<АРАБИКА BLEND COFFEE>(アラビカ ブレンドコーヒー)(2017年08月05日)

↓こういう缶の飲料を見付けて、思わず試しに飲んでみました。
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↑以前から缶は何度も視掛けていて非常に気になっていたのです。

"АРАБИКА"(アラビカ)と言えば、珈琲豆の種類というのか、系統というようなもので、挽いて淹れる多くの豆が「アラビカ」という分類になっています。取り立てて変わった用語でもないのですが、何やらロシア文字で書いて在ると、変に不思議な感じもします。

缶の上の方が明るい色になっていて、缶全般のデザインから浮き上がっています。「20% бесплатно」と在ります。"бесплатно"(ビェスプラートナ)とは「無料」ということなので、直訳すれば「20%が無料」となるのですが、日本国内で視掛ける類似事例を想い起せば「20%増量中」という程度が好い感じです。

ミール通を北上しながら歩いていて、何か飲みたくなったので、通り掛かりに在った小さな店で求めました。レジの脇で、保温が出来る容器に感が並んでいて、店のおばちゃんに「それを一つ...」と言うと出してくれるのです。日本国内の、地方に在る小さな個人商店を思い出す雰囲気も在ります。

この缶コーヒーは53ルーブルでした。100ルーブル紙幣で払おうとすれば、店のおばちゃんは「3ルーブルの小銭は在りませんかね?」と尋ねてきました。最近はこういうスタイルが多いです。昔であれば「釣銭が無い!!」となったもので、そういう言い方を耳にして「"ロシア"に足を踏み入れてしまった...」と感じたものでした。そこで3ルーブルの小銭を出せば、50ルーブル紙幣が釣銭です。こじんまりとした、中に然程のモノが陳列されているでもない、"ポストソ連"な時期を想起させる店のムードも在ったのですが、「3ルーブル?」と尋ねるおばちゃんの物腰や、おばちゃんが扱っていた小さいモニターが付いたコンピュータのレジが"当世風"という感でした。

「少し長めに歩いたので一息」と缶コーヒーを頂いてみました。「かなり懐かしい」感じがする「凄く甘い、クリープを一杯入れたような」という、「昔ながらの缶コーヒー」という味がしました。私事ですが、(亡くなって久しい)祖母が時々愉しむために買置きしていた缶コーヒーが在って、それを頂いた時のことを思い出しました。或いは、小中学生位の頃に出先で何かを飲もうと求めた缶コーヒーを思い出しました。

缶の裏に色々な事が記載されていたものの、文字が細か過ぎて読めませんでした。が、これは韓国か何処かの製品と見受けられました。それでも、最初からロシア語の商標等が刷り込まれ、「最初から"輸出仕様"」になっています。「ロシアに輸入された外国商品」であることが判るシールの貼り付けは在りませんでした。最近は時々こういう感じのモノを視掛けます。

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