2010年05月25日
前島紀行(中編)
前島神社のすぐ裏にあるのは、どうやら学校。
校舎裏に出たので、正面に回ってみる。
前島 前島
「久賀小学校前島分校」とある。
校庭に遊ぶ子供がいるわけもなく、
あまりに静かな学校はさすがに寂しい。
校庭を歩く自分の足音が耳につく。
散り終わったばかりの桜の木。
この校庭で何人の子供達を見送ったのか。
真横に伸びた桜の枝は、
優しげに手を伸ばす母のようにも見える。
前島 前島
学校の更に上のほうに、
前島のあまり高くないであろう、
山への登り口が見えている。
好奇心に誘われて細い道をゆく。
岩盤か粘土層の道を抜けると、
わずかに拓けた場所に出て、
そこには様々な野菜が作られていた。
畑のすぐ近くに、本当に小さな社があって、
何か吸い込まれるように魅入った。
前島 前島
集落は島の両側に分かれていて、
今度は島の反対側へと下っていく。
遠めにも立派な港が整備されていて、
3重に連なった防波堤が見える。
田んぼを作っていたのか、
少し広めの湿地と川があり、
それは海へと続いていく。
港に停泊する漁船が少なかったのは、
みな漁に出ていたのだろうか。
続く......。
たかし工房 校舎裏に出たので、正面に回ってみる。
前島 前島
「久賀小学校前島分校」とある。
校庭に遊ぶ子供がいるわけもなく、
あまりに静かな学校はさすがに寂しい。
校庭を歩く自分の足音が耳につく。
散り終わったばかりの桜の木。
この校庭で何人の子供達を見送ったのか。
真横に伸びた桜の枝は、
優しげに手を伸ばす母のようにも見える。
前島 前島
学校の更に上のほうに、
前島のあまり高くないであろう、
山への登り口が見えている。
好奇心に誘われて細い道をゆく。
岩盤か粘土層の道を抜けると、
わずかに拓けた場所に出て、
そこには様々な野菜が作られていた。
畑のすぐ近くに、本当に小さな社があって、
何か吸い込まれるように魅入った。
前島 前島
集落は島の両側に分かれていて、
今度は島の反対側へと下っていく。
遠めにも立派な港が整備されていて、
3重に連なった防波堤が見える。
田んぼを作っていたのか、
少し広めの湿地と川があり、
それは海へと続いていく。
港に停泊する漁船が少なかったのは、
みな漁に出ていたのだろうか。
続く......。
【たかしのみるせかい】はデジタル詩人西山喬が執筆する
山口県は瀬戸内海に浮かぶ周防大島の物語です
Copyright Takashi Nishiyama
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