コルサコフ港に到着する<ペンギン33>(2017年07月27日)

稚内港を発つ<ペンギン33>は"快速艇"という感じで、海上の状態が好い場合には定刻より「少し早い?」程度にコルサコフ港の水域に到達します。

コルサコフ港に到着する方達を出迎えに行ってみると、定刻より「少し早い?」程度にコルサコフ港の水域に到達した<ペンギン33>が待機していて、港が見渡せる高台に上がってみると、入港する際の動きがよく視えました。

↓"大泊"と呼ばれていた1920年代頃に整備された桟橋に向けて、<ペンギン33>は慎重に大きな弧を描くように近寄ります。
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↓停泊位置にゆっくりと近づきます。
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↑場所は嘗て<アインス宗谷>が利用していて、車輛甲板のハッチを着けるために、桟橋の高さを一段低くした箇所です。<ペンギン33>が小型なので、この場所が使い易い訳です。

↓オレンジのベストを身に着けた係員が、船上から放られる繋留索の端を受け取って柱に結び付ける態勢に入っています。少し離れた場所で、出入国を管理する"国境警備局"の係官が様子を見守っています。
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↓やがて繋留が完了すると、入国手続を行う場所へ乗客達を運ぶバスが桟橋上に登場します。
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↑バスが現れると、「そろそろターミナルで、迎える皆さんを待ちましょう...」という感じになります。

今季の<ペンギン33>は、6月初旬に荒天のために1往復が欠航を余儀なくされましたが、非常に順調に運航を続けています。

刻々と変わる日没頃の空(2017年07月22日)

7月の後半になっても、ユジノサハリンスクの日没時刻は午後9時を過ぎた辺りです。6月後半頃より多少早まりましたが、日によっては「明るくなり始めた頃に目を覚まし、暗くなってしまう以前に眠気が射す」という場合が生じてしまうことに、大きな変化はありません。

夕刻、と言うより時間帯的にはハッキリ「夜」と言うべきような感なのですが、沈みかけた夕陽の光が演出する劇的な空の感じを視るのが筆者は気に入っています。が、何やら「冴えない天候」が多く、余りそういうものを視られません。或いは、「今日は好い感じだろうか?」と思っていれば、眠気が射して休んでしまう場合というのも在ります。

↓前日の「注意喚起」まで在ったような強めな雨が一転し、なかなかの好天に恵まれた日の日没時刻直前辺りです。
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↑ユジノサハリンスク市街の西寄りに相当するレーニン広場の辺りは、日が沈む側なので美しい夕空を視ることが出来ます。日没直前に、空の広めな範囲が橙色に染まっています。

↓ユジノサハリンスク市庁舎周辺に佇んで、カメラを手持ちで撮影しているので、上の画とは少しだけ角度がずれますが、同じ場所の「何分か後」、日没時刻の直後辺りです。
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↑同じ場所であることは、大きなレーニン像や、画の右寄りに在る広告画像を流しているスクリーンの存在で判り易いと思うのですが、空の感じが随分と変わります。右寄りの、日が沈んだ側では雲が照り返しで赤味を増して輝いています。

こういう空の様子の変化は、何処に居ても眺めて楽しめるものですが、何時も思うのは大袈裟な事でも何でもなく、「全く同じ様子は二度と視られない」ということです。