「温室育ち」...(2018年02月22日)

↓稚内市サハリン事務所の室内の一隅です。
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↑華やぎを覚えると同時に、気持ちが和むような、絶妙な色合いのチューリップです。

偶々、花を頂いて「粗末にも出来ない...」と思い、残念ながら見映えの好い花瓶は無いながらも適当な容器に水を入れて、稚内市サハリン事務所の室内に飾っておきました。

マダマダ、戸外で花が咲いている様子が見受けられる時季は遠い感ではあるのですが、美しいチューリップが飾られると「小さな春が訪れた」というような、軽やかな気分になることが出来るというものです。

このチューリップですが、ユジノサハリンスクに在る温室で栽培されているモノであるということです。

ユジノサハリンスクに限らず、ロシア各地の街の人達の間では、3月8日の<女性の日>に「女性に花を贈る」という慣行が在ります。事業所等で花を用意して事業所の部内や関係先の女性に花を贈るというようなことも、個人の次元で祖母、母、娘、姪と女性の家族や女性の友人に花を贈るということも行われます。そんな訳で贈答用の花卉は、サハリンも含めたロシア各地で「大需要期」ということになっています。

画のチューリップは、その「大需要期」に販売に供することを念頭に、"フル操業"という状態で温室での栽培が続けられているモノの一部と聞きました。前日に頂いた時点では、少し花弁が丸まっているような感じだったのですが、水に差して一晩置くとふっくらと花が開いて好い状態になって来ました。

↓日本国内でも、国内で栽培されているモノや輸入の花が色々と出回っていますが、この「サハリンの温室で栽培」という花は、そうしたモノと比べても見劣りしない、寧ろ「より良質?」にさえ見える程度の立派なモノです。
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花に関しては、それなりに大きな需要も在るということで「温室栽培」が行われるようになり、それを扱う販売店も開かれていますが、事業を手掛けている皆さんは「増産」と「販売拡大」ということで、色々と模索しながら取組まれているようです。

ユジノサハリンスクで出回っている花ですが、この「温室栽培」のモノも在りますが、多くは「様々な経路でロシア国内に輸入されたモノがロシア国内の物流ルートに乗って届いている」ということになっていると聞きます。

実は、筆者は都合で暫らくユジノサハリンスクを離れるので、戻った時にはこのチューリップは見頃を過ぎてしまっていると思われます。が、室内に花を飾ってみて、非常に感じが好かったので、また花を用意して飾ってみるということもするかもしれません。

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