流氷に覆われたコルサコフ港の夕暮れ(2018年02月19日)
稚内港からコルサコフ港へ向かう計画の貨物船に関して、コルサコフ港の氷の状況が在ることから、出航を順延したという話題が伝わって来ました。
↓下記のリンクで配信されているような情報でもアニワ湾に氷が入っている状況は判ります。そして、偶々アニワを訪ねて海面が凍っている様子を視た経過が在ります。そういうことで、何やらコルサコフ港の様子が酷く気になり、夕刻に足を運んでみました。
>>【海氷情報センター 海氷・流氷の速報】
↓午後6時半を過ぎてしまった辺りです。「摂政宮殿下行啓の折り」という1925年の出来事が伝わる高台に上がり、コルサコフ港の北埠頭を望みました。
コルサコフ港の流氷 (1).jpg
↑埠頭に停泊中のコンテナを積んだ貨物船のような、少し大きな船は氷に負けずに動き回っている様子が伺えます。
ここの氷には"隙間"が在って、海面が覗いています。その覗く海面が夕陽の光を受けて、独特な色彩に光っています。
↓眼を転じて南埠頭の側を望みました。
コルサコフ港の流氷 (2).jpg
↑画の奥、右側に林立しているクレーンの左側に、夏季には稚内・コルサコフ航路の船が発着していた場所が在ります。防波堤の内側や周辺は、最近の低温傾向で氷が厚くなっているような感じです。
↓更にコルサコフの街の側を望みました。
コルサコフ港の流氷 (3).jpg
↑早朝の低温が、日中の好天の中で上昇し、この時は氷点下10°Cを上回っていたのですが、日が落ちるとまた気温が低下して行きます。そういう「温度変化の境界」のような時間帯です。
↓右が北埠頭、左が南埠頭という位置関係になります。両埠頭に挟まれて、水流が緩くなっていると見受けられる辺りの氷が厚く、手前のコンテナが積まれている用地の積雪と、色が見分け悪いような感じになっています。
コルサコフ港の流氷 (4).jpg
スタロドゥプスコエで視た「白い"埋立地"?」のようになっていた流氷を想い起すと、コルサコフ港のモノは「海上の大小様々な氷が流れて集まっている」という「流氷らしい」雰囲気であるように思えます。
船が動いて浮かぶ氷が押し分けられ、それがまた集まって、寒気で凍ったというような痕跡が判りますが、北埠頭に停泊しているような大き目な船でもなければ、ここを航行するのは少し難しいことでしょう。
そんなことを考えながら様子を視ていた僅かな間に、夕陽は低めな空の雲に隠れ、高めの空の雲の色や、雲の間に覗く空の色が変わって来ました。
↓何か「春を待つコルサコフ港」という風情が漂う光景でした。
コルサコフ港の流氷 (5).jpg
こういう状態であれば、風や気温の状況が変われば「俄かな変化」が起こって、船が航行し易くなることもあるでしょう。
↓下記のリンクで配信されているような情報でもアニワ湾に氷が入っている状況は判ります。そして、偶々アニワを訪ねて海面が凍っている様子を視た経過が在ります。そういうことで、何やらコルサコフ港の様子が酷く気になり、夕刻に足を運んでみました。
>>【海氷情報センター 海氷・流氷の速報】
↓午後6時半を過ぎてしまった辺りです。「摂政宮殿下行啓の折り」という1925年の出来事が伝わる高台に上がり、コルサコフ港の北埠頭を望みました。
コルサコフ港の流氷 (1).jpg
↑埠頭に停泊中のコンテナを積んだ貨物船のような、少し大きな船は氷に負けずに動き回っている様子が伺えます。
ここの氷には"隙間"が在って、海面が覗いています。その覗く海面が夕陽の光を受けて、独特な色彩に光っています。
↓眼を転じて南埠頭の側を望みました。
コルサコフ港の流氷 (2).jpg
↑画の奥、右側に林立しているクレーンの左側に、夏季には稚内・コルサコフ航路の船が発着していた場所が在ります。防波堤の内側や周辺は、最近の低温傾向で氷が厚くなっているような感じです。
↓更にコルサコフの街の側を望みました。
コルサコフ港の流氷 (3).jpg
↑早朝の低温が、日中の好天の中で上昇し、この時は氷点下10°Cを上回っていたのですが、日が落ちるとまた気温が低下して行きます。そういう「温度変化の境界」のような時間帯です。
↓右が北埠頭、左が南埠頭という位置関係になります。両埠頭に挟まれて、水流が緩くなっていると見受けられる辺りの氷が厚く、手前のコンテナが積まれている用地の積雪と、色が見分け悪いような感じになっています。
コルサコフ港の流氷 (4).jpg
スタロドゥプスコエで視た「白い"埋立地"?」のようになっていた流氷を想い起すと、コルサコフ港のモノは「海上の大小様々な氷が流れて集まっている」という「流氷らしい」雰囲気であるように思えます。
船が動いて浮かぶ氷が押し分けられ、それがまた集まって、寒気で凍ったというような痕跡が判りますが、北埠頭に停泊しているような大き目な船でもなければ、ここを航行するのは少し難しいことでしょう。
そんなことを考えながら様子を視ていた僅かな間に、夕陽は低めな空の雲に隠れ、高めの空の雲の色や、雲の間に覗く空の色が変わって来ました。
↓何か「春を待つコルサコフ港」という風情が漂う光景でした。
コルサコフ港の流氷 (5).jpg
こういう状態であれば、風や気温の状況が変われば「俄かな変化」が起こって、船が航行し易くなることもあるでしょう。
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