2011年01月
2011年01月31日
風の中のつどい(前編)
寒さも一段と厳しい最近だが、
先日、周防大島の安下庄(あげのしょう)にて、
【風の中のつどい】と言う子供用のイベントが行われた。
安下庄地区で昔は賑やかだった祭りも、
いつしか途絶えてしまっていたものを、
若い世代が今一度と、復活を果たしたと言うこと。
安下庄 風の中の集い 安下庄 風の中の集い
子供のイベントとは言っても、
どちらかと言うと大人の方が楽しみにしているような。
「竹とんぼ」「竹馬」「凧揚げ」「餅つき」。
どれも昔の遊びで今の子供達には縁が薄そう。
竹細工をするのはなかなか難しい。
竹とんぼの羽を作るのも小刀を使うので、
子供達には慎重に教えていくのだが、
「教えるって案外難しいね。」と大人がつぶやく。
子供と真正面から向かい合うことは、
単純そうだけど、実に難しいことでもある。
安下庄 風の中の集い 安下庄 風の中の集い
イベントのお手伝いには街の若者だけでなく、
昔を懐かしむおじさん世代も活き活きと動く。
町長の姿も見え、子供達と積極的に遊んでいた。
最初はとっつきそうにしていた子供達にも変化が現れる。
1人目の竹とんぼが大空高く舞うと空気が一変する。
子供達は我先に竹とんぼを完成させようとし、
工夫を凝らすことの喜びに目覚める。
ひとつ、またひとつ、竹とんぼが大空へ飛び立つ。
安下庄 風の中の集い 安下庄 風の中の集い
餅つきは【長尾八幡宮】の宮司さんが奮闘していた。
若い者に負けることないエネルギーの塊のような人で、
子供達に声をかけながら、おいしいお餅をついてくれた。
走りまわる子供の力が大人にエネルギーをくれる。
杵つきのお餅には少年が目を輝かせる。
力仕事に挑戦するのは男の性と言うものか。
大きな弧を描いて杵が餅につきささる。
粘り気のある餅が時々空中に持ち上がり、
大人たちは冷や汗をかきながらも、大きな掛け声をかける。
大人も子供も、みんな笑っている。
本気で子供と向き合う大人がいることは、
きっと素晴しい未来へとつながることだろう。
続く......。
先日、周防大島の安下庄(あげのしょう)にて、
【風の中のつどい】と言う子供用のイベントが行われた。
安下庄地区で昔は賑やかだった祭りも、
いつしか途絶えてしまっていたものを、
若い世代が今一度と、復活を果たしたと言うこと。
安下庄 風の中の集い 安下庄 風の中の集い
子供のイベントとは言っても、
どちらかと言うと大人の方が楽しみにしているような。
「竹とんぼ」「竹馬」「凧揚げ」「餅つき」。
どれも昔の遊びで今の子供達には縁が薄そう。
竹細工をするのはなかなか難しい。
竹とんぼの羽を作るのも小刀を使うので、
子供達には慎重に教えていくのだが、
「教えるって案外難しいね。」と大人がつぶやく。
子供と真正面から向かい合うことは、
単純そうだけど、実に難しいことでもある。
安下庄 風の中の集い 安下庄 風の中の集い
イベントのお手伝いには街の若者だけでなく、
昔を懐かしむおじさん世代も活き活きと動く。
町長の姿も見え、子供達と積極的に遊んでいた。
最初はとっつきそうにしていた子供達にも変化が現れる。
1人目の竹とんぼが大空高く舞うと空気が一変する。
子供達は我先に竹とんぼを完成させようとし、
工夫を凝らすことの喜びに目覚める。
ひとつ、またひとつ、竹とんぼが大空へ飛び立つ。
安下庄 風の中の集い 安下庄 風の中の集い
餅つきは【長尾八幡宮】の宮司さんが奮闘していた。
若い者に負けることないエネルギーの塊のような人で、
子供達に声をかけながら、おいしいお餅をついてくれた。
走りまわる子供の力が大人にエネルギーをくれる。
杵つきのお餅には少年が目を輝かせる。
力仕事に挑戦するのは男の性と言うものか。
大きな弧を描いて杵が餅につきささる。
粘り気のある餅が時々空中に持ち上がり、
大人たちは冷や汗をかきながらも、大きな掛け声をかける。
大人も子供も、みんな笑っている。
本気で子供と向き合う大人がいることは、
きっと素晴しい未来へとつながることだろう。
続く......。
2011年01月30日
カウアイの姉妹島
瀬戸内のハワイと呼ばれる周防大島。
ハワイのような景観だけでそう呼ばれるわけではなく、
ハワイ移民の歴史に始まり、
ハワイ州カウアイ島との姉妹縁組などの由来がある。
素敵なフラスタイル
そんな周防大島は最近では全国紙にもよく掲載される。
有名な雑誌『素敵なフラスタイル』。
今季はカウアイ特集と言うこともあって、
姉妹島である、ここ周防大島も特集されている。
その様子たるやまさに瀬戸内のハワイ。
全国の書店で購入できるような雑誌に、
周防大島が多ページに渡り掲載されていることも嬉しい。
サタフラで踊る子供たちも登場している。
グリーンステイながうら 瀬戸内海鮮丼(冬季限定)
ハワイ、ハワイと言っていると夏だけの島みたいだが、
そんなことはなく、冬に来ても十分楽しめる島。
海に囲まれた周防大島は冬はまさにグルメシーズン。
【グリーンステイながうら】は季節素材も目白押し。
子供用メニューもあるので家族での来訪にいい。
先日食べた海鮮丼は特産の車エビが入っていて、
それはそれはおいしい!
残念ながら車エビはシーズンが終わるので、
なくなり次第終わるらしい。
もちろん、次の季節のメニューにも期待大!
早く温かくなるといいのに。
春の待ち遠しい、寒の深い最後の冬が過ぎていく。
ハワイのような景観だけでそう呼ばれるわけではなく、
ハワイ移民の歴史に始まり、
ハワイ州カウアイ島との姉妹縁組などの由来がある。
素敵なフラスタイル
そんな周防大島は最近では全国紙にもよく掲載される。
有名な雑誌『素敵なフラスタイル』。
今季はカウアイ特集と言うこともあって、
姉妹島である、ここ周防大島も特集されている。
その様子たるやまさに瀬戸内のハワイ。
全国の書店で購入できるような雑誌に、
周防大島が多ページに渡り掲載されていることも嬉しい。
サタフラで踊る子供たちも登場している。
グリーンステイながうら 瀬戸内海鮮丼(冬季限定)
ハワイ、ハワイと言っていると夏だけの島みたいだが、
そんなことはなく、冬に来ても十分楽しめる島。
海に囲まれた周防大島は冬はまさにグルメシーズン。
【グリーンステイながうら】は季節素材も目白押し。
子供用メニューもあるので家族での来訪にいい。
先日食べた海鮮丼は特産の車エビが入っていて、
それはそれはおいしい!
残念ながら車エビはシーズンが終わるので、
なくなり次第終わるらしい。
もちろん、次の季節のメニューにも期待大!
早く温かくなるといいのに。
春の待ち遠しい、寒の深い最後の冬が過ぎていく。
2011年01月26日
いざ結婚式
昨年のことになるのだが、
友人の結婚式にてブライダルの撮影をさせていただき、
そのアルバムを少し遅くなったのだけど、
紹介させていただけることになった。
島クリアート ブライダル撮影
広島の宇品にあるホテルにて行われた結婚式。
友人に囲まれた二人をみると、
本当に幸せそうで、私も幸せ。
よく笑い、よく飲み、よく泣く。
そんな温かい結婚式だった。
島クリアート 似顔絵ウェルカムボード
今回は撮影と写真集作成と、
大人気の【似顔絵ウェルカムボード】など、
私たちの活動をフル活用していただき、
本当にありがたい機会となった。
似顔絵のウェルカムボードは、
お好み焼き屋の若夫婦をイメージ。
小さな幸せをどんどん重ねて、
大きな幸せを作る二人を想像。
島クリアート ブライダルアルバム
※(注記)画像をクリックするとウェブアルバムが展開します
撮影データは世界に1冊の、
オリジナル写真集として編集させていただき、
私の感性で捉えた2人の記念日をつづらせてもらった。
いざ結婚式、と言う時にはぜひ思い出していただきたい。
私たちは記念日を素敵に残すお手伝いをさせていただき、
世界に1つ、ハートフルな記念品を創らせていただきます。
■しかくお問合せ■しかく
島クリアート代表 西山喬
TEL 090-9412-6534
mail : tksclub@wj9.so-net.ne.jp
友人の結婚式にてブライダルの撮影をさせていただき、
そのアルバムを少し遅くなったのだけど、
紹介させていただけることになった。
島クリアート ブライダル撮影
広島の宇品にあるホテルにて行われた結婚式。
友人に囲まれた二人をみると、
本当に幸せそうで、私も幸せ。
よく笑い、よく飲み、よく泣く。
そんな温かい結婚式だった。
島クリアート 似顔絵ウェルカムボード
今回は撮影と写真集作成と、
大人気の【似顔絵ウェルカムボード】など、
私たちの活動をフル活用していただき、
本当にありがたい機会となった。
似顔絵のウェルカムボードは、
お好み焼き屋の若夫婦をイメージ。
小さな幸せをどんどん重ねて、
大きな幸せを作る二人を想像。
島クリアート ブライダルアルバム
※(注記)画像をクリックするとウェブアルバムが展開します
撮影データは世界に1冊の、
オリジナル写真集として編集させていただき、
私の感性で捉えた2人の記念日をつづらせてもらった。
いざ結婚式、と言う時にはぜひ思い出していただきたい。
私たちは記念日を素敵に残すお手伝いをさせていただき、
世界に1つ、ハートフルな記念品を創らせていただきます。
■しかくお問合せ■しかく
島クリアート代表 西山喬
TEL 090-9412-6534
mail : tksclub@wj9.so-net.ne.jp
2011年01月25日
アターブルでフラ
昨夜はちょっと遠出して光市にある、
【ア・ターブル光井倶楽部】へ。
7色野菜のバイキングで有名なお店で、
洗練された空間を演出するお店。
周防大島にもその名は響き、
女性の方にはすでにおなじみのお店といった感がある。
ア・ターブル光井倶楽部 ア・ターブル光井倶楽部
この日はフラダンサーの【マナ】さんが踊る、
「梅酒の会」がある日だったので予約。
やはり女性客で埋め尽くされた中、
バイキングだとばかりに山盛りに食材をとる。
盛り付けのセンスが無いと言われても反論できない。
それにしても野菜が沢山食べられるのは魅力的。
※(注記)私は肉物ばかりでしたが......
色々なメニューを食べることが出来るので、
栄養バランスを気にしている気分にさえなる。
フラの日だけあって「ロコモコ」や「スパムむすび」など、
雰囲気あるメニューもあり、どれも食べやすい味。
ロコモコのハンバーグは秀逸だったので、
友人の分まで食べてしまう始末。
マナ MANA
夜会での【マナ】さんの踊りは相変らず美しく、
白を基調とした室内だったこともあり、
色鮮やかな2人が更に美しく見えた。
トークショーも炸裂で、明るい雰囲気で楽しめた。
観客にはマナさんのファンも沢山きていて、
フラダンサーとして磨きをかける2人に拍手が続く。
笑顔。優しさ。そして素朴で気さく。
見ている方も踊る方も、楽しいのが一番なのだ。
こういうイベントには積極的に出かけていきたいものだ。
【ア・ターブル光井倶楽部】へ。
7色野菜のバイキングで有名なお店で、
洗練された空間を演出するお店。
周防大島にもその名は響き、
女性の方にはすでにおなじみのお店といった感がある。
ア・ターブル光井倶楽部 ア・ターブル光井倶楽部
この日はフラダンサーの【マナ】さんが踊る、
「梅酒の会」がある日だったので予約。
やはり女性客で埋め尽くされた中、
バイキングだとばかりに山盛りに食材をとる。
盛り付けのセンスが無いと言われても反論できない。
それにしても野菜が沢山食べられるのは魅力的。
※(注記)私は肉物ばかりでしたが......
色々なメニューを食べることが出来るので、
栄養バランスを気にしている気分にさえなる。
フラの日だけあって「ロコモコ」や「スパムむすび」など、
雰囲気あるメニューもあり、どれも食べやすい味。
ロコモコのハンバーグは秀逸だったので、
友人の分まで食べてしまう始末。
マナ MANA
夜会での【マナ】さんの踊りは相変らず美しく、
白を基調とした室内だったこともあり、
色鮮やかな2人が更に美しく見えた。
トークショーも炸裂で、明るい雰囲気で楽しめた。
観客にはマナさんのファンも沢山きていて、
フラダンサーとして磨きをかける2人に拍手が続く。
笑顔。優しさ。そして素朴で気さく。
見ている方も踊る方も、楽しいのが一番なのだ。
こういうイベントには積極的に出かけていきたいものだ。
2011年01月23日
鞆の浦へ 第5話
古い街並みの残る鞆の浦は、
路地の美しさを確かに残しつつ、
街並みは今も使われていて、
それはなんだかロマンティックに感じた。
漁師町で港町で人の往来が多い鞆は、
なんだか野良猫が元気。
鞆の浦 鞆の浦
猫好きにはたまらない風景のように思うが、
この猫がまた可愛いくもあるが、かわいそうでもある。
エサをもらい慣れているのだろう、
少し甘い顔をするとしばらく付いて来る。
高い声で鳴きながら袋を持つ人間に甘える。
ごめんね、そんなつもりじゃ......。
そのうえ鞆の街中は車の通りが多く、
交通事情がこれまた複雑で心配極まりない。
鞆の浦 鞆の浦
そういえば88ヶ所の信仰も強いのだろう、
弘法大師の足跡を感じたが、
街の中は寺社仏閣も多いのだと思う。
各家庭の門には「ミニ茅の輪」が掲げられている。
妙な風景もあるが、
町の人たちの憩いの場所もあちこち。
ただ街並み地区のど真ん中が主要道路で、
その細さと長さに離合できない車が多くいて、
そういう風景を見ていると、徒歩の町なのだと実感。
鞆の浦 鞆の浦
帰り道はお土産を探してみたのだが、
やたら目についていた「保命酒」を購入。
幾つか老舗があるということなのだが、
どれもたいへん立派な建築物なので見ていても楽しい。
色々な種類があるようだったが、
ともかく体に良いと言うことなので、
さっそく祖母へのお土産に購入。
下調べを怠ったのだが、これでよかった気がする。
鞆の浦 鞆の浦
そして旅の終わりには念願叶って、
【ウオヒサ】の工場へ行くことが出来た。
ねりもの、てんぷら、かまぼこ。
お歳暮物など、大島にいながらここを使っていた私。
ウオヒサのかまぼこや、鯛竹輪は特においしくて、
かなり昔から我が家では食させていただいている。
その本社に行き、出来立てを食べて更に感動。
食のお土産も勿論たくさん買い込んだ鞆の旅。
同じ瀬戸内海で海のそばの町といえど、
その違いは色々にあって、
似た地域と思いつつも旅情があり、感動がある。
また行きたいと思わせる海の町に出会った。
次は金毘羅でも参りたいと思う季節。
路地の美しさを確かに残しつつ、
街並みは今も使われていて、
それはなんだかロマンティックに感じた。
漁師町で港町で人の往来が多い鞆は、
なんだか野良猫が元気。
鞆の浦 鞆の浦
猫好きにはたまらない風景のように思うが、
この猫がまた可愛いくもあるが、かわいそうでもある。
エサをもらい慣れているのだろう、
少し甘い顔をするとしばらく付いて来る。
高い声で鳴きながら袋を持つ人間に甘える。
ごめんね、そんなつもりじゃ......。
そのうえ鞆の街中は車の通りが多く、
交通事情がこれまた複雑で心配極まりない。
鞆の浦 鞆の浦
そういえば88ヶ所の信仰も強いのだろう、
弘法大師の足跡を感じたが、
街の中は寺社仏閣も多いのだと思う。
各家庭の門には「ミニ茅の輪」が掲げられている。
妙な風景もあるが、
町の人たちの憩いの場所もあちこち。
ただ街並み地区のど真ん中が主要道路で、
その細さと長さに離合できない車が多くいて、
そういう風景を見ていると、徒歩の町なのだと実感。
鞆の浦 鞆の浦
帰り道はお土産を探してみたのだが、
やたら目についていた「保命酒」を購入。
幾つか老舗があるということなのだが、
どれもたいへん立派な建築物なので見ていても楽しい。
色々な種類があるようだったが、
ともかく体に良いと言うことなので、
さっそく祖母へのお土産に購入。
下調べを怠ったのだが、これでよかった気がする。
鞆の浦 鞆の浦
そして旅の終わりには念願叶って、
【ウオヒサ】の工場へ行くことが出来た。
ねりもの、てんぷら、かまぼこ。
お歳暮物など、大島にいながらここを使っていた私。
ウオヒサのかまぼこや、鯛竹輪は特においしくて、
かなり昔から我が家では食させていただいている。
その本社に行き、出来立てを食べて更に感動。
食のお土産も勿論たくさん買い込んだ鞆の旅。
同じ瀬戸内海で海のそばの町といえど、
その違いは色々にあって、
似た地域と思いつつも旅情があり、感動がある。
また行きたいと思わせる海の町に出会った。
次は金毘羅でも参りたいと思う季節。
2011年01月21日
鞆の浦へ 第4話
常夜燈は結構遠くからでも見えるので、
街の形が把握しやすいことこのうえない。
細い路地の入り組んだ街並みをゆく。
碁盤目の街並みではないので、
案外迷いはじめたら迷うかもしれない。
とは言え路地は必ず海へ向っている印象がある。
鞆の浦 鞆の浦
先日紹介した「渡り蟹のクリームコロッケ」のお店。
決め手になったのは湯気と、店内のストーブと、
試食させてくれたサヨリの一夜干し。
おいしいだけでなく、暖をとりたくなる寒い日。
テンポよく喋る店主も気に入って入店。
粗造りなのがまた新鮮で、酒のケースに座る。
火鉢に当たりながら店内を見渡せば、
山口県のテレビ局まで取材に来ているお店だった。
鞆の浦 鞆の浦
昼食に選んだのは意外にも【@cafe】。
今風のデザインと古民家が融合した、
まさに古民家再生型カフェ。
店主は妙に人のいい感じがして嬉しい。
味付けは好きな感じで飾りつけも可愛い。
素材に使われていた海産物も、
鮮度を感じさせるおいしさ。
食後も店内を見渡す楽しみがある。
鞆の浦 鞆の浦 展望
満腹になったあとはウォーキング気分で高台へ。
西の山手にあるお寺からの見晴らしがいいらしい。
街並みを横切り、路地を歩き、それから坂を登る。
中央部を外れて初めて農地らしき土地を見つける。
それほど広い農地は無いのか、
耕作作物も所狭しと植えられている。
窮屈そうな街並みを今更ながら思い出し、
周防大島の土地の広さを改めて自慢してみる。
海の町。港町。寺社の町。
生活を支えた農を次回は探してみたいと思う。
街の形が把握しやすいことこのうえない。
細い路地の入り組んだ街並みをゆく。
碁盤目の街並みではないので、
案外迷いはじめたら迷うかもしれない。
とは言え路地は必ず海へ向っている印象がある。
鞆の浦 鞆の浦
先日紹介した「渡り蟹のクリームコロッケ」のお店。
決め手になったのは湯気と、店内のストーブと、
試食させてくれたサヨリの一夜干し。
おいしいだけでなく、暖をとりたくなる寒い日。
テンポよく喋る店主も気に入って入店。
粗造りなのがまた新鮮で、酒のケースに座る。
火鉢に当たりながら店内を見渡せば、
山口県のテレビ局まで取材に来ているお店だった。
鞆の浦 鞆の浦
昼食に選んだのは意外にも【@cafe】。
今風のデザインと古民家が融合した、
まさに古民家再生型カフェ。
店主は妙に人のいい感じがして嬉しい。
味付けは好きな感じで飾りつけも可愛い。
素材に使われていた海産物も、
鮮度を感じさせるおいしさ。
食後も店内を見渡す楽しみがある。
鞆の浦 鞆の浦 展望
満腹になったあとはウォーキング気分で高台へ。
西の山手にあるお寺からの見晴らしがいいらしい。
街並みを横切り、路地を歩き、それから坂を登る。
中央部を外れて初めて農地らしき土地を見つける。
それほど広い農地は無いのか、
耕作作物も所狭しと植えられている。
窮屈そうな街並みを今更ながら思い出し、
周防大島の土地の広さを改めて自慢してみる。
海の町。港町。寺社の町。
生活を支えた農を次回は探してみたいと思う。
2011年01月20日
鞆の浦へ 第3話
鞆の浦はそれほど大きくない湾を囲うようにしている。
その丁度真ん中には有名な「常夜燈」があり、
今では観光シンボル化している。
朝鮮通信使に由来のあるお寺から見渡すと、
すぐ沖にある【仙酔島】が見える。
鞆の浦 仙酔島 鞆の浦港
鞆の街並みを見渡すと、
所々が高台になっていて、
どうやらどの周囲からでも湾が見えて、
常夜燈はまさに生活シンボルだったことだろう。
そういえば寺社仏閣も多く感じる。
経済や文化の交流拠点だったとすれば、
宗教なども多いに交流を見たのではないか。
玄関口である港周辺は、建築物も立派なものが多い。
鞆の浦の漁師町 鞆の浦の雁木
湾内には沢山の漁船が停泊し、
東側の港周辺は水揚げ場なのか、
魚の匂いが漂い、漁具も多い。
カッパの干している風景は象徴的。
蒲刈島を思い出させるのは「雁木」。
今となっては昔の雁木を残す港も少ないと聞く。
情緒あるだけでなく、今も使われている。
この使われていると言うことは大切なことだと思う。
鞆の浦 鞆の浦
いよいよ常夜燈周辺の、重要伝統建築物が並ぶエリアへ。
白壁、ナマコ壁、がっしりした建築物が並び、
商業の多いに発展しただろう昔を想像する。
縦瓦の家が連なる中、ミラーの写真を撮る。
このミラーは日本一有名なミラーになるかもしれない。
商家通りと言えばいいか、
今も一番の活気を集める本通りで、
「渡り蟹のクリームコロッケ」を食べる。
道行く観光客も色々とつまみ食い。
鞆の浦 常夜燈 鞆の浦 展望
常夜燈までたどりつくと、
改めてその大きさに驚く。
幾夜照らしてきたか知らないが風格を感じる。
この風景を大事にしたい人がいる理由も分かる。
ここに来て初めて知るのが「鞆の浦トイレ事情」。
案外トイレが無くて、あちこち探すようになるので、
トイレ休憩は取れる時にとるのがよいらしい。
トイレを探して高台まで登ったので息がきれてしまった。
少し楽になった私の目の前に、港風景が飛び込む。
幾世代の人がこの風景を眺めてきたのだろう。
続く......。
その丁度真ん中には有名な「常夜燈」があり、
今では観光シンボル化している。
朝鮮通信使に由来のあるお寺から見渡すと、
すぐ沖にある【仙酔島】が見える。
鞆の浦 仙酔島 鞆の浦港
鞆の街並みを見渡すと、
所々が高台になっていて、
どうやらどの周囲からでも湾が見えて、
常夜燈はまさに生活シンボルだったことだろう。
そういえば寺社仏閣も多く感じる。
経済や文化の交流拠点だったとすれば、
宗教なども多いに交流を見たのではないか。
玄関口である港周辺は、建築物も立派なものが多い。
鞆の浦の漁師町 鞆の浦の雁木
湾内には沢山の漁船が停泊し、
東側の港周辺は水揚げ場なのか、
魚の匂いが漂い、漁具も多い。
カッパの干している風景は象徴的。
蒲刈島を思い出させるのは「雁木」。
今となっては昔の雁木を残す港も少ないと聞く。
情緒あるだけでなく、今も使われている。
この使われていると言うことは大切なことだと思う。
鞆の浦 鞆の浦
いよいよ常夜燈周辺の、重要伝統建築物が並ぶエリアへ。
白壁、ナマコ壁、がっしりした建築物が並び、
商業の多いに発展しただろう昔を想像する。
縦瓦の家が連なる中、ミラーの写真を撮る。
このミラーは日本一有名なミラーになるかもしれない。
商家通りと言えばいいか、
今も一番の活気を集める本通りで、
「渡り蟹のクリームコロッケ」を食べる。
道行く観光客も色々とつまみ食い。
鞆の浦 常夜燈 鞆の浦 展望
常夜燈までたどりつくと、
改めてその大きさに驚く。
幾夜照らしてきたか知らないが風格を感じる。
この風景を大事にしたい人がいる理由も分かる。
ここに来て初めて知るのが「鞆の浦トイレ事情」。
案外トイレが無くて、あちこち探すようになるので、
トイレ休憩は取れる時にとるのがよいらしい。
トイレを探して高台まで登ったので息がきれてしまった。
少し楽になった私の目の前に、港風景が飛び込む。
幾世代の人がこの風景を眺めてきたのだろう。
続く......。
2011年01月19日
鞆の浦へ 第2話
鞆の浦はジャコ天、鯛竹輪など、
海産物の特産品でも有名だが、
宿を出た所に待ち受ける魚市では、
干したてのサユリやタコが売っていた。
野良猫が多いのは漁港町の特徴だろうが、
これだけ良い匂いがするのだ。
猫どころか、人もあっと言う間に集まってくる。
鞆の浦 鞆の浦
よく展示即売会と言う言葉を耳にするが、
これがまさにそれだろう。
まず鼻がサユリを嗅ぎ当てて、風景を見て驚く。
色んな話で耳にタコが出来るうちに、購入するのだろう。
五感に訴えるのは、まさに産地ならではのやり方。
海産物のようなものは特に鮮度を訴えるだけで、
お客の目の色が変わるのだから分かりやすい。
サユリを干す風景が長々と続き、
これだけサユリの一夜干しがあると嫌でも特産と認識する。
鞆の浦 鞆の浦
鞆の浦を観光する上で注目したのは、
歴史に名だたる港町であること。
今でこそ海上交通の認識が薄いが、
陸上交通が貧弱だった昔においてはまさに高速道路。
瀬戸内海は海上交通を網の目に張り巡らせ、
その要所にあった町は大きく発展している。
周防大島の【沖家室】もその1つだったのではないか。
人、物、お金と共に文化も移動していったことだろう。
鞆の浦 鞆の浦
それにしても坂道と細い路地の多い街並み。
やや窮屈な街並みは漁師町の特徴ではないかと思う。
が、漁師の家と言うよりは商家のような大きな家が多い。
瓦屋根の立派な家が軒を連ねる。
よくある白壁造りの街並みとは違って、
土地の形に沿って立体感のある街並み。
神社仏閣に登れば町が見渡せるようになり、
街並み全体が港を囲うようにしている。
これぞ天然の要衝だったに違いない。
鞆の浦 鞆の浦
それほど広い街ではないだろうに、
気付けばかなり歩いて足が疲れてくる。
白壁の家も多く、ナマコ壁と言う、
商家町に多い独特の建築美にうなる。
よくナマコ壁とか白壁とか言うが、
細かい部分は実に多様で、
どれも見栄っ張りの産物に違いないと思われる。
この街が大いに賑わい、巨大な財が動いたと思うと、
歴史の闇さえも多くあったのではないかと、
静かな街並みを見上げて想像を膨らませた。
続く......。
海産物の特産品でも有名だが、
宿を出た所に待ち受ける魚市では、
干したてのサユリやタコが売っていた。
野良猫が多いのは漁港町の特徴だろうが、
これだけ良い匂いがするのだ。
猫どころか、人もあっと言う間に集まってくる。
鞆の浦 鞆の浦
よく展示即売会と言う言葉を耳にするが、
これがまさにそれだろう。
まず鼻がサユリを嗅ぎ当てて、風景を見て驚く。
色んな話で耳にタコが出来るうちに、購入するのだろう。
五感に訴えるのは、まさに産地ならではのやり方。
海産物のようなものは特に鮮度を訴えるだけで、
お客の目の色が変わるのだから分かりやすい。
サユリを干す風景が長々と続き、
これだけサユリの一夜干しがあると嫌でも特産と認識する。
鞆の浦 鞆の浦
鞆の浦を観光する上で注目したのは、
歴史に名だたる港町であること。
今でこそ海上交通の認識が薄いが、
陸上交通が貧弱だった昔においてはまさに高速道路。
瀬戸内海は海上交通を網の目に張り巡らせ、
その要所にあった町は大きく発展している。
周防大島の【沖家室】もその1つだったのではないか。
人、物、お金と共に文化も移動していったことだろう。
鞆の浦 鞆の浦
それにしても坂道と細い路地の多い街並み。
やや窮屈な街並みは漁師町の特徴ではないかと思う。
が、漁師の家と言うよりは商家のような大きな家が多い。
瓦屋根の立派な家が軒を連ねる。
よくある白壁造りの街並みとは違って、
土地の形に沿って立体感のある街並み。
神社仏閣に登れば町が見渡せるようになり、
街並み全体が港を囲うようにしている。
これぞ天然の要衝だったに違いない。
鞆の浦 鞆の浦
それほど広い街ではないだろうに、
気付けばかなり歩いて足が疲れてくる。
白壁の家も多く、ナマコ壁と言う、
商家町に多い独特の建築美にうなる。
よくナマコ壁とか白壁とか言うが、
細かい部分は実に多様で、
どれも見栄っ張りの産物に違いないと思われる。
この街が大いに賑わい、巨大な財が動いたと思うと、
歴史の闇さえも多くあったのではないかと、
静かな街並みを見上げて想像を膨らませた。
続く......。
2011年01月18日
鞆の浦へ 第1話
昨年の終わりになるが、
珍しく瀬戸内旅行でもしてみようと思い、
大学時代より想いのあった【鞆の浦】へ、
今更ながら行ってみることにした。
海上交通の要衝として、
歴史舞台に幾度となく名を掲出する港町。
古代吉備津文化圏の西端とも言われ、
潮待ちの港として今に街並みを残す。
鞆の浦 鞆の浦
とは言え、呉で道草を食っての道程。
気付けば真っ暗な街中、
福山市の走りなれない都会を抜けて、
旅館【景勝館漣亭】に着いたとたんすぐに食事。
とても美しい盛り付けで出てくる瀬戸内の鮮魚たち。
素材は周防大島と同じものばかりだが、
改めて盛り付けの美しさに圧倒され、
あとはやたら贅沢にお食事をさせていただいた。
シメの鯛釜飯のうまさも秀逸で満足度が高い。
鞆の浦 鞆の浦
お風呂があまり好きでない私。
大浴場での入浴を選ばずベランダにある露天風呂へ。
部屋に露天風呂があるのも嬉しいし、
なにより、目の前に小さな島がある風景が嬉しい。
【弁天島】と言う島なのだが鳥居がライトアップされている。
その向こうにはもう少し大きな【仙酔島】もあり、
夜中まで渡船が動いていて、その風景もよい。
凍えるほど寒い夜だったが、露店風呂から静かな海を眺めた。
鞆の浦 鞆の浦
朝になりようやく街の輪郭が見えてきて、
初めて気付いたのだが旅館の前にブルーシートの列。
漁船が着くようになっているし、
どうやらここは魚市になるようだ。
陽が昇り始めると市は少しずつ賑やかになり、
元気なじいちゃんばあちゃんが集まってくる。
田舎のなんでもない風景だが、
この活気は旅行者にとっては癒しの風景に違いない。
サユリが青空にむかって干されていく。
初めての鞆の浦探索がいよいよ始まる。
続く......。
珍しく瀬戸内旅行でもしてみようと思い、
大学時代より想いのあった【鞆の浦】へ、
今更ながら行ってみることにした。
海上交通の要衝として、
歴史舞台に幾度となく名を掲出する港町。
古代吉備津文化圏の西端とも言われ、
潮待ちの港として今に街並みを残す。
鞆の浦 鞆の浦
とは言え、呉で道草を食っての道程。
気付けば真っ暗な街中、
福山市の走りなれない都会を抜けて、
旅館【景勝館漣亭】に着いたとたんすぐに食事。
とても美しい盛り付けで出てくる瀬戸内の鮮魚たち。
素材は周防大島と同じものばかりだが、
改めて盛り付けの美しさに圧倒され、
あとはやたら贅沢にお食事をさせていただいた。
シメの鯛釜飯のうまさも秀逸で満足度が高い。
鞆の浦 鞆の浦
お風呂があまり好きでない私。
大浴場での入浴を選ばずベランダにある露天風呂へ。
部屋に露天風呂があるのも嬉しいし、
なにより、目の前に小さな島がある風景が嬉しい。
【弁天島】と言う島なのだが鳥居がライトアップされている。
その向こうにはもう少し大きな【仙酔島】もあり、
夜中まで渡船が動いていて、その風景もよい。
凍えるほど寒い夜だったが、露店風呂から静かな海を眺めた。
鞆の浦 鞆の浦
朝になりようやく街の輪郭が見えてきて、
初めて気付いたのだが旅館の前にブルーシートの列。
漁船が着くようになっているし、
どうやらここは魚市になるようだ。
陽が昇り始めると市は少しずつ賑やかになり、
元気なじいちゃんばあちゃんが集まってくる。
田舎のなんでもない風景だが、
この活気は旅行者にとっては癒しの風景に違いない。
サユリが青空にむかって干されていく。
初めての鞆の浦探索がいよいよ始まる。
続く......。
2011年01月17日
ココカラ卓球大会
周防大島で新年初となる卓球大会が行われた。
急激に冷え込んだ、きつい寒さが際立つ日。
朝から国道沿いの雪を眺めつつ、
温もらない体をひこじるようにして体育館へ。
小松にある体育館で行われたのは、
【ココカラ】主催の健康卓球大会。
周防大島の卓球大会 周防大島の卓球大会
そのほのぼのした開会式とは裏腹に、
小学生から老人まで、年齢層幅広い達人が集う。
はじめて間もないだろう小学生達も、
素直な心に成長は著しい。
お年寄りもその風貌に騙されてはいけない。
卓球は相手との距離が近く、表情から球筋を読む。
腕力よりしなやかさが必要で、
お年寄りと言えど達人が多く若者は唖然とする。
周防大島の卓球大会 周防大島の卓球大会
【ココロとカラダ健究会】のスタッフさんによる、
うどん屋などもあって、
体の温まる食事に一同感動する昼休み。
寒い日はうどんがいい。
不甲斐ない戦績を更新する私はと言えば、
女子小学生にめった打ちにされ、
放心状態で会場を去る。
珍しくまじめに練習しようと誓った冬の1日。
急激に冷え込んだ、きつい寒さが際立つ日。
朝から国道沿いの雪を眺めつつ、
温もらない体をひこじるようにして体育館へ。
小松にある体育館で行われたのは、
【ココカラ】主催の健康卓球大会。
周防大島の卓球大会 周防大島の卓球大会
そのほのぼのした開会式とは裏腹に、
小学生から老人まで、年齢層幅広い達人が集う。
はじめて間もないだろう小学生達も、
素直な心に成長は著しい。
お年寄りもその風貌に騙されてはいけない。
卓球は相手との距離が近く、表情から球筋を読む。
腕力よりしなやかさが必要で、
お年寄りと言えど達人が多く若者は唖然とする。
周防大島の卓球大会 周防大島の卓球大会
【ココロとカラダ健究会】のスタッフさんによる、
うどん屋などもあって、
体の温まる食事に一同感動する昼休み。
寒い日はうどんがいい。
不甲斐ない戦績を更新する私はと言えば、
女子小学生にめった打ちにされ、
放心状態で会場を去る。
珍しくまじめに練習しようと誓った冬の1日。