住宅地の拡がり(2017年04月29日)

ユジノサハリンスクの街は、嘗ての豊原を基礎としています。が、豊原の時代に何となく賑わっていた範囲を超えてソ連時代に市街が発展し、更にロシア時代、殊に2000年代半ば以降にそういう「拡がり」が拡大していて、そんな傾向は現在でも一部続いているように見えます。

↓画は、大型商業施設<シティーモール>の直ぐ傍です。
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↑<シティーモール>の大きな敷地は、ユジノサハリンスク都心を南北に貫いているレーニン通の延長線上と、ミール通の延長線上とに挟まれた辺りで、ユジノサハリンスク空港へ向かう途中の、市街の南寄りに相当します。

この「市街の南寄り」というのは、2000年代半ば以降に市街の「拡がり」のようなものが強く感じられた場所です。新しい住宅が次々に出来ていて、大きな<シティーモール>の本館が登場し、やがて別館も出来て、アイスアリーナも在る大型催事会場の<アリーナ・シティー>も出来ました。

この<シティーモール>が見える、ミール通の延長線上に沿った敷地に画のような集合住宅が建設中です。分譲方式なのか、賃貸なのか、何かの掲示物が見えるのでもないので判然とはしません。左側は外装を仕上げながら内装に着手するような感じに見えます。右側は未だ「窓」が嵌っていない感じです。

サハリンでは「州の全般的人口」は減少が続く他方、ユジノサハリンスクと隣接するアニワは若干の増加傾向が視られるそうです。或いは、こういうような住宅建設の状況が、そうした状況の証左なのかもしれません。

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