輝き始めた"ヨールカ":レーニン広場(2018年12月17日)

11月下旬に準備に着手している箇所が見受けられた"ヨールカ"(ロシア流のクリスマスツリー)ですが、ユジノサハリンスクから暫らく離れて戻ってみると方々で準備が整っていました。

12月15日の土曜日辺りから、方々で華々しく点灯される様を視掛ける機会が増えました。

↓レーニン広場です。
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↑"ヨールカ"が大きいので、大きなレーニン像が隠れてしまいます。

ユジノサハリンスクへ戻って間もなく、その隠れている様子を視て「この時季が巡って来た...」などと考えていました。

>>隠れてしまったレーニン:レーニン広場の"ヨールカ"(2018年12月14日)

準備が整った状態だった"ヨールカ"は、灯りが入り始めると「夜通し点いている」という感で、朝8時前でも輝いています。12月半ばともなると、ユジノサハリンスクの街が明るい感じになるのは午前9時辺りです。

↓少し角度を変えると、奥の側にレーニンは確りと立っています。
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↑昨シーズン、初めて巨大なヨールカを視た時、「あんなに大きなレーニン?何処にどうやって持って行った?!」と首を傾げましたが、大きな"ヨールカ"の陰で見え難かっただけだったのです。

暫らく、こういう"ヨールカ"のようなモノが目を愉しませてくれる時期が続きます。

冬の夜空に...?!(2018年12月15日)

何となく気になって調べてみると、「花火」という語は「夏の季語」なのだそうです。が、花火は「お盆の送り火」という意味合いも在って「秋の季語」にもなり得るらしいです。

別段に「俳句の季語」に拘りが在るのでもなんでもないのですが、「季語」に関しては「時季らしいモノ」が選ばれるので、「〇〇と言えば...この季節の...」というようなことを考える場合の目安になると思っています。そこで「花火?夏だよな...」と思って、少し調べた訳です。

↓土曜日の夜、住まいの窓からこういう様子が視えました。
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夕刻に、何となくぼんやりとしてしまっている間に暗くなったのですが、何やら「ドーン!」と響く大きな音が連発していました。「面妖な...如何なる騒ぎ...」という程度に窓から戸外を伺おうとすれば、東寄りの窓辺が不自然に明るかったのです。打ち上げ花火です。

↓カメラを取り出し、窓の硝子越しに花火の写真を何枚か撮ってみました。
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早朝の最低気温が氷点下15°C程度で、日中でも氷点下8°Cというような次元の低温で、未だ然程多くはない感じではあっても確り積雪が見受けられ、低温の故に凍っている箇所も在るので戸外を歩く時には要注意と「冬!!!」なのです。そこに盛大に花火が打ち上げられています。

窓の硝子越しに写真を撮ろうと盛大な花火の側を視ると、「硝子が微妙に震える」という感でした。空気が振動する程度に盛大な花火が上がっていました。これも、州政府本庁舎前の<ヨールカ>の点灯式の故でした。賑々しい催しのフィナーレに花火を上げていたということのようでした。夕刻にぼんやりしてしまって、近くまで足は運びませんでしたが、存外に近くで花火を観ることになりました。

「夏の季語」で「夏に上げるもの」というような感覚は「極めて日本にローカルな感覚」で、花火は「祝賀に際して華々しく上げるモノ」というのが色々な国での標準的な考え方のようです。考えてみると、ユジノサハリンスクで8月や7月に花火を上げる催事という印象は薄く、「〇〇の日」というような時に時々花火が登場しています。

ユジノサハリンスクで「花火」と言うと、昨シーズンは「レーニン広場の"ヨールカ"に引火...」という一寸した騒ぎが在り、何方かが撮った映像が"全国ニュース"に流れていたという妙な出来事が在ったのを思い出します。今シーズンは「盛大な花火を人々が楽しんだ」というだけで、余計な騒ぎは起こらずに済んで欲しいものです。

冬の氷点下の夜空を彩る花火を観て、「花火って?」と「夏の季語?!」ということを気に掛ける辺り、筆者も「とりあえず日本の人なのだ...」という実感を強くしています。

隠れてしまったレーニン:レーニン広場の"ヨールカ"(2018年12月14日)

↓ユジノサハリンスクを離れて一時帰国をする前、レーニン広場の辺りには、ロシア流の大きなクリスマスツリーということになる"ヨールカ"の骨組みが登場していました。
>>「籠に囚われた?」かのように見えたレーニン像...(2018年11月23日)
↑"籠"のようにも見えた骨組みに、レーニン像が押し込められてしまったように見えて、少し可笑しかったのが思い出されます。

↓ユジノサハリンスクに戻ってみれば、"ヨールカ"が綺麗に完成していました。朝7時半過ぎです。
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↑左下側に「2019」と迎える年の数字に視えるランプも設えられています。

これからは方々でこういうようなモノが目立つ時季に入ります。

「灯りの光の色」が干渉する...(2018年11月20日)

11月下旬段階で「かなり日が短くなった」という感だったユジノサハリンスクですが、「暗い?」感じになったのは午後6時近くでした。「日本時間」であれば「午後4時近く」ということになります。

↓こういう時季に少し気になる雰囲気が画のような感じです。
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↑辺りで使っている灯りの「光の色」を受けて、「少し変わった雰囲気に見える」という場合が、何となく多くなるのです。

画のカフェは、階段を下りた地階に店を構えていて、ハンバーガー等の食事を愉しむことも出来る場所です。日頃の「通り道」の辺りなので、よく寄ります。

以前、暫くユジノサハリンスクを離れていて、戻った後に寄った時には、何となく顔見知りな店員さん達が「暫く視掛けませんでしたね?どうしていたのですか?」と声を掛けてくれたものでした。今般も、ユジノサハリンスクでここに寄ると、そういうようなことになるかもしれません。

何処で暮らして活動していようと、「覚えてくれている人達が手近に在る」というようなことは悪くないものです。

「籠に囚われた?」かのように見えたレーニン像...(2018年11月23日)

急速に「寒くなった...」と感じるのは、1日の最低気温のみではなく、1日の最高気温の方まで低くなっているからであろうと思い至ります。11月21日に雪が薄く積もり、友人や知人と出くわせば「寒い...」が挨拶代わりのようになっています。

↓そんな中、夕刻に通り掛ったユジノサハリンスク市行政府庁舎前で視掛けたレーニン広場はこういう様子でした。
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↑「レーニン...籠に押し込められてしまって...」と見入って写真を撮ってしまいました。

これは、レーニン像の少し手前に、年末年始を彩る「ロシア流なクリスマスツリー」の"ヨールカ"を設置する工事が行われている様子です。レーニン像より背が高い骨組みを組んでいるので、レーニンが籠のようにも見える骨組みの中に入ってしまったように見えるのです。

公式な呼び名は在りませんが、勝手に「ユジノサハリンスクの三大ヨールカ」と呼んでいる場所が在ります。サハリン州政府庁舎前、パベーダ広場辺りのロータリー交差点、そしてレーニン広場です。昨シーズンの様子を視ていると、「三大ヨールカ」の中ではレーニン広場が最も早く登場して点灯しています。今シーズンもそういう具合になりそうです。他所でこういう工事を進めている様子は、現在時点で視ていません。

昨シーズンでしたが、このレーニン広場のヨールカに関しては、年が明ける時に打ち上げた花火が引火して、焼け落ちてしまったというアクシデントが在りました。今季はそういう好くないことを免れて欲しいものだと思いながら工事の様子を視ていました。骨組みに関しては、「新しく用意した」と見受けられ、昨シーズンの焼け落ちてしまう前と同様か、それ以上に大きなヨールカが登場しそうな感じです。

実は少しの間、都合でユジノサハリンスクを離れます。戻る頃には、このレーニン広場のヨールカが華やかに点灯している様子も視られるものと期待しているところです。

降雪と積雪の「前後」...:レーニン広場(2018年11月20日&21)

↓11月20日の夕刻です。
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↑未だ雪が在りません。

↓11月21日の夕刻です。
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↑足下に雪が在ります。

11月21日の朝に戸外へ出れば雪が降っていて、降っていた雪が積もりました。気温が氷点下5°Cを切っていて、既に「厳冬期の低温時に見受けられる粉雪」というような質の雪でした。1日を通じて気温は0°Cを超えなかったのですが、陽射しで積雪表面が融けて湿り、その箇所が夕刻に凍り始めていました。

雪の有無で雰囲気が変わるのですが、それ以上に、同じ場所でも毎日空の様子が変わっていて「違う景色」のようにも見えるのが面白いと思いながら様子を視ていました。

終に「永く厳しい冬が"本格化"へ...」という感じになったユジノサハリンスクです。

雪の朝:ユジノサハリンスク市行政府本庁舎(2018年11月21日)

↓レーニン広場を眺めて振り返ると、ユジノサハリンスク市行政府本庁舎が視えます。
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↑午前8時前の状況は、パール色の壁材を照らす青紫のランプが灯ったままで、未だ「夜」のようです。降る雪が照明の光に浮かび上がり、庁舎入口前も地面が雪で白く染まっているのが判ります。

↓脇のコムニスチ―チェスキー通側に廻りました。
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↑このコムニスチ―チェスキー通側には、功労表彰を受けた個人や団体・企業等を紹介している掲示コーナーが在ります。

コムニスチ―チェスキー通の広い設えの歩道も雪で白く染まっています。そしてよく視ると、誰かが「自転車で駆け抜けた?」というように推測出来そうな跡も見えます。

写真では、降雪が照明の光の故にハッキリと筋状に写り、何か酷く雪が激しいように視えます。実際には然程キツいということでもありませんでした。

雪や氷で足下が悪い状況を免れていたのですが、これからは外出時には注意が必要な感です。

雪の朝:レーニン広場(2018年11月21日)

朝早くの「氷点下5°Cまたはそれ以下」が「然程珍しくもない」という具合になって暫らく経つ他方、ユジノサハリンスクでは「積雪期が始まる...」というように感じられる降雪は免れていました。雪や氷で足下が悪い状況を免れていて、筆者は個人的には歓迎していましたが、道ですれ違う人達が「寒そうに、足早に歩いている...」という様子を眺め、自身も寒そうに背中を丸めて足早に歩いているかもしれないなどと思っていました。

そういう状態が「何時まで続く?」と考えていた矢先、終に「降った雪が地面に少々積もり、駐車中の車輛が白くなっている」という様子の朝になっていました。

↓レーニン広場が視える、ユジノサハリンスク市行政府本庁舎前辺りを通り掛かりました。
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↑車輛が通行する辺りは、車輛のタイヤに相当するような箇所で舗装面が覗きますが、道路が雪で白くなっています。

気温は氷点下5°Cを下回るような按配で、降る雪は粒子が細かい粉雪です。

レーニン像の前に柵が設置され、何やら細い鉄骨のようなモノが在ります。これは年末から1月に掛けて飾る"ヨールカ"の骨組みと見受けられます。何時の間にか設置工事に着手されたようですが、急速に骨組みが組み立てられているというのでもなく、ゆっくりしたペースで作業が進められているように視えます。昨シーズンの様子を思い出すと、レーニン広場の"ヨールカ"は他所より少し早くから登場していました。

「積雪期が始まる」という雰囲気になり、何処となく"歳末"という空気感も出て来ました。

ナイトブルーが見え始める頃...:レーニン広場(2018年11月15日)

日没の時刻を過ぎ、街灯が灯り始めるようになり、少しだけ時間が経つと空の色は随分と大きく変わります。

↓午後6時20分を過ぎた頃です。
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↑沈んでしまった夕陽の残照が影響を及ぼす範囲が急速に縮小し、空の広い部分が"ナイトブルー"に切り替わり始めます。未だ「ハッキリとナイトブルー」とも言い悪い、"蒼"が多少強い、独特な色合いが視えて、暫し足を停めて眺めていました。

このレーニン広場の様子が視えるのは、ユジノサハリンスク市行政府本庁舎の前です。何時の間にか「小さな変化」が在りました。

ユジノサハリンスク市行政府本庁舎の前、少し広い歩道にはベンチとゴミ箱が据えられています。これらは積雪期には撤去され、春になるとまた設置されます。この程、このベンチとゴミ箱が撤去されました。

この場所を通り掛かると、そのベンチに腰を下ろして一息入れることが多かったのですが、「何時もの調子で...」とベンチが在る辺りを視ると、撤去されてしまっていた訳です。

朝の気温が「0°C以下」という日が目立つようになり、「間も無く積雪シーズン」という状況ではあります。しかし、降雪は免れています。「雪がチラチラ?」というように見えた日が無かったということでもないのですが、積雪シーズン到来を思わせる「辺りが多少白くなる」という程度にもなっていません。

昨年の同時期、11月半ばを振り返ると、既に「降った...融けた...」が何度か見受けられ、融けた雪の水が変な箇所で凍っていて、予期せぬ形で足を滑らせるという危なっかしい状態も在りました。今季は、未だそういう状況も見受けられません。個人的には「凍って、危なっかしい」が見受けられないのは、大変に好いと思っていますが。

今季は、少しゆったりとしたペースで"冬"へ向かっている感です。

遅めな夜明と噴水の水...:<チェーホフセンター>前(2018年11月14日)

↓東寄りな空が明るい感じになり、雲が独特な色彩を帯びていました。未だ"夜間"の照明が消えていない状況下、「凄く好い感じ!」と足を停めました。
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↑腕時計に眼を落せば、午前8時少し前で、少しずつ通り過ぎる車輛や通行人が増え始めています。"夜間"の照明に浮かび上がるのは、劇場の<チェーホフセンター>です。

「ユジノサハリンスクの午前8時」は「稚内(=日本時間)の午前6時」です。11月も半ばで、朝の明るくなる時間帯がかなり遅めになっています。

↓<チェーホフセンター>の建物正面側に廻ってみました。
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↑硝子張りの部分に、通りを挟んだ向かいに建つサハリン州政府本庁舎の様子が映り込んでいます。

<チェーホフセンター>の建物正面側には噴水が据えられていますが、既に水が抜かれて"冬季"の態勢です。10月から11月に暦が変わるような頃、各所でこうした措置が講じられていたようでした。既に紅葉した葉が残っている木の方が少数派で、加えて噴水のようなものが「冬季態勢」で、「いよいよ冬か?」という感です。

ユジノサハリンスクでは、この画のような「明るくなる前の朝早く」という時間帯には、「0°C以下」という日が多くなっています。他方、少し前に降水が見受けられた日には気温が偶々少しだけ上っていて"雨"だったので、何となく「雪が遅れている?」というような気もします。昨年を振り返ると、11月半ば辺りで既に雪が降ったり融けたりという感で、雪解けの水分が凍って、妙な箇所がテカテカになっていたというような場面も見受けられました。そういう「多少危ない場合も...」を免れているので、雪が遅れていることは然程気になりません。

この時季、午前8時で薄暗い訳ですが、「朝日の光で面白い様子になる空」を観ることが出来る機会が拡がっているとも考えられる訳で、こういうのも「悪くない...」と思う昨今です。