アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは一般収容室に保管し、SCP-XXX-JPが活性化しているときは常に監視を行うようにしてください。
×ばつ3mの区画の真ん中に鎖で繋がれた状態にして下さい。人工芝を植えて、外周は板で囲み、天井は設置しないで下さい。毎日合計2時間、1人の職員と接触させることが望ましいです。収容違反を引き起こす、またはオブジェクトの無力化を引き起こす恐れがあるため、職員と接触しない日が3日以上続いてはいけません。
説明: SCP-XXX-JPは███社製の三輪車です。外見は他の製品と違いがありませんが重量の測定結果は31.7kgと、他の製品と比べ約25.5kg重くなっています。SCP-XXX-JPのその他の異常性として、自律走行を行う、触れていなくてもクラクションが鳴る、意思を持っているように振舞う、というものがあります。
SCP-XXX-JPは██県のとある一家が所有していたもので、20██/█/██/に警察への「三輪車が独りでに走り出した」という通報を警察内部に潜入していたエージェント・███が受け取り、現場に向かったところ道の真ん中を走行していたSCP-XXX-JPを目撃しました。その後駆けつけた警察官と共にSCP-XXX-JPを捕獲しまし、Aクラス記憶処理を施しました。
エージェントは所有していた一家にインタビューを行いました。以下はそのインタビューの記録です。
対象: SCP-XXX-JPの所有者(以下、「所有者」とする)
インタビュアー: エージェント・███(以下、「エージェント」とする)
<録音開始>
エージェント: それではインタビューを始めます。
所有者: あれ、あれは何だったの?まさか、三輪車が勝手に走っているなんて...あなたも見たでしょ?
エージェント: 落ち着いて下さい、私はあなたの見た現象を調べるためにやってきました。私の質問することにできるだけ正確に答えていただくだけで結構です。所有者: そう...[数秒間の沈黙]わかったわ。まず何から話せばいいの?
エージェント: まず発見した時のことを教えて下さい。
対象者: ええ、私は外から聞こえる絶え間ないクラクションの音で目を覚ましたの。ちょうど持ってた三輪車のだったわ。そしてカーテンを開けて外を見るとあなたの見た通りよ...まあ私が見たのはこのくらいね。三輪車とは思えないスピードだったわ。
エージェント: なるほど。突然こうなってしまったことに何か心当たりはありますか?
所有者: そうね...あるとすれば、あの三輪車は私の飼っていた犬が気に入っていた物なのよ。
エージェント: 飼っていた、というのは?
所有者: 1週間前に天国へ行っちゃったわ。とても愛してたのに...
エージェント: 心中お察しします。とすると三輪車に飼っていた犬が取り憑いた、とお考えですか?
所有者: ええ、他に思い当たるものはないわ。
エージェント: わかりました。インタビューありがとうございます。
<録音終了>
終了報告書: 所有者にはAクラス記憶処理を施しました。
補遺: 収容当初、SCP-XXX-JPはサイト-████の一室に保管され、監視されていましたが、収容から数日経った20██/█/██に、SCP-XXX-JPは収容室のドアを破壊し、収容違反を起こしました。これより、
補遺∞:
作りかけ