ケーキ:<メーリニッツァ>と<プチーチェ・マラコ―>(2017年05月04日)

近年、ユジノサハリンスクへ寄る都度に「カフェが増えている...」という感じがします。

以前から「創業当時はパンやケーキの製造販売で、そのうちに"ベーカリー・カフェ"的な業態になり、やがてコーヒー等の扱いが増え...」というような感じで様子を見ていました。今般、ユジノサハリンスク市内で「ここ?この店が在ったか?何時の間にか...」と店舗が増えているだけではなく、「コルサコフ出店!」というような例まで見るようになりました。

コーヒーを頂くのが好きで、またケーキ類も好きな筆者としては、こういう状態は悪いことではありません。大歓迎です。

この種の店で、コーヒーは店舗内で頂くことも出来れば、持ち帰りも出来ます。ケーキ類も同様です。

↓こういうケーキを頂いてみました。
ケーキ(2017.05 (2).JPG
↑右の赤いジャムのようなモノが載った丸い方が<メーリニッツァ>で、左の四角いチョコレートクリームが拡がっている方が<プチーチェ・マラコ―>です。

<メーリニッツァ>はスポンジケーキ状の台座のようなモノを、白くて甘みが余り無い感じのプリン状のモノが包み込むかのように丸く型が整えられ、そこに適度に甘い赤いベリー系のジャムが載っています。フォークで上から刺して崩すようにしてすくい、赤い部分と白い部分が交じった感じになると「かなり美味い!」感じです。これは1個95ルーブルです。

<プチーチェ・マラコ―>というのは、チョコレート菓子に在るのですが、プリンのようなモノをチョコレートで包むようにして四角く成形した菓子です。或いはそれを参考にしたケーキと見受けられ、チョコレート風味のスポンジケーキを台座に、白いアッサリしたプリン状のモノを載せ、上部は表面がテカテカする感じでチョコレートが拡がっています。甘過ぎないチョコレートクリームが、アッサリしたプリン状の部分と交わって、なかなかに秀逸です。これは1個56ルーブルです。

或いは「何年か前より、若干の値上げ?」とも思えるのですが、これにコーヒーを組み合わせて、何となく「500円ワンコインの前後...のようなものか...」と楽しむことが出来ます。これがユジノサハリンスクの社会の中で、どういうような価値なのかは判り悪いですが、地元の人達が大勢店に寄っていることや店舗数が増えていることを思うと、販売価格は妥当なところなのでしょう。

↓店舗でケーキを頂く場合は、こういう雰囲気です。
ケーキ(2017.05 (1).JPG

そしてこの種の店は、スーパーのチェーン店と資本関係が在る場合も見受けられ、当該のスーパーのチェーン店で一部の人気ケーキが持ち帰り専用で売られている例も見受けられます。

1990年代の前半辺りには「ロシアでは美味いコーヒーに出くわし悪い」と言われていたことを時々思い出しますが、現在では「美味いコーヒーには事欠かない」感じです。日本国内の色々な街に立ち寄って動き回ると、筆者は「その辺のコンビニでコーヒーを求めながら動く」ということをよくやってしまいますが、ユジノサハリンスクでもそれに近い感じで動けそうに思えます。

コーヒーに関しては、稚内や他の日本国内の都市とユジノサハリンスク市内とに大差は無いかもしれませんが、「ケーキ等の手軽さ」では寧ろユジノサハリンスク市内に軍配が上がるかもしれません。そして、この記事で御紹介したモノの他にも色々と在るので、好いケーキに出会ってみたいものです。

この記事へのコメント