<ヴォストーク65>VS<ノヴォシビルスク>:プレイオフ 1/4ファイナル 第1戦:バスケットボール<スーパーリーグ> 2018-19 シーズン (2019年03月24日)

ロシア国内のバスケットボールリーグ戦<スーパーリーグ>はレギュラーシーズンを終え、優勝を賭けて競う<プレイオフ>に突入しました。

新規参入ながら「30試合で26勝」という驚くべき成績でレギュラーシーズンを終えたユジノサハリンスクの<ヴォストーク65>も<プレイオフ>に臨みます。

↓<プレイオフ>のあらましは既に御紹介したとおりです。
>><ПЛЕЙ-ОФФ>(プレイオフ):バスケットボール<スーパーリーグ> 2018-19 シーズン (2019年03月19日)

レギュラーシーズン1位の<ヴォストーク65>は、8位の<ノヴォシビルスク>を迎えて<プレイオフ>の長い戦いに突入です。

レギュラーシーズンを振り返れば、<ヴォストーク65>が「最大点差の敗戦」を喫した相手が<ノヴォシビルスク>(2018年11月23日 85対68の敗戦)であり、「最大点差の勝利」の相手も<ノヴォシビルスク>(2019年02月28日 98タイ74の勝利)で、何か「因縁深い?」というような感です。

実は2月28日に<ノヴォシビルスク>がユジノサハリンスクにやって来た時には、負傷欠場の選手が在ってベストメンバーではなかったという話しが在ります。このプレイオフという局面でメンバーも揃い、「好い状態」でやって来たという情報が出ていました。

<スーパーリーグ>では多くのチームで外国出身選手が活躍しています。2人が出場出来ることになっています。が、その限りでもなく、ロシア国内の選手だけがプレイしているチームも見受けられます。<ノヴォシビルスク>は、そうしたロシア国内の選手だけがプレイしているというチームの一つです。そして確りとプレイオフに進出しています。<ノヴォシビルスク>は、殆ど毎年のようにプレイオフ進出を果たしていて、「実力派の選手を擁する試合巧者」という感のチームと見受けられます。

長いレギュラーシーズンの後の、これもまた長い<プレイオフ>の最初の試合というものは、「新たな開幕」という感さえ漂うものです。アリーナでは、何時ものダンスチームの他にもダンサーが入る、普段の試合よりも華やいだ演出が入って試合開始です。

V-65_24MAR2019 (1).JPG

第1クォータが始まり、最初に得点を挙げたのは<ノヴォシビルスク>でした。<ノヴォシビルスク>の攻撃が成功した他方、<ヴォストーク65>はなかなか攻撃が成功しません。2対7と先行を許してしまい、<ヴォストーク65>が追う展開です。7分57秒の得点で18対19に迫り、僅差の競り合いという感になって行きます。8分57秒に至って22対21と<ヴォストーク65>は逆転し、第1クォータ終了近くに加点し、24対21で第2クォータへ進みました。

V-65_24MAR2019 (2).JPG

第2クォータも<ノヴォシビルスク>が先取点です。僅差での競り合いが続き、何方かが抜け出すというような感にはならず、リードも何度も入れ替わりました。第2クォータそのものは19対16と<ヴォストーク65>が僅かに先行で、前半は43対37となり、勝負を後半に預けた感でした。

V-65_24MAR2019 (3).JPG

第3クォータでは<ヴォストーク65>が先取点でした。<ヴォストーク65>が得点し、<ノヴォシビルスク>が追うというような感になりました。47対42となった後、<ヴォストーク65>ばかりが得点で57対42にまで点差が拡がりました。この辺りで<ヴォストーク65>は優位に立ってしまった感で、第3クォータは23対14と<ノヴォシビルスク>を抑え込みながら加点し、66対51としました。

V-65_24MAR2019 (4).JPG

第4クォータの序盤は、第3クォータの勢いを持ち越した感の<ヴォストーク65>の得点場面から始まりますが、<ノヴォシビルスク>も食い下がって競り合います。第4クォータそのものは17対18で<ノヴォシビルスク>が競り勝ってはいますが、第3クォータまでの点差を埋めるには至らず、実際に「勝敗が視えた」と慌ただしく帰ってしまう観客も目立った状況で、試合は83対69で<ヴォストーク65>が勝利でした。

V-65_24MAR2019 (5).JPG

<ノヴォシビルスク>の2点シュート成功率は55.6%(25/45)、3点シュート成功率は15.0%(3/20)、フリースロー成功率は50.0%(10/20)でした。

<ヴォストーク65>の2点シュート成功率は63.4%(26/41)、3点シュート成功率は26.3%(5/19)、フリースロー成功率は88.9%(16/18)でした。

両チームのリバウンドは共に31でした。スティールは2対4で<ノヴォシビルスク>が優位、ターンオーバーを喫した回数は両チーム共に8回でした。ブロックは5対1で<ヴォストーク65>が決めた場面が眼に留まりました。アシストに関しては18対13で<ヴォストーク65>が優位でした。

観戦していた感では、第3クォータで<ノヴォシビルスク>の側は「雑な感じの攻め」に陥ってしまっていたように視えました。その第3クォータで抜け出すことに成功した<ヴォストーク65>が試合を制した感です。

↓試合終了直後に、この掲示板を何時も視ます。両チームの得点や、各選手の挙げた得点やファウルの状況が判るようになっています。
V-65_24MAR2019 (6).JPG

<プレイオフ>の各試合の中、ユジノサハリンスク開催の試合は、ロシア国内の時差の関係で「最初に始まる試合」ということになります。で、<ヴォストーク65>は「最初に1勝」ということになり、幸先の良いスタートです。<プレイオフ>はマダマダ続きます。

この記事へのコメント