2011年04月
こんにちは。
監督の新甫です。
3月11日の東日本大震災は、その震源付近地域に留まらず、日本全体に様々な影響を及ぼしました。
震災後1ヶ月以上が経ち、復旧に向けて様々な活動や支援が活発になってきている反面、被害者数の増加も報道されており、私も心痛が治まりません。
あらためまして、被災にあわれた多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、我々杏林大学ラグビー部は、震災後、大学の指示により、3月いっぱい全体活動(集合活動)を自粛してまいりました。
4月に入り、大学からの指示事項を厳守することによって条件付きで練習が再開が許可されました。
とはいえ、新入生を迎え入れたり、雨天の練習禁止等のにより、4月に入っても全体活動はままなりませんでしたが、本日久しぶりに部員達と顔を合わせることができました。
今年の新入生は大変素直な学生達であると上級生から報告を受けていましたが、聞いていたとおりの新入生諸君でした。
今後の成長が本当に楽しみです!
今日は私から新入生諸君に「大学生として」や「杏林大学ラグビー部の活動の根幹」について、その概略を説明しましたが、今後も上級生は1年生諸君に当ラグビー部の伝統について、じっくりと指導・伝達をしていってほしいと願っています。
組織がさらに強固なものになっていくには、そこで活動する選手・マネージャー等の部員ひとりひとりの人格が備わっていなければなりません。
ただラグビーがやりたい・・・というだけではなく、我々は「体育会ラグビー部」であるという自覚と誇り、そして品格を備えなければなりません。
ラグビーに一所懸命取り組むことは当然のこととして、時間や約束を守る、まじめに取り組む、けじめをつける、礼儀礼節をわきまえる・・・などなど、ラグビーの上手い下手以前に大学生として身につけていなくてはならない大事な「要件」があります。部員達は是非ともそれを忘れないでほしいと思います。
今日の練習ですが、まずは部員達の現状レベルの確認をすることに主眼を置きました。
昨年から重点的に取り組んでいる「基本プレー」がどの程度上達したのかを確認しました。
継続して実施してきていることが確実に成果を出しています。それは今日の練習を見ていてもよくわかりました。
今後も工夫をしてさらに成果を上げていきたいと考えています。
5月からはオープン戦に入ります。
今年度は様々な要因で練習や活動にも「制限」があることはやむを得ません。
しかし、だからこそ「工夫」をして取り組み、上達をはかっていかなくてはならないと考えます。
本日の練習後に首脳陣とミーティングをしましたが、彼らにはその自覚があるように見えました。
杏林ラグビーの理念は「考えるラグビー」です。
昨年度の反省を活かして果敢に取り組んでいきたいと考えています。
新甫雄二郎
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