対戦相手は<アイスバックス>(日光)、<フリーブレイズ>(八戸)でした。対<アイスバックス>戦は2勝、対<フリーブレイズ>戦は1勝1敗でした。
10月8日、<SAKHALIN>は<クレインズ>を本拠地に迎えます。今季、両チームは初めての対戦です。この試合の結果で順位の変動も生じる訳で、互いに力が入ることになるでしょう。
好天の日曜日の午後に開催ということで、<クリスタル>は凄く賑わっていました。一般のファンが多い他方、<クリスタル>で活動している少年アイスホッケーチームの子ども達も目立ちましたし、日本のチームが登場するということでユジノサハリンスクに滞在している日本の皆さんが観戦に訪れていた様子も見受けられました。
<クリスタル>はプルカエフ通の東端に在りますが、やや西に商業施設が在り、地階にはユジノサハリンスク地区でチェーン展開をするスーパーの"旗艦店"のような大きな店も入っています。その店のレジ袋を手にした方達が<クリスタル>の場内にも見受けられました。会場で飲む水等のペットボトルを求めていた方が存外に多いようです。日本国内でもスタジアムの近くのコンビニで、飲物等を求めている方が多くいらっしゃるようですが、国や地域が変わっても、スポーツ観戦のファンがやることに大差は無いようです。尚、クリスタルの館内では市内に何店舗かを展開するカフェが出店して飲物を求められる他、時々視掛けるコーヒー等の自販機も在ります。
例によって華々しい演出で試合は幕を開けました。
今般は釧路からやって来た<クレインズ>が登場するので、フィギュアスケートの女の子が日の丸の旗を持って現れ、<クレインズ>の先発選手が紹介されてから選手達が入場しました。そしてロシア国旗が現れて<SAKHALIN>の出番です。
アイスホッケー 08-10-2017 (1).JPG
アジアリーグアイスホッケーでは、各チームに"外国人枠"が設けられています。日本のチームや韓国のチームでは、その3人の枠で北米出身の選手等がプレイしています。が、<SAKHALIN>はロシア人選手のみです。若い選手が目立つ中、方々のリーグで経験を積んでいるベテラン選手も居て、若い選手達をリードしているようです。
暗転した中に両チームの選手達が佇む会場で、日本、ロシアの順で国歌演奏が流れます。その後は、いよいよ試合開始です。
今回、「首位の座を護るために第2位のチームと直接対決」ということで、前に観戦した時よりも空席が少なかった感じで、筆者は「1列目」の席に陣取ることになりました。第1ピリオドと第3ピリオドで<クレインズ>のゴールだった側が視える位置です。
アイスホッケー 08-10-2017 (3).JPG
試合中、選手達が動き回っている時間としては、その「<クレインズ>ゴールが視える側」の方が「長かった」ように思えました。「押す<SAKHALIN>と護る<クレインズ>」という雰囲気です。第1ピリオド、第2ピリオドで<SAKHALIN>はパワープレイのチャンスを逃さないなど巧みに力強く攻め、各ピリオドで各々1得点を挙げて2対0として第3ピリオドに入りました。
第3ピリオドでは、<クレインズ>が猛然と反撃し1点を返し、2対1となりました。こうなると勝敗の行方は判り悪くなりますが、首位の座を護ろうとする<SAKHALIN>は更に力強く押しました。ゴール前で両チームの選手がもつれ合うような攻防や、ゴールの裏から両翼へ、更に両翼からゴール脇とめまぐるしくパックがパスされ、パスをカットしようと相手チーム選手が割り込むという、実にも応えが在るアイスホッケーらしいプレイが続きました。
アイスホッケー 08-10-2017 (2).JPG
やがて<SAKHALIN>は2得点し、試合終盤の<クレインズ>の反撃を巧く流してしまい、試合は4対1で<SAKHALIN>が勝利を掴みました。試合後、<SAKHALIN>は首位で少し抜け出し、<クレインズ>は3位に後退です。
<SAKHALIN>と<クレインズ>の試合はもう1戦、ユジノサハリンスクで行われます。11月2・3日には、<SAKHALIN>が釧路へ乗り込んで<クレインズ>と対戦する予定です。
アイスホッケー 08-10-2017 (4).JPG
9月の開幕から10月の冒頭までの期間、<SAKHALIN>は韓国の各チームを迎えていました。韓国の各チームは「試合巧者」というのか、「勝負強い」というのか、このところは優勝チームを毎年輩出しています。<SAKHALIN>は10月冒頭時点で、これらのチームとの試合を優位に戦い、レギュラーシーズンの首位に躍り出ました。
その10月冒頭まで、<SAKHALIN>の他、韓国の<アニャンハルラ>、そして日本の<クレインズ>が「3強」という様相で競っていました。が、10月初旬の各試合が進んで行くと、日本の各チームが勝ち点を重ねて「混戦」になって来ました。<SAKHALIN>の直ぐ後を<フリーブレイズ>(八戸)、<クレインズ>(釧路)が同勝点で追い、その直ぐ後を<イーグルス>(苫小牧)、<アニャンハルラ>(韓国)が同勝点で追っているのです。これは「一試合毎に順位が入替る」ような展開で目が離せません。
<SAKHALIN>は9月後半の遠征で日本勢と対戦していますが、対戦相手は<アイスバックス>(日光)、<フリーブレイズ>(八戸)でした。対<アイスバックス>戦は2勝、対<フリーブレイズ>戦は1勝1敗でした。
10月8日、<SAKHALIN>は<クレインズ>を本拠地に迎えます。今季、両チームは初めての対戦です。この試合の結果で順位の変動も生じる訳で、互いに力が入ることになるでしょう。
好天の日曜日の午後に開催ということで、<クリスタル>は凄く賑わっていました。一般のファンが多い他方、<クリスタル>で活動している少年アイスホッケーチームの子ども達も目立ちましたし、日本のチームが登場するということでユジノサハリンスクに滞在している日本の皆さんが観戦に訪れていた様子も見受けられました。
<クリスタル>はプルカエフ通の東端に在りますが、やや西に商業施設が在り、地階にはユジノサハリンスク地区でチェーン展開をするスーパーの"旗艦店"のような大きな店も入っています。その店のレジ袋を手にした方達が<クリスタル>の場内にも見受けられました。会場で飲む水等のペットボトルを求めていた方が存外に多いようです。日本国内でもスタジアムの近くのコンビニで、飲物等を求めている方が多くいらっしゃるようですが、国や地域が変わっても、スポーツ観戦のファンがやることに大差は無いようです。尚、クリスタルの館内では市内に何店舗かを展開するカフェが出店して飲物を求められる他、時々視掛けるコーヒー等の自販機も在ります。
例によって華々しい演出で試合は幕を開けました。
今般は釧路からやって来た<クレインズ>が登場するので、フィギュアスケートの女の子が日の丸の旗を持って現れ、<クレインズ>の先発選手が紹介されてから選手達が入場しました。そしてロシア国旗が現れて<SAKHALIN>の出番です。
アイスホッケー 08-10-2017 (1).JPG
アジアリーグアイスホッケーでは、各チームに"外国人枠"が設けられています。日本のチームや韓国のチームでは、その3人の枠で北米出身の選手等がプレイしています。が、<SAKHALIN>はロシア人選手のみです。若い選手が目立つ中、方々のリーグで経験を積んでいるベテラン選手も居て、若い選手達をリードしているようです。
暗転した中に両チームの選手達が佇む会場で、日本、ロシアの順で国歌演奏が流れます。その後は、いよいよ試合開始です。
今回、「首位の座を護るために第2位のチームと直接対決」ということで、前に観戦した時よりも空席が少なかった感じで、筆者は「1列目」の席に陣取ることになりました。第1ピリオドと第3ピリオドで<クレインズ>のゴールだった側が視える位置です。
アイスホッケー 08-10-2017 (3).JPG
試合中、選手達が動き回っている時間としては、その「<クレインズ>ゴールが視える側」の方が「長かった」ように思えました。「押す<SAKHALIN>と護る<クレインズ>」という雰囲気です。第1ピリオド、第2ピリオドで<SAKHALIN>はパワープレイのチャンスを逃さないなど巧みに力強く攻め、各ピリオドで各々1得点を挙げて2対0として第3ピリオドに入りました。
第3ピリオドでは、<クレインズ>が猛然と反撃し1点を返し、2対1となりました。こうなると勝敗の行方は判り悪くなりますが、首位の座を護ろうとする<SAKHALIN>は更に力強く押しました。ゴール前で両チームの選手がもつれ合うような攻防や、ゴールの裏から両翼へ、更に両翼からゴール脇とめまぐるしくパックがパスされ、パスをカットしようと相手チーム選手が割り込むという、実にも応えが在るアイスホッケーらしいプレイが続きました。
アイスホッケー 08-10-2017 (2).JPG
やがて<SAKHALIN>は2得点し、試合終盤の<クレインズ>の反撃を巧く流してしまい、試合は4対1で<SAKHALIN>が勝利を掴みました。試合後、<SAKHALIN>は首位で少し抜け出し、<クレインズ>は3位に後退です。
<SAKHALIN>と<クレインズ>の試合はもう1戦、ユジノサハリンスクで行われます。11月2・3日には、<SAKHALIN>が釧路へ乗り込んで<クレインズ>と対戦する予定です。
アイスホッケー 08-10-2017 (4).JPG