<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)?!(2019年01月19日)
ロシア語で「ハンバーガー」は「Ганбургер」(ガンブルゲル)と綴るのが普通です。
古くは、ロシア語では他の言葉で「Ha」、「Hi」というような具合になる「H」という綴りが在る地名や人名に「Г」(ゲー)という字を充てていました。「Г」(ゲー)は「G」なのですが、どういう訳か「H」にも充てていました。カタカナで書くと「ハヒフヘホ」になる音を現す時に使う場合が在る「Х」(ハー)というアルファベットも在るのですが、これは「H」とは「少し音が違う」という面が在るので、古くは使わないようにしたのかもしれませんが。
「ハンバーガー」の語源であるとされるドイツの都市「ハンブルグ」(Hamburg)は、ロシア語では「Гамбург」(ガンブルグ)になります。ハンブルグに関しては、<ハンザ同盟>というような古い歴史が在りますが、歴史用語の「ハンザ」もロシア語では「Ганза」(ガンザ)となってしまいます。
この「H」が「Г」(ゲー)という例は、日本の地名を現す場合にも例が在ります。「Иокогама」と綴って「イォーコガーマ」というような発音です。これは「横浜」(Yokohama)のことです。「ハマ」が「ガマ」になってしまいます。日本語の「よこはま」という言い方に近くなるようにロシア語のアルファベットで綴れば「Ёкохама」となる訳ですが、「Иокогама」という古い方式で定着しているのは、「古くからロシア語を使っている世界で横浜がよく知られている」ということの証左でもあるようにも思われます。
話しを「ハンバーガー」の「Ганбургер」(ガンブルゲル)に戻します。
よく寄るハンバーガーの店で<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)と「新しいメニュー?」と見受けられるモノが在ったのに気付きました。
少し見慣れた「Ганбургер」(ガンブルゲル)に対して、<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)が見慣れないので「綴りの間違い?!」とも思いましたが、「間違い」ではありませんでした。
↓頼んでみれば、こういうモノが出て来ました。
19-01-2019 хван.jpg
↑キムチが入っています??
<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)の「Хван」(フヴァン)というのは「韓」(ハン)のことだったのです。
肉とキムチはなかなかに合い、中にタルタルソースや野菜が入って、意外に好い組み合わせでした。
サハリンでは<キムチ豚>という言い方になりますが、豚肉とキムチを組み合わせて炒めるような、日本国内では寧ろ<豚キムチ>と呼んでいるモノは見受けられます。豚肉との相性が好いイメージのキムチですが、牛肉を使ったハンバーグとの相性も好いと思いました。
「キムチを使ってみる」というのは、朝鮮半島に根を持つ一族の出であるという人達が一定数住んでいて、地元企業が「当社独自製法」とキムチを作って売っている例まで見受けられる、サハリンの地「ならでは」というようにも思いました。
サハリンでは、大学や専門学校への進学等を契機に、ロシア国内の他地域へ転出するという若者が多く見受けられます。そういう「サハリン育ち」の若い人達が久し振りにサハリンへ帰省する、或いは家族が彼らを訪ねるという場合、家族が「何か食べたいものでも在れば、出来る範囲で用意してみる...」と話題を出す場合が在ります。そんな時「そう言えばキムチ...」と「サハリンならではの多少懐かしい食べ物」として、キムチが上る場合も見受けられるようです。少し前に聞いた話しです。
恐らく「御当地メニュー」で、他地域に展開する同じフランチャイズの店では提供していない可能性が高い<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)ですが、存外に美味しいので、既に何度も頂いています。偶々思い付いて何回か写真に撮った中、1月19日に撮ったモノが好かったので、記事の題名にその日付を入れてみましたが、何時の間にか「週に2回位?」という頻度で頂くようになっていました。昨日も頂き、ここで御紹介することを思い立ったのでした。
古くは、ロシア語では他の言葉で「Ha」、「Hi」というような具合になる「H」という綴りが在る地名や人名に「Г」(ゲー)という字を充てていました。「Г」(ゲー)は「G」なのですが、どういう訳か「H」にも充てていました。カタカナで書くと「ハヒフヘホ」になる音を現す時に使う場合が在る「Х」(ハー)というアルファベットも在るのですが、これは「H」とは「少し音が違う」という面が在るので、古くは使わないようにしたのかもしれませんが。
「ハンバーガー」の語源であるとされるドイツの都市「ハンブルグ」(Hamburg)は、ロシア語では「Гамбург」(ガンブルグ)になります。ハンブルグに関しては、<ハンザ同盟>というような古い歴史が在りますが、歴史用語の「ハンザ」もロシア語では「Ганза」(ガンザ)となってしまいます。
この「H」が「Г」(ゲー)という例は、日本の地名を現す場合にも例が在ります。「Иокогама」と綴って「イォーコガーマ」というような発音です。これは「横浜」(Yokohama)のことです。「ハマ」が「ガマ」になってしまいます。日本語の「よこはま」という言い方に近くなるようにロシア語のアルファベットで綴れば「Ёкохама」となる訳ですが、「Иокогама」という古い方式で定着しているのは、「古くからロシア語を使っている世界で横浜がよく知られている」ということの証左でもあるようにも思われます。
話しを「ハンバーガー」の「Ганбургер」(ガンブルゲル)に戻します。
よく寄るハンバーガーの店で<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)と「新しいメニュー?」と見受けられるモノが在ったのに気付きました。
少し見慣れた「Ганбургер」(ガンブルゲル)に対して、<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)が見慣れないので「綴りの間違い?!」とも思いましたが、「間違い」ではありませんでした。
↓頼んでみれば、こういうモノが出て来ました。
19-01-2019 хван.jpg
↑キムチが入っています??
<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)の「Хван」(フヴァン)というのは「韓」(ハン)のことだったのです。
肉とキムチはなかなかに合い、中にタルタルソースや野菜が入って、意外に好い組み合わせでした。
サハリンでは<キムチ豚>という言い方になりますが、豚肉とキムチを組み合わせて炒めるような、日本国内では寧ろ<豚キムチ>と呼んでいるモノは見受けられます。豚肉との相性が好いイメージのキムチですが、牛肉を使ったハンバーグとの相性も好いと思いました。
「キムチを使ってみる」というのは、朝鮮半島に根を持つ一族の出であるという人達が一定数住んでいて、地元企業が「当社独自製法」とキムチを作って売っている例まで見受けられる、サハリンの地「ならでは」というようにも思いました。
サハリンでは、大学や専門学校への進学等を契機に、ロシア国内の他地域へ転出するという若者が多く見受けられます。そういう「サハリン育ち」の若い人達が久し振りにサハリンへ帰省する、或いは家族が彼らを訪ねるという場合、家族が「何か食べたいものでも在れば、出来る範囲で用意してみる...」と話題を出す場合が在ります。そんな時「そう言えばキムチ...」と「サハリンならではの多少懐かしい食べ物」として、キムチが上る場合も見受けられるようです。少し前に聞いた話しです。
恐らく「御当地メニュー」で、他地域に展開する同じフランチャイズの店では提供していない可能性が高い<Хванбургер>(フヴァンブルゲル)ですが、存外に美味しいので、既に何度も頂いています。偶々思い付いて何回か写真に撮った中、1月19日に撮ったモノが好かったので、記事の題名にその日付を入れてみましたが、何時の間にか「週に2回位?」という頻度で頂くようになっていました。昨日も頂き、ここで御紹介することを思い立ったのでした。
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