<草月流 生け花>のクドリャショーワ常任参与への「日本国叙勲伝達式」(2018年07月13日)
サハリンでは「生け花」が存外によく知られています。
ロシアでは、何かと花を贈ることが盛んに行われ、そういう花を綺麗に飾るというようなことへの関心も高いのかもしれません。そういうことと結び付いて、何かの切っ掛けで紹介された「生け花」に関心を寄せる人が多く在るのかもしれません。
↓実は昨年から、「生け花」に関連する催しを、何度かサハリンで視掛けていて、その都度に「そう言えば...稚内では"生け花"に関連する催しというものに足を運んだことも無かった。というより、そういう催しに関して知らずに過ごしていた」等と思っていました。
>><生け花―サハリンでの道程>:草月流の展覧会 オープニング (2017年04月28日)
サハリンでは<草月流 生け花>の活動が少し盛んに行われていますが、その活動の端緒を拓いた、草月流の常任参与であるアレクサンドラ・クドリャショーワ氏が、今年春の叙勲(本年4月29日発表)に際し「ロシアにおける生け花の普及を通じた対日理解への寄与」の功績により<旭日単光章>を受けることとなりました。
この勲章について駐ユジノサハリンスク日本国総領事から伝達が行われることとなり、総領事公邸で催された伝達式に御招きを頂いたので足を運びました。50名程度が場内に犇めき、地元メディアの取材も入った中で伝達式は行われました。
クドリャショーワ氏は、サハリンや他の地域で<草月流 生け花>の活動を展開している他、サハリンでは方々の庭園のコーディネートをする造園家としても高名です。他所とは一味違う、「日本庭園に着想」というスタイルなのです。
伝達式で挨拶に立たれた来賓の皆さんは、この造園家としてのクドリャショーワ氏の功績に口々に言及されていました。よく知られている仕事に<サハリン州郷土博物館>の庭が在ります。これに関しては「地元の住民に留まらず、サハリンを訪れる様々な国や地域の人々に強い印象を残す、"サハリンを代表する名勝"ともなっている」という話題が在りました。
↓こういう具合に、厳かに勲章と証書が伝達されました。
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今般は主にサハリンの関係者が集まった伝達式でしたから、式そのものは証書の朗読が日本語で行われてロシア語に通訳されたという以外、ロシア語のみで進められました。
受章されたクドリャショーワ氏は、込上げる思いを集まった皆さんの前で吐露されていました。
2002年頃に草月流を学び、日本側の関係者の熱心な支援の中で学んだ想い出や、日本とロシアとでは互いの芸術に互いに関心を寄せる共通項が在るということに気付いたことから始まり、次第に活動の輪が拡がり、色々な人達の協力を得たことに言及されていました。
↓今般はクドリャショーワ氏による生け花作品が会場内を彩っていました。
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クドリャショーワ氏が端緒を拓いた<草月流 生け花>の活動ですが、サハリンだけではなく、エカテリンブルグやソチでも盛んになっていて、各々が"独立的グループ"として活動を展開出来るまでになって来たそうです。ソチに在っては、児童生徒の課外活動に生け花が取り入れられ始めているそうです。
生け花に魅せられ、それを学んで普及の道筋を拓いたクドリャショーワ氏ですが、彼女が蒔いた種は日ロ友好の花を咲かせ始めていると言えると思います。
ロシアでは、何かと花を贈ることが盛んに行われ、そういう花を綺麗に飾るというようなことへの関心も高いのかもしれません。そういうことと結び付いて、何かの切っ掛けで紹介された「生け花」に関心を寄せる人が多く在るのかもしれません。
↓実は昨年から、「生け花」に関連する催しを、何度かサハリンで視掛けていて、その都度に「そう言えば...稚内では"生け花"に関連する催しというものに足を運んだことも無かった。というより、そういう催しに関して知らずに過ごしていた」等と思っていました。
>><生け花―サハリンでの道程>:草月流の展覧会 オープニング (2017年04月28日)
サハリンでは<草月流 生け花>の活動が少し盛んに行われていますが、その活動の端緒を拓いた、草月流の常任参与であるアレクサンドラ・クドリャショーワ氏が、今年春の叙勲(本年4月29日発表)に際し「ロシアにおける生け花の普及を通じた対日理解への寄与」の功績により<旭日単光章>を受けることとなりました。
この勲章について駐ユジノサハリンスク日本国総領事から伝達が行われることとなり、総領事公邸で催された伝達式に御招きを頂いたので足を運びました。50名程度が場内に犇めき、地元メディアの取材も入った中で伝達式は行われました。
クドリャショーワ氏は、サハリンや他の地域で<草月流 生け花>の活動を展開している他、サハリンでは方々の庭園のコーディネートをする造園家としても高名です。他所とは一味違う、「日本庭園に着想」というスタイルなのです。
伝達式で挨拶に立たれた来賓の皆さんは、この造園家としてのクドリャショーワ氏の功績に口々に言及されていました。よく知られている仕事に<サハリン州郷土博物館>の庭が在ります。これに関しては「地元の住民に留まらず、サハリンを訪れる様々な国や地域の人々に強い印象を残す、"サハリンを代表する名勝"ともなっている」という話題が在りました。
↓こういう具合に、厳かに勲章と証書が伝達されました。
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今般は主にサハリンの関係者が集まった伝達式でしたから、式そのものは証書の朗読が日本語で行われてロシア語に通訳されたという以外、ロシア語のみで進められました。
受章されたクドリャショーワ氏は、込上げる思いを集まった皆さんの前で吐露されていました。
2002年頃に草月流を学び、日本側の関係者の熱心な支援の中で学んだ想い出や、日本とロシアとでは互いの芸術に互いに関心を寄せる共通項が在るということに気付いたことから始まり、次第に活動の輪が拡がり、色々な人達の協力を得たことに言及されていました。
↓今般はクドリャショーワ氏による生け花作品が会場内を彩っていました。
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クドリャショーワ氏が端緒を拓いた<草月流 生け花>の活動ですが、サハリンだけではなく、エカテリンブルグやソチでも盛んになっていて、各々が"独立的グループ"として活動を展開出来るまでになって来たそうです。ソチに在っては、児童生徒の課外活動に生け花が取り入れられ始めているそうです。
生け花に魅せられ、それを学んで普及の道筋を拓いたクドリャショーワ氏ですが、彼女が蒔いた種は日ロ友好の花を咲かせ始めていると言えると思います。
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