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コーチングスタッフのブログ

2010年10月

2010年10月25日06:45
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おはようございます。
監督の新甫雄二郎です。
昨日の24日(日)、北里大学戦をもちまして今季公式戦の全日程を終了いたしました。
まずは、今季公式戦を共に活動してきました社会事業大学ラグビー部の皆様に心から感謝申し上げます。
特に下島監督、小林主将とは幾度となく連絡をとりあい、合同チーム形成のために相談を重ねてまいりました。
本当にありがとうございました。
また、いろいろとサポートしてくださった杏林大学関係者の皆様、応援したいただいたOB会の「闘杏会」の皆様、本当にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
さて、最終戦ですが、5-59と残念ながら勝利することはできませんでした。
過去3試合の反省をもとに取り組んだ試合でしたが、受身のディフェンスとブレイクダウンでの甘さを克服できず、結果として勝利には至りませんでした。
前に出るディフェンスをし、相手に圧(プレッシャー)をかけることを心がけていましたが、実践できる選手と対応ができない選手のバラツキが目立ちました。
同時に、モールやラックでのポイント地点における両サイドを固められず、インサイドブレイクされるシーンが散見されました。
BKs陣も相手CTB陣のチェンジに対応しきれずゲインされるシーンが散見されました。
これらは、ディフェンスシステム不整備と選手個々のタックルスキルのバラツキが要因です。
8月にはいってからの合同チーム形成でしたので、合同練習回数も限られており、ディフェンスシステムの練習にほとんど時間が費やせませんでした。
また、初めて経験するポジションの選手が多く、不慣れな動きは選手達にとっても大変苦労が多かったことでしょう。
しかし反省点ばかりではありません。
心配していたFWのスクラムは比較的安定していたと思います。
また、ボールキャリアが孤立した時やリセットが必要なシーンには、「立って」援軍を待つプレーの判断なども身についてきました。
今季の公式戦はどの試合でもなかなかアタックの機会を与えてもらえず、非常にディフェンス面が多かった試合でした。
しかし、そんな数少ないアタックの中でも、練習してきたシークエンスが垣間見えたことは大きな成果といえます。
今季戦績は0勝4敗。大変残念な結果となりました。
しかし、合同チームによって得た「経験」は、両チームの選手・マネージャー達に多くの教訓を授けてくれたことでしょう。
文化や慣習の異なる2つのチームが、短期間に「ひとつのチーム」として機能することは大変難しいものです。
ただ、両チームが共通の目標をおいて、それを実現すべく様々な問題解決に取り組むその過程に、大学生としての貴重な経験があるのだと思います。
社会に出ればこのようなことは沢山あるわけですから。
今回活動を共にした両チームの選手・マネージャー達が、将来、今回の経験を振り返って「あの時経験したことが今になって活かされた」と思い出すことを願ってやみません。
最後に杏林大学ラグビー部のメンバーへ。
今季は上級生が少なく下級生主体のチームでしたが、逆に来年度以降には大変期待が持てるチームになると思います。
我々の伝統とする杏林ラグビーと単独チーム復活を目指して、部員一丸となって取り組んでいきましょう!
新甫雄二郎
<追伸>
闘杏会の皆さん。
お忙しい中、試合の応援にかけつけていただきまして本当にありがとうございました。
すべての方々ではございませんが、私とグランドで挨拶を交わした方を記載させていただきます。
1回戦:丹野さん、野口さん
2回戦:竹内さん
3回戦:舘さん、丹野さん、野口さん
4回戦:野口さん、大内さん
以上

こんばんは。
監督の新甫です。
今回はプログの掲載が遅れてしまいました・・・。
さて、先日の10月17日(日)に、公式戦三回戦、東京電機大学と対戦いたしました。
結果は17vs31で負け、残念な結果となりました。
相手チームとの力の差は、ほとんどなかったと思いますが、チームとしての完成度が欠けていたことが敗因の一つです。
とはいえ、今回の試合の収穫は、「前に出るディフェンスにより相手選手へ圧力をかける」ことができたことです。
また、まだ選手間にバラツキはありますが、私が伝えている意味を理解し実践している選手が多くなってきたことです。
怪我人などの理由により、三回戦は前日の夜に大幅なポジション変更を余儀なくされました。
従って、これまで対応してきたシークエンスなどの徹底がはかりずらかったのは事実ですが、
ディフェンス面では相当の圧力をかけられたと思います。
しかし、ひとりひとりの判断ミスや基本プレーミスの蓄積により、
チャンスをピンチに自ら変えてしまったと思います。
残念ながら、これが今のチームの実情でしょう。
話は変わりますが・・・
昨年から「合同チーム」で公式戦に参加していますが、つくづく感じることがあります。
それは、「ラグビーは人を成長させるスポーツである」ということです。
週に1回程度の合同練習しかできない「合同チーム」が、
「ひとつのチーム」になろうと、
選手・首脳陣・指導者と様々な努力と気遣いを重ねています。
選手間には自分達のやり方や流儀と合わないこともあることから、
互いのチームの選手達もそれなりにストレスを抱えていると思います。
しかし、そういった状況を克服して「ひとつのチーム」になろうとする彼ら・彼女らの取組みや工夫が散見されるようになってきたのは、
自らが何かを変えたいと考えはじめている証拠なのだと思うのです。
この経験は人生にとって決して悪いものではない、むしろ貴重な体験であると私は思います。
とはいえ、しかし・・・
結果として「勝利」に結びつかなかったことは事実です。
従って、今は、その反省点を明確にし対策を講じるよう指示しています。
次回の試合は北里大学戦です。
これで最終戦となります。
これまでの試合の反省を活かし、かつ、このチームの利点を活かしたプレーができるよう、
最終決戦までは絶対にあきらめません!勝利あるのみです!
応援をよろしくお願いいたします。
新甫雄二郎
<追伸>
OBの舘さん、そして今春卒業した若手OBの丹野さん・野口さん。
多忙の中グランドに応援に来ていただきまして本当にありがとうございました!

2010年10月11日06:30
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おはようございます。
監督の新甫です。
昨日、公式戦2回戦が行なわれました。
昼には雨があがり、にわかに晴れ間が出てきた状態での試合となりました。
当方は今季、社会事業大学との合同チームですが、相手チームは合同チームとしての歴史が長く、単独チーム相応の実力を持つ強豪チームです。
結果は0-48で完敗でした。
敗因は・・・ディフェンス時のプレッシャーの甘さ、タックルの甘さ、ひとえにこれに尽きると思います。
両チームとも個人個人の力の差はほとんどなかったと思います。
我々が、果敢に前に出るディフェンスによって相手にプレッシャーをかけられれば、ケーム内容はもっと違った展開になっていたとの反省が残ります。
しかし、スポーツでの「たられば」は議論に値しません。
まずはこの反省点を克服するために、日々の練習でレベルアップをはかるべく、社事大および杏林大のキャプテンおよびメンバー達に指示をいたしました。
次回の試合では成果が出ることを期待したいと思います。
試合が終わってから選手達にこう話しました。
「敢えて言えば・・・何かをやろうとして失敗するのは仕方がない。しかし、チームとして決めた約束を守ろうとしないのは良くない。ましてや、タックルをしない、あるいは甘くなるというのは、ジャージを着てグランドに立ってラグビーの試合に望む『ラガーマン』としての責務を果たしていない。これはラグビーに取り組む姿勢の問題だ。グランドに立った以上、個人としての責任を果たしてゲームに望むべきだ」と。
残念ながら試合には負けましたが、個々に成果が現れたシーンも多々ありました。
それがトライに結びつかなかったことが残念ですが・・・。
試合の前日も日ごろ声の少ない選手からよく声が出ていましたし、選手間のコミュニケーションの浸透が垣間見れてきました。
週に一度の合同練習によって、方針の統一をはかっていくことの難しさを痛感した試合ではありましたが、「ひとつのチーム」になるための、前進の兆しが見えてきたことは大きな成果だと思います。
気持ちを新たにして3回戦に望みたいと思います。
新甫雄二郎

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