<ヴォストーク65> リーグ戦12連勝!!!:バスケットボール<スーパーリーグ>(2019年01月27日)
少しずつ「残り試合が少なくなって...」という感ではありながら、マダマダ最後まで目が離せないバスケットボール<スーパーリーグ>です。
<ヴォストーク65>は、モスクワの<MBA>(エムベーアー)を迎えて対戦します。
<MBA>(エムベーアー)は「Молодежная Баскетбольная Ассоциация(マラヂョージナヤ バスケトボリナヤ アソツィアーツィア)」を略して「МБА(エムベーア―)」という訳です。「青少年バスケットボール協会」というような意味合いの名称で、2011年に設立され、2013年から競技団体の公認を受けて各種のリーグ戦にチームを参加させるようになりました。当初は女子チームとジュニアチームのリーグ戦に<MBA>のチームが参加し、その後は男子のリーグにも参加しています。<スーパーリーグ>に参加のプロチームから、ジュニアチームまで、幅広い年代の各レベルの男女のリーグ戦にチームを送り出す<MBA>は、モスクワでもなかなかに活発な活動で知られているようです。
<スーパーリーグ>に参加の<MBA>ですが、21試合終了時点で8勝13敗で13位です。未だ残り試合の結果次第で、プレイオフへの滑り込みも在り得る状態です。
この<MBA>の関しては「大事な情報」が在ります。<ヴォストーク65>のリーグ戦での「3敗」の1つは、この<MBA>との対戦でした。<ヴォストーク65>の各選手が、インタビューでその時点までのリーグ戦を振り返るコメントを求められると、「悔しい試合」としてモスクワでの対<MBA>戦を挙げています。そういう意味で、<ヴォストーク65>としては「借りを返す」というような感も在るのかもしれません。
↓試合会場には、これまでは無かった<ヴォストーク65>各選手の大きなバナーが飾られるようになっていました。
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↓試合前の練習ですが、#3 カーマイン・ミッチェルが前の試合に続いて欠場です。黄色のポロシャツ姿でチームメイト達の練習の様子を視ていましたが、少し寂しそうです。
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↑それでもリーグ戦の終盤には、目下上位に名を連ねる各チームとの対戦が続き、加えてプレイオフも在ることから、「コンディションを整える」ということも必要な訳です。
↓日曜日の開催で、オープニングには子ども達の参加が在りました。元気な子ども達が、何時ものダンスチームやマスコットの<ティム>と共演しました。
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そしていよいよ試合開始です。
第1クォータは#17 アルチョム・ヤコヴェンコのパスを受けた#27 ダニール・アクショーノフが、場内から大歓声の起こる3点シュートを見事に決めた場面から動き出しました。そして5対4と<ヴォストーク65>が<MBA>に1点リードという形になった後、<ヴォストーク65>ばかりが「半ば一方的に加点する」というように試合が推移します。7分過ぎに18対9と<ヴォストーク65>のリードが拡がりましたが、<MBA>が得点出来ない間に<ヴォストーク65>が更に加点し、第1クォータは23対9と<ヴォストーク65>が大きなリードを奪います。
第2クォータに入ると、<MBA>は態勢を立て直して得点を伸ばし始めますが、<ヴォストーク65>の側でも離されないように加点を続けます。第2クォータは19対20と<MBA>が少しだけ先行するのですが、第1クォータの点差を眼に見えて縮めるには至らず、42対29で前半を終えることになりました。
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第3クォータも、少しでも点差を縮めようとする<MBA>に対して、<ヴォストーク65>側が点差を余り縮められないように加点を続けるという状況が続きました。第3クォータは25対24と<ヴォストーク65>が1点先行で、試合は67対53となりました。
この位の点差になれば「かなり目立つ連続得点」という場面が無ければ、追う側は簡単に追い付けない訳ですが、第4クォータに至っても追う<MBA>に対して<ヴォストーク65>も加点を続け、点差は縮まりません。第4クォータそのものは20対21と<MBA>が先行したのですが、試合は87対74で<ヴォストーク65>が勝利です。
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試合終了2分前位に、会場から出て行く人達も少し目に付いた、「勝敗が見え易い点差」という展開でした。第2クォータから第4クォータは競り合った感じになりましたが、第1クォータで<ヴォストーク65>が<MBA>を圧倒してしまい、それで決着してしまったような感です。
2点シュートの成功率は、<ヴォストーク65>の46.7%(21/45)に対して<MBA>が53.3%(24/45)と勝っています。が、3点シュートの成功率は<MBA>が14.8%(4/27)だったのに対して<ヴォストーク65>は57.9%(11/19)でした。<ヴィストーク65>の3点シュート成功率は少し驚きます。
バスケットボールのコート上での攻防では、互いに相手を牽制して、"ショットクロック"のルールも在る中で「シュートを"打つ"のではなく"打たされる"」という状況に相手を陥れ、得点機会を奪おうとする側面が在る訳です。<MBA>は苦しくなって"打たされる"という3点シュートばかりだったのに対し、<ヴォストーク65>は"打つ"という意図で巧く狙った3点シュートが多かったということなのでしょう。更に言えば、3点シュートを7本打って5本決めた、#27 ダニール・アクショーノフのような「絶好調!」という選手が在ったという要素も在るかもしれません。2点シュートに関しては、<MBA>側は「確度の高いダンク」というようなスタイルのシュートが少し目立ったので、その分で成功率が向上しているように見えます。
リバウンドでは<ヴォストーク65>の37に対して<MBA>が39と少しだけ上回っています。"ディフェンシブ"のリバウンドは28対25で<ヴォストーク65>が優位ですが、"オフェンシブ"は9対14で<MBA>が優位です。この"オフェンシブ"のリバウンドですが、<MBA>は外れてしまったシュートをゴール下の選手が何とか押し込んで得点に持って行くようなプレイを多く見せていましたが、そういう場面でボールを取った分がこの数字の差になっているのだと見受けられます。
ユジノサハリンスク開催の試合は、同じ日にロシア全土の方々で開催される試合の中では「最も早く開催」ということになります。他チームの状況については、ユジノサハリンスクで<ヴォストーク65>が試合を終えた後、時差の在る方々の様子が伝わって来るということになります。22試合で19勝3敗と<ヴォストーク65>は首位を護っています。2位の<サマーラ>が17勝5敗、3位の<テンプ・スームズUGMK>が16勝5敗、4位の<スパルターク>が15勝6敗です。以下<ノヴォシビルスク>と<スパルターク・プリモーリェ>が13勝9敗、<ブレヴェストニク>、<ウラルマシ>、<ウラル>が12勝9敗で続いています。
この後、<スパルターク・プリモーリェ>や<ノヴォシビルスク>、<テンプ・スームズUGMK>との対戦は未だ在ります。更に2位の<サマーラ>との対戦はレギュラーシーズンの最後に組まれています。
<ヴォストーク65>は連勝を12に伸ばしています。この勢いは何処まで続くのか、注目しなくてはならないでしょう。
<ヴォストーク65>は、モスクワの<MBA>(エムベーアー)を迎えて対戦します。
<MBA>(エムベーアー)は「Молодежная Баскетбольная Ассоциация(マラヂョージナヤ バスケトボリナヤ アソツィアーツィア)」を略して「МБА(エムベーア―)」という訳です。「青少年バスケットボール協会」というような意味合いの名称で、2011年に設立され、2013年から競技団体の公認を受けて各種のリーグ戦にチームを参加させるようになりました。当初は女子チームとジュニアチームのリーグ戦に<MBA>のチームが参加し、その後は男子のリーグにも参加しています。<スーパーリーグ>に参加のプロチームから、ジュニアチームまで、幅広い年代の各レベルの男女のリーグ戦にチームを送り出す<MBA>は、モスクワでもなかなかに活発な活動で知られているようです。
<スーパーリーグ>に参加の<MBA>ですが、21試合終了時点で8勝13敗で13位です。未だ残り試合の結果次第で、プレイオフへの滑り込みも在り得る状態です。
この<MBA>の関しては「大事な情報」が在ります。<ヴォストーク65>のリーグ戦での「3敗」の1つは、この<MBA>との対戦でした。<ヴォストーク65>の各選手が、インタビューでその時点までのリーグ戦を振り返るコメントを求められると、「悔しい試合」としてモスクワでの対<MBA>戦を挙げています。そういう意味で、<ヴォストーク65>としては「借りを返す」というような感も在るのかもしれません。
↓試合会場には、これまでは無かった<ヴォストーク65>各選手の大きなバナーが飾られるようになっていました。
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↓試合前の練習ですが、#3 カーマイン・ミッチェルが前の試合に続いて欠場です。黄色のポロシャツ姿でチームメイト達の練習の様子を視ていましたが、少し寂しそうです。
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↑それでもリーグ戦の終盤には、目下上位に名を連ねる各チームとの対戦が続き、加えてプレイオフも在ることから、「コンディションを整える」ということも必要な訳です。
↓日曜日の開催で、オープニングには子ども達の参加が在りました。元気な子ども達が、何時ものダンスチームやマスコットの<ティム>と共演しました。
V65 27JAN2019 (3).JPG
そしていよいよ試合開始です。
第1クォータは#17 アルチョム・ヤコヴェンコのパスを受けた#27 ダニール・アクショーノフが、場内から大歓声の起こる3点シュートを見事に決めた場面から動き出しました。そして5対4と<ヴォストーク65>が<MBA>に1点リードという形になった後、<ヴォストーク65>ばかりが「半ば一方的に加点する」というように試合が推移します。7分過ぎに18対9と<ヴォストーク65>のリードが拡がりましたが、<MBA>が得点出来ない間に<ヴォストーク65>が更に加点し、第1クォータは23対9と<ヴォストーク65>が大きなリードを奪います。
第2クォータに入ると、<MBA>は態勢を立て直して得点を伸ばし始めますが、<ヴォストーク65>の側でも離されないように加点を続けます。第2クォータは19対20と<MBA>が少しだけ先行するのですが、第1クォータの点差を眼に見えて縮めるには至らず、42対29で前半を終えることになりました。
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第3クォータも、少しでも点差を縮めようとする<MBA>に対して、<ヴォストーク65>側が点差を余り縮められないように加点を続けるという状況が続きました。第3クォータは25対24と<ヴォストーク65>が1点先行で、試合は67対53となりました。
この位の点差になれば「かなり目立つ連続得点」という場面が無ければ、追う側は簡単に追い付けない訳ですが、第4クォータに至っても追う<MBA>に対して<ヴォストーク65>も加点を続け、点差は縮まりません。第4クォータそのものは20対21と<MBA>が先行したのですが、試合は87対74で<ヴォストーク65>が勝利です。
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試合終了2分前位に、会場から出て行く人達も少し目に付いた、「勝敗が見え易い点差」という展開でした。第2クォータから第4クォータは競り合った感じになりましたが、第1クォータで<ヴォストーク65>が<MBA>を圧倒してしまい、それで決着してしまったような感です。
2点シュートの成功率は、<ヴォストーク65>の46.7%(21/45)に対して<MBA>が53.3%(24/45)と勝っています。が、3点シュートの成功率は<MBA>が14.8%(4/27)だったのに対して<ヴォストーク65>は57.9%(11/19)でした。<ヴィストーク65>の3点シュート成功率は少し驚きます。
バスケットボールのコート上での攻防では、互いに相手を牽制して、"ショットクロック"のルールも在る中で「シュートを"打つ"のではなく"打たされる"」という状況に相手を陥れ、得点機会を奪おうとする側面が在る訳です。<MBA>は苦しくなって"打たされる"という3点シュートばかりだったのに対し、<ヴォストーク65>は"打つ"という意図で巧く狙った3点シュートが多かったということなのでしょう。更に言えば、3点シュートを7本打って5本決めた、#27 ダニール・アクショーノフのような「絶好調!」という選手が在ったという要素も在るかもしれません。2点シュートに関しては、<MBA>側は「確度の高いダンク」というようなスタイルのシュートが少し目立ったので、その分で成功率が向上しているように見えます。
リバウンドでは<ヴォストーク65>の37に対して<MBA>が39と少しだけ上回っています。"ディフェンシブ"のリバウンドは28対25で<ヴォストーク65>が優位ですが、"オフェンシブ"は9対14で<MBA>が優位です。この"オフェンシブ"のリバウンドですが、<MBA>は外れてしまったシュートをゴール下の選手が何とか押し込んで得点に持って行くようなプレイを多く見せていましたが、そういう場面でボールを取った分がこの数字の差になっているのだと見受けられます。
ユジノサハリンスク開催の試合は、同じ日にロシア全土の方々で開催される試合の中では「最も早く開催」ということになります。他チームの状況については、ユジノサハリンスクで<ヴォストーク65>が試合を終えた後、時差の在る方々の様子が伝わって来るということになります。22試合で19勝3敗と<ヴォストーク65>は首位を護っています。2位の<サマーラ>が17勝5敗、3位の<テンプ・スームズUGMK>が16勝5敗、4位の<スパルターク>が15勝6敗です。以下<ノヴォシビルスク>と<スパルターク・プリモーリェ>が13勝9敗、<ブレヴェストニク>、<ウラルマシ>、<ウラル>が12勝9敗で続いています。
この後、<スパルターク・プリモーリェ>や<ノヴォシビルスク>、<テンプ・スームズUGMK>との対戦は未だ在ります。更に2位の<サマーラ>との対戦はレギュラーシーズンの最後に組まれています。
<ヴォストーク65>は連勝を12に伸ばしています。この勢いは何処まで続くのか、注目しなくてはならないでしょう。
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