Селёдки(セリョートキ)=ニシン:コルサコフの"老舗"<PINGUIN-BAR>(2018年11月17日)

色々な国や地域に「酒を造って嗜む」という文化が在る訳ですが、酒と併せて「定番な肴」というモノも発展します。

コルサコフには、「小規模な醸造を行って、出来たビールを供するビアバー、カフェを営む」という、サハリンでは比較的よく見受けられる業態の"草分け"のような存在かもしれない店、<PINGUIN-BAR>が在ります。オーストリアとロシアの合弁企業が運営し、「ドイツの流儀の美味いビール」を醸造し、販売しているのですが、ポピュラーな「定番な肴」も多々提供しています。

↓久し振りに立寄って、こういう具合なモノを頼んでみました。黒ビールと「定番な肴」を愉しみました。
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↑ビールには「ソーセージが合う?」と思って頼んだのですが、同時に「ニシン」も頼みました。ニシンは「大き目な1尾の半身」という感じでヴォリュームが在り、付け合せのジャガイモや豆、更にタマネギも付いて、なかなかに本格的でした。

ロシアでは「塩漬けのニシン」と言えば、「ビールやウォッカの肴はコレ!!」という感じで、なかなかにポピュラーです。サッパリした飲み口のビールには、濃い塩味のニシンが合うということなのでしょう。

北海道では<鰊切込>という、塩辛の一種を頂きますが、ロシアで頂く塩漬けニシンは、何処となくこの<鰊切込>を想起させるモノです。

「拘りの自家醸造ビール」を供する"老舗"の<PINGUIN-BAR>ですが、「定番の肴」であるニシンに関しても、なかなかに大きく立派なモノが供されていました。

↓ポピュラーな肴等の料理に関しては、不慣れな人でもモノをイメージし易いような、写真が入ったメニューで頼むことが出来ます。
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ビールを2杯も頂き、画のようなソーセージやニシンも頼むと、「千ルーブル紙幣を出して釣銭」という按配です。気分的には「何枚か千円紙幣を入れた財布をポケットに押し込んで街へ出て、千円紙幣で釣銭が出るような価格で、道草してビールを1杯頂いた」というような感じです。

こういう具合に、「手軽に"定番"な感じのモノを愉しむ」という場所は、サハリンの街には存外に多く在ります。

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