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2012年10月

2012年10月30日

萌えの街から(後編)

彩り豊かな個性が街を染める。
【周南萌えフェスタ】は大盛況だった。

会場を埋める若者たちと、
その会場を走り回るスタッフさん。
商店街の人たちは何を想い、何を生み出すのだろう。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

コスプレ、アニメ、漫画。
どれもまだサブカルチャーと呼ばれるが、
一方で経済効果の強いものを感じ、
街で胸を張る若者たちの、新しい活躍を感じた。

ステージの強烈な盛り上がりは、
ひとつの流行を物語っている。
地域によって振興策は色々あるだろうが、
新しい波を取り入れる周南は面白い。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

病院帰りのおばあちゃんが振り向きながら、
隣のお年寄りと周囲を見ながら困惑した表情。
仮装大会と言えばなるほどとうなづく。
文化障壁なんて、本当は無いのかもしれない。

しかし、地域の人の言葉や商店街の実情は過酷だ。
シャッター街と自らが表現する街並み。
お祭りの賑やかな通りから1本入れば、
静かなままの通りは幾らでもあった。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

「私らにはよう分からんけど、人が多いのは嬉しいよ。」
率直な感想を語ってくれたおばちゃんもいたが、
たいていの人は1日限りのお祭りと思って、
コスプレの街並みを楽しんでいるようだった。

このお祭りは周南地域をどう変えていくだろうか。
コスプレイヤーたちをどう取り込んでいけるだろうか。
華やかな舞台の裏側に見た課題は、
過疎の島、周防大島とはまた違った実像だったと思う。

輝かしい未来を目指す若者達が育つ街。
商店街という経済界が打つ、
次の1手は何を見せてくれるだろうか。



2012年10月29日

萌えの街から(中編)

イラストレーターと言う特技が、
特定の地域の振興に関わるとどうなるか。
それはひとつの社会実験になるのではないかと思う。

「萌え」と言う切り口で、
漫画家の【とだかづき】さんが関わっているのは、
周南のイメージキャラクター。
他にも自衛隊の萌えキャラなども描いている。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

【周南萌えサミット2012】の会場は、
コスプレーヤーの皆さんが一世風靡。
チラシにも大きく出ているキャラクターが、
「周南(まわり みなみ)」と「下松(くだり まつ)」。

徳山の商店街をストーリー化した萌えキャラは、
【とだかづき】さんの作品。
地域活性化の新しい切り口としても注目だが、
この日はその技術を似顔絵コーナーにて発揮。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

似顔絵の仕事は初めてと言いながら、
きっちり仕上げていくのはまさにプロ。
コーナーには計4人の似顔絵師が並び、
それぞれが自分の作風で客を呼び込む。

宇部で活躍しているプロの【うえだのぶ】さん。
個性を独特につかむ【りおた】さん。
水彩の優しいタッチの【砂田みどり】さん。
この日はコスプレで参加というプロ意識。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

以前から気になっていた、りおたさんに描いてもらい、
僕の顔のパーツをセンスある似顔絵に仕上げてくれた。
他にも、地元の専門学生達による似顔絵コーナーもあり、
ここでは、2人同時に似顔絵を描いてもらった。

特技が職業になるというのは羨ましくもあり、
また、それはとても大変な道ではないかと思う。
前線で活躍する人や、どんどん高い山を登っていく人、
先輩の後姿を追いかける子たち。

夢の現場は華やかさばかりではない。
アイドル達のステージにしても、コスプレにしても、
真剣に追求する道のなんと果てしなく深いことか。
しかし、その「極めたい想い」こそ未来の種なのだ。

続く......。



2012年10月28日

萌えの街から(前編)

近年、日本のアニメ文化の世界発信は、
たいへん目覚しいものがあるということで、
マニアックだと思われてた部分が、
ずいぶん身近になったものだと思う。

また【AKB48】に代表される地方アイドルは、
そのハツラツとした活力で、
大いに地域の元気を後押ししているようだ。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

【周南萌えサミット2012】は若い集客力がある祭。
【エヴァンゲリオン】の作家【貞本義行】氏が、
周南出身であることから、漫画やアニメなど、
サブカルチャーを利用した町興しを目指しているようだ。

アイドルはテレビと言う枠を抜け出し、
地方で活躍するアイドルグループがどんどん誕生する。
彼女たちの懸命のステージを見れば、
その一生懸命さに感心する。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

イラストレーター【とだかづき】さんのキャラクターが、
街中に散りばめられているが、
擬人化された地域特性は見た目以上に、
深い設定がされていることが多くこれまた感心する。

「萌え米ですよ〜」と販売する売り子さんはおじさん。
ぱっと見、アニメ世代では無いが掛け声は熱を帯びている。
新しいニーズに対してのアプローチは、
馬鹿になって真剣に勝負が出来るかどうかではないかと思う。

周南萌えサミット 周南萌えサミット

メインステージに立つのは「周南(まわり みなみ)」と、
「下松(くだり まつ)」のメインキャラクター。
【とだかづき】さん自慢のイラストが、
アニメを超えてコスプレにまでなっている。

萌えや、コスプレは、まだまだ馴染むには、
もう少し時間がかかりそうだが、
見ている人はその華やかさに触れて、
新しい文化吸収の第1歩になったのではないかと思う。

街中がコスプレで溢れていて、
すれ違う人みな、何か目を輝かせている。
商店街がまるで違う街並みになる、
この1日は、いったい周南をどう導いていくだろうか。

続く......。



2012年10月26日

土地の護り

先日の日記の続きになるが、
海の周りを歩いたあとは、
山に登って、三蒲山村集落を歩いた。

手にもっているのは『美蒲物語 大島瀬戸案内』。
1740年の三蒲の地図が載っている。

松尾寺 つわぶき

現代の地図と照らし合わせながら行くが、
まるで要領をえず、道に迷いながらたどり着いたのは、
目印にしやすい【松尾寺(しょうびじ)】。
山奥にある寺の周囲は空気が冷たい。

お寺の裏にある観音堂などは、
巨岩に護られるような強い存在感がある。
少し早いツワブキの開花は、
山間の冷気に触れているからかもしれない。

神鳥荒神 三蒲

探していたのは古くから伝わる【荒神様】。
古代地図には「神花」「寺屋」と2つの荒神様が、
並ぶように記されているのだが、
現代の地図に似たような表記があったのでそこを探す。

現在は片方だけ「寺屋荒神」が残っており、
そこも「神取荒神」と地図表記が直されていた。
三蒲を流れる川を挟むようにした山あい集落の、
一方がこの荒神様。川を挟んだ向こうには大師堂がある。

古くから集落の人たちが守り伝えてきた荒神様は、
今もとても綺麗に手入れがされていて、
集落の人たちが三蒲の地を大切にしていることが、
温かく伝わってくる。



2012年10月24日

瀬戸の竜宮

平生にある【般若寺】に時々遊びに行くが、
その縁から、瀬戸の急流に身を投げた、
般若姫伝説のことを何度か聞く機会を得た。

瀬戸内海の流れそのものを龍と見て、
【大島大橋】のある大畠瀬戸を西の門と伝える。

瀬戸内竜宮巡り 瀬戸内竜宮巡り

先日、相方が手に入れたのが『美蒲物語 大島瀬戸案内』。
中身を読めば三蒲(みがま)集落の、
それも東瀬戸のことが詳細に書かれており、
周防大島の龍神社の伝承などが細かく調べられている。

早速、瀬戸の急流を眺めながらの散策に出かける。
湧き水の名所としての紹介もあったが、
なるほど、山の水があちこちから出ている。
船旅主流の時代には水はまさに命の象徴でもある。

瀬戸内竜宮巡り 瀬戸内竜宮巡り

昔から伝わる龍神社の場所が載っていたので、
目印になる「箒(ほうき)の鼻」を目指す。
ここは確か般若寺住職に聞いた【龍燈】の場所か。
狭い海域を巨大なフェリーが往来する。

瀬戸内海でも難所とされた瀬戸の急流。
科学の進んだ今でもそれは変わらず、
エンジンを積んだ船も、
早瀬に捕まればなかなか船が進まない様子。

瀬戸内竜宮巡り 瀬戸内竜宮巡り

潮の満ちている時は龍神社に行けないようで、
残念ながら遠くから眺めるだけになってしまった。
静かな海からは想像できないが、
潮の流れは龍のごとくうねっている。

三蒲に整備されている森まで登り、
また、大島大橋の下の整備地も訪ねた。
海を眺めながらの休憩はとても気持ちがいい。
瀬戸の竜宮を訪ねる旅は再挑戦しようと思う。

歩きつかれたその足で、
続いて三蒲の山奥に行ったのだが、
その話はまた後日。



2012年10月22日

イベント三昧

秋の一番過ごしやすい季節に、
集中するように地域のイベントが続く。

この日曜日には岩国市や柳井市のイベントが続き、
私も勉強にと柳井の【石井ダム祭】と、
【山口フラワーランド】で行われた、
【ちゅーぴー祭】へ行ってみた。

石井ダムまつり 石井ダムまつり

段取りの悪い私がイベント会場に到着したのは、
14時過ぎてのことだったので、
イベント出店のブースなどはあらかた片付いていた。
子供達ばかりが駆け回る会場。

石井ダムの公園は芝生が広がり、
子供達がビンゴ大会に興じている最中。
大人も子供も一緒に来れるイベントのようで、
青空の下、様々な体験が催されたのだとか。

ちゅーぴーまつり山口フラワーランド ちゅーぴーまつり山口フラワーランド

そのまま次はフラワーランドへ行ったのだが、
こちらも名物の「ファーマーズ・マーケット」が、
すでにひと段落した後の様子。
野菜のコーナーも売りつくした後のようだった。

ステージイベントは山場を迎えたばかりで、
岩国出身の歌手【原田侑子】さんが歌う。
会場をうっとりさせる綺麗な声。
体を揺らす人たちはまるで花のように見える。

ちゅーぴーまつり山口フラワーランド ちゅーぴーまつり山口フラワーランド

会場をひとめぐりしたあとは、
少し腰をおろして一休みをし、
写真展を見たり、園内の花を見たりして遊んだ。
かなり広い施設なので子供も嬉しそうだ。

原田侑子さんが小さく見える丘の上に登っても、
声だけは強く響いてきた。
この先も、山口県を揺らす良い歌手になることだろう。
あっという間に1日は過ぎて、よい行楽となった。

周防大島も11月4日に大きなイベント迎える。
フリーマーケットも募集中の【周防大島まるかじり】。
さて、今年も出店してみようかな。

バナー

2012年10月17日

フリマで循環

自分の写真を葉書にしたりするので、
時々、地域のフリーマーケットに参加する。

先日参加したのは【山口フラワーランド】。
柳井が誇る花いっぱいの美しい芝生広場がある。
参加店舗は見たところ50店くらいだろうか。

山口フラワーランド 山口フラワーランド

秋晴れのもと、芝生広場に次々と運びこまれる商品。
参加者が多いので混雑もすごかったが、
とにかく色々な人が色々な商品を持ってくる。
多いのは遊休品。いらなくなったものが循環していく。

商品で一番多いのはやはり衣類。
女性出店者ばかりで、子供服やらも並ぶ。
あちこちで繰り広げられるファッションショー。
あとは子供のおもちゃなども多いようだ。

山口フラワーランド 山口フラワーランド

私は柳井地域のポストカードを開発。
似顔絵師の【砂田みどり】さんと共同で出店。
彼女のイラスト葉書も開発したばかりで、
商品のプレゼン市場のようになってしまった。

フラワーランドにあるレストラン、
【HANAHANA】もサンドイッチなど出していて、
食品類の少ない会場でダントツの人気。
もちろん、私たちの昼食もおいしいサンドイッチ。

山口フラワーランド 山口フラワーランド

賑やかだったフリマが終わったあとは、
静かになった園内をゆっくり見て回った。
丁寧に手入れをされている花壇は、
どれも優しい気持ちになれる素晴しいものだった。

子供達が走り回り、
大人たちが花を愛でて歩く。
植物の名前を覚えながら歩く散歩は、
なんと心を豊かにすることだろうか。



2012年10月15日

2012久賀天神祭

久賀の商店街が赤い提灯の、
幻想的な灯りに照らされた。

毎年恒例の伝統行事、天神祭り。
地域の人たちには嬉しい行事で、
今年も盛大に行われた。

久賀天神祭り 久賀天神祭り

子供が扮する花御子、右大臣、左大臣が、
行列を作って町を練り歩くのだが、
提灯を揺らし、たんばな(山車)がついて回る。
独特の節の長持ち唄が響く。

久賀天神祭り 久賀天神祭り

お祭りを見たことがある人、
昔から知っている人なら懐かしいのではないだろうか。
足の運びに独特な調子があり、
簡単そうで案外難しい。

くどきの名手が長持ち唄を歌えば、
祭りの風情は一層色を濃くする。
今は名手と言われる人たちも、
昔は遠くからたんばなを眺めていたことだろう。

久賀天神祭り 久賀天神祭り

行列の進み方は遅々としていて、
しかし、そのゆっくりした加減が、
どうにも街の風情になっているのである。
あちこちで1杯、また1杯とこれぞ醍醐味。

子供達は退屈そうにしている時もあれば、
提灯を持つのに興奮して目を輝かしたりする。
地域のお祭りを無意識的に記憶していき、
いつかこの長持ち唄を歌う日が来るのではないかと思う。



2012年10月11日

2012油宇祭り

秋と言えば豊穣の季節。
お祭りの季節でもあり、
島のあちこちでのぼりを見かける。

先日は周防大島の伊保田(いほた)で、
おみこしを担ぎ、
また、油宇(ゆう)のお祭りも見に行った。

油宇祭り 油宇祭り

すっかり過疎化の進んだ周防大島。
昔は屋台だって出ていたものだが、
今ではすっかり静かなお祭りになってしまった。
そうは言っても祭りは地域の人にはとても大切なこと。

油宇の新宮神社に集まる人はほとんどがお年寄りだが、
その表情はとても明るいものがある。
恒例の餅まきになると境内が活気で満ちて、
その目まぐるしい様子は島の風物詩でもある。

油宇祭り 油宇祭り

みこしを担ぐ男衆は案外若く、
島で働く人たちがお祭りの為に集まる。
掛け声と共に階段を下り、
集落に出る頃には人が集まってくる。

海岸線を行くみこしを追いかけながら、
お年寄りも普段よりやや早足に歩く。
手を合わせみこしをくぐると、
再びみこしの後を追いかける。

油宇祭り 油宇祭り

青空の下、掛け声は勇壮。
周防大島でも一番奥まったところにある、
小さな漁港のある集落は、
カモメやとんびも近くに寄ってくる。

10年前から知っている顔が並ぶ。
みんな歳をとってしまった。
よぼよぼになってはいたが、
それでも私の名前を覚えてくれる人たちがいた。

ふるさとは温かい。
毎年、毎年、知り合いは逝ってしまうけれど、
ふるさとは温かいものを沢山残す。
私たちは今、温かみのバトンも受け取っているのだ。



2012年10月05日

食欲の、秋

秋と言えば、もちろん食欲の秋。
昔から「秋と言えば〜」と流行のように言うが、
秋はやはり冬前の季節と言うこともあって、
少し、寂しさをまぎらわす季節なのかもしれない。

食べてばかりと言われる私の体重は、
夏に減っていたものも、すぐに元通り。
いかんせん、食欲の秋ゆえなのである。

グリーンステイながうら グリーンステイながうら

周防大島で食べて、遊んで、お土産買ってと、
満喫できるところは幾つかあるが、
【グリーンステイながうら】の秋はなかなか良い。
お風呂から見る夕焼や、パンパスグラスのたなびく姿。

早生ミカンやイチヂクの農産品もあったりと、
秋を満喫するにはよいところなのだが、
安さも魅力の1つ。早めに行かないと売り切れも。
食欲だけでなくスポーツの秋も楽しめるのが良い。

グリーンステイながうら グリーンステイながうら

海鮮が定番だがもちろん、お肉料理だって登場する。
瀬戸内のハワイの響きが似合う【グリーンステイながうら】。
夜限定のステーキがあると聞き、
運動で流した汗もひかないままに駆け足で向う私。

ステーキセットを注文。ボリュームがあるのが嬉しい。
2種類のステーキセットが選べるので牛タンステーキを。
もちろん、瀬戸内の珍味、穴子を使った料理もあって、
「穴子ひつまぶし」なんてのもある。

お肉もジューシー、穴子はふわふわのとろとろ。
これは島の生活を楽しむうえでも重要なことだ。
秋だから、冬前に食べまくろう。
もちろん、冬が来ても食べまくるのだけれど......。



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