ブリヌイ(2017年07月30日)

友好都市であるコルサコフ市の同世代の生徒達と交流すべくサハリンへやって来た稚内の高校生達は、好天にも恵まれた中で元気に過ごしています。

コルサコフ歴史郷土博物館の館長さんによる大変熱心な御案内を頂きながら市内見学をした後、一緒に昼食を愉しみました。

↓その昼食の締め括りに出て来たモノがこれです。紅茶と一緒に頂きましたが、クレープに少し似ているロシアの食べ物で「ブリヌイ」と呼ばれています。
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ロシアでブリヌイと言えば、「冬が去ろうとし、春がやって来ることを祝う」として古くから催されているという祭り<マースレニッツァ>で、「太陽をシンボライズした菓子」として楽しまれています。<マースレニッツァ>では「太陽が再生」というように言うようです。

粉、卵、牛乳、塩や砂糖を混ぜ合わせた生地をイーストで発行させ、それを極薄に丸い型に焼き上げるのがブリヌイです。その丸い型が、太陽を思わせるという訳です。

実際的には、丸い型のままで食べるというのでもなく、画のように折り畳んだ型で頂くのが普通です。そして、<マースレニッツァ>という祭りと無関係に、日常的に頂くモノのようです。コルサコフの生徒に一寸尋ねると「朝食で頂くことが多いかな?」と言っていました。

シンプルなクレープのようなモノですから、色々な材料と合わせて"前菜"風に頂くこともあれば、バターやクリームを縫ってパンケーキ風に頂くことや、ジャムを付けてデザートのようにというのもポピュラーです。今回は、オレンジママレードを添えてデザート風に頂きました。

稚内側の生徒は「サハリン到着後に頂いたモノでは、現時点でベスト!」としていました。コルサコフの生徒によれば、自分自身で、家で作って頂く場合も在るということでした。ひょっとすると「"ブリヌイ"の作り方伝授」というようなことも、滞在の中でやっているかもしれません。本来はフライパンのような鍋で焼くようですが、家庭では"ホットプレート"も多用されるようです。

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