雪が少ない...:サハリン州郷土博物館(2019年02月20日)

稚内市サハリン事務所が入っているビルには色々なオフィスが入っていて、その各オフィスの関係者の皆さん等、御近所の方と玄関先等で言葉を交わすことが在ります。

「氷点下25°Cを挟む気温」というような、以前に視た「食品加工会社の工場に据えられた冷凍庫の中」というような例以外に比較対象が思い当たらない次元な最低気温を免れ、暫らく経っている昨今です。朝、出くわした御近所の方と「おはようございます」と挨拶を交わした後、御近所の方は言い出しました。

「最近は好い感じで...温かいね...」とです。朝の最低気温は氷点下10°C程度です。「氷点下10°C」を捉まえて「温かい」も奇妙かもしれませんが、少し前の状態を想うと「(相対的)に温かい」のは間違いありません。「少し前が酷い感じでしたから...」と相槌を打ちました。

そうすると"雪"の話題になりました。今シーズンは「普通じゃない?」と思える程度に雪が少ない感じです。

↓2月20日に通り掛かったサハリン州郷土博物館の辺りです。
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↑毎シーズン、独特な形状の建物の前、噴水が設えられている辺りは堆い雪に埋まってしまっていますが、今シーズンは「積雪が始まったような頃」を思わせる感じになっています。

朝早くの氷点下10°Cの中で「温かいね...」と言うのは奇妙にも聞こえますが「このところの1日の様子」という意味では、日中の最高気温が「0°Cを伺う?」という状況で、陽射しで積雪が融けて、最初から少な目な"嵩"が更に少なくなっているということを思うと、「温かいね...」に強い違和感は在りません。そしてユジノサハリンスクは冷たい強風が吹き抜けているのでもないので、最近の状況は「時季としては温かい」という位に思えることも在ります。

↓博物館の敷地の西寄りからの気に入っている眺めです。
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↑屋外展示の大砲の辺り、地面から雪が消えて、雪が無い時季に視えるコンクリートが視えています。

「積雪の具合」ということで考えると、「例年の3月半ば位の積雪量?或いはそれより少ない?」という感です。

こういうように「雪が少し融ける」ということになると、「雪解け水」が地面に流れ出て、夜から早朝の低温で不規則に凍るという現象が起きます。上の写真の屋外展示の辺りのように、雪が無い時季と変わらない様子なら問題は無いのですが、「中途半端に凍結箇所が散見」ということになると、思わぬ形で足を滑らせてしまう場合も在るので、戸外を歩き廻る時には「益々の注意」が必要であると思います。

「氷の季節」はもう少し続くことでしょう。

↓季節毎の、サハリン州郷土博物館辺りの様子は下記で御覧頂けます。また最初の方では博物館の展示に関しても御紹介しています。
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