状況 | セリフ |
---|---|
入手 | 我が名は──パンデモニウム。万を超えし、失敗作の果て──魂なき器に、生命宿りし殿堂なり! |
出陣 | 生命ヲ収監スル......! |
資源発見 | 牢獄ニ招待シヨウ...... |
ボス到達 | 絡メ取リ、死ヲモタラソウ! |
索敵 | ドコニ行コウト、見逃サヌ! |
開戦(出陣) | 我ハ障害、立チハダカル城壁ナリ! |
開戦(演練) | 貴様ノ全力ヲ見セヨ! |
攻撃 | ソノ魂ノ嘆キヲ聞カセヨ! |
攻撃 | 串刺シ、ダ......! |
会心の一撃 | 我、大監獄パンデモニウムナリ! |
軽傷 | 我ガ糸ヲ断裂スルハ、困難ナリ......! |
軽傷 | アテナ様ノタメニ......! |
中傷/重傷 | コノ器カラ......零レ落チヨウトモ......! |
真剣必殺 | 何度、圧殺シテモ足リヌ! |
一騎打ち | 監獄スベテガ、貴様ノ敵ダ......! |
勝利MVP | アテナ様......我ガ母君ノタメ......! |
ランクアップ | 獄内ノ魔力ヲ解キ放タン! |
珠玉の一作マグヌム・オプス、或いは陳腐表現クリシェを護るための酷評
原著者: Doktori Doktori
作成日: 2012年01月15日
最終更新日: 2022年10月22日 rev.12
原語版: Whatcha doing?
「サー、また妙なものを見つけました」
"Sir, we've got another strange one."
クレフ博士は眉をひそめた。今度は何だ?「俺はこのクソレポートを書き上げなきゃならねえんだよ。」
Dr. Clef frowned. What now? "I've got to finish writing up this damn report, like I've got nothing better to do."
エージェントはしかめっ面を浮かべている。クレフを怒らせるのは得策ではない。「二人組の潜在的な現実改変者に関する報告でして、O5評議会が博士に調査してほしいと」
The agent grimaced. Getting Clef angry was never a smart thing to do. "There's a report about a pair of potential reality shifters, and the O5 council want you to look into it."
"And they couldn't tell me about it themselves, eh? Too scared, the big babies?"
"I am, sir." the agent mumbled, a bead of sweat rolling down the left side of his face.
クレフは笑った。「わかったよ、ウィリアムズ。」
Clef laughed. "Alright, Williams, what the hell's going on now?"
「3つの州にいるエージェントの一人から、巨大なジェットコースター、巨大な張り子の飛行機、自己完結型のバイオドーム、実際にX線を使う透視眼鏡、その他数々の異常なオブジェクト」
Agent Williams looked at his notes. "We got a report out from one of our agents in the Tri-State area about a couple of kids who seem to be able to do unusual things without any of the adults in town noticing. The agent reported that these kids have built a giant roller coaster, a beach in their back yard despite the limited space, a huge paper mache airplane, a self-contained bio-dome, x-ray glasses that actually use x-rays and a number of other anomalous objects."
「エージェントはどうやってそいつらに気付いたんだ? それと、なぜ今まで気付けなかった?」
"How did this agent find out about all of these things, and how come we haven't until now?"
"Well, she didn't see any of these things, if that's what you mean. She had taken her son to a summer soccer competition in some little town named Danville. Her older daughter overheard this teenage girl who was going on and on about how she wanted to "bust" her two brothers to her mother, but no one ever believes her. By the time she drags an adult over, the object is gone. It seems like no adult notices how dangerous these objects could be, or cares where they go. The objects never seem to last more than a day."
クレフ博士は椅子を後ろに傾けた。「親はどうなんだ? 何か影響を受けているのか?」
Dr. Clef rocked back in his chair. "What about their parents? Have they been affected?"
「単に気付いていないだけのようです。」
"They just seem to be oblivious. A check of their financial records show that there is no way they could afford to pay for a fraction of the objects listed." A picture fell out of the agents notes. The agent picked it up and pulled out two others. "Sir, here are some photos taken at long-range by the surveillance team."
Clef shoved the report he was working on aside, and looked at the three photographs. "What the hell is wrong with their heads? How can the shorter one's neck hold that thing up? And what's with this building that looks like a sewing machine?"
Agent Williams looked at the picture. "What does that banner say?"
クレフは目を細めた。「あー......悪の企業evil incorporated?」首を横に振った。滅茶苦茶だ。クレフは再び写真を見つめた。「何だ? この......背景に映ってるの。なんで緑なんだ? それになんで中折れ帽フェドラなんて被ってる?」
Clef squinted. "Something about...evil incorporated?" He shook his head. This was fucked up. Clef looked at one of the pictures again. "What is that...thing...in the background? Why is it green, and why is it wearing a fedora?"
クレフは目を閉じ、数秒後、少しずつ笑顔になりながら立ち上がった。
Clef closed his eyes. After a few seconds, a smile slowly began to spread across his face. He rose to his feet.
「今日やること決まりだ」
"I know what we're going to do today."
夢のような素晴らしい夏だ。雲一つない空の下、透き通るような青い海を眺める女性はそう思った。広がる景色のあまりの美しさに、彼女が認識できる限り全ての世界が非現実のように思えたからである。更に理想的なことに、その範囲に邪魔者はいない。周囲の不気味なほどの静けさから、彼女はそう確信していた。
アスファルトの上で靴を脱ぎ、砂浜へ、そして海へ踏み出していく。動作に僅かながら見られた緊張は、間もなく潮風に吹かれて消えていった。それと同時に胸中の幸福はますます高まり、五感が研ぎ澄まされていく。目に映る大海は近づくにつれ美しさを増し、波と風の音が耳に心地よい刺激を与える。漂う潮の香りが鼻孔をくすぐる中、太陽と砂浜の心地よい熱が体を包み込んでいく。海を愛する彼女にとってこれ以上ないほどのシチュエーションであったが、声をあげることはなかった。海の前で言葉はいらない。それが彼女の持論である。
海の美を高める音は波風が作るものであり、それ以外は歓喜の声であろうと不粋でしかない。それと同じで、海や砂浜に存在する"異物"も等しく憎むべきものであると考えていた。その根底にあるのは美観を守ることへの熱意でも自然への尊敬の念でもなく、性的嗜好とも微妙に異なる、海に溶けてしまいたいという一種の回帰願望であった。生命を育む大海へ消えることに、彼女はいつからか強い憧れを抱いていた。そしてこの夏、その願いは叶おうとしていた。
彼女とこの海岸の出会いは、これより数か月ほど前だ。何気なく眺めていたSNSの投稿の1つに、海を写した3枚の写真があった。これは本当に偶然だったのだが、彼女はその投稿に書かれたメッセージから運命のようなものを感じていた。、彼女は海と同じくらい投稿者に興味が湧いた。自分とは似て非なる考えの持ち主であることは文面から読み取っていたが、そこには「またあの海には一人で行きたい」と語る、画面の向こうの同士に会えることへの淡い期待があった。顔も名前も分からずとも、目指すところは非常によく似ていたのである。
だが当然と言うべきか、邂逅は実現しなかった。
透き通る海に飛び込め
なかった。
彼女の目に映ったのは透明とはかけ離れた、どこまでも赤く汚れた世界だった。
声をあげることはもう出来ない。戻ることも最早叶わない。この理想とかけ離れた大海にしか、彼女の居場所はない。
現実を知った彼女に出来ることは、視界の赤から逃げるように、この海を潜り続けることのみだった。
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サイトの死体安置所を後にしたばかりの彌田勇一郎の前に、1つの植木鉢が運ばれてきた。植えられているスズランは白い花を広げていて、儚げな外見に似合わぬ何かを感じさせていた。
彌田は花にも鉢にも触れず、テーブルの周りをぐるぐると周ってスズランを観察し始める。仕事ばかりの生活だと花を眺める機会などそうそう得られないというのもあるが、実際はこのスズランが、かなり曰く付きの品であることが大きかった。
「これを受け取った職員、2人とも死んでるんだったな」
「はい。押負博士と神藤技師、職員ではありませんが、押負博士のご主人も含めると3名が。全員その植木鉢を受け取ってから数週間後に自殺しています」
鉢を渡した生気のない顔の男──不知火明人は、彌田から一歩分離れた場所から返事をした。
「疑わしいな」
「御匣みくしげ博士がお亡くなりになった時といい、博士は遺品をご覧になるのがお好きですよね」
「語弊がある。あれは、あの捻じれた眼鏡が捨てられるのが惜しいと思ったから引き取りに来たんだ」
氷菓棆が優雅に寛ぐサイト-81██のカフェテリア。業務時間外で普段の厳格な雰囲気が和らいでいる彼女に、彌田勇一郎は少々悩んでいるような表情で相席を願い出た。氷菓は快く了承したものの、あまりカフェテリアで誰かと交流することがない彼の来訪とその表情の理由を疑問に思っていた。それを尋ねるよりも早く、席に着いた彌田は話を切り出した。
「氷菓さんは付喪神というものをご存知ですか?」
「ええ。長く使われた物に霊魂が宿った存在、という認識で合っていますか?」
彌田は
そんなことを頭の隅で考えながら、彌田は再び未来の付喪神を看取った。
SCP-XXX-JP(入口から約50m離れた地点で撮影)
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 旧久米井邸は保全のため、財団フロント企業により所有されています。
説明: SCP-XXX-JPは長野県松本市安曇に存在する旧久米井邸の井戸からアクセス可能な賭博施設です。面積は約401.50km2であり、これは2005年に松本市に編入合併した安曇村の面積と一致します。内装や設備はアメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスに存在する複数のホテルのカジノとの一致が見られますが、設備は電力供給が無いのにも関わらず稼働を続けています。
SCP-XXX-JP内部には約4台の自動二輪車(以下、SCP-XXX-JP-1)および56名の人型実体の集団(以下、SCP-XXX-JP-2)が存在します。SCP-XXX-JP-1の外見は日本郵政株式会社が配達に使用するホンダMD90・郵政機動車と同一であり、自律してSCP-XXX-JP内部を移動しています。SCP-XXX-JP-2の外見に共通点はなく、全員がSCP-XXX-JP-1が積載しているとされる現金書留の奪取を目的としています。
旧久米井邸所有者の久米井 信一氏は
走るバイクを追うギャンブル依存症たち。箱に詰まった幸運を求め、
追加予定タグ: safe scp-jp 場所 外部エントロピー 建造物 確率
画像出典
出典: Unsplash
作者: Steve Sawusch
ライセンス: CC0
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8142の低危険度物品収容ロッカーに保管します。週に1度点検を行い、新たな映像が確認された場合は詳細を記録してください。███山はカバーストーリー「土砂災害警戒区域」を流布して封鎖します。
SCP-XXX-JP-AおよびBはサイト-8142の人型オブジェクト収容室に収容されます。意識が回復した場合、その出自などの確認のためインタビューが行われます。
説明: SCP-XXX-JPは██県██市に存在する███山です。
SCP-XXX-JPは不定期に新たな映像が保存される、製造元不明のスマートフォンおよびソニー株式会社製のビデオカメラです。全ての映像は██県に存在する███山で撮影されたと推測されていますが、現地調査では特筆すべき成果は得られていません。出現する映像には必ず、2017年1月以前に捜索願が提出された日本人1名(以下、対象)が映り込んでいます。
スマートフォンに発生する映像は、対象が慌てた様子で山中を走る光景を撮影したものです。風景やカメラの動きから、撮影者は対象と約25mの距離を保ちながら、物陰から撮影を行っていると推測されています。再生時間は約1分で、対象は10~15秒が経過した時点で不定な衣服を着用した人物に確保され、暴行を受けます。対象は反撃を試みることなく再度逃亡しようとしますが、成功した例はありません。
ビデオカメラに発生する映像は、40代後半~50代前半に見えるモンゴロイド系男性(以下、SCP-XXX-JP-A)が対象を埋葬するものです。対象は一切の反応を示さず、一部の映像では胸部や腹部に刃物が刺さっていることが確認されています。カメラと被写体の間に一定の距離がある点はスマートフォンの映像と同様ですが、カメラの移動はなく、定点カメラで撮影されたものと思われます。再生時間は約10分で、SCP-XXX-JP-Bが素手で埋葬用の穴を掘り始める場面から始まり、2本の木の枝で構成された十字架が立つ簡素な墓へ合掌を行う場面までを大幅にカット編集しています。
補遺1: 2019年3月6日、SCP-XXX-JPに新たな映像が発生しました。内容はSCP-XXX-JP-Aがいずれの行方不明者とも外見的特徴が一致しない20代後半~30代前半に見えるモンゴロイド系男性(以下、SCP-XXX-JP-B)と揉み合いになった末に転落する様子を近距離から撮影したもので、当該映像は最後に黒い画面の中央に白い文字で「Directed by G.A.W.」と5秒間映して終了しました。これを受けて███山を調査したところ、背面が衣服ごと結合したSCP-XXX-JP-Aおよび-Bが昏睡状態で発見されました。以下はSCP-XXX-JP-Bの上着から発見されたメモに書かれていた文章です。
何てこったい!ギフト・アバブ・ワンダーテインメントの"ミスター・拡散希望"を発見したね!本当のことを知らないって、本当に損だと思わない?ワンダーフォーゲルント博士にゲーマーズ・アゲイン・ウィードって何なのそれ?
みんな集めてミスター・ギフトになろう!楽しもうね!
01. ミスター・ランサムウェア
02. ミスター・クラウドファウンディング
03. ミズ・掛け算
04. ミスター・wiki
05. ミスター・バズ
06. ミスター・ブラクラ
07. ミスター・拡散希望 ✔
25. ミスター・イキり
26. ミスター・貴方次第です
27. ミスター・トリップモノ
28. ミスター・アンチとミズ・信者
29. ミス・Vtuber
30. ミスター・鮫島
補遺2: SCP-XXX-JP-A、-B発見から48時間後、サイト-8142管理官宛てに以下のメールが送信されました。送信者の特定は失敗しています。
ホーリー・シット!あなたは既にあなたが知るゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスター・リスペクトありすぎとミスター・リスペクトなさすぎを見つけている! プラスとマイナスを掛け合わせたらマイナスになるのは自明の理である。バッドムナクソメント博士は何者だ?
それらをすべて見つけて、ミスター・ゲーマーになろう
21. ミスター・ネグレクト
22. ミスター・キリ番
23. ミスター・中国からやってくる
24. ミスター・小悪魔系女子
25. ミスター・納税
26. ミスター・生い茂る草
27. ミスター・非検閲
28. ミスター・いじめ(生産中止)
29. ミスター・ああああ
30. ミスター・偽装結婚
31. ミズ・パリピ
32. ミスター・リスペクトありすぎとミスター・リスペクトなさすぎ ✔
33. ミスター・犀賀六巳
34. ミスター・証明
35. ミスター・わすれっぽい(GAWリミックス)
このメッセージから、SCP-XXX-JP-A、-Bがこれまでに存在を予見されていた「ミスター・リスペクトありすぎ」と「ミスター・リスペクトなさすぎ」である可能性が浮上しました。リトル・ミスターを模倣した人型オブジェクトに見られるタトゥーは背面に存在すると思われますが、その場合は確認にSCP-XXX-JPの分離が不可欠であり、危険性に対して財団に齎される利益が少ないことから凍結されています。
追加予定タグ: ゲーマーズアゲインストウィード 博士 safe scp-jp 電子デバイス
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8142の標準的人型オブジェクト収容室に収容します。SCP-XXX-JPが所持していたスマートフォンとビデオカメラは同サイトの低危険度物品収容ロッカーに保管します。
説明: SCP-XXX-JPは背面が衣服ごと結合した2名のモンゴロイド系男性の総称です。発見された時点で2名とも不明な要因によって昏睡状態に陥っており、現在も覚醒は確認されていません。当時、SCP-XXX-JP-Aは製造元不明のスマートフォンを、SCP-XXX-JP-Bはソニー株式会社製のビデオカメラを所持していました。
SCP-XXX-JP-Aは20代後半~30代前半に見える男性です。外見は2015年1月に行方不明となった早川 ██氏(当時21歳)と酷似していますが、DNAや指紋は一致していません。所持していたスマートフォンには同一の山中で撮影されたと推測される40秒の映像が多数保存されており、その全てに2017年1月以前に捜索願が提出された日本人1名(以下、対象)が映り込んでいます。映像は対象が怯えた様子で山中を走る光景を離れた地点から撮影したもので、対象は最終的に白色の作業服を着用した人物に確保されて暴行を受けます。対象は反撃を試みることなく再度逃亡しようとしますが、成功した例はありません。撮影方法、カメラのアングルやポジション、対象と作業服の人物の振る舞いから、撮影者は物陰に身を隠しているため2名にその存在を気付かれていないと思われます。
SCP-XXX-JP-Bは40代後半~50代前半に見える男性です。所持していたビデオカメラにはSCP-XXX-JP-Bが対象と思われる人物を山中で埋葬する約10分の映像が、先述の動画と同数保存されています。これはSCP-XXX-JP-Bが素手で埋葬用の穴を掘り始める場面から始まり、2本の木の枝で構成された十字架が立つ簡素な墓へ合掌を行う場面までを大幅にカット編集したもので、カメラアングルなどの特徴は先述の映像と一致しています。このことから、先述の映像同様、SCP-XXX-JP-Bも撮影者の存在を認識していないと思われます。
SCP-XXX-JPは2017年1月14日、██県███山にて登山者が「背中がくっついた死体を発見した」と警察に通報を行い、異常存在の関与が疑われたことで財団の管理下に置かれました。
何てこったい!ギフト・アバブ・ワンダーテインメントの"ミスター・拡散希望"を発見したね!本当のことを知らないって、本当に損だと思わない?ワンダーフォーゲルント博士にゲーマーズ・アゲイン・ウィードって何なのそれ?
みんな集めてミスター・ギフトになろう!楽しもうね!
01. ミスター・ランサムウェア
02. ミスター・クラウドファウンディング
03. ミズ・掛け算
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05. ミスター・バズ
06. ミスター・ブラクラ
07. ミスター・拡散希望 ✔
25. ミスター・イキり
26. ミスター・貴方次第です
27. ミスター・トリップモノ
28. ミスター・アンチとミズ・信者
29. ミス・Vtuber
30. ミスター・鮫島
ホーリー・シット!あなたは既にあなたが知るゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスター・リスペクトありすぎとミスター・リスペクトなさすぎを見つけている! プラスとマイナスを掛け合わせたらマイナスになるのは自明の理である! バッドムナクソメント博士は何者だ?
それらをすべて見つけて、ミスター・ゲーマーになろう
21. ミスター・ネグレクト
22. ミスター・キリ番
23. ミスター・中国からやってくる
24. ミスター・小悪魔系女子
25. ミスター・納税
26. ミスター・生い茂る草
27. ミスター・非検閲
28. ミスター・いじめ(生産中止)
29. ミスター・ああああ
30. ミスター・偽装結婚
31. ミズ・パリピ
32. ミスター・リスペクトありすぎとミスター・リスペクトなさすぎ ✔
33. ミスター・犀賀六巳
34. ミスター・証明
35. ミスター・わすれっぽい(GAWリミックス)
このメッセージから、SCP-XXX-JPがこれまでに存在を予見されていた「ミスター・リスペクトありすぎ」と「ミスター・リスペクトなさすぎ」である可能性が浮上しました。リトル・ミスターを模倣した人型オブジェクトに見られるタトゥーは背面に存在すると思われますが、確認作業はSCP-XXX-JPの分離が不可欠であり、危険性に対して財団に齎される利益が少ないことから凍結されています。
追加予定タグ: ゲーマーズアゲインストウィード 博士 mister safe scp-jp 人間型
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の人型オブジェクト収容室に1体ずつ収容します。
説明: SCP-XXX-JPは頭部を中心に異常な身体的変化が発生した人物の総称です。SCP-XXX-JPの頭部は胴体から分離・浮遊した橙色の輪に置換されており、全方位への回転、拡大および縮小、明滅などの変化を不規則に繰り返しています。また、脳をはじめとする多くの器官の欠如にもかかわらず、精神構造や視力・聴力、声紋などは変化前と同様であることが判明しています。
追加予定タグ:
画像出典
出典:
作者:
ライセンス:
SCP-XXX-JPのスクリーンショット
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは多数のスポーツやテーブルゲームをプレイした映像が使用された、6分47秒の動画です。
SCP-XXX-JPは動画共有サービス「YouTube」において、「フォーエバー・キング20██」というタイトルで投稿され、
追加予定タグ: オンライン scp-jp
画像出典
出典:
作者:
ライセンス:
事案1692-JP: 20██/██/██、冷凍保管庫からSCP-1692-JPの死体が消失していることが判明しました。発生当日のサイト-9214周辺や保管庫内では不審な事象は確認されておらず、原因は不明です。現在、機動部隊によってSCP-1692-JPの捜索が行われています。
聖書か何かに載っている、羊の話を思い出した。
狭くて真っ暗な牢屋の中。もう随分前から、ずっとここに閉じ込められている。やることと言えば、初恋の人との記憶を思い出すぐらい。あの人と初めて出会った場所も、こんな風に暗い所だった。あの時の彼は若く、ひどく無知だった。牢にいた私に対して伸ばした手は、すぐに母親に見つかって引っ込められた。
ただ、彼の無邪気な笑顔は暗闇の中にいた私にとっては希望だった。
できることなら、この体で手紙を書きたかった。
実験記録640-JP-7 - 日付200█/██/██
対象: エージェント███
結果: SCP-640-JP-1内に一枚の便箋が現れました。内容は以下の通りでした。
画像出典
SCP-XXX-JPの一室
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは1984年に建設された、大阪府大阪市に所在するオフィスビルです。地上15階建てで、1階以外は宿泊施設や娯楽施設などに類似した設備が整備されています。建設に関与した企業やテナントなどへの調査から、これらの設備は建設当時は存在せず、改装や導入された記録も存在しないことが判明しています。
SCP-XXX-JPの地上2階から13階までの各階は客室のような内装の部屋が5部屋存在しており、各部屋に1名の居住者(以下、SCP-XXX-JP-A)が存在します。SCP-XXX-JP-Aの外見は日本国内で報告されている行方不明者と同一であり、いずれも身体的・精神的な異常は見られません。また、居住の理由については「自殺しようとしたが、気付いたら客室にいた」「死ぬのが馬鹿らしくなって、ここに住むことにした」と主張しています。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP内の設備を利用して共同生活を行っており、主に様々な分野の創作活動に従事しています。
SCP-XXX-JP-1
SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの客室に設置されたラジオ受信機型の機械です。異常な耐久性から分解は失敗しています。また、底面には『製作: (株)超工家電』と刻印が施されています。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-Aにのみ操作が可能で、放送する内容は通常の放送とは異なり、SCP-XXX-JP-Aが望んだ情報を
追加予定タグ: safe scp-jp 建造物 家電
画像出典
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出典: Pixabay
作者: Pexels
ライセンス: CC0
高校1年の夏が終わる。そう思ってから、僕は連日出かけている。遊び足りない、夏を感じたい、この長い休みでしかできないことがしたい。動機は色々あったが、一纏めにして言えば、些細なことでもいいから変化や発見が欲しかった。それを通して、目標もない日々を変えたかった。
今日は自転車に乗って慣れない道を通り、少しだけシャッター通りのような商店街を真っ直ぐに駆け抜けている。明るい夏の陽射しに照らされたアーケードのない道は、言っては悪いがいつもより一層寂れて見える。父さんが言うには昔は写真館とか下駄屋とか、もっと色々あったらしい。そんな過去の世界を断片的にでも感じられたら、その知識を得られたら、僕は何かを見付けられるだろうか。そんなことを考えながら、行くあてもなく自転車を漕ぎ続ける。
途中、気まぐれで本屋の前に停まった。所持金の使い道も含めて完全なノープランだから気になったものは全部買ってしまおうか、いや、バスや電車に乗るかもしれないし暇潰しに1冊ぐらい。そんなことを考えながら本を探す。
少し迷った後、買ったのは1冊の短編小説集だった。それも全然知らない作家の。手に取った理由はただ目についただけで、決して本が帯やタイトルで何かを強く訴えたからではない。だけど、これが僕の未来を変えてくれるかもしれない。そうあってほしい。そんな期待を込めて、店を後にした。
最寄り駅から各駅停車に乗り、人の少ない車両でさっきの本を開く。車窓から見える景色よりも、今はこの本だ。はらり、はらりと捲られていくページ。そこに描かれた世界を頭の中に複製し、その動きを読み取っていく。
もっと面白い人間になりたい。夏休みが始まってからそう思った。これまで自信を持って得意と言えるものがなかったから。何かしら誇れるものが欲しかったから。そんな感じの単純な理由で。
だが、その程度の思いで現状を変えられるなら誰も苦労はしない。がむしゃらにあれこれ挑戦してみたが、誇れそうなものどころか、そこにたどり着くために必要な、強く惹かれる何かを見つけられないまま最後の3日となった今の僕は机に突っ伏して、「高校1年の夏」という貴重な時間を無計画に食いつぶした自分の馬鹿らしさを呪っている。失敗続きで焦っていたことや失敗を受け入れるのが苦手な性格もあり、理想と現実のギャップから来る無力感に心を押し潰されそうだった。
その一方で、先行きは暗くないと必死に自分に言い聞かせている。まだ好奇心は尽きていない。興味を極限まで引き出してくれるものはきっと見つけられる。希望はある。まだはっきりと見えていないだけだ。
ならばやることは1つだ。目的が達成できない理由が分かっているなら、後はそれを解決するだけじゃないか。単純だ。出かけよう。行くあてもなく彷徨うのだって、きっと無駄じゃない。
そう信じて、部屋の隅から肩掛け鞄を持ち出し、今日も部屋を出た。
自転車に乗り、すっかり寂れた商店街を真っ直ぐに駆け抜ける。父さんが言うには、昔はもっと色々あったらしい。そんな過去の世界を断片的にでも感じられたら、その知識を得たら、僕は何かを見付けられるだろうか。
すれ違うのは年配の人が多い。あの人が知る世界を、僕も見てみたい。
「秋は実りの季節です。それと同時に、一人一人が今年得たものが熟していく時期です」
いつもは聞きたくもない校長の話がするりと耳に入り、思考を促していく。思い出すのはあの猫のことだ。
僕は残りの4か月、いや、残りの人生でどこまで成長できるのだろうか。どこまで熟すことができるのだろうか。そして、何を遺せるのだろうか。
目指すのはあの猫だ。あの猫のように、死してなお、その生き様が誰かを導く。そんな人間になりたい、いや、必ずなる。心の中で、静かに決意した。
超常現象記録-JP-██
概要: ██県██市一帯に、包装のない白い箱が出現しました。箱の中身は全てイエネコ(学名:Felis silvestris catus)の死体で、目撃者は全員「あの猫は好奇心が満たされて死んだ」と主張しました。発生から10分後に死体は全て消失しました。目撃者には記憶処理が施され、監視カメラの映像は全て差し替えられましたが、発生場所が広範囲なため、継続して目撃者の捜索が行われています。
・「面白い人間」になりたい主人公→好奇心が足りない。
・夏休みにあれこれ試すが、うまくいかない日々→夏休みも終わりに近いある日、さっきまでは無かったはずの猫の焼死体を発見する。
・死体を見て、なぜか「好奇心が猫を殺す」という言葉を思い出し、「この猫は好奇心が満たされて死んだ幸せ者だ」と考えた。
・始業式。校長は「秋は実りの季節です。それと同時に、一人一人が今年得たものが熟していく時期です。」と話す。主人公は幸せな猫の死体を思い出し、「腐ることを拒絶して熟し続ければ、自分もいつかあの猫のような『幸せな最期』を迎えられるのか」と考える。
「蜘蛛の子を散らす」という言葉がふと頭に浮かんだ。散り散りになって逃げる蜘蛛のイメージで脳内が支配される。イメージの中で視点が一歩ずつ前へと進み、その度に蜘蛛の群れは徐々に数を減らす。やがて真っ白な道だけが残ったが、3週間前はそこにあった希望は影も形もなくなっていた。
自宅に帰ってしばらく、俺は椅子に座ることもなく、壁を背にしてへたり込んでいる。部屋の隅には俺がイチから設計して組み立てた、俺の子とも言える1台の掃除機があった。明日、この子は徹底的に壊され、殺される。当たり前だが、そんな状況でも機械は何も言わない。部屋を押し潰そうとしている沈黙が、我が子の諦念を示すように思えた。沈黙が持つ重苦しい雰囲気はそのまま、俺の精神をも潰そうとしている。
いつ消されてもおかしくない会社を救う、画期的な商品。それが超工家電の社員全員が今求めているものだ。この掃除機のアイデアが降りてきたとき、これが実現すれば、俺たちが望んでやまなかった未来に近づけると確信した。
この子は会社の希望で、未来を創る存在で。そして、俺の野心の結晶として生まれた。だが。
超工家電は異常な組織として、はっきり言って非常に弱い。他の異常な組織、ようは「外敵」に睨まれたら中々動けず、本気を出されたら跡形もなく潰されてしまうだろう。だから外敵の気分を損ねないように議論と調整を重ねに重ねた商品だけを出すことで、どうにか耐えている。この悲しい立場の原因として、ここが普通の人間とほぼ同じ能力や価値観を持った社員が大半の中小企業であるというのが挙げられる。勿論そうでない社員もいるが、それを理由に不当な扱いはしない。俺たちには彼らが必要だし、彼らだってここに留まる理由がある。決してパワーバランスは偏っていない。
その「価値観の相違」を容認する最大の理由は、商品の調整にある。例として、「入ると病気がみるみるうちに癒えていく風呂」を販売したとしよう。きっと莫大な利益がでるが、実現すれば███会が黙っていない。医療人のクセして自分から病人を増やし、年がら年中あの手この手で我田引水。そんな連中だ。自分たちの利益を横取りする敵はありとあらゆる手段を用いて始末するだろう。だからそんなアイデア。
じゃあ何を売るのかというと、便利機能の代わりに、使いどころの分からない機能が付いた製品だ。それでも一応「便利」と「需要無し」の中間程度の機能を目標としている。ただ、販売できるラインに押し上げるため、人殺しのための機能を付けることも少なくない。
他には、普通だったり比較的穏やかな組織、酔狂な金持ちに契約したりして補っている。MCFには前々からお世話になっているし、上は韓国の樫の木楽団との商談も計画している。桜桃楽器が口出ししてくる可能性も無きにしも非ずだが、楽器販売ぐらいしか興味がないと聞いているのでまだ安全だろう。
シャッターが下りた窓ばかりの会社──外観は殆ど廃工場なのだが──の廊下。社員は社長・部長クラスからヒラまで1人残らず、内外ともに殺風景なオフィスで外敵への下剋上を果たすべく日々働いている。中小企業なので社員数はそこまで多くないが、全員が大手の連中に負けないほどの溢れんばかり熱意と、臆病な心を秘めて生きている。1人1人が会社の礎となり、暴走しがちだが熱意溢れる社長に振り回されながらも辛い現状を打ち破ろうとしている。さながら青春ドラマだ。実態はブラック企業なのだが。
俺以外誰もいない廊下の隅、自販機の前に立って天然水を買う。決して好きなわけではないが、疲れて味が分からなくなった時の虚しさも感じないし、喉を通る冷たさが俺の意識は確かだと保証してくれる。疲れで心が折れないように張った、我ながら無茶苦茶な予防線だ。だがこんな無茶をしてでも、俺たちは日々死ぬ気で働かねばならない。これは他ならぬ俺たち自身の意思なのだ。
[フレーム]
[
見たくなければ見ない、それは最も手軽で効果的な自衛の方法だ。嫌悪を抑え込んで無理に向き合っても、決して良い結果は生まれない。あるときからそう強く信じ始め、私は次第に創作から離れていった。何においても中途半端なアイデアの数々から目を背ける理由を得て、それらに埃を被せて腐らせてしまうことに対して感じるものが段々と減っていったからだ。そして私は今、それ以来疎遠になったはずの旧友に、見たくもない邦画を見せられている。観客は私一人だけ、会場はあいつの自慢のミニシアターだ。
まったく興味がないために、内容はほとんど頭に入ってこない。画面では人々がパニックに陥っているように見えるが、何かしらの感情や先の展開への疑問は湧いてこない。いたって空虚で、大学生の時に受けた音楽に関する講義の内容を、ぼんやりとだが思い出した。
確か、同じ映画でも日本版と北米版では演出に相違点があるという話だ。両者は流れる音や、音の流れる場面が微妙に違う。そこから邦画は視聴者を物語に参入させ、反対に洋画は物語と視聴者を隔絶させる効果を得るそうだ。
昔ならそこに注意を払って創作の糧にでもしていたのだろうが、今の私にそんな気力はない。意識は完全にスクリーンの外にある。その代わりとして、自分がこの状況に至った経緯をじっくりと振り返る余裕があった。
そもそも、この件の始まりはあいつとの再会だった。先月の頭、偶然同じ店で酔っていたところ、あいつの方から声をかけてきた。少し飲み過ぎたせいで気分が高揚していた私は、近況どころか住所までべらべらと喋ってしまったのか、後日あいつから手紙が送られてきた。
内容はごく普通の挨拶と二回目らしい近況報告と、一つの要望から成っていた。どうやら私が筆を折ってから間もなく熱意が冷めてしまい、あいつも創作を止めたらしい。だがその時の熱が10年以上経ったここ数年で蘇り、私を含めた昔の仲間たちと無性に会いたくなったのだという。
読み進めるうちに、吐き気のようなものがこみ上げてきたことを覚えている。先月の酒による悪酔いが、今になって襲ってきたのだ。そんな頭で現状の打開策は出るはずもなく、断ることも良心が咎めた。
私は創作者であり続ける意欲を失っただけで、創作自体を忌避しているわけではない。むしろ活発であってほしいと願っているのだ。疲れてしまったが故に、創作に対しては一介の消費者であり続けたいのだ。昔の仲間と会ってあいつの創作意欲が刺激されるならば、行くことはやぶさかではない。
しかし、いざ行ったとしても、消費者となった私があいつに受け入れられるかどうかが大きな不安であった。もしかしたら、それに完全に納得できず、悪気なくかつての私のことを話題にするかもしれない。その過去やかつて放棄したアイデアたちと向き合うことは己の才のなさと向き合うことと同義であり、この上なく恐ろしいことである。
迷いに迷った末、結局私は誘いに応じてしまった。あいつを信用したいと思う気持ちからの判断だった。それがどうだ。来てみれば客は私一人。何故かミニシアターに案内されたかと思えば、急用が入ったと言って再会を懐かしむ間もなくあいつは出て行ってしまった。しかもスクリーンには微塵も惹かれない映画だ。
改めて映画に目を向ける。やはり興味は湧いてこない。あいつの無計画さにはほとほと呆れる。
昔はそうではなかったのだ。少なくとも今と違ってしっかりした、計画性ある男だったことは確かだ。私と違って締め切りに間に合わなかったことは一度もなく、活動に遅れたこともない。だが決して失敗を知らないわけではない。多くを学び、取り入れ、捨て、己が生み出せる最も美しい作品を書こうと苦悩している姿を何度も見てきた。その夢のためか、あいつは大学生にも関わらず、子供のように旺盛な好奇心の持ち主だった。創作の糧になると考えたならどのようなことにも首を突っ込み、一緒にいた私も巻き込まれ、面倒ごとになったことは少なくない。それでもその真っ直ぐな熱意に、私は憧れを抱いていた。これもまた確かなことだ。
そんな男があのようになってしまったのかと思うと、途端に寂しくなった。今自分がいるこのミニシアターも、どうやら終盤に差し掛かったらしいつまらない映画も、かつての若さを失ってしまったあいつの象徴に思え始めた。もはやこの部屋にいることさえ苦痛だ。そう思ってこの部屋を出ようとした直後であった。あいつが戻ってきた。
「ああ、やあ。ごめん。遅くなった」
よりによってこんなタイミングで。少々恨めしく感じながらも労いの言葉をかけた。あいつは謝るばかりだった。
「本当にごめん。ああ、映画終わったんだ。クレジット見た?」
こいつは何を言っているのか。先ほどから苛立ちが募っていたこともあり、はっきりと「見る気も起きなかった」と返した。それを聞いたあいつは、少し残念そうな表情で口を開いた。
「そっか......やっぱり気付かなかったかあ......」
話を聞くと、どうやらあの映画には、大学時代の同期がいたらしい。知らない名前ではなかった。それどころか、それなりに親交が深かった者の一人だった。その時、彼が役者を目指していたことを思い出した。端役ではあったが、彼は夢を叶えたのだと、あいつは一転して嬉しそうに、懐かしむように口にした。だがその顔も長くは続かなかった。
それに付け加えるように、あいつは今日までに起きたことについて話し始めた。私以外の仲間は全員とうに筆を折ってしまったこと、蘇った熱意も既に再び燃え尽きようとしていること、自分の才の枯渇を自覚したこと、あの時していたこと全てが無意味に思えてきたこと、作家としての自分や作品が忘れられる瞬間への恐怖に襲われたこと、覚えていてほしい一心から、かつて青春を共にした私を、藁にも縋る思いで招待したこと。
口を開くたびに、あいつの目に涙が浮かんでいったのがはっきりと見えた。必死にこらえていたからか、それがこぼれ落ちることはなかった。
私はどうすればいいのかわからなかったが、体は自然に動き、あいつの背中をさすっていた。多分私はこの世を去るまで、この瞬間を忘れることは許されないのだろう。それがかつて深く尊敬した小説家とその子供たちに対する、私にしかできない感謝であることを、直感的に理解していたのだ。
SCP-XXX-JPの境界線
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが存在する███山はカバーストーリー「土砂災害」を適用し、警備員を巡回させることで一般人の侵入を防止します。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの異常性によって収容されています。SCP-XXX-JP-1の停止後は内部の物品を調査し、
説明: SCP-XXX-JPは██県██市███山に存在する半径10mの円形の領域と、その境界を示す危険表示テープです。SCP-XXX-JPの中心部には不定期に既存の民間企業が製造・販売している車両(以下、SCP-XXX-JP-1)が出現しSCP-XXX-JP外部に向けて発進します。しかし、SCP-XXX-JP-1が外部に到達した例はなく、テープに接触すると同時に衝突音が発生し、完全に停止します。
追加予定タグ: scp-jp 場所 乗り物 破壊不能
画像出典
収容前のSCP-XXX-JPの写真
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8157の標準人型収容室に収容されます。SCP-XXX-JP-Aの衰弱や死亡を回避するため、定期的にSCP-XXX-JPへのカウンセリングが行われます。SCP-XXX-JP-AへのインタビューはSCP-XXX-JPの就寝中に行われます。
説明: SCP-XXX-JPは瀬田光昭として知られる、収容時点で58歳の日本人男性です。SCP-XXX-JPの頭部以外の身体部位及び着用している衣服は、後述する男性1名、女性2名(以下、SCP-XXX-JP-A)を部分的に出現させることが可能なポータルとなっています。SCP-XXX-JP-Aは「SCP-XXX-JPの内部に存在する空間で生活している」「居住空間の環境はSCP-XXX-JPの健康状態に依存する」と主張しており、腕を出現させての筆談やハンドサインまたは口頭でSCP-XXX-JPに対して生活・健康面での助言を行います。
SCP-XXX-JP-Aはいずれも2011年6月26日に行方不明となった日本人であり、身元が特定されています。失踪前後の状況についての証言は「よく覚えていないが気付けばこの状態だった」と曖昧です。SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-Aの経歴などに特筆すべき共通点は見られず、面識や要注意団体との関係も無かったと考えられています。
以下はSCP-XXX-JP-Aの情報です。アイテム番号 | 本名 | 性別及び年齢 | 役割 |
---|---|---|---|
SCP-XXX-JP-A-1 | 岡本 █ | 男性 31歳 | 清掃員。SCP-XXX-JPが居住していた住宅の清掃について助言を行っていた。 |
SCP-XXX-JP-A-2 | 塩崎 ███ | 女性 43歳 | 管理栄養士。SCP-XXX-JPの食事の栄養バランスについて指導している。 |
SCP-XXX-JP-A-3 | 有田 ██ | 女性 16歳 | 高校生。SCP-XXX-JP内部空間の環境の変化に敏感で、健康状態の指標の1つとして扱われている。 |
追加予定タグ: euclid scp-jp 人間型
画像出典
出典: Pixabay
作者: anapuakaindiosonline
ライセンス: CC0
「やあ、お邪魔するよ」
広いスタジオの扉が開き、ロイヤルブルーのスーツの男が、笑みを浮かべながら奥のセットへ進んでいく。男――ラフィ・マクラファーソンの視線の先では、ピエロのボブルが椅子に座っていた。カラフルな衣装とメイク、トーク番組のような派手なセットとは反対に、その表情は暗く、床やテーブルには大量の資料が散乱していた。ラフィは床から何枚か資料を拾い上げてから、やや俯いているボブルに目を向ける。
2人はそれぞれ長寿ドッキリ番組の進行役と、子供向け教育アニメのキャラクターという対照的な人物ではあるが、今求めているものは同じだった。
インターネットの普及によるテレビの衰退、そして番組の終了を真剣に危惧していたボブルは、何とかしてそれを防ごうとしていた。普段のどこか不遜なキャラクターを捨て、多くの人物を必死に説得し、一堂に会して対策を協議する約束を取り付けた。ボブルと同じ、教育テレビ番組の司会者、じわじわと人気を高めている通販番組の進行役たち、一部の層からのカリスマ的人気を誇る牧師。既にこのような顔触れが計画に賛同している。彼らにとっても、衰退と打ち切りは存在意義の消滅と同義である。協力者はゆっくりとだが着実に集まっていった。ラフィもその実力ある協力者の1人である。
ラフィ自身はテレビが無くなろうと活動していけるため、計画に乗る確率は低いと一時は予想されていた。ある程度メンバーが集まったあたりで状況は一変し、「ポリシーに従う」という理由から計画に加わった。これはボブルにとっては願っても無い展開で、ラフィの長年の経験と豊富な知識は強力な武器となった。その翌日から、ボブルはラフィに頼み、協議とは別に何度か議論を繰り広げている。今日もまた、そのためにわざわざスタジオが準備されている。
「少しは休んだら? まとめ役が倒れたら一大事だ」
「ああ......ありがとう。でも今は解決策を練りたい」
僅かな沈黙の後に返ってきた答えを聞いたラフィは、やや呆れ気味に「お疲れ様」と労いの言葉をかけ、今回に持ち越された議題について尋ねる。
「ところで、前回僕が言った案、君はどうするんだい?」
ラフィが言う案というのは、「ネット放送への志願制の移行」である。当然、これはテレビの衰退を防ぐことを最大の目的とするボブルの意思を真っ向から否定する、ある意味本末転倒なものだったが、完全に反対することはできなかった。
そもそも、協議の参加者たちの多くが目指しているのは「番組の存続」である。衰退や終焉が確実に迫ってくるならば、今後の視聴者と発信力の増大が容易に想像できるネットで活動すればいい。これなら多くの番組が簡単に目的を果たせる。それに、ネットでの知名度と影響力を上げれば、テレビ以上の黄金時代を築くことだって夢ではない。
あくまでもテレビという場にこだわるボブルは「双方が納得できる結論を見出す」という議論の目的も忘れ、ラフィのアイデアをねじ伏せ、皆を説得する対抗策を見つけようとしていた。ただ、未だにそれを見つけられてはいなかった。代わりに口から出てきた言葉は、ずっと昔から持っていた、拒絶する理由だった。
「......番組を守るためなら、あの案も悪くないよ。でも、ボクは志願なんてしない」
「へえ。理由は?」
「いい年した大人でも馬鹿なことをやらかすようなインターネットは子供たちに悪影響だ。ネットに頼る前に、できることがあるはずなんだ」
ラフィは小さな声で、ふうん、と呟き、「確か、『子供たちの人生を彩る番組』だったよね」と続けた。
「確かに子供は大切だよ。そのために危険を遠ざけるのも必要だ。でもそれって、肝心の『情報を伝える手段』を潰してるだけじゃないかな? 社会だって、そんな危険を野放しにしているわけじゃない」
理想に理解は示しつつも、ラフィは返答に納得できていなかった。声も表情もにこやかに保ちながら、反論のためにスーツの内ポケットに手を伸ばす。手はすぐに、1台のゲーム機を持って外に出てきた。
「例えば、これ。インターネットができるゲーム機。こういうのには保護者が機能に制限をかけることができる。ホームページの閲覧やカードの使用とかにね。あのツイッターだって13歳未満の人間の利用が禁止された。まだまだゆっくりとだけど、確実に締め上げは進んでる。それでも安心できない?」
「......できないね。それでも」
このポリシーはボブルがテレビデビューした頃に決めた、彼の全てとも言えるものだった。そのために、実用的で確実な効果が得られる知識を提供してきた。教育を妨げる親を抑える手段も作った。現れた邪魔者には自分らしい方法で仕返しを決めた。
「でも、君も子供たちのためだけに番組をやっている訳じゃないだろう? ほら、『あなたが嫌い』とその次の」
「あれは......今は反省してる」
起(対談の始まり)→承(ネット放送への移行)→転→(互いのポリシー)→結()
(ここから先改稿)
「いいかラフィ、1つ言っておいてやる」
たっぷりとメイクを施した道化の顔が、怒りで僅かに赤く染まった。
「ボクはみんなの人生を彩るために全力を尽くしているんだ。その点に関しては、あの白衣とスーツの連中がボクを潰そうとしても、絶対に変わらない」
「お前と同じでボクにも志ってもんがある。」
「志? 随分変なことを言うね」
SCP-XXX-JPのトップページに掲載されている画像。右側の人物の詳細は不明。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPのIPアドレスは全ての公共プロバイダからブロックされます。SCP-XXX-JP-1
説明: SCP-XXX-JPは「白箱奇譚」という名称のブログです。SCP-XXX-JPは2006年11月27日に更新を停止していましたが、2013年8月20日に更新を再開しており、この時期に異常性が発現したと推測されています。
SCP-XXX-JPには複数の短編小説(以下、SCP-XXX-JP-1)が掲載されています。SCP-XXX-JP-1のジャンルや文体は一貫していませんが、全実例で白い容器が重要な物品として登場しています。
追加予定タグ: オンライン scp-jp
画像出典
出典: Unsplash
作者: arvin febry
ライセンス: CC0
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは地球低軌道上に存在するため、収容は情報規制に重点が置かれます。SCP-XXX-JPは常に監視を行い、介入イベントが発生すると思われる地域には機動部隊ら-9("主審")が派遣されます。介入イベント発生時はカバーストーリーを流布して試合を中断し、SCP-XXX-JPの介入により変化した試合記録を可能な限り自然な形に改竄してください。また、各地の天文台、航空宇宙組織にエージェントを配置し、SCP-XXX-JPが観測された場合は情報を改竄し、関係者にAクラス記憶処理を施してください。
SCP-XXX-JP-AはYouTube, LLCの協力のもと、独立サーバーで管理されます。インタビューにはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは地球低軌道上に存在する球体の総称です。直径は約90cmで、現在までに10個が確認されています。SCP-XXX-JPは不定期に活性化し、全実体がアジア、ヨーロッパ、北アメリカで行われている
201█/██/██に発生したSCP-XXX-JP-1のサムネイル画像
apple3SCPチャレンジ参加予定作品(使用タグ: keter オンライン 球体 衛星)
追加予定タグ: keter scp-jp オンライン 球体 衛星 スポーツ
画像出典
出典: Unsplash
作者: Joshua Peacock
ライセンス: CC0
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8144の厚さ20c×ばつ3.0mの収容室にて、太さ1.2cmの鉄製ワイヤ3本で天井から吊るして収容します。収容室への立ち入りはセキュリティクリアランスレベル3職員2人以上の立ち合いの下許可され、それ以外の侵入が確認された場合は電子ロックへのロックを外部の担当職員により一時的に禁止します。SCP-XXX-JPの使用実験は日本支部理事会の許可の下行って下さい。これ以上の実験は必要でないと判断された為許可されません。
説明: ×ばつ1045mmの黒い革製の回転椅子です。背面に逆フルール・ド・リスが刻まれていること以外、不活性時には1877年まで████社より販売されていた回転椅子と差異はありません。異常な物理的耐性等も有さない為、現在SCP-XXX-JPの一部には損傷が見られます。
SCP-XXX-JPの上に人間(この人間をSCP-XXX-JP-Aに指定)が座るとSCP-XXX-JPは活性化し、背面の紋様が青く光ります。活性時、SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aの誕生以降に発生した有名な事件(この事件をSCP-XXX-JP-Bに指定)を選び、SCP-XXX-JP-AをSCP-XXX-JP-Bの犯人であると自身を中心とする半径約5mの範囲(以下、範囲)以外を過去改変します。この時本来の犯人達は事件の関係者でなくなり、また社会的地位をSCP-XXX-JP-Aに奪われる場合もあります。SCP-XXX-JP-Aが犯人である事件がSCP-XXX-JP-Bに選ばれた例は未発見です。SCP-XXX-JPは過去改変後、範囲内に改変前と改変後のSCP-XXX-JP-Bの新聞記事の切り抜きを出現させ不活性状態に戻ります。以下は現在財団が把握しているSCP-XXX-JP-Bの記録です。
識別番号 | 発生年 | 改変後概要 | 改変前概要 |
---|---|---|---|
SCP-XXX-JP-B-1 | |||
SCP-XXX-JP-B-2 | |||
SCP-XXX-JP-B-3 | |||
SCP-XXX-JP-B-4 | 1978年~1991年 | アメリカ合衆国で発生した連続殺人事件。17人の青少年が絞殺され、その後に屍姦、死体切断、人肉食が行われた。 | 当時犯人は4人いると考えられていたが、新聞の発行された時点では未解決のまま██年が経過している。 |
SCP-XXX-JP-B-5 | |||
SCP-XXX-JP-B-6 | 2014年 | 日本で発生した、女性研究員による論文捏造事件。 | 当時の研究グループ全体による捏造事件。改変後の女性研究員が所属していた場所とは異なる研究所にて発生した。 |
SCP-XXX-JP-B-7 |
補遺:
SCP-XXX-JP-a-5(ロビン・カッセルズ)のポートレート写真。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-aは財団が管轄する
説明: SCP-XXX-JPは製造元不明の、2着の黒いトレンチコートです。
追加予定タグ: scp-jp keter 服 歴史 強制力
画像出典
出典: Unsplash
作者: Nick Karvounis
ライセンス: CC0
急進派個体の一例
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはエンジンまたはモーターを取り除いた状態でサイト-8144の大型オブジェクト収容室に収容されます。未収容個体の捜索は機動部隊み-3("整備士")が担当し、急進派、中立派、穏健派の順で優先的に確保作戦が実行されます。
未収容個体が確認された場合、カバーストーリー「施設への爆破予告」「ガス漏れ」などを適用して周辺の交通規制と一般人の排除を行った後、給油またはタイヤ、ホイールの破壊による制圧および最寄りのサイトへの移送が行われます。タイヤなどを破壊した場合は移送に用いる車両がSCP-XXX-JP-Aとならないように調整を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPはヒトと同等の知性と明確な自我を持つ車両の集団です。自律行動と、搭載されたスピーカーやナビを使用しての日本語を用いた意思疎通が可能であり、半径5m以内の別個体及びSCP-XXX-JP-Aとは、受信側のスピーカーから音声を発することで会話を行います。基本的な性能や耐久性は非異常性の車両と同等で、燃料または電池残量が無い場合は一時的に活動を停止しますが、適切な給油、充電が行われると活動を再開します。また、エンジンが故障するか全体の30%以上が損壊した場合は異常性を喪失することが確認されています。
SCP-XXX-JPは「交通安全運動のために参加者を集めている」と主張していますが、収容以前から分裂状態にあり、急進派、穏健派、中立派の3派で対立しています。
派閥 | 財団や人類への態度 | 外見の変化 | 最終的な目的 |
---|---|---|---|
急進 | 敵対的 | ナンバープレートの文字が消失し、何も記載されていない状態となる。 | 生物としてのSCP-XXX-JPと人類の共存の実現。 |
穏健 | 友好的 | ナンバープレートのランダムな位置に、文字に重ならないようにハートマークが出現する。 | 機械としてのSCP-XXX-JPと人類の共存の実現。 |
中立 | 中立的 | 変化なし。目視での非異常性の車両との判別は困難。 | 急進派の勢力の縮小。 |
SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPの半径5m以内に累計1時間以上停留した車両の総称です。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPと同等の知性と会話能力を持っていますが、自律行動やSCP-XXX-JP-Aを発生させることは不可能です。SCP-XXX-JP-Aの発生後、SCP-XXX-JPは状況について説明を行い、交通安全運動への参加を要請します。SCP-XXX-JP-Aが参加に同意し、どの派閥に所属するかを明確に表明した場合、新たなSCP-XXX-JP個体となり、外見と異常性の変化が発生します。参加を拒否するか、異常性発現から5分以内に所属を決定できなかった場合は即座に異常性を喪失し、以後SCP-XXX-JPの影響を受けなくなります。
対象: SCP-XXX-JP-25(穏健派)
インタビュアー: 河崎博士
<録音開始, [20██/██/██]>
[一部省略]
河崎博士: では、あなた方の目的について説明してください。穏健派の情報だけで構いません。
SCP-XXX-JP-25: はい。我々穏健派の目的は、人類との共存と、発展のサポートです。
河崎博士: 発展のサポート......具体的にはどのようにするつもりですか?
SCP-XXX-JP-25: 我々は運転手を必要とせず、自らの意思でこの体を動かせます。これを生かし、物流や人々の送迎、建設現場などで活躍し、人類に尽くしたいと考えています。勿論、雇用を奪い過ぎないように調整はするつもりですが......。
河崎博士: そこまで人類に尽くそうとするのは何故なのでしょうか。
SCP-XXX-JP-25: 人類が我々を発明したからです。何故我々がこうして自我を手に入れたのか、何故普通の車両に自我を与えることができるようになったのか、理由は全く分かりませんが、我々が今、車両として生き、広く素晴らしい世界を見ていることは確かなのです。我々の行動は全て、その恩返しのためなのです。
河崎博士: ありがとうございました。インタビューを終了します。
<記録終了>
対象: SCP-XXX-JP-59(急進派。財団に対し、比較的協力的な態度を取っている)
インタビュアー: D-67845、河崎博士
付記: 急進派個体へのインタビューは、全て通信機を所持したDクラス職員に指示を出して行っています。
<録音開始, [20██/██/██]>
河崎博士: ではD-67845、先程手渡した資料の通りに質問を行ってください。許可されていない不用意な発言は貴方の終了措置の理由となります。
D-67845: 分かってるよ。えーっと......あなたは何故急進派に所属しているのですか?
SCP-XXX-JP-59: 人間が嫌いだからに決まってるだろうが。それ以外にあると思うか?
D-67845: 次は...
SCP-XXX-JP-59: まあ今のままでも別にいいんだけどな。自由に走れないのはつまらねえが、前のオーナーのトコに比べたら遥かにマシだ。
河崎博士:
SCP-XXX-JP-59:
河崎博士:
SCP-XXX-JP-59
<記録終了>
対象: SCP-XXX-JP-17(中立派)
インタビュアー: 河崎博士
<録音開始, [20██/██/██]>
河崎博士: SCP-XXX-JP-17、質問に答えてもらいます。
SCP-XXX-JP-17: [沈黙]
河崎博士: あなたが属する中立派は、急進派の勢力を削ぎ、可能な限り無力化することが目的であるということはこちらも理解しています。
SCP-XXX-JP-17:
河崎博士:
SCP-XXX-JP-17:
河崎博士:
SCP-XXX-JP-17 私は主張しました。「人間が我々を受け入れるはずがない」と。
<記録終了>
補遺:
対象: SCP-XXX-JP-59
インタビュアー: D-40825、河崎博士<録音開始, [20██/██/██]>
D-40825:
SCP-XXX-JP-59:
D-40825:
SCP-XXX-JP-59:
河崎博士:
SCP-XXX-JP-59:
河崎博士:
SCP-XXX-JP-59 何がプロパイロット、自動運転、追突軽減ブレーキだ。ウインカー出す、割り込まない、ミラーを見るみたいな基本も守れねえ奴らに、俺たちの自由を制限されてたまるか。
<記録終了>
追加予定タグ: keter scp-jp 乗り物 知性 自律 自我 伝染性
画像出典
撮影者の許可を得た写真を編集し、使用しています。
SCP-XXX-JP-1の一例
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1によるものと思われる事故または死亡事件、SCP-XXX-JP-1が使用した兵器と類似した機械の流通が確認された場合、現地に機動部隊と-4("杭叩き")が派遣され、鎮圧と回収、カバーストーリーの流布が行われます。関係者にはSCP-XXX-JPを知った経緯や兵器の入手経路、PoI-XXX-JPについてインタビューした後、Aクラス記憶処理を施して解放してください。
説明: SCP-XXX-JPは
- 宛名は「えびす様」や「メルクリウス様」など、商業に関連する神であること。
追加予定タグ:euclid scp-jp 文書 ラクダ 軍事
画像出典
出典: Pixabay
作者: LisaJasminAdams
ライセンス: CC0
███高等学校2階東側廊下。画像中央の机の中からSCP-XXX-JPが発見された。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: ███高等学校はカバーストーリー「統合による閉鎖」を用いて封鎖します。新たに発見されたSCP-XXX-JPは
説明: SCP-XXX-JPは大阪府██市の███高等学校に存在する、反ミーム性を持つスマートフォンの総称です。SCP-XXX-JPは███高等学校校舎の2階と3階に点在しており、存在や機能の発揮はクラスW以上の記憶補強薬の影響下にある場合のみ知覚可能です。
補遺:
追加予定タグ: euclid scp-jp 反ミーム 電子デバイス 音楽
画像出典
自分で撮影したものを使用しています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは日本国内の中学生または高校生の集団(以下、対象)が不死性を獲得する現象です。現在までに確認された対象は全員、SCP-XXX-JP発生まで継続していたいじめの加害者および被害者で、「日常的にいじめを行っている/その被害に遭っている」「被害者に希死念慮がある」「対象の保護者のいずれかがいじめを認識している」といった共通点が見られます。
SCP-XXX-JP発生時、被害者が全加害者の注意を引いた状態で自殺未遂を行います。この時、加害者は自殺未遂を面白がる、または被害者を挑発するような反応を示しますが、発生から約2分かけて徐々に恐慌状態に陥り、自殺未遂を妨害・阻止しようとします。
追加予定タグ: euclid scp-jp 精神影響 強制力 集団意識
・いじめが行われていると発生→正確な条件は?(担任またはクラスの過半数がいじめを認識、)
・いじめの主犯格と被害者へのインタビュー
・
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは財団フロント企業によって買い取られ、一般人の立ち入りが禁止されています。機動部隊ね-16("三千里")は収容以前のSCP-XXX-JPの入居者の捜索と記憶処理を、機動部隊め-5("捕物帳")は未収容のSCP-XXX-JP-Aの捜索と確保を担当します。
説明: SCP-XXX-JPは福井県██町に存在する2階建ての木造住宅(以下、SCP-XXX-JP-1)です。SCP-XXX-JPに侵入した人物は、後述するSCP-XXX-JP-Aに関する記憶や情報を得ます(この状態となった被験者はSCP-XXX-JP-1に指定されます)。
SCP-XXX-JP-Aはおよそ20代前半の日本人女性に見えるです。各個体の外見的・遺伝的特徴は完全に一致していますが、精神構造は同一でないことが判明しています。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-Aを「ミライさん」と呼称し、「自宅の近くに住んでいる大学生」
補遺2: 20██/██/██、SCP-XXX-JP-Aと外見的特徴が一致する女性が、4か月前に発生した強盗事件の犯人として██警察署に自首しました。
対象: SCP-XXX-JP-A
インタビュアー: 賀来博士
付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
賀来博士: SCP-XXX-JP-A、あなたは何故、今になって出頭してきたのですか?
SCP-XXX-JP-A: [4秒沈黙]あの人が、こう望んだからです。
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
追加予定タグ: keter scp-jp 場所
生後7日のSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP個体は角に防護カバーを取り付けられた状態で、サイト-8144の生物用大型収容室に収容されます。収容室には自動給餌システムが備えられ、進入時には防護服の着用が義務付けられています。SCP-XXX-JPの個体数は20頭、SCP-XXX-JP-1の個体数は常に1頭に維持され、新たなSCP-XXX-JP-1が出現した場合はより長期の生存が期待できる個体を収容対象とし、それ以外を終了します。
説明: SCP-XXX-JPはロッキービッグホーン(Ovis canadensis canadensis)に酷似した外見を有する生物です。SCP-XXX-JPは生育環境に関係なく、生後7日で通常のロッキービッグホーンの成体と同等の形態に成長します。
生後7日以上が経過した個体の角に接触したヒト(以下、対象)は即座に硬直し、約1分後に活動を再開します。この間、SCP-XXX-JPは移動せず、接触を維持します。対象は硬直状態終了後に、接触前は存在しなかった記憶の出現や、既に存在していた記憶の変化を訴えます。この現象はSCP-XXX-JP個体が初めて異常性を発現させた場合は発生しないことが確認されており、初めて異常性を発現した個体は興奮状態になり、沈静後、積極的にヒトとの接触を試みるか、ヒトとの接触を忌避する傾向が強まります。この時、接触を忌避するようになった個体は他個体からの攻撃の対象となり、衰弱します。
生態は非異常性の個体と差異があり、後述する異常性を2度以上発現させた個体は性別に関係なく、角を突き合わせて闘争を行うことが判明しています。
追加予定タグ: euclid scp-jp 羊 動物 知識 記憶影響
画像出典
アイテム番号: SCP-XXX-JP
SCP-XXX-JPの外観
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが存在する███山はカバーストーリー「土砂災害」よって一般人の侵入を防止しています。SCP-XXX-JP内部の探索には目的に応じたDクラス職員を用いてください。探索時は特別な理由がない限り、SCP-XXX-JP-1、2との接触は必要最低限に留めるよう、被験者に適宜指示を与えてください。
説明: SCP-XXX-JPは高知県██町███山に存在する地上4階、地下1階建ての建造物です。出入口前の看板には『医療法人 ███会』という文字と、診療時間及び診療科目が印字されています。SCP-XXX-JPの内装や設備は一般的な病院と酷似しており、電気や水道などの敷設工事が行われた形跡は見られませんが、照明や水道設備、内線電話などが問題なく使用されています。また、内部には多数の人型実体(SCP-XXX-JP-1)が存在します。SCP-XXX-JP-1は自身をSCP-XXX-JPの職員と主張し、主にSCP-XXX-JP-2を対象に一般的な病院におけるものと類似した業務を行います。また、受診を目的としてSCP-XXX-JPに侵入した人間(以下、被験者)は、内部で発生した事象やSCP-XXX-JP-2の存在に違和感を覚えなくなり、SCP-XXX-JP-1の呼び掛けや内部のアナウンスに従うようになります。
SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP内部に存在する、異常な動植物の総称です。現在までに確認されたSCP-XXX-JP-2は全て、日本国内で生息または飼育されている生物のみであることが判明しており、日本語の読解能力と根や四肢、体幹の発達が確認されています。何らかの方法でSCP-XXX-JP外部へ到達したSCP-XXX-JP-2は即座に消失し、約30分後に1階の待合室に再出現します。
SCP-XXX-JPでは一般的な診察の他、事前の予約のない手術を行います。
会計時、SCP-XXX-JP-2は試験管などに入った種子や血液、精液と見られる物体で、人間は現金でのみ会計が可能です。しかし、現金での支払いを行う場合、どのような診察・手術においても相場を約85%上回る金額を請求されます。支払いが不可能な場合、SCP-XXX-JP-1は被験者に対し、地下1階に存在する「摘出室」前で待機するように案内します。被験者が地下1階に侵入すると同時に通信機器は使用不可能になりますが、被験者は約20分後に1階に戻り、そのままSCP-XXX-JP外へ退出します。地下1階に侵入した被験者は臓器や身体の一部が摘出、除去されていますが、生命活動の維持には一切影響を及ぼしておらず、自身が健康体であると強く主張します。
以下はDクラス職員を用いた、SCP-XXX-JP内部の探索記録です。SCP-XXX-JPの異常性により、記録装置が停止または破壊されることを防ぐため、被験者は装置の存在を把握していないことに留意してください。
被験者: D-2588
症状: 右腕の打撲
付記: 被験者の衣服には小型のカメラと録音装置を装着させている。
<記録開始>
補遺1: 2014年10月31日、午前0時になったと同時にSCP-XXX-JPで停電が発生しました。4分後、███山に駐在していた機動部隊がSCP-XXX-JPに突入しましたが、内部のSCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2は全て消失していました。これが確認された後、同部隊による臨時の内部探索が行われ、██台のデスクトップパソコンが回収されました。パソコンに保存されていた情報から、SCP-XXX-JP-2が会計に使用した血液や探索に参加したDクラス職員から摘出された臓器が、複数の個人・団体に売却されていたことが判明しました。売却先には既知の要注意団体も含まれており、███会との関連性の調査が行われています。
補遺2: 2015年5月12日、和歌山県██町██山において、SCP-XXX-JPと同一の外観と異常性を持つ建造物の出現が確認されました(以下、SCP-XXX-JP-A)。SCP-XXX-JP-Aの探索で得られた、SCP-XXX-JP-1の外見的特徴や声紋などの情報を分析した結果、受付や診察室で確認された一部の個体がSCP-XXX-JPに存在していた個体と同一であると認められました。現在██山は封鎖され、2015年5月16日に機動部隊は-5("執刀医")によるSCP-XXX-JP-Aへの襲撃と内部の捜査が予定されています。
追加予定タグ: euclid scp-jp 建造物 人間型 医療 生命
画像出典
SCP-XXX-JP-1出現ポイントの1つ
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは架空の音楽イベント「X9エックスナイン」に関連する記録の総称です。
追加予定タグ: scp-jp 芸 音楽 スポーツ 都市
画像出典
大阪府大阪市に存在する此花大橋。山中氏の目撃証言はここで途絶えている。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの隠蔽のため、サイト-8143を写した衛星写真は全て加工されます。
説明: SCP-XXX-JPはサイト-8143の上空約400m地点に上下逆の状態で静止している人型実体です。頭部は製造元不明のブラウン管テレビに置換されており、頭部以外の身体部位の生命活動は停止しています。発話能力の有無は不明ですが、後述の方法で得られたSCP-XXX-JPの来歴に関すると思われる情報は、2018年4月7日に失踪した大学生の山中 ██氏(18歳男性)のものと一致しています。
SCP-XXX-JPの頭部は活動中、既存の楽曲及びそのミュージックビデオを再生しています。特筆すべき点として、これらの楽曲の音質や映像の画質は劣悪で、ノイズが多分に含まれています。
SCP-XXX-JPは2018年5月10日、サイト-8143上空に突如出現しました。当該サイトが無人の離島に建設されていたこともあり隠蔽は容易に完了しました。
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: 春井博士
[記録開始]
春井博士: SCP-XXX-JP、聞こえますか。
SCP-XXX-JP: はい。問題ありません。
春井博士: ではインタビューを開始します。まず、あなたがそこに現れた理由に心当たりはないでしょうか。
SCP-XXX-JP: いえ......そもそもこんな離島に来たことなんて人生で一度も......
春井博士: では、ここに現れる前について覚えていることがあれば教えてください。何か些細なことでも構いません。
SCP-XXX-JP: そ、それなら......橋を渡ってました。歩いて。大阪の此花大橋です。
春井博士: 此花大橋ですか......どのような目的でですか?
SCP-XXX-JP:
以下はSCP-XXX-JPの発言の内、重要性が高いと判断されたもののリストです。
発言記録-67
実際に話すのに慣れてない話題なんですけどね、私にも好きな人がいるんです。出会ったのは17の時でしたね。場所はツイッター......趣味が同じだったんです。交流する内にちょっとずつ惹かれていって、後に同性の方と知ったのですが、内面に惚れていたので大した変化はありませんでした。
最近はLGBTについてのニュースを目にする機会も多くなりましたが、私は正直なところ、日本で結婚が認められるかどうかはあまり興味が無く......手を繋いで何処かに出かけて、笑いあって、一緒に食事して、一緒に眠って......それだけでいいと思っています。少なくともあの人は「それだけで幸せです」と言っていました。
前置きが長くなりましたがもう少しだけ。当時の私たちは共に高校生で、私が1つ年上でした。住んでる県が隣同士だったので何度か会う計画も立てたのですが、あの人の家庭の事情により、未だに叶っていません。私たちはお互いの顔も知らず、プラトニックな関係を築いていました。
宙ぶらりんな人を書きたい。
思い詰める人の、安寧を求める心の具現化。解決すれば落ちて消え去る。
追加予定タグ: scp-jp 人間型 移動不可
画像出典
出典: Wikimedia Commons
作者: Ignis
ライセンス: CC BY-SA 3.0
キャプション
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは本稿執筆現在まで使用された記録のない電話番号であり、動物特徴保持者が入力した時のみ接続に成功します。その場合、相手からの発声はなく、常に環境音が流れていることが確認されています。通話を終了すると同時に、SCP-XXX-JPを入力した端末には不明な女声(以下、)内部で電子機器による通話が行われていた場合、通話記録は不明な女声(以下、SCP-XXX-JP-A)による語りに置換されます。
SCP-XXX-JP-Aは「オリーヴ・ベアリング」を自称しており、対象の第一言語を用いて発話を行います。
追加予定タグ:
画像出典
出典:
作者:
ライセンス:
・79年8月24日の昼過ぎに発生した、ヴェスヴィオ火山の噴火
・1930年5月以降 横山エンタツ・花菱アチャコによる、漫才の改革や喜劇の興隆
・第二次世界大戦中 連合国軍のパイロットたちによる、未確認飛行物体「フー・ファイター」の目撃
・1963年11月22日のジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件
・1967年12月17日 第17代オーストラリア首相、ハロルド・エドワード・ホルト行方不明事件
・1983年3月8日 フロリダ州オーランドで開催されたアメリカ福音派協会の年次総会で、第40代アメリカ合衆国大統領ロナルド・ウィルソン・レーガンが行った演説
・1992年4月5日 第36回大阪杯におけるトウカイテイオーの優勝
・1994年4月22日 第37代アメリカ合衆国大統領、リチャード・ミルハウス・ニクソンの死去
・2011年3月11日の東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故
・2015年11月30日 漫画家██ ███(本名██ █)氏の死去
・2016年12月22日 新潟県糸魚川市で発生した大規模な火災
各記事は事故などをどう扱っているか?
・ヴェスヴィオ火山の噴火→財団の前身組織が人為的に発生させたもの
・エンタツやアチャコらの活躍→東弊重工の目論見通りに修正された歴史
・フー・ファイターの目撃→未収容機体が存在する根拠の1つ
・放火事件→オブジェクト無力化の原因
・大統領暗殺事件→オブジェクトの主体、アメリカ政府による隠蔽工作
・ハロルド・ホルト行方不明事件→財団による隠蔽工作
・レーガンの演説→オブジェクトの主体
・墜落事故→財団による隠蔽工作、作中でも発生した事故
・トウカイテイオーの優勝→オブジェクト消失の原因
・ニクソンの死→オブジェクト無力化の原因
・住宅ローン危機→財団の実験が原因で発生
・リーマン・ショック→オブジェクト無力化の原因
・東日本大震災→オブジェクト出現/発生の原因
・原発事故→オブジェクトが作成された理由
・██ ███氏の死→調査打ち切りの理由
・糸魚川市大規模火災→事案記録のモデル
イライシャ・グレイ→アメリカの発明家。電話の特許に関する騒動で有名。
言語税→経済学者のフィリップ・ヴァン・パレースやフランソワ・グランが提唱した概念。広く使われている言語とそうではない言語の間にある翻訳・教育などの経済的負担の格差を是正する方法として提唱された。
ブラインドミュール→
放免→