<ミリンダ>(2019年01月27日)

「ユジノサハリンスクのアパートに居る」という場合と、「稚内のアパートに居る」という場合とを比べ、「特段に大きな違いは無い...」というように思っています。

が、大きな違いは、「稚内のアパートに居る」という場合は「水道の蛇口を捻って、出て来る水をコップでそのまま飲む。またはそのまま水を使って珈琲でも淹れる」ということをするのに対し、「ユジノサハリンスクのアパートに居る」という場合は、「近所の店で求めたミネラルウォーターやその他の飲料を冷蔵庫に入れておいて、喉が渇けば冷蔵庫からそれらを引っ張り出して飲む」ということです。

やや古い話しですが、外国の方に尋ねられたことが在ります。「日本の人は、水道から出て来る水をコップに入れて、そのまま飲むと聞きました。本当なんですか??」とです。率直に、そういう"質問"が「出て来ること自体」に驚いてしまった記憶が在ります。多くの国で、余りやらないことのようです。

ユジノサハリンスクのアパートに在って、冷蔵庫に置いておいて飲む機会が多いのはミネラルウォーターなのですが、時には「何となく眼に留まった...」という各種の飲料を試します。試す中には「これは...今回"限定"だな...」ということになって、直ぐに忘れてしまうという例も稀に在りますが。

↓この飲料に関しては、何か妙に惹かれて購入し、飲んでみて「悪くない...」と何度も求めてしまっています。
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↑1月27日に、「缶のデザインが美しいかもしれない...」と思って撮ってあった写真が出て来ましたが、この写真を撮る以前にも以後にも何度も求めています。

初めてこれが売られていることに気付いた時、「MIRINDA」(ミリンダ)という名前に驚きました。幼少の頃、伯母が小さな町で営んでいた食堂に硝子ボトルの飲料が並んだ冷蔵庫が在って、その中にこの<ミリンダ>も在ったというような気がしたのです。何となく「酷く懐かしい...」と感じ、店の棚に並んでいるこの飲料に惹かれたのでした。別なメーカーでも、こういうオレンジ風味の炭酸飲料が在って、そちらは現在でも多々視掛けるのですが、この<ミリンダ>は日本国内では視掛けません。

この<ミリンダ>は<ペプシコーラ>の会社が世界中で使っている商標らしく、エスペラントで「不思議な・素晴らしい」を意味するミリンダ(mirinda)に由来するそうです。現在、北米や日本ではこのブランドの飲料は販売されていないとのことですが、他の地域では見受けられるとのことです。ロシアでも、この<ミリンダ>が出回っていて、ユジノサハリンスクの店で売られていた訳です。

日本国内でこの<ミリンダ>は1964年に登場し、<ペプシコーラ>の会社による製品の販売権を得た日本国内企業の事情等で、1998年頃には姿を消したらしいです。嘗て<ミリンダ>は、人気ドラマで人気俳優がさり気なく飲みながら歩いていたというような形でメディアにもいろいろと露出し、一寸人気ではあったようです。

こういうようなモノに、ユジノサハリンスクで出くわしたというのは驚きです。「稚内の店では売られていない」と判っているのですが、「そう言えば...」と不意に欲しくなってしまいます。

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