2011年10月
こんばんは。
監督の新甫です。
今日も日中は暖かくなり初夏を思わせる気候でしたが、雨が上がったこともありラグビーをしやすい環境でした。
今日は公式戦最終戦であったため、思う存分選手達が試合に望めることを願っていました。
試合後帰宅して、このHPに記載する前に、まずはワールドカップの決勝をテレビで観戦しました。
1点差の激しい試合で、ラグビー王国オールブラックスの久しぶりの優勝で幕を閉じました。
その同じに日に最終戦を迎えたことを嬉しく思います。
今日の試合ですが、24対17で勝利しました!
これで全試合を終了しました。
他のチームの試合結果もありますが、3勝1敗で2位は確定だと思います。
まず。。。
今季は「単独チーム」で戦うと覚悟して、最終戦まで「初志貫徹」した部員一同の「強い意志」に賛美を贈りたいと思います。
そして、数ある問題点や課題点を克服し、14人の選手で戦い抜いた選手諸君、本当に良く頑張りました。
全勝はできませんでしたが、14人にも関らず下級生中心のチームで良く戦ったと思います。
では、部員達は何を頑張ってきたのでしょうか?
・14人で戦う覚悟を決めて実践した。
・指摘された事項を真摯に受け止めて、よく考え工夫して練習に取り組んだ。
・仲間との良好なコミュニケーションを形成した。
・メンバー同士、厳しい指摘をしあっていた。
ラグビーのプレーに関する練習を頑張ることは当たり前のこととして、大事なことは「言い出したこと」を「最後まで諦めずにやりぬくこと」だと思います。
厳しさと楽しさを両立したチームを形成することが、何よりも大事であることをあらためて感じた次第です。
さて、今日の試合ですが以下の3つを伝えて彼らを送り出しました。
1激しくプレーして、とにかくボールを繋ごう。
2攻撃的なディフェンスをして圧をかけて前に出よう。
3最後まで諦めないで試合にのぞもう。
今日の試合を左右した大きなポイントは、やはり以下の3つでした。
◆だいやまーく粘り強い執拗なディフェンス
◆だいやまーく残り20分からのフィットネス
◆だいやまーく最後まで諦めない強い意志
そこに、選手達なりに考えていたエリアマネジメント、タイムマネジメントが功を奏していたと思います。
後半の逆転への分岐点は、まさにフィットネスでした。
ディフェンスから前に出てゲインするという、まさに杏林らしいラグビーで勝利を手にしたと言っても過言ではないでしょう。
FWのスクラムは7人で組んでいるため、北里大の大型FWはやはりスクラムでプレッシャーをかけてきました。
当然です。ある意味、想定通りでした。
ディフェンス面での我々の勝負どころは、早く圧をかけることと、ポイントサイドでインサイドブレイクされないこと、またBKのディフェンスは大外勝負に持ち込むこと、ということでした。
スクラムでプレッシャーを受けていましたので、前半はマイボールでなかなか思ったようなアタックができませんでしたが、辛抱すれば必ず流れは変わるものです。
後半はNO.8とSHの二人が工夫をしてうまくボールを出すようになりました。
きちんとボールが獲得できれば、我々の繋ぎのラグビーを展開するだけです。
FWのセットプレー(スクラム、ラインアウト)、サインプレー、ディフェンス・・・それぞれ練習通りの実践ができたと思います。
キープレーヤーが裏へ出て、そこから連続して攻撃する。。。いい展開でアタックできたと思います。
後半の折り返し以降にはFWからの執拗なアタックでトライを奪いゲームの流れを完全にこちらに向けました。
残り5分のエリアマネジメント、タイムマネジメントは本当に良くできたと思います。
何度もこのHPに記載しましたが、一昨年は明星大学、昨年は社会事業大学と、過去二年間は合同チームで公式戦を戦いました。
部員数も少なく大変苦しい時期でしたが、当時の岡本主将、宮本主将と話をし、「美しき理念」を持った体育会メンバーだけで活動しようと決めてきました。
その甲斐あって、上級生の強い意志と下級生の理解と努力の賜物が、チーム再建の礎を形成しつつあります。
今日の試合は「杏林の良き伝統を取り戻す試合」だと部員全員に伝えました。
その通り、彼らは最後まで諦めず、自分のためにチームのために頑張りました。
再来年の30周年に向けて、過去のOB達が創り上げてきた「杏林ラグビー」と「杏林ラグビー部組織」をもう一度復活、いや、それ以上のチームにしたいと思います。
思いが多すぎて書き綴ることが尽きません。
今日で現役として最後の試合を迎えた三人の4年生。
主将の明神北斗。昨年主将の宮本真之介。Mgrリーダーの吉良奈々美。
本当にお疲れ様でした。三人にとっては最高の試合でした。
最後に、ラグビー協会の関係者の皆様、ならびに応援してくださった大学関係者や闘杏会の皆さん、本当にありがとうございました。
今月一杯OFFとなり、来月初旬から新体制での練習を開始します。
今年度納会は例年通り12月の第一日曜日に実施します。
たくさんの闘杏会の皆様のご参加をお待ちしております。
少人数で試合にのぞみやり抜いた、今年の部員達の頑張りを、是非ともたたえてあげていただきたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。
新甫雄二郎
10月中旬にもかかわらず夏のような一日でしたが、皆さんはどのような休日をお過ごしでしたか?
監督の新甫です。
本日、電気通信大学&早稲田大学理工学部の合同チームと対戦しました。
結果は36vs10で勝利しました。
今季は14人での公式戦エントリーに加え、怪我人も抱えている状況で本当に良く戦ったと思います。
勝因はFWのセットプレーの安定とBKのディフェンスフォーメーションの上達です。
全体的にひたむきなディフェンスとタックルができたと思います。
まだ反省点はあるものの、1回戦から比べると雲泥の差がありました。
前半、自陣ゴール前の大外で防御したシーンが3〜4回ありましたが、私はあのプレーが今日の試合の流れを変えたと認識しています。
14人で戦うこと自体がディフェンス不足となりますので、全員が最後まで諦めずに果敢にディフェンスしたことの成果は大きいでしょう。
昨日の練習で「攻撃的なディフェンス」をしようと指示しましたが、ディフェンスから陣地を前に進めるシーンも散見され杏林らしいラグビーができました。
そういった意味では、今日の勝利は大きいと思います。
また、アタック面でも練習通りのサインプレーが成功し、確実な得点を積み上げることができました。
こういったプレーができるのは、スクラム・ラインアウト等のFWのセットプレーの安定があるからです。
今後も徹底してFWのセットプレーを強化して精度を上げていきたいと思います。
もうひとつ。。。
今回の結果が得られた理由に、チーム一丸となって課題解決に真摯に取り組んでいることがあげられます。
昨年、一昨年の二年間の「合同チーム」の経験が実りをもたらしたのだと思います。
ここでは細かく触れませんが、プレー面も組織面もチームの課題は明確になっています。
まだ是正すべき点はありますので、残された時間でどのように解決を図って行くかです。
確かに簡単に上達・是正できるものではありませんが、それは「工夫」して「練習」を反復していくしか方法がありません。
今後も首脳陣を筆頭に「考えるラグビー」を実践して欲しいと思います。
さて、話は変わり私事ですが。。。
今はラグビーシーズン真っ盛りです。
昨日は大学の練習後、午後から東芝グランドで東芝vsサントリーのプレシーズンマッチを見学してきました。
今日はというと、14:00から記載した公式戦に参戦。
帰宅後、テレビでワールドカップの準決勝、ニュージーランド対オーストラリアを観戦。
さらにその後、対抗戦グループの慶応大学対帝京大学の試合を録画にて観戦しました。
様々な現実とドラマがありました。
何を見ても学習・勉強の繰り返しですね。。。
いよいよワールドカップも決勝を迎えます。そして日本ではトップリーグが開幕となります。
学生達にはトップレベルのラクビーを良く見て、触れて、自分達のプレーの糧にして欲しいと思います。
来週は公式戦最終戦です。
このチームの持てる力の全てを出し切れるよう精進してまいります。
関係者の皆様、応援をよろしくお願いいたします。
新甫雄二郎
こんばんは。
監督の新甫です。
10月に入り、だいぶ過ごしやすい季節になりました。
ワールドカップも開催されていることから、今はラグビー満載の時期ですね。
さて、今日は公式戦二回戦でした。
対戦相手は芝浦工業大学で、昨年の2部優勝校です。
芝浦工業大学は元々は1部の強豪校ですから、私達は完全にチャレンジャーの立場です。
昨年は社事大との合同チームで挑んだものの残念ながら完敗でした。
今年は少人数にもかかわらず、単独チームとして公式戦に望んでいることは、このHPで何度もお伝えしております。
しかし、もともと14人のうえに初戦で中心選手が怪我をしたため、この試合は13人で挑むことになりました。
今週、首脳陣と話し合いましたが、棄権試合は選択せずに試合にのぞむということでした。
試合をやる以上、相当な苦戦を覚悟し、部員一同、どんな状況になっても最後まであきらめない・・・ということを約束しました。
・低いタックルとパックに心がけ粘り強くデイフェンスする。
・少ないアタックのチャンスを活かし、落ち着いて冷静にプレーを選択する。
そして、今日の試合は必ず意味のある次に繋がる試合にしようと約束をしました。
結果は5対76と「完敗」でした。
但し、今日の試合、想定よりもはるかにいい出来であったと思っています。
このHPをごらんの皆さんは、「5対76というスコアで何を言ってるんだ!?」とお感じの方もいらっしゃることでしょう。
得点だけ見れば確かにその通りだと思います。
しかし、後半早々にバイスキャプテンの選手が脱臼で離脱したたため、そこからは12人での戦いでした。
にもかかわらず・・・
・最後まであきらめていなかった。
・FWのセットプレーが安定していた。
・BKのディフェンスフォーメーションが機能した。
・インサイドブレイクされていなかった。
・果敢にタックルをしていた。
・先週の試合の反省点を克服していた。
・練習の成果が出ていた。
・杏林らしい繋ぎのラグビーが垣間見えた・・・など。
特に12人になってからの後半終盤のトライは意義があったと思います。また、スローガンであるチームの「一体感」も徐々に醸成されてきたと思います。
特に、選手一同、最後まであきらめずよくやりぬきました。今後のさらなる成長に期待したいと思います。
とはいえ、試合の「負け」は負けです。
得点を見れば完全なる「完敗」です。
勝たない限り目標は達成できません。
応援していただいる関係者の皆様のためにも、選手一同、最後まであきらめずに公式戦に取り組みます。
これまで培ってきた「成果」を「結果」に残せるよう精進してまいります。
新甫雄二郎
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