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コーチングスタッフのブログ

2011年05月

2011年05月22日20:08
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こんばんは。
監督の新甫です。
さて、今日は今季最初のオープン戦で、麻布大学と練習試合をおこないました。
天気が不安定であるとの予報がされていましたが、無事に試合を終えられて何よりでした。
レフリーおよび麻布大学のみなさん、悪天候の中、本当にありがとうございました。
さて、今年は3月11日の震災以来、大学側の指示通達により、しばらく全体練習ができなかったことは既にお知らせした通りです。
ですから、組織的プレーの練習は例年に比べて出足が遅い状況にあります。
従って、今日の試合は「初戦」ということもあり、上級生には昨年の反省を活かすことと、下級生には大学ラグビーの状況を実感してもらうことも狙いの一つでした。
試合前、今日の試合の目的と狙いとして以下の3つを選手に伝えました。
1今日の試合におけるFWとBKのプレーPOINTについて。(ここでは詳細を割愛します)
2ディフェンスは果敢に前に出て、タックル後のジャッカルに挑むこと。
3天候を考慮したプレーを選択すること。キックオフやキックの処理、ハンドリングのためのライン間隔など。
前半は3:7の割合でほとんどボールを支配できませんでした。
その理由として、前に出るディフンスの詰めの甘さと踏み込んだタックルができないミスの多さでした。
ハーフタイムでは前半の改善点を指示しました。
結果、後半からはディフェンスが前に出るようになりました。
アタックでは、シンプルな攻撃で相手のディフンスラインを崩して、自由にゲインができるようになりました。
この点は、確認できたプラスの要素だと思います。
しかし、アタックは仕掛ければほとんどゲインするも、チームが「ひとつの固まり」として機能していないため
以下のような問題点や課題が明確になりました。
(1)一人ひとりが個人的なプレーを選択し、チーム全体として機能していない。
(2)ブレイクダウン(相手とのコンタクト時)で確実なポイント形成ができていない。
(3)上記(2)の前提として、ハマー、クリーンアウト、モール、ラック等との基礎プレーが欠如している。
結果、パスミスなど、チーム自身のミスも重なり思うようなプレーがかないませんでした。
試合結果は残念ながら、10vs12で黒星★でした。
ペナルティーが多かったことも敗因理由のひとつです。
今後は上記課題を克服すべくの練習に励んでいきたいと考えております。
スコア的には残念でしたが、新入生他個々の能力レベルはよくわかりました。
特に今年の新入生は「素直」で「前向き」な選手が多く、チーム全体に活気ある雰囲気があるのは追い風です。
今日の試合は初戦ということもあり、チームの課題点が明確になり大変有意義な試合でした。
この試合を糧に次へつなげていきたいと思います。
監督 新甫雄二郎

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