集合住宅の間の広場に据えられた児童向け遊具:雨交じりの夕方に...(2018年07月15日)

↓外を歩くのが鬱陶しい程度の強い雨でもないのですが、雨交じりな夕方の、集合住宅が集まっている辺りの広場です。
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↑児童向けの遊具は、筆者が2017年に近所に来た際には既に同じモノが在りました。が、然程古びては視えないですから、「何年かの間」位に設置されたと見受けられる遊具です。

こんな遊具の在る辺りで、雪が無い季節には近隣の子ども達が遊んでいる様子がよく見受けられます。小雨模様な中でも、何人かの子ども達が元気に遊んでいました。

そんな様子を、集合住宅の建物の入口辺りで何気なく眺めていました。「多少の雨をものともせずに、元気な子ども達だ...」程度に思っていると、何やら少し大きく「携帯電話の着信音」と思しき音が聞こえました。筆者は、極近所に飲物を買い求めに出た帰り道で、特段に携帯電話をポケットに入れていたのでもありませんでした。

「何処の電話だ?」と思えば、筆者が佇んでいた何メートルか前方に居た、日本の感覚で言えば小学3年生位に見えるような女の子が、ポケットから小さな手にはやや大きく見えるスマートフォンを取り出し、何やら応答しています。「判った...」と女の子は言い、大きな声で男の子の名を呼びます。すると、女の子より小さな幼稚園児位の男の子が「どうしたの?」というような顔をして女の子に駆け寄って来ました。「ママがね...もう帰って来なさいって...行くよ!」と女の子は男の子に言いました。2人は姉弟だったようです。この姉弟は、集合住宅の入口の辺りから中に入って帰宅して行きました。

夕方に子ども達が外で遊んでいて、保護者が「帰って来い!もう夕方の帰って来る時間だ!」と呼ぶというのは、相当な昔から普通に在ることであると思います。が、「小さな手に大きく見えるスマートフォン」に、その旨の電話が入って、お姉ちゃんが弟を呼んで一緒に帰っているという様子を視て、「そういう"時代"なのか?!」と多少驚きました。

実を言えば、ユジノサハリンスクの住まいの辺りで、児童向けの遊具も在る広場で子ども達が遊んでいる様子を視ることは頻繁に在るのですが、稚内の住まいの辺りでは、極近所の保育園に出入りする子ども達を少し見掛ける位で、「夕方に保護者が"帰って来い"と子ども達を呼ぶ」という場面を視たことがありません。日本国内でも、「スマートフォン??」と一寸考えていました。

それにしても、筆者自身が小学生位の頃であれば、スマートフォンのように「常時携帯して映像が映るようなモノ」と言えば、特撮ヒーローのドラマで「大怪獣や宇宙人に立ち向かう〇〇隊」の隊員達が持っているような「空想の道具」だったと思います。そんなモノを、現在では小さな子ども達でも常用している訳です。そしてそういう様子を、ユジノサハリンスクで目撃したのです。何となく複雑な気分です。

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