「名残雪」とでも呼びたい時季の雪にしては"激しい"感...(2019年03月27日)



稚内市サハリン事務所が入っている建物の入口には、建物への出入を管理する係の方が常駐しています。顔馴染な皆さんですから、出入の際には挨拶や言葉も交わします。

今朝、「おはようございます!」と入って行くと、クスクスと笑われました。「時季外れの"マローズじいさん"が現れたかと...」ということでした。"マローズじいさん"というのは、"サンタクロース"のような年末年始のキャラクターです。

実際、稚内市サハリン事務所が入っている建物の入口に着いた時には、本当に「やれやれ...漸く辿り着いたような感じだ」と思っていたのですが、外が吹雪模様で「体中に、更に顔にも雪が付着」という状況だったのです。何か「この冬で最も激しかったかもしれない吹雪?」というようにさえ思えましたが、そういうのが「シーズンももう直ぐ終わりそう」という時季に至って登場です。

↓こういう感じになっていた戸外を歩いていました。
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↑レーニン通の、コムニスチーチェスキー通との交差点に近い側です。信号停止の車輛が見受けられ、背後には吹雪に霞むレーニン像が立つ広場です。

手前に写っている「ワンボックス」な車輛ですが、<ブハンカ>(「パンの塊」を意味する語だということです。)と呼び習わされる、ソ連時代以来のデザインを未だに留めている車輛です。個性的な形なので、視掛けると「アレが走っている...」と一寸注目してしまいます。

雪の中で「何をやっているんだ?」という気分にもなりましたが、愛用のカメラが"防滴"を謳う頼もしいモノなので、「雪にも負けず、吹雪に霞むレーニン像を背景に走る"ブハンカ"」ということで、思わず写真に収めてしまいました。

↓これは"ブハンカ"に出くわした場所へ至るまでのアムールスカヤ通の様子です。
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↑左側に学校が在って、歩道の柵の途切れる辺りである学校前に横断歩道が設けられています。左側にオレンジのベストを着用している人物が一寸視えていますが、児童生徒等が利用する横断歩道を、未だやや強い雪の中で懸命に除雪していました。

この学校前の横断歩道の他にも、随所で未だ降り頻っている雪の中での除雪作業が行われていました。なかなかに大変な作業だと思います。

稚内では「少し強めな降雪が風に舞う」ような状態が頻発し、その状態を「吹いている」と表現する場合が多々在ります。今朝のユジノサハリンスクの状況は、その「吹いている」という表現を想い起すものでした。

実際、雪が非常に少ない傾向が続き、3月も下旬になっているので、雪が降ると「名残雪」というような言葉も想い起します。が、今朝の雪は「名残雪」とでも呼びたい時季にも拘らず、多少"激しい"感じでした。

時間が経って、"激しい"という感じは少し弱まっています。サハリン各地で吹雪模様であるようで、地域によっては「吹雪による道路通行止め」が発生していることや、ユジノサハリンスク空港で少し運航ダイヤが乱れていることが伝えられています。

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