独特なアレンジ(?)という感の<ビーフストロガノフ>(2019年01月05日)

日本国内では、例えば「美味しいハンバーグのような"洋食系"の食事を供する他方、好い感じの焼き魚定食のような"和食系"の食事も供する」という、「ジャンルの垣根が低い」という感じの店が見受けられると思います。(稚内にもそういう店が見受けられます。週に何回も立ち寄っても、気分で"洋食系"の食事も"和食系"の食事も愉しむことが出来るという感じの場所になっています。)

ユジノサハリンスクでも、「ジャンルの垣根を低くしている?」というように感じられる店は見受けられます。「こういうモノがメイン」というイメージを打ち出している他方で、「それは"ロシア料理"?」というメニューを供していて、そうしたモノがなかなかに美味しいという場合が在るのです。

筆者が2017年にユジノサハリンスクに滞在し始めて以降、「ピザやパスタがメイン」という店を時々利用しています。その店は「家族連れも多ければ、大学が近いので若者のグループも多く、国内外のビジネスマンが軽い食事に利用している例も見受けられ、"持ち帰り"需要も、カフェ的に飲物と菓子やパン等を愉しむ需要まで在る」と「幅広い需要」であり、午前中から夜までの営業でもあるためか、次第にメニューの幅が拡がって、拡がったモノを整理してと供するモノに些かの変遷が視られる状況です。この店で最近、"メイン料理"、"肉料理"というような位置付けをして色々なモノを供しているのですが、それらがなかなか好く、年末から立寄る頻度が多少高くなりました。

↓立寄る頻度が高まる契機になったのがこの料理です。
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↑これは<ビーフストロガノフ>です。

<ビーフストロガノフ>は「ロシア料理の店」となっている場所で美味しいモノを供している訳ですが、「ピザやパスタがメイン」という店のメニュー表に<ビーフストロガノフ>を見付けた時、「どういうモノが出て来る?」と強い好奇心が湧き起こりました。そして出て来たモノは写真のような感じだったのです。

この店では「他所より細かい?」という感じに牛肉を刻んでいます。大変に食べ易い感じになっています。そしてトマトのソースを加えているようで、それがなかなかに肉に合うのです。

この店では、イタリア料理の経験が豊かな料理長を迎えて各メニューを監修していますが、各種の肉料理が色々と在ることを踏まえて「独特なアレンジ」の<ビーフストロガノフ>が送り出されたようです。ポテトのペーストが添えられるのは、「ロシア料理」の流儀でもありますが、トマトソースの味も入っている肉との愛称も好い感じです。

料理というのは「美味しい!」ということであれば、何でも構わないという感じなのだとも思いますが、この<ビーフストロガノフ>はなかなかに気に入りました。

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