レーニン広場:「5月9日」に向けた展示車輛の準備(2018年05月08日)

西の空に夕陽が沈もうとしていたような頃、「やや遅めな軽食を摂ろう...」と戸外へ出ました。

朝から日中は曇天で小雨が交じっていましたが、夕刻に晴れて来たという感で、雲が少なくなった空が西日の光で複雑な色彩を見せているような状況でした。

↓レーニン広場の辺りで、思わず足を停めました。
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↑物々しい戦車が在ります。「往年の車輛」というようなモノではなく、何れも「現役」と見受けられるモノです。

翌日の「5月9日」は第2次大戦期の対独戦終戦の日ということで、大掛かりなパレードや、その他の催事が在るのですが、軍用車両を広場に展示するというのもそうした催事の一つです。

レーニン広場でも、軍関係の皆さんが運び込んだ―一部は普段在る場所から、普通に走行して来たように見受けられますが―車輛を据えて、汚れを落とすような作業をしていました。或いは、そういう作業が段落していた感にも視えました。

↓傍を普通に通行人が通り過ぎて行きます。
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↑記念写真を撮っているような人達も多く見掛けました。

↓幾つかの車輛の中、この主力戦車は一際迫力が在りました。大きさは、別な場所に在る「往年の重戦車」よりも小ぶりに視えます。
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↑「往年の重戦車」よりも小ぶりに視えるものの、戦車砲は往年のモノよりも口径が大きいように視えます。扁平で丸みを帯びた戦車砲の砲塔に角張ったモノが貼り付いていますが、確かこれは被弾した時に弾け飛んで車体等への損傷を軽減する仕掛けだった筈です。無限軌道(キャタピラ)の上辺りには、着脱が或る程度自在に出来る追加装甲も視えます。

ということで、何やら戦車を眺め入ってしまいましたが、戸外に出た目的であった軽食に向かうことにしました。

↓何時の間にか日が沈み、レーニン広場は不思議な光景になっています。
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この後、真っ暗になって以降も関係者が車輛の警備で何人か辺りに佇んでいました。

この種のモノが街の中に出て来るというのも、「ロシアのこの時季らしい」様子なのかもしれません。

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